ブレイディみかこのレビュー一覧

  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    著者はイギリスや日本でいろいろな仕事に就いてきたのだなあ。仕事に対する態度、日本人アジア人ゆえの扱われ方、差別など、決してパラダイスではない職場だけれど、だからこそ見えてくる文化や意識の違い。決して分かり合えないわけじゃないけれど溝を感じる。

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    2025年12月01日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    シスターフットエンパシーとは、他人の気持ちを理解するために、気持ちで他の人の靴を履いてみるという比喩。

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    2025年11月30日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    著者の文章はスっと頭に入ってくるし、ありのままを書いているというか嫌味や驕りがなくて気持ちが良い。
    息子さん、13歳だか14歳だかの年齢にしては明らかに大人びている感じがするし、考えることも私が同じくらいの年齢だったときと比べてスケールがだいぶ大きい。私のレベルが低かっただけかもしれないが。
    でも、ノンバイナリーとかホームレス避難所拒否の問題から自分なりに考える姿勢、本当に素晴らしいと思う。
    で、そんな息子さんのことを褒めそやすでもなく、「息子はこう感じている」等の等身大の文章で、飾らずに書いてくれるところが良いのだ。

    息子、すごいなと思ったのは、冒頭のリサイクルの話だった。
    「リサイクルす

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    2025年11月30日
  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    英国で働く著者の底辺託児所の話。
    日本との違いや英国ならではの階級差や差別などを垣間見ることができる。
    汚い言葉を使ったりユーモアを交えているのでどんより重い雰囲気はないのが特徴。

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    2025年11月25日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    「ファクトリーウーマン」
    「リトルパンプキンの怪文書」
    『焼き芋とドーナツ』
    『むずかしい女性がかえてきた あたらしいフェミニズム史』
    『ducks 仕事』

    p.53 言うと、彼女はきりっとした顔つきになってこう言ったことがあった。
    「運だけじゃない。自分をオープンにしていたからです。自分を開くと未来のほうからこっちにやってくる。若くてどん底にいたときは、生き延びるために自分を開くしかなかったから、あの頃のわたしは最強だった」
    もし彼女が80代だったとしたら、このわらしべ長者ストーリーは1950年代後半から60年代ぐらいの話だ。わたしが若い頃、日本でバイトを掛け持ちしてお金を貯めては渡英し

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    2025年11月21日
  • 両手にトカレフ

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    海外の貧困がテーマの小説です。主人公のミアは、どうしょうもない母親に代わり、弟の面倒を見て守っている、まだ14歳の少女です。

    たった14歳なんです。自分のその頃を思い出すと、とても同じとは思えません。大人びてしまっていて、自分の世界への諦念が染みついています。

    子どもが子どもでいられるように、手を差し伸べられる大人でありたいです。

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    2025年11月18日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    勤め先のスナックのママにストーカーされる。万引きを捕まえて叱られる。皿洗いで雇われたのに、チャイナドレスを着て受付に立たされる。邸宅の清掃バイトをして、”見るな”とメモされていたものを目にする。量販店で列に割り込んできた男をのらりくらりと時間をかけてあしらう。借金取り立ての電話をして、盾にされた子供を相手に、自らの幼少時代を回想する。…末端に追いやられ、給仕するだけの側に回り、観察し、呆れながら、自らの身の上を受け入れる。稼ぐのは、富を築くためではなく、負債の重さにあらがうため。人々は今日も暮らしている。

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    2025年11月11日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    日本にいると気づかない事が多くて驚く。
    文句ばっか言ってないで皆んなで力を合わせて女性の環境を変えなずっと変わらん、と思わされた。
    具体的にどうやったらいいのかはわからんけど…

    以下、印象的だった箇所を自分用の備忘録として記録。

    ◯エンパシーとは見たいものだけを見たり想像したりすることではなく過酷な現実にも目を向けなければいけない。知ることで視野が広がり目を見開かされる。

    ◯歴史は男性目線や男性が主人公の事が多い。(確かにそう)
    それを支えた女性や草の根活動、変革を起こした人もいるはずなのに描かれていない。
    声無き声を無いものとしてはならない。
    描かれてないことの方が多い。

    ◯AIは事

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    2025年11月10日
  • 私労働小説 ザ・シット・ジョブ

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    医療従事者や保育士など、エッセンシャルワーカーが搾取されているのはなぜなんだろう。
    色々考えさせられる。
    海外で働く日本人もピンからきりまでいるんだなと。

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    2025年11月09日
  • 両手にトカレフ

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    読むのが辛い…でもミアがこれからどうなるのか知りたいから読み進める。
    ミアがカネコフミコの自伝を早く読みたいと思うのと同じく、カネコフミコとミアのことが知りたくて最後まで読んだ。自分の周りにはミアのような環境にいる子は(たぶん)いないけど、こういう世界もあるんだということは忘れずにいたい。読んで良かった。

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    2025年11月04日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    ネタバレ

    コロナの頃だし物価もまだ上がってない時代の出版なので噛み合わないところもあったが面白く読んだ
    以下引用↓
    鴻上
    小学生の飲料補給は先生が許可した時のみ
    お茶か水でスポドリはダメ
    勝手に飲むな!飲みたかったら飲んでいいのか!と言う引率の先生すごい

    鴻上さんの悩み相談…経済的に発展してる時は悩みも割とたいしたことないって笑い飛ばせる。“絆”“つながり”という言葉が出てくるときは不況。高度経済成長のときは今よりもいろんな意味で縛りが強かったけどどうせ未来は良くなるんだからと楽天的になって、破天荒な人間も多かった気がする。
    でも今はみんな出口の見えない中にいるから悩みがどんどん深刻化して内向化してい

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    2025年11月04日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    前作に引き続き息子さんの感受性の豊かさたるや。。子ども故か?と思いきや、一方で大人よりよっぽど達観している視点もあり…どちらにもハッとさせられる。中学生の子と親がこんなに色々と対話する家庭って、私の感覚では異常で理想で羨ましく思う。著者である母、父、ほか登場する方達みんな人間味がある。エピソード一つでも登場人物らに深みを感じる。リベラルとかポリコレって、偏った正義の押し付け・侵略って感じがして嫌いなんだけど、この本を読むとそういう動きも含めて社会というものを丸っと俯瞰して見る力が必要ではって気持ちになる。

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    2025年11月03日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    面白い視点だった。
    最初読んだときは前知識0だったため小説かと思っていたがエッセイのような書き味で、ドキュメンタリーだった。
    小学生視点の話しかと思っていたが作者視点だった。

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    2025年11月03日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    殺菌洗浄されていない女性たち
    →よい言葉、誰もが間違うし、偉人だってやばい面がある、でもそれと功績は共存する

    女性の指導者であることと政策は別
    彼女たちのフェミニズムが強くて野心のある彼女たちのような女性だけを受け入れるなら、結局差別だよな

    ブラザー(男性たち)フット
    →人間は助け合いが根底にある生き物だと最近どこかで読んだ

    SNSにおけるミソジニーが「女叩きをした方が盛り上がって儲かるから(=炎上商法?)」が起点になってるということは、我々がいくら呼びかけても無駄ってことか
    お金儲けに利用されて苦しい思いをするなんて悲しすぎる


    「あんまりお互いを不自由にすることを言わないようにしよ

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    2025年11月03日
  • 地べたから考える ――世界はそこだけじゃないから

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    この本 15歳の子供を対象にした本かな?
    でも それなら 難しすぎる。

    ブレイディーみかこ さんの他の本で
    生理用品 買えない問題を読んだ時 ショックでしたね。
    でも 日本でも 買えない子たちがいる。
    なんて話しも聞きました。
    最近は 災害用品の備蓄のリストに入っていますね。

    言われないとわからないことは いっぱいあります。

    みかこさんの息子さんはじめ 周りのクールな子供たち
    苦労すると大人になっちゃいますね。

    日本で 障害者手帳を持ってる人が路上に出てきた。
    というのは うーん!というかんじです。
    うちにも 障害者手帳を持った娘がいるので
    確かに 親がいなくなって うちがなくなるとな

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    2025年10月30日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    “むしろセルフケアとは、「もっとよい自分にならなければいけない」という脅迫から逃れて自由になり、「素敵」「清潔」「知的」「おしゃれ」といった出来合いの誉め言葉で称賛されることへのプレッシャーから自分自身を解放してあげることだろう。”(p.128)


    “支配とは、「人をなめる」ことから始まるのである。”(p.142)


    “「ADHDの診断は、わたしにとって最大のエンパワメントだった」
    と彼女は言った。
    「わたしはそんなにダメな人間じゃなかったんだって、自信をくれたから。60歳で人生が始まったって感じ」”(p.257)


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    2025年10月26日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    ブレイディみかこさんの本を結構読んでるなと気づいた。勉強になるし、元気が出るし、勇気がもらえるからだろう。足元から始めたい。

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    2025年10月26日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    本自体はとても薄いけど、内容は濃いなーと思う本。1からの続き。この母にてこの息子あり。
    どこかのテレビ番組でミックス(ハーフ)タレントたちが受けた日本での偏見特集みたいなのを見た。結局どこに行っても居場所がないと言っていた言葉にショックを受けた。日本にいるとあまり意識しないけれど人種の問題ってとても難しい。悪気がある人ばっかりではない。でもだから無知って良くない。知る事は大事。知って考える。そして行動できる人間になりたいなぁ。相手の立場に立ってみる。常に心に留めておきたい。
    この息子はとても良い大人になる。そんな気がする。続きがあれば読みたいな。

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    2025年10月25日
  • 転がる珠玉のように

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    移住先の英国での主にコロナ禍の頃の話。
    そしてその後の低迷経済の話も。
    なんて書いてあると、さも、どんよりとした重たい内容なのでは…?と思ってしまいます。まあ、それなりに明るくはない話題が多いです。

    ですが。
    彼女の人柄なのか筆致なのか、はたまた登場人物たちのおかげなのか。彼女の周りで起こる物語の続きを読みたくなります。
    エッセイなんだけど掌編集のような。
    熱々のおでん大根を、ふうふうしながら少しずつ口に運び、その、よーっくしゅんだ(染みた)味を噛み締めて、ごくんっと嚥下するような。ちょっと火傷したってへこたれずに、また次の一口を味わいたい。
    そんな作品。

    読んだら、飲み込むのにカウントダ

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    2025年10月20日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    面白かった。エンパシーという言葉を本書で初めて知った。息子さんの日本に対しても英国に対しても帰属意識を感じないという発言はその人達にしか分からない苦悩とかがあるんだなと感じた。
    多様性という言葉が出てきてから社会がどんどん複雑化していって生きづらくなってる気がする。

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    2025年10月20日