ブレイディみかこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本 15歳の子供を対象にした本かな?
でも それなら 難しすぎる。
ブレイディーみかこ さんの他の本で
生理用品 買えない問題を読んだ時 ショックでしたね。
でも 日本でも 買えない子たちがいる。
なんて話しも聞きました。
最近は 災害用品の備蓄のリストに入っていますね。
言われないとわからないことは いっぱいあります。
みかこさんの息子さんはじめ 周りのクールな子供たち
苦労すると大人になっちゃいますね。
日本で 障害者手帳を持ってる人が路上に出てきた。
というのは うーん!というかんじです。
うちにも 障害者手帳を持った娘がいるので
確かに 親がいなくなって うちがなくなるとな -
Posted by ブクログ
本自体はとても薄いけど、内容は濃いなーと思う本。1からの続き。この母にてこの息子あり。
どこかのテレビ番組でミックス(ハーフ)タレントたちが受けた日本での偏見特集みたいなのを見た。結局どこに行っても居場所がないと言っていた言葉にショックを受けた。日本にいるとあまり意識しないけれど人種の問題ってとても難しい。悪気がある人ばっかりではない。でもだから無知って良くない。知る事は大事。知って考える。そして行動できる人間になりたいなぁ。相手の立場に立ってみる。常に心に留めておきたい。
この息子はとても良い大人になる。そんな気がする。続きがあれば読みたいな。
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Posted by ブクログ
移住先の英国での主にコロナ禍の頃の話。
そしてその後の低迷経済の話も。
なんて書いてあると、さも、どんよりとした重たい内容なのでは…?と思ってしまいます。まあ、それなりに明るくはない話題が多いです。
ですが。
彼女の人柄なのか筆致なのか、はたまた登場人物たちのおかげなのか。彼女の周りで起こる物語の続きを読みたくなります。
エッセイなんだけど掌編集のような。
熱々のおでん大根を、ふうふうしながら少しずつ口に運び、その、よーっくしゅんだ(染みた)味を噛み締めて、ごくんっと嚥下するような。ちょっと火傷したってへこたれずに、また次の一口を味わいたい。
そんな作品。
読んだら、飲み込むのにカウントダ -
Posted by ブクログ
内田樹篇の平成を振り返るエッセイ集。最初に内田氏が言っているように、自由に書いてもらったので統一感はないが、それぞれの書き手の専門分野に応じて、いろいろな平成の断面が見える。中には内田氏ファンである読み手の存在を忘れているのではないかと思われるものもあったが、総じて興味深く読めた。面白かったのはブレイディ氏の英国的「ガールパワー」と日本的「女子力」が全く真逆の意味になるという指摘だった。前者は、女が、女たちの支持を得て女たちをインスパイアすることだったが、後者は、女が、男たちの支持を得て男たちに愛されてほかの女たちより上に立つことだという、なるほど、双方の国民性の一端を垣間見せてくれている。
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Posted by ブクログ
前作に続いて考えさせられることが多かった。
中学生になり高校進学について考え始める時期の息子さんは更に大人びていて、親子の会話が以前より深い言葉の応酬になっているのが感慨深い。
地域の格差問題について、多様性について、選挙について…自分が中学生の頃にこれらに関心を持ったことってあっただろうか?家族で話し合うことも真摯に向き合うことも日本ではあまりないように思うけど、英国ではごく自然なことらしい。
家族でも友達でも相手が誰であれ意見の相違があっても頭ごなしに否定することはせず、自分の考えを自分の言葉で伝える、そうやって互いを尊重し合う姿は素晴らしく、その姿から学べることは多いと思う。読み味は軽い -
Posted by ブクログ
英国に暮らす親子の日常について記されたエッセイ。
著者(日本人)、夫(アイルランド人)、その息子の学校生活を通して見える階級社会や人種差別、ジェンダーや貧困問題…作中の著者は淡々と語っているように見えるけど、どれも中々ヘビィな体験だと思う。少なくとも、普通に日本で生活していたら経験することがないようなことがほとんどで。だからこそこの本の内容は衝撃的だった。
年齢のわりにクールでクレバーな息子からの質問、母ちゃんの回答は優しくもありながらも変な誤魔化しがなくリアル。多様性だったり、アイデンティティの問題について特に深く考えずにのほほんと生きている自分に喝。読めてよかった。 -
Posted by ブクログ
イギリスで元底辺中学校に通う「ぼく」と家族の日常を描いたエッセイ。
色々な国籍の人と過ごす日常のなかでふと抱く疑問に、色々考えさせられる。
文化も考え方も違うからこそ、相手を知ることが大切。
「誰かの事をよく考えるっていうのは、その人をリスペクトしているってこと」の言葉に集約される。
イギリスの公立中学校で学ぶカリキュラムに今回も驚いた。
自分で考え、他者を尊重しながらも行動できる人を育てる内容になっていて、大人の自分からみても勉強になる。
子供自身に判断を任せ、時には家族でディスカッションして答えのない問題を考え続ける、子供を一人の人間として対等に扱うブレイディみかこさんのご家族がと -
Posted by ブクログ
多様性って何?という真髄をついてくる作品。
ティーンやお子さんをもつ親御さんに読んでほしいと強く思う一冊です。
ブレイディさんのお子さんの成長を軸に今の社会を綴っており、イギリスと日本を比較して、それぞれの現状を知ることができる作品でした。
この本を読む前は、イギリスは日本よりも寛容で自由に生きられると思っていましたが、イギリスには日本とは違う、いや根底は繋がっているであろう問題を抱えており、直面する子どもの姿が印象的でした。
そして何より、困難に直面した際に、決して思考することから逃げてはいけないと少年から教わりました。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー とはどういう意味なのか