ブレイディみかこのレビュー一覧

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    何か学びを得るような体感を本に求めているが、ハウトゥー本は好みじゃない、という私に適した新しいノンフィクション。
    するする読めるが、確かにこの本から大事なエネルギーを得ている感覚。あぁ面白かった!中学生で読めた人はなんて幸福だろう。

    息子の生きる姿勢が素晴らしい、この母にして子ありき。子供は子供じゃない、大人よりも現実と熱心に向き合いすごいスピードで成長していくんだ。1人の人間として尊厳を持ち、学び合う親子。私も一緒に読者として学ばせていただいた。

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    2026年01月09日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    今回は前作と比べて『勇気』『変化』がところどころテーマになっていると感じた。
    日本人への両手を合わせてのお辞儀も、好意がある分指摘するのは妥協してしまう事が多い。しかし、『先に進む』ためには本当にそれが正しいのか、教える勇気も必要ではないか。
    息子が語る「でもライフって、そんなものでしょ。後悔する日もあったり、その繰り返しが続いていくことじゃないの?」それはそうだと思った。ライフ=生活、人生が続くのは案外くるくると変わるところが飽きないからかもしれない。
    勇気と変化、ライフにそれが加わったら、世界はちょっと多様性に無知では無くなるかもしれない。

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    2026年01月09日
  • 両手にトカレフ

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    ノンフィクション…の部分があるよね…。つらいよね。本当に。
    対等に接することを意識して、仕事をしていきたいと思った。
    金子文子も気になる…

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    2026年01月08日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    彼はもうすぐ成人する。
    2019年に中2なら、今は大学生だろうか。
    どんな子になっているだろう?
    彼はどんな思春期を送り、母ちゃんと父ちゃんはどんな風に彼に関わったんだろう。
    隣に越してきて、母子家庭になった2人や、元隣家のお母さん、友達のティムやソウルクイーンはどうなったのかな…

    大変な時代だけど、僕の言葉が沁みる。
    読んで良かった。

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    2026年01月05日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    非常にシビアなエッセイだと読んでいて感じた。可愛い表紙とは裏腹に、現実的な「多様性」がそこにあった。
    「息子」はとても聡明で多視点から物事を見られる人だと感じた。どうやってもルーツの東洋人から切り離せないのに、ハーフは差別だから、ハーフ・アンド・ハーフで1になると言ってみたり。恥ずかしながらハーフが差別用語にあたるものだとは知らなかった。
    終わりに今の僕は「グリーン」という息子に更なる成長を感じた。「未熟」という意味のグリーンは、母、ブレイディみかこさんをちょっとだけ楽な気持ちにさせたかもしれない。
    自分は無知だな、と感じた時に読み返したい。

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    2026年01月03日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    この人の文章力はとにかくすごい。
    EU離脱に関して”地べた”目線で書き上げられた別の本を読んだ際にはその目線の鋭さと優しさに感嘆したが、本書ではさらに中学生の感性にまで寄り添っていている。それでいて、描かれるテーマ・投げかけられる読者への問いは鋭く、何度もハッとさせられた。

    中学生の”ぼく”が、こんなにも洞察に満ちており、時に達観していたり、時に素直に思い悩んでいることを母ちゃんに打ち明けたりととても素敵な少年。
    まさにこの親にしてこの子あり、本当に素晴らしい子育てなのだと思う。きっと、なにものも押し付けず、対等に向き合っているんだろうなと勝手に想像して尊敬する。

    英国に限らず世界の分断は

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    2026年01月01日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日本人しかほぼいない日本という環境が当たり前になってるから、はっとさせられることがたくさん。。

    「じゃあ、どうして多様性があるとややこしくなるの」
    「多様性ってやつは物事をややこしくするし、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ」
    「楽じゃないものが、どうしていいの?」
    「楽ばっかりしていると無知になるから。多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」

    これがぐさりときました

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    2025年12月29日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    『むずかしい女性が変えてきた』『焼き芋とドーナツ』気になる。ドラマ「2034 今そこにある未来」も気になるのに配信もDVDもないなんて…!

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    2025年12月15日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    積読チャンネルでの紹介から読み始めた。
    元々本屋大賞受賞からタイトルは知っていたが、内容がよくわかってなく、食指が動かなかった。

    アイルランド人の連れ合いとの間にできた子供が、イギリスの「元底辺」中学に通い始め遭遇する様々な出来事を、日本人の母ちゃん目線で語られるエッセイ風のノンフィクション。

    子供がおらず、学校生活をエンジョイした口でもないので、学園ものは苦手だか、本作はイギリス社会における人種や性、環境に至る様々な事柄が含まれており、とても興味深く読めた。
    パート2も販売されているようなので、ぜひ読みたい。

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    2025年12月09日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    エンパシーは、小さなことであれば夫婦喧嘩、大きなことなら人種差別のような、いろんな争い、思い込み、決めつけなんかにグラデーションを与えてくれる能力な気がする。

    日常の視界を、少し広くしてくれるような1冊でした!

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    2025年11月30日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    息子さんがいろんな出来事に直面しながらも、しなやかに成長し、深く考えながら自分の軸を模索していくところが、母親であるブレイディさんの視点から描かれていて、イギリスでの差別や格差のリアルを垣間見ると同時に子供の持つ柔軟性に驚いた。
    正直自分の子供時代を振り返ると、人種の違いや親のルーツなどを深く考えることはなかった。幼いうちから周囲の人たちとの関わりの中で自分という存在について考えを巡らす息子さんの姿に尊敬の念を抱く。
    政治や人々の暮らしのこと、私は何も知らないなと改めて思い知らされた。無知であることを受け入れながら、能動的に知ろうとする自分でありたい。

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    2025年11月29日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    日本から出たことのない自分にとって、とても学びの多い本だった。
    英国に住む著者とその家族、特に息子の学校生活にフォーカスを当てた、エッセイ?ジャンルとしてはノンフィクションらしい。ほぼエッセイ。
    息子さんがとても賢くて、中学生とは思えない。
    とても理性的で博愛的?というのか、成人している私なんかよりよっぽど大人っぽい。
    タイトルのイエローでホワイトでちょっとブルー、この言語感覚は遺伝なのか、すごく詩的でいいなーと思った。
    イギリスの教育事情がリアルに描写されているんだけど、日本と違いすぎる。
    まじで海外ドラマ。学んでいることも全然違う。
    私は日本での教育で、こんなに人種差別やジェンダー差別のこ

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    2025年11月29日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    「ぼく」が考える世界の様々な事象は、非常に複雑で難解だが、それらに対してとても誠実に向き合っている。作中で『「その問題について考えるのをやめてはいけない」というありきたりな結論になった』という旨の言葉があるが、私はそのありきたりなことを放棄してしまわないよう、日々を意識したいと感じた。

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    2025年11月24日
  • 転がる珠玉のように

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    普段ほとんどエッセイは読まないのですが、ブレイディみかこさんの本は何故かスイスイ読めて、面白いので好きです。この本はたまに連載時にWebで読んだので、いくつか読んだことがある話がありました。改めて考えてみると重たい話が結構多いのですが、それを感じさせない、軽やかに読ませてくれるのはさすがで、今回も楽しく読むことができました。あの息子くんがもう家を出る歳なのかと思うとしんみりしますね。お連合いさんも、早く健康を取り戻して穏やかに過ごせますように。

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    2025年11月24日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    日本とイギリスの違いを社会学の目線から分析するのが面白かった。
    キーワード

    世間と社会、アナキズム、エンパシーとシンパシー、同調圧力、

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    2025年11月20日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    読んだ直後は★4つ。でも日々の出来事の中で、ああこういうの、この本にはなんて書いてあったっけな、と読み返すことが何度かありました。高市総理を批判するフェミニストを見たときとか。

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    2025年11月18日
  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    有名な「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」の前日弾で同じくらい傑作です。
    ブレイディみかこさんはロンドンの南のブライトンの底辺託児所で働き、10代の英国人シングルマザーや自国流を貫く外国人専業主婦と放置気味の子どもたちをまっすぐに見つめます。
    生活保護も保育士育成制度も外国人在留資格制度も政権政党でがらりと変わり、底辺の人々にそのしわ寄せがダイレクトに行ってしまうことが実感できました。
    英国では2024年7月労働党が圧勝して政権を取りましたが政府にお金がたくさんあるわけでなく、底辺の人々はどうしているのか心配になります。

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    2025年11月18日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    アイスランドの女性たちの「ウィメンズ・ストライキ」イギリスのシングルマザーたちが蜂起したスクウォッティング、bimbo…行動を起こしている女性達はいる。SNSの中で呟いてるだけでは社会を変える動きは起こせない。理不尽に立ち向かおうと行動することが、恥ずかしいこと、スマートでないことというイメージを覆さないと、日本で同じような流れはできないだろうと思う。そのような、お偉い施政者によって意図的に仕掛けられたイメージに惑わされず、他国に目を向けることができる良書。

    イタリア初の女性首相について。
    なんだか今の日本の状況が被る。

    p73女性政治家が女性たちにとって生きやすい社会をつくりたいと言うと

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    2025年11月15日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    シット・ジョブ クソみたいな仕事
    以前読んだ本で知った言葉
    海外で多くを経験した著者が
    6話のストーリーから導き出した結論
    私達は負債の重力に引きずられて
    生きている

    最後のストーリーから
    家族の事を思い出し
    育てられた負債を返さないといけない
    だから親から借金の申し込みには
    応じるけど 返しては言わない
    結論になんとも言えない思いが
    湧き出してきた

    第一話とも繋がっていて
    いろんな人 そして自分
    そうよね そんなものなのかもしれない
    哀しいね 切ないね

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    2025年11月15日
  • 私労働小説 ザ・シット・ジョブ

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    「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」と同じく搾取されがちな人々への深い理解と愛情、そしてロックな精神が感じられます。
    仕事は生きるためにするんだけど人間としての尊厳の低下をどこまで許容範囲とするか難しいですよね。
    貧すれば鈍する、ではなく、貧困の中であがいているからこその出来事に心を掴まれます。
    私は昔も今もシャーデーのかすれたもの悲しげな歌声が大好きです。
    出てくる歌のタイトルでも時代の雰囲気がビシバシ伝わります。

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    2025年11月13日