ブレイディみかこのレビュー一覧

  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    イギリスの底辺保育所で働く著者
    貧しいけれど
    そこはエネルギーに満ち溢れていた
    子どもの暴力 虐待 ドラッグ アルコール 
    多様な人種 文化 価値観
    それでも命が輝いていた

    しかし経済主義一色の政権が
    彼らの生活を蝕んでいく
    グローバルに進む「上と下」
    移民問題 排斥など
    イギリスやEU諸国が抱える問題が
    少し理解できたけど
    根深い 哀しい問題

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    2025年10月02日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    絶対やりたくないことではないけれど、自ら進んでやりたくなるわけでもない勇気がいる行為。
    そういう意味で、他者の靴を履くって絶妙な表現だなと思った。

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    2025年09月17日
  • 他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

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    コロナ後の世界で、あらためて“エンパシーとは?”を考えてみた書。

    “エンパシー”という言葉は、本書で初めて聞きました。日本語では“共感”と訳されることが多いそうですが、“共感”には“シンパシー”もあります。その二つは違うのは勿論ですが、一般に“エンパシー”の定義が揺らいでいる様です。というのも、“エンパシー”という言葉が出来たのは、ほんの100年ほど前の事であり、元々はドイツ語であったそうです。

    そんな事から、“エンパシーとは”という事が語られていくのですが、“アナーキズム”という言葉も多用されている事には驚きました。“アナーキズム”と言うと、テロと結びつくイメージですが、どうも、ただ“ア

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    2025年08月31日
  • 両手にトカレフ

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    貧しくて苦しい環境の中で生きている女の子2人。暗くて胸をえぐられるような話しが続き、自分自身も気分が滅入ってくるんだけど目が離せなくて読みたくなる本でした。どうか最後はハッピーに終わってくれ!と思ってたらそれなりに幸福感が得られる最後だった

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    2025年08月30日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    ネタバレ

    Never Mind the Bollocks (アホらは気にすんな)。

    「サード・プレイス」

    愛知県豊橋市の大豊商店街の「みずのうえ文化センター」でウィキペディア編集講座が行われていた。

    「ニューロマイノリティ」

    シスターフッドには、そういうアナーキーな力があるのだ。
    思想とか理念とかそういうことを超えた、パワフルで根源的な生き延びるためのカがある。

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    2025年08月28日
  • 両手にトカレフ

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    読み終わった後にも余韻が残る。
    ふと背表紙のあらすじを読んで、
    あ、そうか。
    自伝、ってことは、終わらなかったんだ。
    変えられるんだ、と思った。
    さらに参考文献を見て、
    なんだ、めっちゃ変わってる、と思った。

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    2025年08月27日
  • 両手にトカレフ

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    とても壮絶な物語。
    作中の一家と比べて自分のように恵まれた環境下で生きている人間には、理解できない苦しみがある。
    子供は親も、生まれてくる環境も選べない。
    大人はもっと自覚しなくてはならないだろう。

    もしかすると、自分が知らないだけで、日本でも同様の事象が起きているのかもしれないが、華やかに見える英国社会がこんなに病んでいるとは。

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    2025年08月23日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    たくさんの人が読むべき一冊だと思いました

    わいなんかあれですよ
    まぁまだまだ古い価値観に縛られてるところがあるってことを自覚した上で、フェミニストでありたいと思ってるんでね
    それこそ共感しかなかったわけです

    エンパシーですよ!

    わいの中で「エンパシー」って、みかこさんが輸入した言葉だと思ってるんだけどね
    何か?っていうと、「他者の感情や状況を理解し、共感する能力」のことだそうです
    差別をなくすにはこれが重要なんよ

    まぁ、ムズいけどね
    とはいえ、ムズいから無理ーでは一歩も進まないので、そうあることを意識するだけでも世界は変わってくるはずだよね

    エグってくる言葉がたくさんありました
    めん

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    2025年08月20日
  • リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T

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    「尊厳のないところで人は生きられないから」

    安定した収入、屋根のある家、水と電気、ガスが普通に使える暮らし。リフレッシュのための外食、旅行、教養を深めるための読書、勉強、映画、音楽。これは贅沢品?
    人として、人らしく生きるということは呼吸だけしていればいいということではない。住宅や食料というライフラインの(必要最低限の)保証さえ崩壊しつつあるのは日本でもロンドンでも、たぶんニューヨークやパリでも同じ。
    キラキラな暮らしを送る現地YouTuberのVlogには映らないリアル。海外、できれば憧れのイギリスで生活したい、勉強がしたい。この夢は昔から変わらないし、絶対に叶えるつもりだけど、自分はどち

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    2025年08月10日
  • ワイルドサイドをほっつき歩け ――ハマータウンのおっさんたち

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    私が子どもの頃、イギリスは超福祉国家で、「ゆりかごから墓場まで」国が面倒を見てくれていた。
    しかし、今のイギリスは、それまでもゆるゆると財政はひっ迫していたのだろうけれど、緊縮財政に舵を切って以降、雪崩を打つように社会の様相が激変してしまったらしい。

    そもそも緊縮財政を謳って国家が持ち直したという国はあるのだろうか?
    日本もイギリスに倣って行政で行っていたことを次々と民営化した。
    これで私たちの払う税金が安くなるというのが売りだったけど、当時からそれは嘘だと思っていた。
    案の定消費税は値上がりし、民営化されたサービスにお金を払い、利益を生まないサービスは消えて行った。

    イギリスも、無料の医

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    2025年07月26日
  • リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T

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    久しぶりにこんなに胸が熱くなりました。
    日本で暮らしていて、この国では政治に対して自分が関われることなんてほとんどないという感覚に陥りやすいますが
    世界でも同じような状況になっていて、そこで戦う女性たちがいたんだということに勇気づけられます。
    緊縮財政で労働者階級の人々の暮らしがどんどん苦しくなっているなんて、今の私たちと同じじゃないか…と。
    これからも選挙に行くのは当然のこと、周りとも政治についてもっと話せる環境ができればと思います。

    女性たちの方が相互扶助、シスターフッドの精神が育ちやすい一因として
    「女性は出産して子どもができると、自由に働くことができなくなるからです。だから女性の方が

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    2025年07月12日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 無料お試し版

    購入済み

    人は苛めるのが好きなのではなく罰を与えるのが好きなんだこの言葉をもっと広めてほしいと思いました。今の社会ではSNSなどを使って誹謗中傷や住所特定、情報の拡散などを使い罪を犯した人を自分達が正義だと思い必要以上に追い込んでいます(それが冤罪でも)。罪を裁き罰を与えるのは司法の仕事です。こうしてみると何度も言われていることですが学校は小さな社会そのものですね…もっといろんな人にこの本を読んでいろんな事を考えてもらいたいです
    続きが読みたくなった

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    2025年07月09日
  • 両手にトカレフ

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    2025/07/06
    自分的にここ最近読んでよかった本一位。
    ミアは強いと思ったけど、こんな環境だったら強くならざるを得ないよなと。
    ゾーイやレイチェルが、近くにいて良かった。
    私ができることはなんだろう。

    また、金子文子という女性は初めて知った。彼女の最期はつらいが、作中での一度自殺を止めた部分は美しかった。

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    2025年07月06日
  • 他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

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    意見の異なる相手を理解する能力の「エンパシー」について様々な角度で考えるこの1冊、自分の関心ど真ん中ですごく興味深かった。
    ただ、「他者の顔色を窺う」ことになり、抑圧的にはならないよう、自分は自分、と「他者とは決して混ざらない」ことを意識し、「その上で他者が何を考えているかを想像・理解しようとする」ことが大事と、アナキズムの思想も同時に持つことを説いているのが、海外からの視点という感じで新鮮。
    これからの時代は、自分も他人も楽しく、というのがキーワードになっていきそう。

    あらゆる哲学書、時には小説も引用され、実際の歴史や事例もたくさん盛り込まれていて情報量が多いので、読みやすいのだけど一度読

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    2025年06月09日
  • 両手にトカレフ

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    帯にあったよう、ブレイディさんにしか書けない、と思いました。移民や貧困、ネグレクトやヤングケアラーなど様々なテーマが軽すぎず重すぎず描かれていて、遠い日本の時代も違うカネコフミコとのオーバーラップ( overlap)と音楽のラップ(rap)を軸にティーンエイジャーの弱さ、強さ、青春が輝いて切ない中にも希望がある小説でした。

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    2025年05月26日
  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    時は2008年。ブレイディみかこ、43歳。なにを思ったか、イギリス・ブライトンの「底辺託児所」で保育士の見習い開始。ここでの経験が、社会の底辺から社会や政治や教育に目が向くようになるきっかけを作る。ブレイディみかこの原点だ。
    本書は、第一部が2015-2016年の雑誌連載、第二部が2008-2010年のブログと、時間が逆転した構成。ここはやはり、第二部から読み始めるべきだ。
    第二部、18篇のブログ。中心に語られるのは個々の「クソガキ」とその親(多くはシングルマザー)、貧困、暴力、虐待、ネグレクト、障害、差別、発達遅滞……、そして個性的な保育ボランティアたち。みかこが「師」と仰ぐ託児所の責任者、

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    2025年05月07日
  • リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T

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    違う環境にいてもマインドで繋がる女性たちの嘆きや人生経験、受けてきた理不尽、そういった力強い抵抗の力で少しづつ変わっていく政府の動き、前に進んだと思ったらまだまだ問題は山積みで…
    難しい話でしたが、言葉を調べたりしながら読み進めました。読み終わりに近づくにつれて、彼女たちが求めたrespectへの解像度が上がっていく感じが堪らなく面白かったです。

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    2025年04月21日
  • 他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

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    エンパシーとは、他者の感情は他者に属するものであると考え、自分の解釈を押し付けず、他者の生活を、彼らが属する集団の歴史的なコンテクストの中で理解することである。同一化とは違い、それは自己を投影したり、喪失したりするものではない。
    これを技術と呼び、「人」に還元される利他的な行為となり、そして民主主義へと繋がっていく。
    そして、他者を理解することで自己理解にも繋がり、結局は利己的になる。

    誰かのことを蔑む前に、決めつける前に、その人の靴を履いてみよう!

    さて、民主主義ときいて私は真っ先に、成田悠輔著「22世紀の民主主義」の中の一節、
    「民主主義という理念の背景には、「メディアや教育を通じてそ

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    2025年04月04日
  • 地べたから考える ――世界はそこだけじゃないから

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    これまでの著作の中から一部をを10代向けに再編した一冊。
    著者の考え方のエッセンスが分かりやすくまとめられている。

    自分の靴を履く、の前に自分の足で地べたに立つ(DOWN TO EARTH)ことが現代日本の私たちには必要であるという。
    日本の学校や社会は裸足で絨毯に乗らされている、との例えも上手い。
    自分自身もさながら、学校で子供と接する自身の仕事を振り返って考える部分もあった。

    自分の靴を履くために、私は本を読み、人と話す。自分の靴があって初めて、他者の靴を履くことができる。

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    2025年03月27日
  • 転がる珠玉のように

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    ブレイディみかこさんのような素晴らしい素敵なスピリットを持ったかたが、
    直近も、日々の生活に、
    体調不良に、コロナ狂想曲に、ロックダウンに
    家族の不調(死を覚悟するほどの)に、親の死という喪失に、
    フライトのディレイに、近隣との交流に
    悪戦苦闘し、気持ちは乱高下

    そう、人生は、日常は、転がり続けて止まらない。
    出会いと別れも繰り返し
    向き合い続けていく。
    乗り越え続けていく
    生を続けていく

    彼女の文章には、まさに背中を押してもらえるという気がする。毎作品

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    2025年03月11日