ブレイディみかこのレビュー一覧

  • ワイルドサイドをほっつき歩け ――ハマータウンのおっさんたち

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    ぼくはホワイトでイエローでちょっとブルー のおっさん版だ、とあったけど、くたびれ感がありつつも確かに同じ空気が漂ってる。大人になったって、迷うし間違うし悩みながら暮らしてる。おんなじだなあと思うところも、お国柄ってあるんだなあというところも、いろいろあって面白かった。

    医療へのアクセスの差異、何が正解ってものでもないけど、日本式に慣れていると、イギリスで病気になると大変そうだな…と思ってしまった。
    あと、ビールからスパークリングワインへ嗜好が変化してるっていう話に驚き。そもそもノンアルコール派が増えているっていうのは、全世界的なものなのか?喫煙と同様、酒飲みも肩身の狭くなる時代が来るのかな…

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    2026年06月29日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    イギリスで学校に通う東洋人ハーフとして生きる息子の体験を母親目線でまとめたエッセイ。
    自分の海外経験と重ねながら読んで共感したり、その経験の裏側も知れて良かったと思う。

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    2026年06月17日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    他者の立場で考えることを疎かにしていないか。人は完璧でなく間違いを認め変化できる可能性を忘れてはならない。何かを語れるほど自信はないが、無関心でなく「無知である」自覚を持ち続けていたい。fightとstruggleの違い。自分とのシスターフッド。

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    2026年05月17日
  • 両手にトカレフ

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    ミア(私)とチャーリー(弟)を取り巻く環境(イギリス)、並行して語られる金子文子の凄まじい境遇(日本・朝鮮)、何れも毒親の犠牲者たち。昨日読んだ〝水車小屋のネネ〟と地続きのようだ。

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    2026年05月16日
  • 私労働小説 ザ・シット・ジョブ

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    みかこさんの今作、あともう少しで読み終わるけど、感想を書く。KADOKAWAだったので買うのに躊躇した、個人的にKADOKAWAと幻冬舎の取締役の言動に賛同出来なくてずっと不買してる。
    だけど読みたくて購入。『こどもたちの階級闘争』を読んだ時の様な衝撃はなかったけど、読みました。多分最後まで読むでしょう。いま、英国の日本人向けのスーパーのまかないの仕事でいじめやハラスメントを受けて犬のシットを踏んだ話を読み終わった。
    シット・ジョブ、低賃金なだけじゃない。わたし自身は『清掃のパート』しかまともに出来ないし、働けない。なにかのスキルもない。清掃の仕事もシット・ジョブ。低賃金。賃金も上げてほしい、

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    2026年05月04日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    これ2巻だったのか。
    著者の自伝的小説ということもあり、スルスル読んでいたのだけれど、ラスト『督促ガールの手記』にやられました。
    家族という逃れられない負債を、お仕事小説でぶっこまれると思わなかった。
    読後感が最悪で、でもまあそれがいいのかも。

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    2026年04月29日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    全部うすら後味わるかったが『アジアン・レストランの舞台裏』、『ある見習い掃除人の手引書』、『督促ガールの手記』が特にだった。前2編は移民差別、3つ目は貧困、育ち、などが中心に据えられていることが、読後に浮かび上がってくる。

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    2026年04月25日
  • 両手にトカレフ

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    アナキストが題材ならもう少し社会への抵抗が描かれていて欲しかった。ガールミーツボーイに回収されてしまった感じがする。

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    2026年04月24日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    今まで負債として考えていなかった事が、なるほど実は負債なのだなと思えた。これに縛られてしまうと身動きが取れなくなる。


    負債返済道徳
    借りたものは何があっても必ず返さなければならないという負債返済道徳から人間は解放されなければならない

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    2026年04月09日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    文章が軽快なのに内容は重たい。面白かったが、考えさせられるポイントが多々有った。最終話の負債返済道徳という概念には怖いと思ったが、個人的には、やっぱり借金を返さないのは人でなしという考え方に同意してしまう。

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    2026年03月28日
  • 女たちのテロル

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    3人の女性の生き様を描いた作品。闘った女性というキーワードで繋がる3人で筆者はこの3名を一緒に書きたかったのだろうと思うが、3人の人生それぞれ波乱万丈なのでそれぞれで1作品で書いたほうが分かりやすく、衝撃が大きかったんじゃないかなぁと思った。
    また3人の章がくるくると展開して、文章の最後と最初を同じようなキーワードで繋げてはいるが、読んでいる方としては頭の切り替えが大変だった。
    今、当たり前のことが当たり前ではなかった時代。想像すらしてこなかったことが書かれてあり、とても衝撃を受けた。
    また時間が経ったら再読したい。

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    2026年03月19日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    前作を読んだのが2021年でほぼ5年前。続編のこれ、最近の発行かと思いきや、2021年発行で前作読んだ時点でもう発売されてたんかい!!って思った。
    相変わらず、イギリスは子供の時からLGBTOとか政治について考える機会が多いなぁと実感。あとは、普通の会話とディベートの差がない。友達とか知り合いと話してても自然と深い議論へとつながっていく環境はすごくいいなって思う。まあ、子供の頃から、考える機会があるからこそみんな自分の意見を持って話し合えるんだろうなって思う。日本人同士だと浅い会話で終わるから考えるきっかけがないんだろうな。焦り。

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    2026年03月14日
  • 私労働小説 ザ・シット・ジョブ

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    シット・ジョブ。「くそみたいに報われない仕事」と、その仕事をしている人が自らの仕事を卑下して言う言葉らしい。
    英国ではエッセンシャルワーカーなど人の世話をする職がシット・ジョブと言われがちだったとのこと。

    本書に出てくる登場人物たちも、住み込みで子どもの世話をしていたり、スーパー従業員のまかないだったり、低賃金且つ大変な仕事に就いている。
    読んでいると、鬱鬱としてくる。給金は入るものの、まるで一人の人間として尊重されていないような扱いを受けて、それでも文句も言えない状況が書かれているのだから。

    「職業貴賤はない」などと言われているけれど、そうは言っても皆、口に出さないだけで、意識的に「あの

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    2026年03月11日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    だって今回、ラッキーだったのは僕のほうだから
    「……じゃあ、何か食べようかな。……父ちゃんも、一緒に」
    息子が気を遣って言ったので、わたしは答えた。
    「いいや。父ちゃんには何もやらない」
    僕の身に起きることは毎日変わるし、僕の気持ちも毎日変わる。でも、ライフってそんなものでしょ。

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    2026年02月18日
  • 地べたから考える ――世界はそこだけじゃないから

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    ネタバレ

    いつどのように読ませるか難しいけど、外国、経済的に貧しい状況、観察し考察して文章化するということ(エッセイ)、という諸々を子どもに触れさせたいんだよね。

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    2026年02月10日
  • その世とこの世

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    すごい幸せな往復書簡
    あんまり谷川俊太郎の詩って触れてこなかったんだけた、ずっとなんかいいなってやりとりだった

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    2026年02月06日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後になって、あの日々を折に触れて思い返す。ほんとに大変だった。その最中に発信するのは、かなり勇気や覚悟がいる部分もあっただろうと思う。よく読んでいる著者たちの、その時の考えを読めたのは、貴重だなと思う。

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    2026年01月21日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    前作を5年前に読んで面白かったので2も買って、だいぶ積んでいたがようやく読んだ。もちろん一長一短あるんだろうけど、スピーチのテストやビジネスの授業があるイギリスの教育うらやましいなあと思った。スピーチのテーマも抽象的で明確な答えのないもので、設定された答えにたどり着けていないんじゃないかと怖がりながらスピーチする必要もないんだろうなあと思った。私は今大人になったから、子供の頃こういう教育を受けてたらなあと思うけれど、子供の頃に実際にあったらめっちゃ嫌だったと思う。でも、子供のころからこういう教育を受けていたら、そもそもそういうマインドにもならなかったのかも? とも思う。

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    2025年12月30日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    「私労働小説」シリーズ?2作目の短編集。

    日本や英国の底辺?で働く人々(日本人)。

    作者の人間観察や社会的背景への理解が的確過ぎる。

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    2025年12月25日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    私より10歳ほど年上の作者の20代の頃の仕事の話なので、海外だからそうなのか、昔だからそうなのか、とよくわからない気分になった。
    話自体は興味深かったのだけど。

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    2025年12月17日