ブレイディみかこのレビュー一覧

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    無知の知
    日本でいう多様性は文字で知っているだけで、本質を理解していなかったと感じた。
    私はいい大人だが、多様性に困惑をしている実感も対面している実感もさほど無い、日本というマイノリティの国という現実を思い知らされた。
    このイギリスで暮らす中学生の息子さんを通して、改めて、多様性という本質を垣間見れた気がしました。
    おもいやりや空気読みでは乗り越えられない、大事な感覚だと思いました。

    そして私は今の時代を不幸な時代とは思いません。解説の方、勝手に私たちの色を決めつけないでほしい、、

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    2026年02月09日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    1でも感じたが、息子さんの人間性に感服する。自分の幼少期と重ね合わせても比べものにならないぐらい聡明で、環境がそうさせるのか、または生まれながらそのような素質を持っているのか、今後子育てを経験するかもしれない私には考えさせられる部分であった。

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    2026年02月05日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    英国の教育システム、見習うべき点めっちゃ多い。
    政治とかシティズンシップとかをきちんと学ぶことの意義、今はますます重要だと感じる。

    息子さん、本当に聡明で素直で、真剣に子供らしい悩みを抱えているかと思えばときどき達観したような大人顔負けの真理をつく発言をしたり、読んでいてこっちの涙腺を刺激する場面が多々ある。
    福岡のおじいちゃんとの関係性、とても素敵。
    両親や友人、周りの人たちとの関わり合いのなかで“他人の靴を履く”経験をいっぱい積んだんだろうな。

    いろんな立場、いろんな考え、異なるものを知らない関係ないと切り捨てず、まず知ろうとすること。
    社会を信じるために何ができるか。何をするか。

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    2026年01月28日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    NHKの「スイッチインタビュー」を書籍化したもの。
    丁度、新型コロナが流行り始めた世の中の混乱ぶりあたりに出版された。

    鴻上さんの、「世間」と「社会」の話しは、ウンウンと頷きながら読んだ。
    身内や隣近所の狭い世間の中で、日本人はあたふたしている人種だ。
    イギリスが、ボランティア活動に熱心なのは、多様性のせいもあるのだろうか。

    イギリスと日本でも教育の違い、その延長上にその国の大人たち、社会ができている。
    校則問題、横並び教育、同調圧力、日本独特の社会に育つ子供達。
    18歳成人となった日本において、自分の頭で考える大人に育っているのか、いっぱしの大人とて、言いたいことも言えない鬱屈した生き方

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    2026年01月27日
  • 転がる珠玉のように

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    素晴らしいエッセイでした。

    私は彼女の物事の捉え方とそれを言語化する際の言葉のチョイスが好き。
    飾らない、くだけた印象の文章なのに語彙力と表現力がすこぶる高いところも好き。
    著作を通してしか知らないけれど、尊敬する女性の1人です。要するにファンです。

    このエッセイにはブレイディみかこさんの魅力が詰まっていました。
    ご家族など身近な方のご不幸や、パートナーの闘病などについても書かれていますが、全体として重くならないのは前述した彼女の魅力ゆえではないでしょうか。
    ブレイディさんらしい大変好ましい湿度の低さと非常に深い愛情がひしひしと伝わってきました。

    人におすすめしたい一冊です。

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    2026年01月19日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    自分に自信を持てば道は切り開ける、という成功した女性たちからの一般女性たちへのメッセージは、時に自分たちの自信のなさが、社会の構造的問題によるものではなく全て個人の内面的資質の問題によるものだという自己責任論へ結びついてしまう。女性の自信を育てるのに最も重要なものは、失敗を許し合えるコミュニティなのに。
    イギリスに長年暮らしている著者だからこそ見える、フェミニズムの世界の潮流と考察。難しい話ではなく、日常の生活の中で感じた違和感やニュースなどから感じたエンパシーを、気楽に面白くそして鋭く書き留めたものです。

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    2026年01月18日
  • 転がる珠玉のように

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    この人のスタンスが気持ち良くてかっこイイ。
    連合い、息子、父親、母親、ママ友、同僚…人との距離のとり方が思慮深く、かつ自分の気持ちに正直であろうとする姿勢が伝わってくる。
    コロナ禍での窮屈な生活、自身の体調不良、連合いの病気、母親の他界、と辛い時期の文章が続く。
    生活全般において客観的であろうとし、自由を求め、他者に伝える際には言葉に正確であろうとする。
    保育士時代の仕事や今も続けるボランティア活動の中での自身の行動が誰かに響いていたと知ったエピソードには泣けるような温かさを感じる。

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    2026年01月18日
  • 地べたから考える ――世界はそこだけじゃないから

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    問いを持つということは、それについて調べたくなり、知りたくなることだ。本気で探求したくなる問いは、誰かに言われて無理やり立てたものじゃない。むしろ、あなたがいま本当に関心を持っているもの、つまり、もうあなたの足元に立っている問いだろう。
    生きるための問いは立てるものではなく、立ってくるものであり、すでに立っているもののことだ。

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    2026年01月18日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    何か学びを得るような体感を本に求めているが、ハウトゥー本は好みじゃない、という私に適した新しいノンフィクション。
    するする読めるが、確かにこの本から大事なエネルギーを得ている感覚。あぁ面白かった!中学生で読めた人はなんて幸福だろう。

    息子の生きる姿勢が素晴らしい、この母にして子ありき。子供は子供じゃない、大人よりも現実と熱心に向き合いすごいスピードで成長していくんだ。1人の人間として尊厳を持ち、学び合う親子。私も一緒に読者として学ばせていただいた。

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    2026年01月09日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    今回は前作と比べて『勇気』『変化』がところどころテーマになっていると感じた。
    日本人への両手を合わせてのお辞儀も、好意がある分指摘するのは妥協してしまう事が多い。しかし、『先に進む』ためには本当にそれが正しいのか、教える勇気も必要ではないか。
    息子が語る「でもライフって、そんなものでしょ。後悔する日もあったり、その繰り返しが続いていくことじゃないの?」それはそうだと思った。ライフ=生活、人生が続くのは案外くるくると変わるところが飽きないからかもしれない。
    勇気と変化、ライフにそれが加わったら、世界はちょっと多様性に無知では無くなるかもしれない。

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    2026年01月09日
  • 両手にトカレフ

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    ノンフィクション…の部分があるよね…。つらいよね。本当に。
    対等に接することを意識して、仕事をしていきたいと思った。
    金子文子も気になる…

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    2026年01月08日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    彼はもうすぐ成人する。
    2019年に中2なら、今は大学生だろうか。
    どんな子になっているだろう?
    彼はどんな思春期を送り、母ちゃんと父ちゃんはどんな風に彼に関わったんだろう。
    隣に越してきて、母子家庭になった2人や、元隣家のお母さん、友達のティムやソウルクイーンはどうなったのかな…

    大変な時代だけど、僕の言葉が沁みる。
    読んで良かった。

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    2026年01月05日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    非常にシビアなエッセイだと読んでいて感じた。可愛い表紙とは裏腹に、現実的な「多様性」がそこにあった。
    「息子」はとても聡明で多視点から物事を見られる人だと感じた。どうやってもルーツの東洋人から切り離せないのに、ハーフは差別だから、ハーフ・アンド・ハーフで1になると言ってみたり。恥ずかしながらハーフが差別用語にあたるものだとは知らなかった。
    終わりに今の僕は「グリーン」という息子に更なる成長を感じた。「未熟」という意味のグリーンは、母、ブレイディみかこさんをちょっとだけ楽な気持ちにさせたかもしれない。
    自分は無知だな、と感じた時に読み返したい。

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    2026年01月03日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    この人の文章力はとにかくすごい。
    EU離脱に関して”地べた”目線で書き上げられた別の本を読んだ際にはその目線の鋭さと優しさに感嘆したが、本書ではさらに中学生の感性にまで寄り添っていている。それでいて、描かれるテーマ・投げかけられる読者への問いは鋭く、何度もハッとさせられた。

    中学生の”ぼく”が、こんなにも洞察に満ちており、時に達観していたり、時に素直に思い悩んでいることを母ちゃんに打ち明けたりととても素敵な少年。
    まさにこの親にしてこの子あり、本当に素晴らしい子育てなのだと思う。きっと、なにものも押し付けず、対等に向き合っているんだろうなと勝手に想像して尊敬する。

    英国に限らず世界の分断は

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    2026年01月01日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日本人しかほぼいない日本という環境が当たり前になってるから、はっとさせられることがたくさん。。

    「じゃあ、どうして多様性があるとややこしくなるの」
    「多様性ってやつは物事をややこしくするし、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ」
    「楽じゃないものが、どうしていいの?」
    「楽ばっかりしていると無知になるから。多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」

    これがぐさりときました

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    2025年12月29日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    『むずかしい女性が変えてきた』『焼き芋とドーナツ』気になる。ドラマ「2034 今そこにある未来」も気になるのに配信もDVDもないなんて…!

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    2025年12月15日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    積読チャンネルでの紹介から読み始めた。
    元々本屋大賞受賞からタイトルは知っていたが、内容がよくわかってなく、食指が動かなかった。

    アイルランド人の連れ合いとの間にできた子供が、イギリスの「元底辺」中学に通い始め遭遇する様々な出来事を、日本人の母ちゃん目線で語られるエッセイ風のノンフィクション。

    子供がおらず、学校生活をエンジョイした口でもないので、学園ものは苦手だか、本作はイギリス社会における人種や性、環境に至る様々な事柄が含まれており、とても興味深く読めた。
    パート2も販売されているようなので、ぜひ読みたい。

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    2025年12月09日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    エンパシーは、小さなことであれば夫婦喧嘩、大きなことなら人種差別のような、いろんな争い、思い込み、決めつけなんかにグラデーションを与えてくれる能力な気がする。

    日常の視界を、少し広くしてくれるような1冊でした!

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    2025年11月30日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    息子さんがいろんな出来事に直面しながらも、しなやかに成長し、深く考えながら自分の軸を模索していくところが、母親であるブレイディさんの視点から描かれていて、イギリスでの差別や格差のリアルを垣間見ると同時に子供の持つ柔軟性に驚いた。
    正直自分の子供時代を振り返ると、人種の違いや親のルーツなどを深く考えることはなかった。幼いうちから周囲の人たちとの関わりの中で自分という存在について考えを巡らす息子さんの姿に尊敬の念を抱く。
    政治や人々の暮らしのこと、私は何も知らないなと改めて思い知らされた。無知であることを受け入れながら、能動的に知ろうとする自分でありたい。

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    2025年11月29日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    日本から出たことのない自分にとって、とても学びの多い本だった。
    英国に住む著者とその家族、特に息子の学校生活にフォーカスを当てた、エッセイ?ジャンルとしてはノンフィクションらしい。ほぼエッセイ。
    息子さんがとても賢くて、中学生とは思えない。
    とても理性的で博愛的?というのか、成人している私なんかよりよっぽど大人っぽい。
    タイトルのイエローでホワイトでちょっとブルー、この言語感覚は遺伝なのか、すごく詩的でいいなーと思った。
    イギリスの教育事情がリアルに描写されているんだけど、日本と違いすぎる。
    まじで海外ドラマ。学んでいることも全然違う。
    私は日本での教育で、こんなに人種差別やジェンダー差別のこ

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    2025年11月29日