ブレイディみかこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
英国の教育システム、見習うべき点めっちゃ多い。
政治とかシティズンシップとかをきちんと学ぶことの意義、今はますます重要だと感じる。
息子さん、本当に聡明で素直で、真剣に子供らしい悩みを抱えているかと思えばときどき達観したような大人顔負けの真理をつく発言をしたり、読んでいてこっちの涙腺を刺激する場面が多々ある。
福岡のおじいちゃんとの関係性、とても素敵。
両親や友人、周りの人たちとの関わり合いのなかで“他人の靴を履く”経験をいっぱい積んだんだろうな。
いろんな立場、いろんな考え、異なるものを知らない関係ないと切り捨てず、まず知ろうとすること。
社会を信じるために何ができるか。何をするか。
-
Posted by ブクログ
NHKの「スイッチインタビュー」を書籍化したもの。
丁度、新型コロナが流行り始めた世の中の混乱ぶりあたりに出版された。
鴻上さんの、「世間」と「社会」の話しは、ウンウンと頷きながら読んだ。
身内や隣近所の狭い世間の中で、日本人はあたふたしている人種だ。
イギリスが、ボランティア活動に熱心なのは、多様性のせいもあるのだろうか。
イギリスと日本でも教育の違い、その延長上にその国の大人たち、社会ができている。
校則問題、横並び教育、同調圧力、日本独特の社会に育つ子供達。
18歳成人となった日本において、自分の頭で考える大人に育っているのか、いっぱしの大人とて、言いたいことも言えない鬱屈した生き方 -
Posted by ブクログ
素晴らしいエッセイでした。
私は彼女の物事の捉え方とそれを言語化する際の言葉のチョイスが好き。
飾らない、くだけた印象の文章なのに語彙力と表現力がすこぶる高いところも好き。
著作を通してしか知らないけれど、尊敬する女性の1人です。要するにファンです。
このエッセイにはブレイディみかこさんの魅力が詰まっていました。
ご家族など身近な方のご不幸や、パートナーの闘病などについても書かれていますが、全体として重くならないのは前述した彼女の魅力ゆえではないでしょうか。
ブレイディさんらしい大変好ましい湿度の低さと非常に深い愛情がひしひしと伝わってきました。
人におすすめしたい一冊です。
-
Posted by ブクログ
今回は前作と比べて『勇気』『変化』がところどころテーマになっていると感じた。
日本人への両手を合わせてのお辞儀も、好意がある分指摘するのは妥協してしまう事が多い。しかし、『先に進む』ためには本当にそれが正しいのか、教える勇気も必要ではないか。
息子が語る「でもライフって、そんなものでしょ。後悔する日もあったり、その繰り返しが続いていくことじゃないの?」それはそうだと思った。ライフ=生活、人生が続くのは案外くるくると変わるところが飽きないからかもしれない。
勇気と変化、ライフにそれが加わったら、世界はちょっと多様性に無知では無くなるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
非常にシビアなエッセイだと読んでいて感じた。可愛い表紙とは裏腹に、現実的な「多様性」がそこにあった。
「息子」はとても聡明で多視点から物事を見られる人だと感じた。どうやってもルーツの東洋人から切り離せないのに、ハーフは差別だから、ハーフ・アンド・ハーフで1になると言ってみたり。恥ずかしながらハーフが差別用語にあたるものだとは知らなかった。
終わりに今の僕は「グリーン」という息子に更なる成長を感じた。「未熟」という意味のグリーンは、母、ブレイディみかこさんをちょっとだけ楽な気持ちにさせたかもしれない。
自分は無知だな、と感じた時に読み返したい。 -
Posted by ブクログ
この人の文章力はとにかくすごい。
EU離脱に関して”地べた”目線で書き上げられた別の本を読んだ際にはその目線の鋭さと優しさに感嘆したが、本書ではさらに中学生の感性にまで寄り添っていている。それでいて、描かれるテーマ・投げかけられる読者への問いは鋭く、何度もハッとさせられた。
中学生の”ぼく”が、こんなにも洞察に満ちており、時に達観していたり、時に素直に思い悩んでいることを母ちゃんに打ち明けたりととても素敵な少年。
まさにこの親にしてこの子あり、本当に素晴らしい子育てなのだと思う。きっと、なにものも押し付けず、対等に向き合っているんだろうなと勝手に想像して尊敬する。
英国に限らず世界の分断は -
Posted by ブクログ
息子さんがいろんな出来事に直面しながらも、しなやかに成長し、深く考えながら自分の軸を模索していくところが、母親であるブレイディさんの視点から描かれていて、イギリスでの差別や格差のリアルを垣間見ると同時に子供の持つ柔軟性に驚いた。
正直自分の子供時代を振り返ると、人種の違いや親のルーツなどを深く考えることはなかった。幼いうちから周囲の人たちとの関わりの中で自分という存在について考えを巡らす息子さんの姿に尊敬の念を抱く。
政治や人々の暮らしのこと、私は何も知らないなと改めて思い知らされた。無知であることを受け入れながら、能動的に知ろうとする自分でありたい。 -
Posted by ブクログ
日本から出たことのない自分にとって、とても学びの多い本だった。
英国に住む著者とその家族、特に息子の学校生活にフォーカスを当てた、エッセイ?ジャンルとしてはノンフィクションらしい。ほぼエッセイ。
息子さんがとても賢くて、中学生とは思えない。
とても理性的で博愛的?というのか、成人している私なんかよりよっぽど大人っぽい。
タイトルのイエローでホワイトでちょっとブルー、この言語感覚は遺伝なのか、すごく詩的でいいなーと思った。
イギリスの教育事情がリアルに描写されているんだけど、日本と違いすぎる。
まじで海外ドラマ。学んでいることも全然違う。
私は日本での教育で、こんなに人種差別やジェンダー差別のこ