ブレイディみかこのレビュー一覧

  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    地べたで生きてきた人間が、インテリ層にも届く表現力と議論の力を持っているのはとても強いな。
    クレバーでチャーミングな反骨心。著者はそんな印象です。
    著者が連発する「底辺」というのは、外側から見た軽蔑や、あるいは自身のコンプレックスの裏返しなどではなくて、
    実感と、一筋縄ではいかない情なのだと思います。

    みかこさんの文章は私には水が合うみたいで、いつも面白く読んでいます。

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    2022年10月09日
  • 労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~

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    「ぼくはイエローで・・・」の著者の他の作品を読む。
    イギリスの労働者階級については「差別はないが区別はある」と大昔に語られ、ブレグジットを賛成し、移民排斥の急先鋒であり、フーリーガンでイングランドが勝つとイングランド旗(ユニオンジャックじゃない)を振り回して街中で大騒ぎする(実際に目撃した)という「ステレオタイプ」の知識しかない。

    本書を読んでの驚きは
    ・21世紀の英国には階級が厳然としてあり、階級闘争があるとは・・
    ・「ゆりかごから墓場まで」の本家が社会保障切り捨てを労働党まで推進しているとは・・
    ・政府がやたら緊縮・財政均衡に腐心している(日本の財務省と全く同じスタンス)こと、たとえ社会が分断しても。

    第3部の労働史100年は、一気に読ませる。戦後英国史を労働者の切り口で読んだのは初めて。
    この本では深く触れていない英国の経済・財政の側面からの100年史を別の書籍で探して、認識を深めたい。

    この作品はわたしの欠落している認識の穴埋めをしてくれた。
    いい著作でした。

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    2022年10月05日
  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    良書。

    まず何をさておいても著者は文章力がすこぶる高いと思います。
    底辺託児所に来る子どもとその親の暮らしは文字通り底辺なのでしょう。
    けれど著者はその描写に同情や憐憫の感情を全く忍ばせません。
    かといって、冷めているわけでも距離を置いているのでもありません。
    保育士としての距離感は保ちつつも、言葉では言い表せないほど子どもたちを愛し、こんな状況を作り出した原因でもある社会と政治を厳しい視点で監視し、分析し続けていることが感じられます。

    底辺託児所に来る子どもたちは、劣悪な環境で育っている事が多いため、暴力をふるったり暴言を吐いたり、一筋縄ではいきません。
    そんな子どもたちをある時は「ガキども」と描写しつつも、諦めず、見捨てず、向き合い続ける著者の姿勢には頭が上がらない思いになりますし、湿度のないカラリとしたユーモアを交えて描写される子ども達の姿は、著者の言う通り「愛すべき個性的な悪魔達」。
    写真は1枚もないけれど、行間に子ども達の姿が浮かび、時折涙ぐんでしまうこともありました。


    アンダークラスの人びとを通して保育士という視点から見たイギリス政治についての考察は、ただ持論を展開し押し付けるものではなく、読み手のこちらにも問いかけているようで、政治、差別、育児などについて深く考えさせられました。
    また、今後の生活においても考え続けるきっかけを与えてくれたと思います。

    話題となった「ぼくはイエローで…」も良かったけれど、個人的にはこちらの方が満足感が高かったです。

    以下、印象に残った文章を抜粋。
    「階級を昇って行くことが、上層の人びとの悪癖を模倣することであれば、それは高みではなく、低みに向かって昇って行くことだ。」
    「いろいろな色を取りそろえる意味は、やはりあるのだ。(中略)社会が本当に変わるということは地べたが変わるということだ。地べたを生きるリアルな人々が日常の中で外国人と出会い、怖れ、触れ合い、衝突し、ハグし合って共生することに慣れていくという、その経験こそが社会を前進させる」
    「きっとデビーはこれでいいのだ。自分がそう思っていることを他人に知ってもらう必要がないほど、これでいいのである」

    2021年15冊目。

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    2022年09月02日
  • 夜更けのおつまみ

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    少しずつそれぞれの作家さんのお話がいただける、まさに「おつまみ」な本。
    読み進めていると、缶ビールが2本、空の状態で目の前にありました。

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    2022年07月24日
  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    事実は小説より奇なり。みたいな本
    障がいや病気や犯罪を、深刻に薄暗く描くのはきまってそれらを身近に体験していない人に多い。

    身近に体験してると、それは只々当たり前の日常で、ブレイディ氏のように面白おかしくも書けて、薄暗い気分にもならない。

    だけどそこにはリアルな人生が書かれていることを知れる。
    こんな世界や、こんな人生、生き方をしてる人間もいるということをたくさんの人に知ってもらえる良書だと思う。


    ブレイディさんの著書は、私達と同じ目線から感じたことを素直に書かれているので、小難しくなく、それでいて大切な事実はを知ることができるので大好きです。

    いち保育士だとご本人は言われてますが、その辺のジャーナリストよりよっぽど訴えかける力の強い方だと思います。

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    2022年07月21日
  • 労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~

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    ブレグジットについて、様々な報道がなされていた。離脱派は外部から見ると排外主義のように報道されていたが、本当にそうなのか。英國労働者階級が離脱票を投じた理由を、そこで生活している著者が歴史的、政治的そして経験的に考察している。

    ブレグジットの背景に英国の緊縮財政政策を挙げ、ジャスティン・ゲストの著書を参照し、白人労働者階級の疎外感を考察している。

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    2022年06月26日
  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    イギリスへのイメージが王室しかなく、全く何も知らなかったんだと感じさせられました。
    託児所で子供を見ている、ミカコさんから見た、イギリス。
    階級が歴然とあり、移民の人たちもいることから、いろいろ問題も出てくる。
    貧しい子供は貧しいまま、負の連鎖はどの国でもある。
    いろいろ考えてしまう一冊でした。

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    2022年04月21日
  • そろそろ左派は〈経済〉を語ろう――レフト3.0の政治経済学

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    「左派」論者3名による経済政策論かつリベラル批判の対談書。日本のリベラル派を、経済成長政策を疎かにしてきたと批判し、文化的・制度的な面での公正性を重んじるだけでなく、「明日どうやって飯を食っていくか」に直結する経済政策もちゃんと考えろと指摘している。この本を読むことで、リベラルを自称し人権を重視し・・・と考えている人が、自分の視野の狭さに気付かされるかもしれない。僕はそうだった。

    対談の著者は三名。①『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で有名なイギリス在住の文筆家、ブレイディみかこ。②マルクス経済学を専門にする立命館大学の経済学教授、松尾匡。③理論社会学でメディア史を専門にする東大大学院教授、北田暁大。戦後史、経済理論史、時事問題(ブレグジット、ギリシャ危機など)を幅広く取り上げつつ丁寧に説明しており、我々はどこからきて、今どこにいるのか、そして今後どこへゆくのかの文脈について、整理することができる。面白い。

    また、この本を読んで感じたのは、経済政策を評価(立案・投票などすべて)するとき、私たちはどんな社会(国)作りがしたいのかをそもそも考える必要があるということ。
    税金の使い道についても、税の累進性の政策の是非についても、結局何がしたいのかの目的に紐づけて、メリデメを評価する必要がある。
    ついては、日本にそういった明確なビジョンがあるだろうかと思うと、色んな政治家がビジョンを出していることにようやく気づく。また様々な政策研究会議においてビジョンらしきものが提示されている。
    「株式会社ニッポン」があるとしたら、世界市場でどんなポジションで、どういうミッション・ビジョン・バリューを持ってやっていこうとしているのか、もっと明確に理解していきたい、、、

    本書が重要だと思えるのは、現実主義的な語り口だからだ。ライツ・トーク(rights talk)と呼ばれる、人権をベースとするリベラリズムの考え方(とくに、rights as a trump *人権の切り札性)の理想主義的な部分を認め、それだけで物事を判断しきれない、また政策として不十分な部分を解消するために、適切な経済成長や、適切な財政出動を推奨しているからだ。

    一方で政策論はそれとして、その政策を実現するためには民意を動かしていく必要があるが、その民意が分断されている(=ソーシャルアパルトヘイトの)現状で、どう人々が交わっていくかについては、この本のスコープではカバーされていない。「リベラル」な自分が本当のところ「左派」になれないのは、この分断を作っている一員だからだと感じるが、これを乗り越えるために何ができるのか、強い課題意識を持った。

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    2022年04月03日
  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    みかこさんの最近の著書を結構読んでいたのだが、彼女の原点となる体験がわかる本。底辺保育所で始めた仕事を経て、富裕層の保育園から再び底辺へ。だが底辺も以前と同じではなく、社会保障の削減の煽りを受けて移民受け入れの施設になり、ついには閉鎖されてしまったという。政府の方針や予算配分がここまで如実に低所得層の生活に変化を与えるのかということをみかこさんの実体験を通して知る形になり、面白かった。

    本当はこんな短く書ききれないほど興味深い内容で、同時に社会ルポでありながら各人の描写に興味をそそられる小説のようで、続きも気になって一気に読める本なのだが、読後すぐに感想を書くのを忘れてしまった。

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    2022年01月08日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 無料お試し版

    購入済み

    同じ年頃の息子をオーストラリアで育てています。1を読んで楽しかったので2もお試し版を読んでから購入をしました。

    #タメになる

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    2021年12月03日
  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    問題を抱え拠り所を失った親。その子供が行きつくところは底辺と呼ぶ託児所。保育士をしていれば、いろいろな境遇に巡り合う。労働党政権時代の手厚い保障下での託児所は、アナキストにチャヴに外国人のパラレルワールド。保守党に政権交代し福祉をカット。底辺ならぬ”緊縮託児所”となり、補助金が出る外国人だけが利用することになる。アンダークラスの英国人の子供は稀で逆に差別に遭う。そして託児所ごと閉鎖される。この変遷に対して、不遇な子供にできることは、ミクロな個別のケアとマクロな政治への参加。微力でもできることから始めたい。

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    2021年11月16日
  • 花の命はノー・フューチャー ──DELUXE EDITION

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    英国の病院が無料の制度のせいでずっと電話しても予約ができず病気がどんどん悪化していく話とか、家庭崩壊するとあっさり離婚してしまうのが当たり前だったりとか、すごく考えさせられる。それにしても、「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき。」って林フミ子の言葉を手渡されて旅立つって、なんという親心だろう。にわかには信じがたい話が沢山転がっていて、夢中になって読んでしまった。文庫化する前、この本を出版した出版社は潰れてしまった、ということも触れられていて、ゾワゾワする面白さ。ジョンライドンに憧れながらも、怒りもこもったパンクな一冊。

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    2021年11月12日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    本書の素晴らしさもさることながら、巻末に収録されているときわ書房志津ステーションビル店の日野剛広さんの解説もお勧めです。解説では当時中学2年生だった方が書かれた感想文の一部が紹介されています。その感想文には本書がどんな本で何を学べるのか明確に示されていて、差別や偏見が生まれる理由にも言及されていたので感心しました。日野さんの解説と感想文が収録されている文庫本を購入できてラッキーだったと思いました。

    #タメになる

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    2021年11月07日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 無料お試し版

    購入済み

    精神的な大人の階段を昇る

    13歳という年齢は、子供から大人に変わる真っ只中だと思います。主人公はさまざまな局面に立ち会い経験を積み重ねていくのですが、その未熟さへの苦労と僅かずつの成長の実感をして生きる姿は、私自身、自然と学生時代の自分の像と重ねていました。

    #感動する #泣ける

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    2021年11月06日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 無料お試し版

    購入済み

    ぼくはイエロー…2

    わたしが学生だった頃から「カースト」のようなものがあって、それなりに地雷を踏まないように振舞っていました。


    舞台はイギリス、多様性の社会の洗礼を受けながら大人になっていく主人公と家族、クラスメイト、それぞれの立場、問いの答え


    「正解」はないけれど、気付きを与えてくれる一冊です

    #切ない #タメになる #ほのぼの

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    2021年10月05日
  • 女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち

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    学生時代にイギリスで暮らしたことがあるのと、ブレイディさんの文章が好きで、彼女の著作はよく読みますが、本作は面白かった。世界地図上の離れた場所に住む人の読み解く文章は新しい示唆をくれますね。

    おじさん政治家の寵愛型(稲田氏・昔のメルケル)、多様性社会の要請を受けた若く爽やかなボトムアップ型(AOC・サンナマリン)、新自由主義/個人主義的フェミナショナリスト(サッチャー・小池百合子)など、パターンがみえてきて面白く、今後、女性政治家を考える時に参考になりそう!

    個人的には、高齢者過多の日本においては、多様性ある他者への受容度や共感度が高く、若者(特に貧困層)への教育支援・若者を産み出すファミリー層に向けた制度設計ができるポリティシャンに、男女問わず活躍してほしい。。。

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    2021年10月05日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    最高に面白い社会ルポ。キャバクラ労働争議、ドヤ街、保育園の実態、貧困層…日本にすんでいると、まあそんなもんだと直視せずに終わらせている問題ばかりなのだが、海外からの視点で切り込むと、「この状況はおかしいよ」ということが噴出してくる。

    何冊かみかこさんの本を読んでいたので期待を裏切らない内容だったが、もし他書を知らなければ、一時帰国で訪れただけで日本の貧困をどこまで突き詰められるのだろうと不信感を抱いてしまったかもしれない。でも、そこにはブリクジット前夜の英国の労働者階級にどっぷり浸かった筆者ならではの、英国(と欧州)の動きとの対比があり、そのことが余計に日本の事態の深刻さを浮き彫りにしてくれる。

    例えば日本の一億総中流の意識について。英国のミドルクラスと比べてあまりに底辺の低い日本の「中流」は、もはや「一億総中流主義」でしかなく、実は貧困層と紙一重だったり既に貧困レベルにあるとの指摘。結婚して家族を持つことが普通=中流だった時代は終わって、余裕のある人の営みであると考える若者層がいるのだが、彼らはギリギリ仕事があって日々生活できていれば困窮しているとは思っていない。体を壊したり働けなくなったりした時に初めて貧困に陥っていることに気づくのだが、もうすでに心は折れてしまっている…

    その根底にある意識の違いとして、日本では人権意識が根付いていないと指摘する。義務を履行してこそ権利を主張できるとの、権利と義務を抱き合わせた思考は確かに日本では根強い。先日も生活保護受給者に対する差別発言が炎上していたが、そこにはやはりみかこさんの指摘するとおり、義務を履行していない人たちには人権を主張する権利がないかのような冷淡な姿勢が透けて見えている。そして何より深刻なのは、「日本ではアフォードできない人々には尊厳はない。なによりも禍々しいのは、周囲の人々ではなく、「払えない」本人が誰より強くそう思っていること」だと指摘する。「人権というのは…全ての力を失ってしまったときにそこにあって私たちを丸ごと受け止めてくれるもの」すなわち、穴の空いた制度というバケツの、底で受け止めている蓋なのだ。日本人はもっと楽になったほうがいいという言葉がずしりと響いた。

    その他、印象に残ったのは、日本ではソーシャルワークがあまり政治に結びついていないという部分。すなわちミクロがマクロに結びついていないと。なるほど貧困にしろ何にしろ、こういう制度がありますよという対処療法に終始してしまい、ではどこを変革すべきかという議論(政治)と分断されている。欧州での極右極左の台頭は、その市民レベルの怒り(ミクロ)が政治(マクロ)に吸収されたからであり、スペイン15M運動で広場で各テーマごとにどう政策を行えばいいかという議論から生まれたポデモスは、そのミクロをマクロに持ち込んだ典型だという。わかるようでわからなかった欧州政治が、日本という鏡で一度跳ね返ってきたみかこさんの視線を通して、よくわかった気がする。

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    2021年09月25日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 無料お試し版

    購入済み

    素晴らしい、泣いた。

    息子の成長もアフリカンの娘さんの成長も素晴らしい描写で、歌声が聞こえるようです。泣けました。一巻から続く世界観が好きです。

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    2021年09月14日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 無料お試し版

    深いー

    無料版しか読んでないけど、優しく日常にある難しい問題に触れていて、人が人を裁くことがないようにすることって難しいなと思いながら読みました。続きぜひ読みたいと思います。

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    2021年09月12日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 無料お試し版

    購入済み

    読んでよかった

    図書館の貸し出しが600人待ちで、こちらで無料版が読めるというので早速。結果…本を購入しました。イングランドの元底辺中学に息子が入学するまでの経緯で、音楽室に向かってずらりとレコードジャケットが飾ってあるのとかカッコいいと思ったけれど語られる体験はどれもリアルで人種が混ざり合うイギリスで暮らすことが日常的にこんなに大変とは!でも、頭でっかちにならずに「相手の靴をはく」ことを考えて成長していく息子くんが頼もしい。書かれていることはシビアなのに希望を感じられる1冊だった。

    #感動する #アツい #深い

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    2021年09月12日