ブレイディみかこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2026年夏の新潮文庫の100冊に入っていたので、書店で文庫本を購入しました。もっと早く読むべきだった!以前、ブレイディみかこさんの「子どもたちの階級闘争」を読んで非常に感銘を受けたので、本書を読みました。
アイルランド人の父と東洋人(日本人)の母との間に生まれ、イギリスで育っている中学生の息子とのやりとり。母である著者は知的で、調べたところ「社会民主主義寄りの左派」という立場になるようなのだが、彼女の考えには個人的にも大いに共感する。
このような考えをする人が増えれば、世界が平和になるハズと思う。そして学校でレイシズムに直面し、ママ、こんなことがあったんだ…と話し、それに対する母の意見を自分 -
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イギリスの階層を描写するエッセイの続編
これで完結という事だけど、本当に終わりなのだろうか?
まだまだ続きを読みたいものだけど
息子くんはもうお年頃なので、母親と素直に話すより他のコミュニティーで成長していく段階になったということなのだろうか
アイルランド人の父と日本人の母の間に生まれた息子くん
小学校は市内1位のカトリック校に通っていたが、中学からは「ホワイト・トラッシュ(白い屑)」と呼ばれるような白人労働者階級が通う元・底辺中学校に通うことを選択する
人種差別、貧困多様性、格差社会などの社会問題に対して、母視点での気づきと息子との会話での新たな解釈などについて前作では描かれていた
前 -
Posted by ブクログ
ネタバレとっても自由で読みやすくて面白く、凝り固まった頭をほぐしてくれるエッセイ集だった。それに心が解き放たれてなんだか前向きにもなれる。
英国の政治や階級社会や教育方針などを通じて、日本のそれについて考える機会にもなる。国内のことだけではなく他国のことを知るのは大切だ。視野が広がることでより課題が浮き彫りになったりもする。
他者の靴を履くためには、まず自分の靴を履くところから始めなければならないといった内容にはすごく納得した。日本の場合、そのスタートラインに立つのにも苦労するような気がする。
著者は託児所や教室で教える・指導する立場を多く経験しておられるけれど、その出会いのなかでご自身も考えることを -
Posted by ブクログ
読んで良かった。
20年前にホームステイしたイギリス。当時私の憧れの国でした。
読み始めは「底辺中学校」という露骨な表現にうーんと思いましたが、綺麗事では済まなない世界がもう現実にあるんだと思い知らされました。
政治の失策…どこも一緒なのかな…足掻く術もなく割を食うのは子供たち。
今日一日の食事に困るほど過酷な貧困があり、貧富の差が広がる中で人種、移民、宗教、性的マイノリティ、さらにはEU離脱派と残留派…様々な社会の分断があり。多様性も多様性、日本だってこれから直面する問題なんだろうけど、とんでもなく複雑。
中学生が万引きやドラッグ、行方不明、恐ろしい世界と隣り合わせな現実にショックを受け -
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ネタバレホントつくづく日本の子育てと英国の子育ての違いを見せられた…というか、時代がそうなのか。
かなり早い段階から「自立」を促しているよなあ。
大人の私でも息子くんが与えられてる課題こなせそうにない。苦笑。「グッド・ラックの季節」では正しくお母さんと同じ気持ちになった。
ターバン母さんがフレンドリーになってたのは嬉しかったなあ。
前回もだが福岡の祖父ちゃんとの話は泣けてしまう。
言葉も通じないのに、前世でも繋がっていたんだろうか?w
ちょっと驚いたのが「日本で車を運転しているのは、お年寄りと女性ばかり。男性はどこにいるの?」という息子くんの言葉。…この頃くらいからか、このあとくらいからか、日本では高 -
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イギリスに住むブレイディみかこ氏による、極中、リマイグレーションなど最近ちらほら聴くな?というワードを解説した一冊。
自己責任論の伸長(他方で権力者の責任は問われない)、「中道」化による左派の弱体化、リフォームUKの伸長)や、なぜ思想が全然違う政党・なぜ政策に一貫性のない政党が支持されるのか、テックジャイアントがリベラルから右派に取り込まれていった(取り入っていった)過程、"不法移民"に厳しい移民出身の政治家など、一見矛盾するように思える主題についてすごく腑に落ちる解説になっている。
そして日本もイギリスの状況に重なることがとても多いというか、イギリスが日本の少し先を行っ -
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『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んで、ブレイディみかこさんの本をもっと読みたくなり、小説ジャンルから本書を手にした。
ストーリーは主人公の少女、ミアの厳しい日常と、彼女が手にして読み進める、日本の大正時代の活動家、金子文子の自伝とを交互に行き来しながら進む。どちらも貧困で、家族にも恵まれず、厳しい。そして、ミアの日常は、『僕はイエローでホワイトで…』で描かれる現代イギリスと地続きで、登場人物たちにもどこか既視感を感じる。
ミアやウィルや、ゾーイに、『僕は…』で垣間見られた著者自身や息子さんや配偶者、近所の素朴な人たちの横顔を感じる、それだけにシングルマザーの母親が依存症や精 -
Posted by ブクログ
多様性とか格差といった社会問題が色濃く出てはいるものの、社会派ノンフィクションというよりも、日常系エッセイという感じで、テンポよく読めた。今の英国(といっても既に7年前だが)が、こんなことになっているのかという驚きもあった。
タイトルだけ見て、主人公に人種の問題に悩む可哀そうな少年を想像していたが、むしろ頼もしい少年であった。というより、この息子さん、人徳がすごい。日本人の僅かな価値観の違いに振り回されているようなオジサンが心配する必要など全くありませんでした。すみません。
筆者であるお母さんの影響も大きいんだろうな、とも思う。文庫解説に「ブレイディさんは自分の息子を一人の人間として信用し