ブレイディみかこのレビュー一覧

  • 保育園を呼ぶ声が聞こえる

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    現状の保育園事情からも日本は世界の先進国より随分遅れているし、保育園のみならず、幼児教育のこと、子供の権利のことを真剣に考えられていなかったことにただただ驚く。保育園にただ子供を預けられればいいという話ではない。 実際に自分がいくつも保活で保育園を見学して、狭い、汚い、交通量が多い立地など、小さい子供を預けるのに躊躇する保育園がいくつかあったことを思い出す。しかしどこにも受からなければ、その躊躇したところにも預けざる負えなかったかもしれない。実際にそういうことも起きているのが日本の現状でもある。
    本当におかしい。子供は未来なのに。
    子供の権利、保育士という命を預かる専門職の待遇改善など早急に

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    2017年11月11日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    日本は、富裕と貧困、資本主義的なものと社会主義的なもの、が渾然一体となっているという視点は、言われて気付く。
    富裕層の子どもが野宿者のおっちゃんと仲良く遊ぶ、その子どもの富裕層の保護者もそれを良しとしている、というオルタナティブな面。
    日本で社会運動が横に連帯することの難しさ。貧困な若者が折れてしまっているというどうしようもなさ。
    今の日本はとても複雑であるな。

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    2017年10月29日
  • 保育園を呼ぶ声が聞こえる

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    昨年は「保育園落ちた‥」のブログや、新規保育園の計画中止のニュースで「待機児童問題」という言葉を何度も聞いた。
    だけど「待機児童」の何が問題なのか?本当には分かっていなかった‥問題は、保育そのもの。安心して「保育」を受けられなければ、親は働くことができない。もちろんそれは二人であろうがシングルだろうが、すべての「親」のこと‥。どんな職場であれ必ず「親」がいる。考えてみれば保育の問題は、働く人=この国に暮らすすべての人にとっての問題なのだ。いやいや‥日本、大丈夫だろうか?
    この本はこどもが身近にいる、いないに関わらず、行政や政治家には課題図書にしてもらいたいし、なるべく多くの人(特に若者)が読ん

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    2017年09月26日
  • 花の命はノー・フューチャー ──DELUXE EDITION

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    2017.6.27
    リズムがある文章でホント読んでて気持ちがいい。ブライトンの市井の人が大変魅力的です。

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    2018年05月28日
  • 花の命はノー・フューチャー ──DELUXE EDITION

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    世代も違うし育った環境も住んでる場所も違うけどシンパシーしか感じない。若い時にパンクにやられたという経験は、それだけで人格アンド思想形成の土台になるんやな。
    全ての、元パンクス、必読。

    〜ジャージはジャージじゃ。あほんだら。

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    2017年06月21日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    イギリス在住の保育士でライターの「フレディみかこ」氏が、2015年・日本滞在時の取材をもとに書いた最新著。友だちに教えてもらって読みました。

    的確な日本の現状に対する分析、これからの日本を考える上でもとても示唆的な内容をもった本だと思います。

    特に印象に残ったのは、「ミクロ(地べた)」を「マクロ(政治)」に持ち込むという視点。当事者の実態(誰かがきちんと代弁すること含めて)があり、具体的に改善するための政策(政治)が大事であることを改めて考えました。どう伝えられるか、その観点を大事にしたいと思いました。

    保育に対するイギリスと日本考え方の違いなどもよくわかりました。一億総中流に関す

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    2017年03月28日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    素晴らしいルポタージュ。英国文化に興味があるといったバックグラウンドが似ていて通ってきたところが近いのか、自分にとって文章がすっと入ってくるし、とても信頼できる文章だった。今の日本とこれからについて考える良いきっかけになる。

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    2017年01月05日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    「2016年2月の東京を記録する」ために本書は書かれた。
    自分のことを「地べたの保育士」で「無学な人間」とおっしゃる、在英のブレイディみかこさん。もとより何らかの「日本の問題点」を探り出し突破口を見つけるなんて、大それたことは想定していない、と。
    けれど、この本にはその「大それたこと」に関するヒントがたくさん詰まっている気がしてならない。自分の身の回りのこと、ミクロ(地べた)とマクロ(政治)は直結している。繋がり、声をあげよう。動こう。「実際に自分の目で見たものだけを信用する」ジャック・ロンドンを紹介し、自分もそうありたいとの著者の決意を尊敬し、共感する。今の日本(と世界)を理解するための必読

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    2016年11月25日
  • 両手にトカレフ

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    ミアとフミコの自伝が交互に語られていく
    金子文子は実在した人物で自伝や歌集も出していた。その自伝のたぶん最初の方だけを使っているのかなと思われる
    唇を噛みながら胸が裂ける文字を追っていた。苦しい境遇それでも希望を信じ生きていこうとする。溶けて沁みていく言葉は人の道を外れた者には届かない。ミアはリリックに、フミコは自伝に想いを載せる。伝わってくる懸命な姿、どうにかどうにか安らげるようにと願いながら、苦しくも希望を忘れたくない物語だった
    ラストにウィルの気が抜けるような思いが緊張を和らげてくれてよかった

    好きなフレーズ引用
    それはここではない世界で 自分が本来いるべき場所っていうか 行ったことも

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    2026年06月27日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    イギリスのブライトンに住む母と息子の生活のエッセイ。たまに口を突っ込む旦那さんもおもろい。
    息子が通う元底辺中学校の小さな社会の中には、
    貧困格差、人種差別、宗教、多様性など、さまざまな社会問題が潜んでいて、リアルな日常が取り上げられてる。

    多様性って簡単に言うけど、実際は私が想像する以上に複雑で面倒なんだな。

    子どもが社会問題に対して純粋かつ誠実に向き合っている姿が印象的だった。
    ただ助けるのではなく、「助けられた側が引け目を感じないか」というところまで考えられる想像力に驚いた。

    著者は息子の考えを否定せず、一人の人間として尊重しながら一緒に考えている。

    多様性の問題を前向きに考える

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    2026年06月13日
  • ワイルドサイドをほっつき歩け ――ハマータウンのおっさんたち

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    おじさんにだって人生がある!
    おじさんだって恋愛するし、友達がほしいし、お金がないし、貧困に悩むことだってある。
    日本にいると、中年男性は特権的権力をもってる、いつもイライラ、人生つまらなそうな顔してる人いっぱい~って思ってた。
    イギリスの、ストリートにいる一部のおじさんたちの生態を知って、おじさんに対して温かい気持ちをもつことができた。
    通勤の満員電車に乗ればすぐ消える感情だと思うけど、、(笑)

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    2026年05月31日
  • 女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち

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    ブレイディさんの本は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』以来。
    女性の政治家のみとりあげた視点に興味があって読んでみた。が、いかんせんちょっとトピックスが古すぎた。本の出版が2021年、コロナ禍以前の話が半分以上で、トランプも小池さんも一期目だしイギリスはEU離脱でまだ揉めてる頃。
    が、どちらかというと政治の話にはながらく敢えて興味を持たないできたので、知らない単語がゴロゴロでてきてとても勉強になった。文体も読みやすい。
    あとびっくりしたのが、世界にはLGBTを公言している女性政治家がたくさんいて(男性もいるかもしれないけどこの本には出てこない)、しかも党首や首相にまでなっていること

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    2026年05月22日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    読もうと思いながら2年ぐらい積読にしてたかも⁇GWの旅のお供で読み始めて、ようやく読み終わった。
    前作が見つからないので、「振り返り読み」出来なかったけど、色々思い出しながら、読んでいった。
    ブレイディみかこさんは、婦人公論のエッセイを読ませてもらってるけど、こんな風な一編の物語にしてもらうとまたちょっと違った印象だ。映画かドラマを見てるような気がしてくる。
    この息子さんの成長が素晴らしい。
    ちょうど公開中だった『オールドオーク』という映画を見たのだけど、移民(映画では難民かな?)のこととかいろいろ重なるところがあった気がする。映画の舞台の方がもっと田舎だったかな?
    この本は映画と違って「終わ

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    2026年05月22日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    労働という身近なシチュエーションから、家族の構造、統治、排外、移民、平和、借金などの本質を浮き彫りにし、負債返済道徳という一見、正論にもおもえる呪縛を暴き出す。現代のあまりにも寛容さのない状況からくる息苦しさを的確に表現した作品。

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    2026年05月17日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    イギリス在住の著者の息子の生活を中心に描いたノンフィクションもの。

    英国社会に根深く存在する人種問題や貧富の格差、分断の現実を痛感させられる一冊だった。
    11歳の息子の純真な視点を通して描かれることで、「なぜ差別は生まれるのか」「他者を攻撃してしまうのはなぜか」という問題が、より身近なものとして感じられる。

    白人が中心の生活圏や学校よりも多種多様な人種の人達の生活圏や学校の方が治安が良い、というのは意外な事実だった。

    作中では、差別や偏見は単なる悪意だけでなく、無知や想像力の欠如から生まれてしまうことが描かれており、他者を理解しようとする姿勢の大切さを考えさせられた。

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    2026年05月11日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    この人の文章が好き過ぎる。相変わらず目から水を出しながら面白く読んだ。1も再読して確実に没頭、本当はまたラップが聴きたかったな、、、最後が良かった。

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    2026年05月05日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    子供の鋭い感性がとても光ってて、かつ筆者と配偶者との掛け合いもとても面白くて、作品内の情景を想像しながら読むことができた。

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    2026年05月03日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    エンパシーを「他人の靴を履く」という素敵な解釈で説明する著者のシスターフット・エンパシーをテーマとしたエッセイ。


    マスコミに何かとカテゴライズ分けされ煽られる女性間だけれど、シスターフットという言葉・概念があったのだ。

    「自分のことは自分で決める」という権利のために闘ってきた過去の女性たちのエネルギーと行動力に比べて、今日本人のエネルギーのなさ、諦め感は何なんだろう?

    まだ男尊女卑、家父長制の意識が残り続けている社会の中で、尊重されない扱いを受けたとき、尊重されていなかったことに気付いたときには異議を唱え、闘うことが大切だと思った。

    【シスターフット】
    女性同士の連帯や絆を示す概念。

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    2026年04月25日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    2020年の春と秋に、ブレイディさんと鴻上さんが、イギリスと日本の対比をしながら、「世間と社会」「シンパシーとエンパシー」を縦軸に対談した本。2026年に読んでも、とても面白く、多くの気づきがあった。時代はコロナ禍だが、初期の混乱が少し落ち着き始めた頃。菅首相の「自助、共助、公助」と、自助しかなかった昔のサッチャーと、それを皮肉くるジョンソン首相や、英国と日本の教育、国会討論でのエンタメ性の有無などを、「世間と社会」というモノサシで読者に提示している。タイトルの「何とかならない時代の幸福論」は、本文中にはハッキリと示されてはいないのだが、読み終えて本を閉じると、なるほど、私の中にしっかり残って

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    2026年04月19日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    自分の無知を引きずり出す。

    理解出来ない話が多いんだけど、理解出来ないからこの親子を追ってみたいと思わせるノンフィクションエッセイです。

    2も続けて読みます。

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    2026年04月11日