ブレイディみかこのレビュー一覧

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    英国の教育システム、見習うべき点めっちゃ多い。
    政治とかシティズンシップとかをきちんと学ぶことの意義、今はますます重要だと感じる。

    息子さん、本当に聡明で素直で、真剣に子供らしい悩みを抱えているかと思えばときどき達観したような大人顔負けの真理をつく発言をしたり、読んでいてこっちの涙腺を刺激する場面が多々ある。
    福岡のおじいちゃんとの関係性、とても素敵。
    両親や友人、周りの人たちとの関わり合いのなかで“他人の靴を履く”経験をいっぱい積んだんだろうな。

    いろんな立場、いろんな考え、異なるものを知らない関係ないと切り捨てず、まず知ろうとすること。
    社会を信じるために何ができるか。何をするか。

    0
    2026年01月28日
  • 何とかならない時代の幸福論

    Posted by ブクログ

    NHKの「スイッチインタビュー」を書籍化したもの。
    丁度、新型コロナが流行り始めた世の中の混乱ぶりあたりに出版された。

    鴻上さんの、「世間」と「社会」の話しは、ウンウンと頷きながら読んだ。
    身内や隣近所の狭い世間の中で、日本人はあたふたしている人種だ。
    イギリスが、ボランティア活動に熱心なのは、多様性のせいもあるのだろうか。

    イギリスと日本でも教育の違い、その延長上にその国の大人たち、社会ができている。
    校則問題、横並び教育、同調圧力、日本独特の社会に育つ子供達。
    18歳成人となった日本において、自分の頭で考える大人に育っているのか、いっぱしの大人とて、言いたいことも言えない鬱屈した生き方

    0
    2026年01月27日
  • 転がる珠玉のように

    Posted by ブクログ

    素晴らしいエッセイでした。

    私は彼女の物事の捉え方とそれを言語化する際の言葉のチョイスが好き。
    飾らない、くだけた印象の文章なのに語彙力と表現力がすこぶる高いところも好き。
    著作を通してしか知らないけれど、尊敬する女性の1人です。要するにファンです。

    このエッセイにはブレイディみかこさんの魅力が詰まっていました。
    ご家族など身近な方のご不幸や、パートナーの闘病などについても書かれていますが、全体として重くならないのは前述した彼女の魅力ゆえではないでしょうか。
    ブレイディさんらしい大変好ましい湿度の低さと非常に深い愛情がひしひしと伝わってきました。

    人におすすめしたい一冊です。

    0
    2026年01月19日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

    Posted by ブクログ

    自分に自信を持てば道は切り開ける、という成功した女性たちからの一般女性たちへのメッセージは、時に自分たちの自信のなさが、社会の構造的問題によるものではなく全て個人の内面的資質の問題によるものだという自己責任論へ結びついてしまう。女性の自信を育てるのに最も重要なものは、失敗を許し合えるコミュニティなのに。
    イギリスに長年暮らしている著者だからこそ見える、フェミニズムの世界の潮流と考察。難しい話ではなく、日常の生活の中で感じた違和感やニュースなどから感じたエンパシーを、気楽に面白くそして鋭く書き留めたものです。

    0
    2026年01月18日
  • 転がる珠玉のように

    Posted by ブクログ

    この人のスタンスが気持ち良くてかっこイイ。
    連合い、息子、父親、母親、ママ友、同僚…人との距離のとり方が思慮深く、かつ自分の気持ちに正直であろうとする姿勢が伝わってくる。
    コロナ禍での窮屈な生活、自身の体調不良、連合いの病気、母親の他界、と辛い時期の文章が続く。
    生活全般において客観的であろうとし、自由を求め、他者に伝える際には言葉に正確であろうとする。
    保育士時代の仕事や今も続けるボランティア活動の中での自身の行動が誰かに響いていたと知ったエピソードには泣けるような温かさを感じる。

    0
    2026年01月18日
  • 地べたから考える ――世界はそこだけじゃないから

    Posted by ブクログ

    問いを持つということは、それについて調べたくなり、知りたくなることだ。本気で探求したくなる問いは、誰かに言われて無理やり立てたものじゃない。むしろ、あなたがいま本当に関心を持っているもの、つまり、もうあなたの足元に立っている問いだろう。
    生きるための問いは立てるものではなく、立ってくるものであり、すでに立っているもののことだ。

    0
    2026年01月18日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今回は前作と比べて『勇気』『変化』がところどころテーマになっていると感じた。
    日本人への両手を合わせてのお辞儀も、好意がある分指摘するのは妥協してしまう事が多い。しかし、『先に進む』ためには本当にそれが正しいのか、教える勇気も必要ではないか。
    息子が語る「でもライフって、そんなものでしょ。後悔する日もあったり、その繰り返しが続いていくことじゃないの?」それはそうだと思った。ライフ=生活、人生が続くのは案外くるくると変わるところが飽きないからかもしれない。
    勇気と変化、ライフにそれが加わったら、世界はちょっと多様性に無知では無くなるかもしれない。

    0
    2026年01月09日
  • 両手にトカレフ

    Posted by ブクログ

    ノンフィクション…の部分があるよね…。つらいよね。本当に。
    対等に接することを意識して、仕事をしていきたいと思った。
    金子文子も気になる…

    0
    2026年01月08日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    彼はもうすぐ成人する。
    2019年に中2なら、今は大学生だろうか。
    どんな子になっているだろう?
    彼はどんな思春期を送り、母ちゃんと父ちゃんはどんな風に彼に関わったんだろう。
    隣に越してきて、母子家庭になった2人や、元隣家のお母さん、友達のティムやソウルクイーンはどうなったのかな…

    大変な時代だけど、僕の言葉が沁みる。
    読んで良かった。

    0
    2026年01月05日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

    Posted by ブクログ

    『むずかしい女性が変えてきた』『焼き芋とドーナツ』気になる。ドラマ「2034 今そこにある未来」も気になるのに配信もDVDもないなんて…!

    0
    2025年12月15日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「ぼく」が考える世界の様々な事象は、非常に複雑で難解だが、それらに対してとても誠実に向き合っている。作中で『「その問題について考えるのをやめてはいけない」というありきたりな結論になった』という旨の言葉があるが、私はそのありきたりなことを放棄してしまわないよう、日々を意識したいと感じた。

    0
    2025年11月24日
  • 転がる珠玉のように

    Posted by ブクログ

    普段ほとんどエッセイは読まないのですが、ブレイディみかこさんの本は何故かスイスイ読めて、面白いので好きです。この本はたまに連載時にWebで読んだので、いくつか読んだことがある話がありました。改めて考えてみると重たい話が結構多いのですが、それを感じさせない、軽やかに読ませてくれるのはさすがで、今回も楽しく読むことができました。あの息子くんがもう家を出る歳なのかと思うとしんみりしますね。お連合いさんも、早く健康を取り戻して穏やかに過ごせますように。

    0
    2025年11月24日
  • 何とかならない時代の幸福論

    Posted by ブクログ

    日本とイギリスの違いを社会学の目線から分析するのが面白かった。
    キーワード

    世間と社会、アナキズム、エンパシーとシンパシー、同調圧力、

    0
    2025年11月20日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

    Posted by ブクログ

    読んだ直後は★4つ。でも日々の出来事の中で、ああこういうの、この本にはなんて書いてあったっけな、と読み返すことが何度かありました。高市総理を批判するフェミニストを見たときとか。

    0
    2025年11月18日
  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

    Posted by ブクログ

    有名な「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」の前日弾で同じくらい傑作です。
    ブレイディみかこさんはロンドンの南のブライトンの底辺託児所で働き、10代の英国人シングルマザーや自国流を貫く外国人専業主婦と放置気味の子どもたちをまっすぐに見つめます。
    生活保護も保育士育成制度も外国人在留資格制度も政権政党でがらりと変わり、底辺の人々にそのしわ寄せがダイレクトに行ってしまうことが実感できました。
    英国では2024年7月労働党が圧勝して政権を取りましたが政府にお金がたくさんあるわけでなく、底辺の人々はどうしているのか心配になります。

    0
    2025年11月18日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

    Posted by ブクログ

    アイスランドの女性たちの「ウィメンズ・ストライキ」イギリスのシングルマザーたちが蜂起したスクウォッティング、bimbo…行動を起こしている女性達はいる。SNSの中で呟いてるだけでは社会を変える動きは起こせない。理不尽に立ち向かおうと行動することが、恥ずかしいこと、スマートでないことというイメージを覆さないと、日本で同じような流れはできないだろうと思う。そのような、お偉い施政者によって意図的に仕掛けられたイメージに惑わされず、他国に目を向けることができる良書。

    イタリア初の女性首相について。
    なんだか今の日本の状況が被る。

    p73女性政治家が女性たちにとって生きやすい社会をつくりたいと言うと

    0
    2025年11月15日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

    Posted by ブクログ

    シット・ジョブ クソみたいな仕事
    以前読んだ本で知った言葉
    海外で多くを経験した著者が
    6話のストーリーから導き出した結論
    私達は負債の重力に引きずられて
    生きている

    最後のストーリーから
    家族の事を思い出し
    育てられた負債を返さないといけない
    だから親から借金の申し込みには
    応じるけど 返しては言わない
    結論になんとも言えない思いが
    湧き出してきた

    第一話とも繋がっていて
    いろんな人 そして自分
    そうよね そんなものなのかもしれない
    哀しいね 切ないね

    0
    2025年11月15日
  • 私労働小説 ザ・シット・ジョブ

    Posted by ブクログ

    「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」と同じく搾取されがちな人々への深い理解と愛情、そしてロックな精神が感じられます。
    仕事は生きるためにするんだけど人間としての尊厳の低下をどこまで許容範囲とするか難しいですよね。
    貧すれば鈍する、ではなく、貧困の中であがいているからこその出来事に心を掴まれます。
    私は昔も今もシャーデーのかすれたもの悲しげな歌声が大好きです。
    出てくる歌のタイトルでも時代の雰囲気がビシバシ伝わります。

    0
    2025年11月13日
  • 両手にトカレフ

    Posted by ブクログ

    主人公ミアの現実世界の話とそのミアが読んでいる本に書かれてる話の行ったり来たりだったけど個人的にはどっちにも入り込めた。
    こういう世界で生きている子供たちがいるということを知るだけでも意味があると思う。自分に何が出来るというわけではなくとも読んでよかったと思える。
    「私は私だ。私の価値を決めるのは私。」

    0
    2025年11月09日
  • 両手にトカレフ

    Posted by ブクログ

    貧困社会で育った主人公がカネコフミコの自伝本と出会い、時代は違うけれど重なる2人の世界と成長とコミュニティの温かさを描いた物語。
    主人公の強く生きようとする姿が、まさに銃をかまえて立つ「両手にトカレフ」
    階級の違う同級生のウィルの温かさ(希望)と2人のもどかしさが眩しくて。
    読み終えた時、温かい涙が溢れた。
    ブレイディみかこさんにしか描けない物語。

    0
    2025年11月07日