ブレイディみかこのレビュー一覧

  • 地べたから考える ――世界はそこだけじゃないから

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    この本 15歳の子供を対象にした本かな?
    でも それなら 難しすぎる。

    ブレイディーみかこ さんの他の本で
    生理用品 買えない問題を読んだ時 ショックでしたね。
    でも 日本でも 買えない子たちがいる。
    なんて話しも聞きました。
    最近は 災害用品の備蓄のリストに入っていますね。

    言われないとわからないことは いっぱいあります。

    みかこさんの息子さんはじめ 周りのクールな子供たち
    苦労すると大人になっちゃいますね。

    日本で 障害者手帳を持ってる人が路上に出てきた。
    というのは うーん!というかんじです。
    うちにも 障害者手帳を持った娘がいるので
    確かに 親がいなくなって うちがなくなるとな

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    2025年10月30日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    “むしろセルフケアとは、「もっとよい自分にならなければいけない」という脅迫から逃れて自由になり、「素敵」「清潔」「知的」「おしゃれ」といった出来合いの誉め言葉で称賛されることへのプレッシャーから自分自身を解放してあげることだろう。”(p.128)


    “支配とは、「人をなめる」ことから始まるのである。”(p.142)


    “「ADHDの診断は、わたしにとって最大のエンパワメントだった」
    と彼女は言った。
    「わたしはそんなにダメな人間じゃなかったんだって、自信をくれたから。60歳で人生が始まったって感じ」”(p.257)


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    2025年10月26日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    ブレイディみかこさんの本を結構読んでるなと気づいた。勉強になるし、元気が出るし、勇気がもらえるからだろう。足元から始めたい。

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    2025年10月26日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    本自体はとても薄いけど、内容は濃いなーと思う本。1からの続き。この母にてこの息子あり。
    どこかのテレビ番組でミックス(ハーフ)タレントたちが受けた日本での偏見特集みたいなのを見た。結局どこに行っても居場所がないと言っていた言葉にショックを受けた。日本にいるとあまり意識しないけれど人種の問題ってとても難しい。悪気がある人ばっかりではない。でもだから無知って良くない。知る事は大事。知って考える。そして行動できる人間になりたいなぁ。相手の立場に立ってみる。常に心に留めておきたい。
    この息子はとても良い大人になる。そんな気がする。続きがあれば読みたいな。

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    2025年10月25日
  • 転がる珠玉のように

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    移住先の英国での主にコロナ禍の頃の話。
    そしてその後の低迷経済の話も。
    なんて書いてあると、さも、どんよりとした重たい内容なのでは…?と思ってしまいます。まあ、それなりに明るくはない話題が多いです。

    ですが。
    彼女の人柄なのか筆致なのか、はたまた登場人物たちのおかげなのか。彼女の周りで起こる物語の続きを読みたくなります。
    エッセイなんだけど掌編集のような。
    熱々のおでん大根を、ふうふうしながら少しずつ口に運び、その、よーっくしゅんだ(染みた)味を噛み締めて、ごくんっと嚥下するような。ちょっと火傷したってへこたれずに、また次の一口を味わいたい。
    そんな作品。

    読んだら、飲み込むのにカウントダ

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    2025年10月20日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    面白かった。エンパシーという言葉を本書で初めて知った。息子さんの日本に対しても英国に対しても帰属意識を感じないという発言はその人達にしか分からない苦悩とかがあるんだなと感じた。
    多様性という言葉が出てきてから社会がどんどん複雑化していって生きづらくなってる気がする。

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    2025年10月20日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    イギリスに住んでる筆者が、息子を公立の学校に通わせる。そこで差別とか偏見とか貧富の差にぶち当たるんだけど、子供らしい真っ直ぐな受け止め方をしていて、とても素敵だなと思いました。

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    2025年10月19日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    英国の元底辺中学校に通うぼくの日常、親子の成長物語。前作に続き、息子さんの鋭い視点や柔軟な考え方にはっとさせられました!私が中学生の時の社会と言えば"学校"で、それより広い世界のことを考えることもなかったなぁ...。

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    2025年10月20日
  • 女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち

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    世界津々浦々、
    多様な政党の女性党首等を題材にしていて
    面白い。
    フェモナショナリズムへの言及、予測が白眉。

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    2025年10月13日
  • 街場の平成論

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     内田樹篇の平成を振り返るエッセイ集。最初に内田氏が言っているように、自由に書いてもらったので統一感はないが、それぞれの書き手の専門分野に応じて、いろいろな平成の断面が見える。中には内田氏ファンである読み手の存在を忘れているのではないかと思われるものもあったが、総じて興味深く読めた。面白かったのはブレイディ氏の英国的「ガールパワー」と日本的「女子力」が全く真逆の意味になるという指摘だった。前者は、女が、女たちの支持を得て女たちをインスパイアすることだったが、後者は、女が、男たちの支持を得て男たちに愛されてほかの女たちより上に立つことだという、なるほど、双方の国民性の一端を垣間見せてくれている。

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    2025年10月13日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    ふいに泣きそうになる一文が散りばめられていて、心を解かしながら、心を燃やしてくれる。
    文章の結び方が好き。

    ブレイディみかこの思想の浮遊と着地が好き。

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    2025年10月11日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    前作に続いて考えさせられることが多かった。
    中学生になり高校進学について考え始める時期の息子さんは更に大人びていて、親子の会話が以前より深い言葉の応酬になっているのが感慨深い。
    地域の格差問題について、多様性について、選挙について…自分が中学生の頃にこれらに関心を持ったことってあっただろうか?家族で話し合うことも真摯に向き合うことも日本ではあまりないように思うけど、英国ではごく自然なことらしい。
    家族でも友達でも相手が誰であれ意見の相違があっても頭ごなしに否定することはせず、自分の考えを自分の言葉で伝える、そうやって互いを尊重し合う姿は素晴らしく、その姿から学べることは多いと思う。読み味は軽い

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    2025年10月07日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい ◯
    その他

    作者と息子と配偶者の会話が深くて読みながら唸ってしまった。

    我が家の会話のなんと浅いことよ。

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    2025年10月06日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    英国に暮らす親子の日常について記されたエッセイ。
    著者(日本人)、夫(アイルランド人)、その息子の学校生活を通して見える階級社会や人種差別、ジェンダーや貧困問題…作中の著者は淡々と語っているように見えるけど、どれも中々ヘビィな体験だと思う。少なくとも、普通に日本で生活していたら経験することがないようなことがほとんどで。だからこそこの本の内容は衝撃的だった。
    年齢のわりにクールでクレバーな息子からの質問、母ちゃんの回答は優しくもありながらも変な誤魔化しがなくリアル。多様性だったり、アイデンティティの問題について特に深く考えずにのほほんと生きている自分に喝。読めてよかった。

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    2025年10月04日
  • その世とこの世

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    本書前半のやりとりは、異種格闘技ながら、わかりやすく響き合っていて、さすがブレイディと谷川、といった感じ。すぐ読めるし、読んで損はない。

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    2025年10月03日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    イギリスで元底辺中学校に通う「ぼく」と家族の日常を描いたエッセイ。

    色々な国籍の人と過ごす日常のなかでふと抱く疑問に、色々考えさせられる。

    文化も考え方も違うからこそ、相手を知ることが大切。
    「誰かの事をよく考えるっていうのは、その人をリスペクトしているってこと」の言葉に集約される。

    イギリスの公立中学校で学ぶカリキュラムに今回も驚いた。
    自分で考え、他者を尊重しながらも行動できる人を育てる内容になっていて、大人の自分からみても勉強になる。

    子供自身に判断を任せ、時には家族でディスカッションして答えのない問題を考え続ける、子供を一人の人間として対等に扱うブレイディみかこさんのご家族がと

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    2025年10月03日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ずっと気になっていて、やっと読んだ本。
    早く読めば良かった!いや、あえて今が良いのか?

    子どもから大人になる過程。わが子を重ねる。
    移民問題。日本も人ごとではないと日に日に感じる。差別と区別。
    シンパシーとエンパシー。エンパシーは能力。

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    2025年10月01日
  • ワイルドサイドをほっつき歩け ――ハマータウンのおっさんたち

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    イギリスの労働者階級のおじさんたちの悲哀や人間ドラマをリアルに描いている。ただ、内容の悲哀さと比べて話ぶりはいくらか明るく、楽しく読むことができた。作者の話の余韻の持たせ方も好きで、1日で1冊読めてしまうほど集中できた。

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    2025年09月28日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    私たちの足元に転がってる、シスター「フット」の話

    女性の政治参加の話で、英国ですら未だに女性政治家が重要ポストに就くと洋服やらトイレやら家族やらの話になるって、衝撃……
    ジェンダーギャップ指数4位でもこれ…?

    SNSでの女性の連帯はよく目にするけれども、オンラインよりも自分の身近な人間との関係性をまず大事にしてみようと思った

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    2025年09月28日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    多様性って何?という真髄をついてくる作品。
    ティーンやお子さんをもつ親御さんに読んでほしいと強く思う一冊です。

    ブレイディさんのお子さんの成長を軸に今の社会を綴っており、イギリスと日本を比較して、それぞれの現状を知ることができる作品でした。
    この本を読む前は、イギリスは日本よりも寛容で自由に生きられると思っていましたが、イギリスには日本とは違う、いや根底は繋がっているであろう問題を抱えており、直面する子どもの姿が印象的でした。
    そして何より、困難に直面した際に、決して思考することから逃げてはいけないと少年から教わりました。

    ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー とはどういう意味なのか

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    2025年09月17日