ブレイディみかこのレビュー一覧

  • 転がる珠玉のように

    Posted by ブクログ

    強い人だなと思う。この人の本を読むたびだんだんこの人を好きになっていく。
    連れ合いの病気、母親の死、自身もコロナに罹り大変な状況があったにも関わらずそれを主にはせず、あくまで日々の一部として書かれている。
    物の見方や言葉のチョイスが素敵だと思った。硬すぎず、下品ではなく、ユーモラスだろうけれど過剰な演出に感じず朗らかさがあるのかな。

    0
    2026年03月14日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    私が12歳の頃なんて、人種差別やジェンダー、抗議デモのことなんて考えたこともなかった。

    色々なお話を読んで感じたのは、ブレイディ先生の息子さんは、多民族国家という荒波にもまれて辿り着いた境地から、終始俯瞰した考えを持っており、切ないほどにしっかりしているということ。

    彼自身もそれに気付いているから、イエローでホワイトで、ちょっとブルーな気持ちになっているのだ。

    0
    2026年03月11日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

    Posted by ブクログ

    ブレイディさんの本が好きで読むのが楽しみだった1冊。

    自分メモ

    ・アイスランドのウィメンズストライキのことは知らなかったし、絵本の「I dare! Ican! I will!」が読みたくなった。
    →追記。柚木麻子さんの「本がひらく」の連載2025年12月25日に載っていたのを読んでいたのにつながらなかった。たぶんクッキー13種類つくる話で横転して辛くなってしまったのだろう。

    ・印象に残ったのは、「自分の足もとを忘れるのではなく、誰かの足を引っ張るのでもなく、ともに地べたに足をつけてそこからつながり、前へ進む」という文末のことば。
    バイアスなく、人と付き合えるようにならないとな。

    0
    2026年03月07日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    貧困格差、ジェンダー課題、政治的社会課題など日頃の子供の気付き、会話から著者の学びや多様性観点の発見が描かれて視野が広がる。ちょいちょい笑える言い回しがあったりしていい。
    何げなく生きていたら素通りしてしまいそうなエピソードも拾える感性がすごいなと。子供にも読ませたい。

    0
    2026年03月01日
  • 両手にトカレフ

    Posted by ブクログ

    貧困について
    自分がどんな家庭に生まれるかなんて選べない、本当に運だよなあ
    私の今の環境をありがたく思う、というのもなんか違うような気がするし何を言っても偽善みたいになりそうだけどこういう現実で生きている人たちがいるってことちゃんと忘れないようにしたい

    0
    2026年02月25日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

    Posted by ブクログ

    今作も弱者の視線で鋭く歯切れ良く、不条理な社会に切り込むブレイディさん。したたかに、しぶとく「負債返済道徳」に抗わなくては。「家族の関係こそが貸し借りの関係そのものなのだ」ろうけど、そう考えて生きてはいけない、息が詰まってしまう。

    0
    2026年02月24日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

    Posted by ブクログ

    仕事で向き合う辛さも、理不尽さも、不甲斐なさも、そしてそれらの苦しみから簡単には逃れられないことも、苦しい中にも救いがあることも、リアルに描かれていて読んで励まされた。

    「面倒を避けるということは、つまり正面から物事に対応しないということは、本来やるべきことをせずに場を切り抜けるということだ。そんなことばかり続けていると、いつの間にか物事がすっかりあべこべの状態になってしまって、いいことは悪いことになり、悪いことがいいことになる。

    (中略)

    だけど、あまりにも物事をあべこべにして、それがどんなに露骨でもオッケーなんだということにしてしまうと、そのうち本当にたいへんなことが起きてしまうので

    0
    2026年02月23日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    弱者が権力を維持するためにすることの陰惨さ、それでもある暖かさ。
    国境なき国に生まれたものとして、そのことに気がつけた。

    0
    2026年02月23日
  • リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T

    Posted by ブクログ

    自分のキラキラしたイメージだったイギリスが変わった。
    ホームレスの人たちが何もかもを無くしかけた時に考えた一つの活動が大きく発展していく様子にワクワクした。
    人はやろうと思えばなんでも出来るって言ってもらえてる気分になった。

    0
    2026年02月14日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    筆者の息子の中学生活を通して、多様性について考える一冊。
    「どこかに属している」という安心感のもとに生活しているのは日本人の方が多いだろう。この帰属意識をどう捉えるかが重要になってる今だからこそ、多様性を受け入れるとは何か、深く考えてみるべきなのかもしれない。
    無知でいないために、好奇心を持つことと勉強は続けよう。変わりゆく時代の中で自分の指針を導くものになるかもしれないから。

    0
    2026年02月14日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて購入!

    最初はどういうことかと思ったけど、イギリスで暮らす作者家族を息子を中心にして見た時の様子が、手に取るようにわかる。

    イギリスの現在の考え方や価値観などもものすごくよく伝わった。

    0
    2026年02月12日
  • 私労働小説 ザ・シット・ジョブ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    海外特にイギリスって憧れを抱きがちだけど、階級の格差が激しく夢があるだけで日本人が生きていくには厳しい国。しかも一旦夢を叶えに海外に行ったら今はいくらバイト暮らしでも成功してからじゃないと帰国しにくい‥見えてなかった大人の渡英の現状が見えた。

    0
    2026年02月12日
  • 両手にトカレフ

    Posted by ブクログ

    最近重い話ばかり読んでいる気がする
    中盤までミアの現状もカネコフミコの自伝も全然救いがなくて結構鬱だったな
    正直自分は本当に有難いことにそこまで貧困に対しての想像力が豊かではないから恐らく登場人物達の苦悩を1/10も理解できていないと思うけど、子供が子供を育てるとはどういうことなのか、生活保護とは誰のためにあるのか、母親とはどういう存在であるべきなのか、大人は子供にとってどんな存在であるべきなのかを考えさせられた。
    内容としてはジャクリーンウィルソンのタトゥーママに近い気がする

    フミコの時代から100年も経ったのに相変わらず救われない子供たちがいる世の中であるという事実には悲しいものがあるが

    0
    2026年02月11日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    著者の息子はどれだけ達観しているんだと驚くと同時に、英国の教育・社会構造がそうさせるのかとも思う。日本人しかいない環境で育ってきた自分にとっては、知らない世界だが、今からでも知るべき世界なのだろうと考えさせられた。

    0
    2026年02月09日
  • 両手にトカレフ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミアは絶望的な状況にもかかわらず、弟とけなげに生きている。そんな彼女の救いは、時代も国も違うフミコの自伝だった。二人の少女の話が平行して進み最後には希望を見いだす。きっと彼女たちのように苦しんでいる子はたくさんいるのだろう。「まだ知らないたくさんのことを知るまで、まだ出会っていない人々に出会うまで生きなければならない。」違う世界があることを伝える力強いメッセージが届きますように、、、また大人たちが何ができるのかも考えさせられた。

    0
    2026年02月08日
  • 両手にトカレフ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もしかしてこれから明るい未来があるかもしれないという希望がもてそうなところがよかった。
    チャーリーがとても心配

    0
    2026年02月01日
  • その世とこの世

    Posted by ブクログ

    谷川さんの関わるものは、詩集以外にもいくつか、触れたことがある。
    エッセイや対談等々、それぞれに発見があり面白い。
    ブレイディみかこさんの作品も、読んだことがある。この取り合わせはちょっと不思議で、どんな化学変化が起こるのかと興味があった。

    往復書簡の体裁を取るやりとりで、谷川さんからの返信にはいつも、詩が入っている。詩という形が、彼にはきっと一番、自分を表現できるツールなんだろう、というよりも、彼自体が詩の一部のような感じなのかも、と想像してしまうようなやりとりだった。
    何かを論じるというのでもなく、と言ってブレイディさんが無理に合わせるというのでもなく、それぞれの発したものにそれぞれが、

    0
    2026年01月29日
  • 両手にトカレフ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地獄の中で「生きる理由」を掴み取る物語

    この物語は、主人公・ミアが金子文子の自伝を読み進めながら、過酷な現実を生き抜く姿を描いた再生の物語である。
    ミアと金子文子には、共通点が多い。
    共に父親が不在で、母は男性や薬物に依存している。子供時代を子供らしく過ごすことすら許されない、あまりに過酷な環境だ。
    食事や住環境といった生存のベースすら危うい中、ミアは幼い弟の世話を一身に背負う「ヤングケアラー」として生きている。今の時代ならソーシャルワーカーに頼る道もあったはずだが、彼女はそれを拒む。助けを求めることは、最愛の弟と引き離されるリスクを意味するからだ。ミアにとって自分自身のことは二の次であり、

    0
    2026年01月26日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

    Posted by ブクログ

    もしかして、
    ほぼ実体験なのかなと思いました。

    調べてないので脚色がないかどうかは
    確信があるわけではないです。

    「私」とあるし
    小説のような大袈裟な物語性はなくて

    続きが気になるというより

    労働に対しての私見が書かれてるような文体に感じられました。

    東京でのスナックが舞台であったり

    アイルランドの富裕層の屋敷での清掃業務が舞台だったり

    スーパーの店員さんに洋品店の店員さんと
    接客業が多めです。

    最後はカード会社の催促


    淡々とドライでありながら、何故かホロリと涙が流れる的な背景描写もあったりで

    他人描写の
    表現方法に悪口がないんですよね(笑)

    ハーフの息子さんのことを書

    0
    2026年01月24日
  • 他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

    Posted by ブクログ

    ぼくはイエローで〜を読んだときはカジュアルな印象だったけれど、これはより大人向き?それでもとても読みやすく、考えさせられるような内容で、おすすめ度は高いです。

    0
    2026年01月23日