ブレイディみかこのレビュー一覧

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    著者の息子の視点で語られる社会情勢の変化。
    日本にいて感じにくいけれど、身近に起きていることを実感させられる。

    著者と息子の会話がなんだか心地よい。
    対話することで自分の考えや状況を整理できて言語化できると思う。

    だからこそ、息子さんがどのように考えて成長していくのかが非常に気になる。
    2もあるみたいなので、気が向いたら読んでみたい。

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    2025年09月17日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    まるで世界の縮図のような人種差別や格差、LGBTQなどの社会のリアルがとにかく面白い、そしてためになる。グローバルに染まる日本も無関係ではいられない。多様性やジェンダーが広まりつつある今だからこそ刺さる1冊だと感じた。

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    2025年09月14日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    アイスランドの女性ストライキがインパクト大!
    恥ずかしながら、このストライキのことを今まで知らなくて…
    内容を詳しく見てみると、いわゆる女性差別としてよく挙げられるものに留まらず、もっと小さなことまで女性の労働として挙げられていてびっくりした。
    例えば、「やることリストを覚えておくこと」「家族や親せきへの気遣い」「家族の食事」など。
    最近、家族みんなの予定管理にイライラしていたところだったので、私もストライキしたくなってしまった。

    この本では、女性側の問題として書かれていることが多かったけど、男性でも同じ様に不公平を感じている人もいるかもしれない。
    男女問わず、「こうあるべき!」という考えか

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    2025年09月13日
  • 両手にトカレフ

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    少女に突きつけられた重く厳しい環境は読んでいて胸が苦しくなった。何度も足掻き苦しみ前進したらまた足元を崩される感覚。とてもこの年齢の子供が背負っていいものではないと2人の少女を通して辛い現実を見せられた。単なるシスターフッド的な展開にならず性別や階級などの属性をこえた連帯、繋がりに一筋の希望が見えてとても良い作品でした。

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    2025年09月12日
  • リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T

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    実際に会った話を元に小説化。

    知らなかった。
    イギリスの庶民の想いまで触れたことがなかった。
    キラキラした世界、なんとなくかっこいい。
    そんなふうにしか見えてなかった。
    ブレイディさんの本を読むたび、遠く離れた地の現実を間近で見ている感覚になる。
    まだまだしらないことだらけ。
    他を知ることで自分の身近なところにも目を向け考える。そんな時間。

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    2025年09月12日
  • 両手にトカレフ

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    ネタバレ

    一気に読んだ。
    ミアの話は、内面×外的環境どっちも変わらないと、その人に良い変化は訪れないよなと思った。
    カネコフミコの話は、内面の変化にフォーカスされていたから、
    カネコフミコがミアの内面に変化をもたらし、
    レイチェルやゾーイ、ウィルが外的環境に影響をもたらしたということなのかな、と思った。

    ここで終わっちゃうんだ感があった。でもそのお陰で、何回も話を振り返って考える機会をもらった。

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    2025年09月10日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    自分が無意識に受け入れてしまっていることの中にも女性ならではの難しさが潜んでいることに気づいて、この無自覚さが日本の男女平等がなかなか進まないことに繋がっているのかも、と反省した。

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    2025年09月10日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「僕は、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。⋯⋯罰するのが好きなんだ」

    冷静な分析で一番響いた言葉だった。公立の中学校に通っていたときのあのごちゃまぜな感じをなんとなく思い出した。大人になると、なんとなく大きな輪っかでくくったら似ている人たちと仲良くしがちだからこそ、「知ろうとする」ことの大事さは忘れちゃいけないなと思った。2が読みたい

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    2025年09月08日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    息子さんがその年でその言葉を述べられることが、ただただすごい…
    わたしがその年の時、一体なに考えてたのだっけ

    また読み直したい

    家族のことを知りたくなるというか、息子さん側のエッセイや、お父さん側のエッセイも読みたくなってしまう

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    2025年09月08日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    「多様性は素晴らしい」…そう信じていても、実際にはぶつかることもある。職場のちょっとした会話から、ニュースで見る国と国の対立まで、「やっぱり難しい」とため息が出ます。

    この本は、イギリスの“元底辺”公立中学に通う息子を持つ母(著者)が、教室で繰り広げられる日常をユーモアと観察眼で切り取ったエッセイです。人種、宗教、経済格差、ジェンダー…世界の縮図のような教室で、小さな衝突もあれば、思わず笑ってしまう場面も。個人対個人なら誤解が解け、友情が芽生えるのに、集団同士になると一気に硬直化する――その対比が鋭く胸に残ります。

    面白いのは、息子世代が当たり前のように違いを受け入れ、世界を少しずつ“つな

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    2025年09月07日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    いまのところ、ブレイディみかこさんの考え方が自分の「フェミニズム」観にいちばん近い。まさに"足もと"からの視点が心強い。

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    2025年09月06日
  • 両手にトカレフ

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    心が痛むテーマだったけれど、希望が見えてよかった!大人が子どもを悲しませない、傷つけない世界になることを、切に願います。
    と書きつつ、今日、ポケットにティッシュ入れたまま洗濯に出した我が子に、イライラ当たってしまったけれど。がんばれ、自分!!!

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    2025年09月02日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    今の世界の有り様といかに女性は
    向き合い生きて行くのか
    歴史に触れつつ考えさせる
    わかりやすくて面白かった

    ママアスリートも増えている
    以前なら考えられない
    年齢を超えて競技に取り組んで
    結果を出している女子アスリートもいる
    世界は変わる
    価値観も変わる
    それぞれにリスペクトして
    生きていきたい

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    2025年08月25日
  • リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T

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    今、読んでよかったと思う。
    抵抗は生活から。
    無駄だと切り捨てて、賢く生きることで死んでしまう部分がある。

    パレスチナへの連帯、中国やアジアへの加害の歴史、アイヌモシリや琉球への入植、侵略の事実。

    日本人男性として生まれて、社会的な構造によって優遇されてきた人間として考えなければいけないこと、行動しなければいけないことはたくさんある。
    そしてヴィーガンとして生きる中で、社会の中で声を上げ続けることの大切さと苦しさが在る、

    抵抗は生活から。
    自治区のような村のような場所は本当に必要だしつくりたい。
    ヴィーガニズム、アナキズム、フェミニスト、アナーキスト、アクティビスト。
    どれも誰もが特別な

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    2025年08月21日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    ブレイディさんの本はいつも、様々なことを考えるきっかけをくれる。その着眼点にいつも、新たな気付きがある。

    特に印象に残ったのは、数学が分かるようになり、自分を傷付けるのを辞めた子の話。
    勉強が分かるということも、何かのきっかけの一つとなるんだろうなあと。

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    2025年08月20日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    イシューを絞ったうえでの筆者のエッセイ集ということで、今まで触れて著書とは感触が違う面もある一方で、その中での話題の多様性も担保されているのはさすが。何篇かは、折りに触れ見返してみたいものもあった。

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    2025年08月20日
  • 両手にトカレフ

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    物語なのかリアル(本で言及してるので読んでほしい)なのか。
    限りなくリアルだと言うこと
    私が恵まれていると言うこと

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    2025年08月18日
  • 両手にトカレフ

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    高校生の時に送りたい一冊。
    フミコを心の友として過ごしていたのに、いつのまにかフミコのように参考にするかのように過ごしていたので少しハラハラした時があった。

    社会福祉士を受験します。ここの一節は大切だと思ったので残しておく。
    「ミアの指をぎゅっと握っているチャーリーの右手をレイチェルは見ていた。こういう職業の人はこちらの事情をよくわかっている。問題は、この人たちはわかっている以上のことを勝手に想像して決めつけるときがあるということだ。p.154」

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    2025年08月16日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    ネタバレ

    ブレイディみかこさんは、僕はイエローでホワイトでちょっとブルーからのファン。日本ではなくイギリスに住んでいる筆者だからこそ感じる、見えてくる視点でのエッセイでした。

    特に印象に残ったのは、
    「自信は気の持ちようではない。
    本物の自信は環境と経験で培われるもの。
    環境も経験も他者が必要。」
    という内容でした。自信は精神論ではない。これは女性に限らず、男女共通で現在の教育の中で大切な考え方だろうと。自信をつけるには、失敗できる環境下で努力など試行錯誤をしていく中で、だんだんとできることが増えた、上手にできたなどの成功体験から自然と身につくものなのだろうと。

    他にも日本にいると気づけないかもしれ

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    2025年08月12日
  • 両手にトカレフ

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    この空は続いている、そして繋がる。
    今を生きる少女と時代は違えど必死に生きた少女の共鳴。強く生きる為には人の支えとここぞの運が必要だなと思いました。
    希望の見える一冊でした。

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    2025年08月06日