ブレイディみかこのレビュー一覧

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    前作に続き、イギリス地域社会での葛藤から、様々なことを考えるきっかけがもらえる。
    とても良かったけれど、2として前作を上回るものだったかどうかは検討したい部分がありました。

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    2026年09月10日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    この子のファンになりました。かあちゃんととうちゃんも好人物。というか、登場人物に悪人はいません。2も読みます。

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    2026年09月09日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ブレイディみかこさんの作品を初めて拝読しました。恥ずかしながら、作者のことも全く知りませんでした?
    まずタイトルに惹かれますね。そして何となく意味が分かるので、子供を持つ身として興味が湧きました。

    結果、、、読ませていただいてよかったです!!
    日本にいると、人種や極端な貧富の差を気に留めることは少なく感じますが、実際世界ではそれが日常。
    世界の縮図のような学校生活で、主人公と母親が悩みながら成長していく姿には心打たれました。

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    2026年08月30日
  • それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗

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    読みやすいのだが、前提知識の違いにより理解や受け止め方が変わるように思う。その点で難しい。
    論の中で、『万物の黎明』が度々出てくる。ずいぶん以前から私の机の上の右側に立っていて、10分の1くらいのところに栞が挟まれたままの状態。読まなければ。

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    2026年08月29日
  • 転がる珠玉のように

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    コロナ禍のロックダウン、連合いの闘病、遥か日本の母の死。
    筆者にとって辛い時期だったのかもしれませんが、周りの人にやさしく、理不尽なことには声をあげて、軽やかに前向きに日々を過ごす忘備録風エッセイです。
    生き様も文体も素敵で、大ファンです。
    しかし、チャールズ国王の就任式をTVで見なかったことだけで他人に読ませる文章に出来るのはさすがとしか言いようがないです。

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    2026年08月29日
  • それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗

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    英国の政治の状況とこれからの展望、不安からトランプなどアメリカのお国事情まで広範囲にわたって述べている。そうだったのかと勉強になりました。

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    2026年08月26日
  • それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗

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    政権をとることがすべて。理念もなく、いいも悪いもない。声の大きい方、力学の働く側に身を任す。弱気をくじき、強気を助ける。右でも左でもない極の中道。リベラルを騙った勢力のなれの果て。…偽善よりもストレートな悪の方がまだマシ。馬鹿なふりした詐欺師に票が流れる。家産の拡大として国を統治する。遠いものから排除する。移民は追い返され、マイノリティは虐げられ、やがては身内も消していく。…どこでも起こり得る。誰にでも降りかかる。ずしりと重く押し寄せる7つの章。ofを強めて、やがてwithになる。力にoverはいらない。

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    2026年08月18日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    過去にテレビでこの本を知った。売れているから作者がテレビ出演に呼ばれ、この本の良いところから学ぶというような趣旨の番組だった。やはり、面白そうと思った事は当たっていた。作者と息子さんの周りで起こる人種差別、貧困、政治によって起こる、市民達の問題について、作者と息子さんの視点から語られる話は面白く、洞察の深いものだった。息子さんの視点から見た世界や一つ一つの言葉から、理知的な相手を思いやる子であると、ひしひしと伝わる。息子さんの帰来の性格なのか、作者の母親としての手腕なのか、どのように息子さんを育てたのか知りたいものである。

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    2026年08月11日
  • 両手にトカレフ

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    金子文子の自伝とミアの物語がリンクしながら進んでいく構成が面白かった。

    二人は似たような状況に置かれながらも、世界との向き合い方は違う。

    ミアの「両手にトカレフ」というリリックは、誰にも頼れず、怒りや不信感を抱えて生きる彼女の心の武装のように感じた。その怒りを暴力ではなく、言葉に変えていくところも印象に残った。

    「ここではない世界」に行くとは、どこか遠くへ逃げることではなく、別の可能性を知り、自分の見方や行動、人との関わり方を変えることで、今いる世界を違うものにしていくことなのだと思った。

    10段階評価: 7点

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    2026年08月10日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    【見ようとしていなかったものが、見えた】

    イギリスの元底辺中学校に通う子どもの母、という視点から貧困や人種差別などのリアルを描いたエッセイ。

    エッセイというには取り上げられている題材に重みがあり、ノンフィクションというには軽やか。そんな印象を受けました。読み応えがあります。

    ふだん日本の小さな町で子どもを育てている私は、人種の違いで差別されたり、貧困によって子どもがドラッグの運び屋をするといった世界と離れた場所にいて、「これもリアルだ」と驚きました。そんな世界はすぐ近くにもあって、ただ見ないようにしているだけだったのかもとも思いました。イギリスと教育や政治の違いも興味深かったです。

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    2026年08月10日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    作者の子どもが人種や貧富に対する差別や偏見について、子どもなりに考え成長していく姿に胸を打たれる。

    主人公の子供が、優しくて素直でいい子に描かれているので、応援したくなる。母ちゃんが論理的で分析力があるので、エピソードことの意見が分かりやすく面白い。

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    2026年08月10日
  • 両手にトカレフ

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    大逆事件の金子文子の自伝を読み続けるミア。母親は、アル中でドラッグ常習者で男と一緒になっては捨てられを繰り返している。まだ幼い弟のために、ソーシャルワーカーから違う里親に連れて行かれることを恐れ、必死で生きているミア。そんなどん底の生活をする英国の女子高校生は、金子文子に自分を重ねる。
    授業で書いたミアの詩を読んだ同じクラスのウィルから、ラップのリリックを書いてほしいと言われる。ウィルから一緒にラップをやろうと誘われ、何か変われるかも…と思い始めた頃、母親はどんどん悪い方向に向かっていく。弟と逃げるしかない…。

    大逆事件の少女と現代の英国の少女。時代も国もまったく違っていながらも、保護者であ

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    2026年08月03日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    頭のいい息子君がスバスバ世の中を切る!
    Twitter漫画(笑)的なノリで面白かった。

    終始、差別被害者やそれに寄り添う立場で描かれているのに、9章において意図せず加害側に回ってしまった際、「地雷だらけ」と言うのは少し卑怯…か?
    終始描かれる加害者側人たちも「地雷を踏んでしまった」で済ませて良いのだろうか?とはなった。

    『差別はたいてい悪意のない人がする』『モヤモヤする正義』を積んでいるので、それを読んでから2を読みたいと思う。

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    2026年08月02日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    シスターフッドではなく、フット。このタイトルが面白い。
    他者の靴を履く、という一文にこの本が言いたい事の全てが集約されている。これは例えであって、他の人は同じ世界を見ているようで全く違う世界を見ていて、必ずしも全てが一致する訳ではない。
    フェミニストに対して特定の性別を叩くだけでは何も改善しないと言ってのける時点で特定の人々とは違う視野の広さがあった。女性たちの連帯についても彼女たちを救うだけでなく、それが伝播して困っている弱者を救う事になる。分断の時代においてその記述が希望のように輝いていた。

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    2026年07月30日
  • 両手にトカレフ

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    貧困の悪循環から抜け出すためには、当事者の努力だけではどうにもならないことを痛感させられた。

    ミアもフミコも希望が持てるラストだったけど、多くの人が経験しなくても済むような経験を強制的にされられる人生ってどうなんだろう。

    そんな「リアル」、必要ないよ。

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    2026年07月28日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    面白かった。コロナ禍真っ最中に出版されたようだが、コロナ騒動が落ち着いた今でも考えるべきテーマが提示されている。日本に足りない「考える力を養う教育」。AIが何でもやってくれる時代となり、ますます必要が高まると思うが、具体的にどのようにしたら良いのか考えさせられた。

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    2026年07月27日
  • それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗

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    ブレイディみかこの著書を読むのは、本書が初めてである。書評で目に留まり手に取ったが、英国で長年暮らす著者の、現代社会に対する見識と洞察の深さに、蒙を啓かれる思いがした。

    特に印象に残ったのは、エクストリームセンター(極中)、リマイグレーション(移民の送還)、民のリスポンシビリティと政治家のアカウンタビリティ、テクノ封建制(Technofeudalism)、バラモン左翼、クラスシーリングとメリトクラシー、家産制国家(Patrimonial State)、The Fifth Estate、Ordo Amoris(愛の秩序)、アナキズム、スチュワードシップなど、これまで十分に理解していなかった、あ

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    2026年07月26日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ブレイディみかこさんと状況は違うが、私も現在、外国で子どもを育てている。
    子どもの学校は現地校だが、上流階級が多いことは子どもが友達の家に遊びに行けばわかってしまう。
    また、誕生日パーティーに招待され、参加した時にも顕著である。
    ここが特殊な環境だという事を私は理解しているが、子どもはどうなのか。
    学校には色々な人種がいるけれど、我が子にとって今の経験が多様性を考える土台になっていてほしい。
    色々な事を考えさせられた。

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    2026年07月26日
  • それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗

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    ネタバレ

    第5章のテクノ大衆の誕生が印象的だった。
    待つことの排除が熟慮や対話を失わせている。
    実際に待てなくなっている自分が居ることに恐怖を感じた。
    分かりやすさを突き詰めていくと、いつしか自分の首を絞めることになりかねない。
    一歩立ち止まって自ら考えることを忘れずにいたいと思った。

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    2026年07月23日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    本屋大賞 ノンフィクション本大賞
    毎日出版文化賞 特別賞

    カトリック系の小学校(公立、移民が多い、学力高い)から、底辺中学校(公立、白人の労働者階級がほとんど、学力低い)に進学したブレイディみかこさんの息子さん、「ぼく」。
    学校の中で、通学路で、さまざまな人種差別的発言にさらされる。それは、母親であるみかこさんも同様であった。

    しかし、みかこさんのみならず、「ぼく」も人種差別、LGBTQ、貧富の差などについて深く考察するのである。
    それは、イギリスの教育によるところも大きい。
    『エンパシー(共感)とは何か』と、中一のテストに出るのだ。「ぼく」も、「そういう授業、すごく面白い」と言っているの

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    2026年07月19日