ブレイディみかこのレビュー一覧

  • その世とこの世

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    本書前半のやりとりは、異種格闘技ながら、わかりやすく響き合っていて、さすがブレイディと谷川、といった感じ。すぐ読めるし、読んで損はない。

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    2025年10月03日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    イギリスで元底辺中学校に通う「ぼく」と家族の日常を描いたエッセイ。

    色々な国籍の人と過ごす日常のなかでふと抱く疑問に、色々考えさせられる。

    文化も考え方も違うからこそ、相手を知ることが大切。
    「誰かの事をよく考えるっていうのは、その人をリスペクトしているってこと」の言葉に集約される。

    イギリスの公立中学校で学ぶカリキュラムに今回も驚いた。
    自分で考え、他者を尊重しながらも行動できる人を育てる内容になっていて、大人の自分からみても勉強になる。

    子供自身に判断を任せ、時には家族でディスカッションして答えのない問題を考え続ける、子供を一人の人間として対等に扱うブレイディみかこさんのご家族がと

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    2025年10月03日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ずっと気になっていて、やっと読んだ本。
    早く読めば良かった!いや、あえて今が良いのか?

    子どもから大人になる過程。わが子を重ねる。
    移民問題。日本も人ごとではないと日に日に感じる。差別と区別。
    シンパシーとエンパシー。エンパシーは能力。

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    2025年10月01日
  • ワイルドサイドをほっつき歩け ――ハマータウンのおっさんたち

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    イギリスの労働者階級のおじさんたちの悲哀や人間ドラマをリアルに描いている。ただ、内容の悲哀さと比べて話ぶりはいくらか明るく、楽しく読むことができた。作者の話の余韻の持たせ方も好きで、1日で1冊読めてしまうほど集中できた。

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    2025年09月28日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    私たちの足元に転がってる、シスター「フット」の話

    女性の政治参加の話で、英国ですら未だに女性政治家が重要ポストに就くと洋服やらトイレやら家族やらの話になるって、衝撃……
    ジェンダーギャップ指数4位でもこれ…?

    SNSでの女性の連帯はよく目にするけれども、オンラインよりも自分の身近な人間との関係性をまず大事にしてみようと思った

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    2025年09月28日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    多様性って何?という真髄をついてくる作品。
    ティーンやお子さんをもつ親御さんに読んでほしいと強く思う一冊です。

    ブレイディさんのお子さんの成長を軸に今の社会を綴っており、イギリスと日本を比較して、それぞれの現状を知ることができる作品でした。
    この本を読む前は、イギリスは日本よりも寛容で自由に生きられると思っていましたが、イギリスには日本とは違う、いや根底は繋がっているであろう問題を抱えており、直面する子どもの姿が印象的でした。
    そして何より、困難に直面した際に、決して思考することから逃げてはいけないと少年から教わりました。

    ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー とはどういう意味なのか

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    2025年09月17日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    著者の息子の視点で語られる社会情勢の変化。
    日本にいて感じにくいけれど、身近に起きていることを実感させられる。

    著者と息子の会話がなんだか心地よい。
    対話することで自分の考えや状況を整理できて言語化できると思う。

    だからこそ、息子さんがどのように考えて成長していくのかが非常に気になる。
    2もあるみたいなので、気が向いたら読んでみたい。

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    2025年09月17日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    まるで世界の縮図のような人種差別や格差、LGBTQなどの社会のリアルがとにかく面白い、そしてためになる。グローバルに染まる日本も無関係ではいられない。多様性やジェンダーが広まりつつある今だからこそ刺さる1冊だと感じた。

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    2025年09月14日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    アイスランドの女性ストライキがインパクト大!
    恥ずかしながら、このストライキのことを今まで知らなくて…
    内容を詳しく見てみると、いわゆる女性差別としてよく挙げられるものに留まらず、もっと小さなことまで女性の労働として挙げられていてびっくりした。
    例えば、「やることリストを覚えておくこと」「家族や親せきへの気遣い」「家族の食事」など。
    最近、家族みんなの予定管理にイライラしていたところだったので、私もストライキしたくなってしまった。

    この本では、女性側の問題として書かれていることが多かったけど、男性でも同じ様に不公平を感じている人もいるかもしれない。
    男女問わず、「こうあるべき!」という考えか

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    2025年09月13日
  • 両手にトカレフ

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    少女に突きつけられた重く厳しい環境は読んでいて胸が苦しくなった。何度も足掻き苦しみ前進したらまた足元を崩される感覚。とてもこの年齢の子供が背負っていいものではないと2人の少女を通して辛い現実を見せられた。単なるシスターフッド的な展開にならず性別や階級などの属性をこえた連帯、繋がりに一筋の希望が見えてとても良い作品でした。

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    2025年09月12日
  • リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T

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    実際に会った話を元に小説化。

    知らなかった。
    イギリスの庶民の想いまで触れたことがなかった。
    キラキラした世界、なんとなくかっこいい。
    そんなふうにしか見えてなかった。
    ブレイディさんの本を読むたび、遠く離れた地の現実を間近で見ている感覚になる。
    まだまだしらないことだらけ。
    他を知ることで自分の身近なところにも目を向け考える。そんな時間。

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    2025年09月12日
  • 両手にトカレフ

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    ネタバレ

    一気に読んだ。
    ミアの話は、内面×外的環境どっちも変わらないと、その人に良い変化は訪れないよなと思った。
    カネコフミコの話は、内面の変化にフォーカスされていたから、
    カネコフミコがミアの内面に変化をもたらし、
    レイチェルやゾーイ、ウィルが外的環境に影響をもたらしたということなのかな、と思った。

    ここで終わっちゃうんだ感があった。でもそのお陰で、何回も話を振り返って考える機会をもらった。

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    2025年09月10日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    自分が無意識に受け入れてしまっていることの中にも女性ならではの難しさが潜んでいることに気づいて、この無自覚さが日本の男女平等がなかなか進まないことに繋がっているのかも、と反省した。

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    2025年09月10日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    息子さんがその年でその言葉を述べられることが、ただただすごい…
    わたしがその年の時、一体なに考えてたのだっけ

    また読み直したい

    家族のことを知りたくなるというか、息子さん側のエッセイや、お父さん側のエッセイも読みたくなってしまう

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    2025年09月08日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    いまのところ、ブレイディみかこさんの考え方が自分の「フェミニズム」観にいちばん近い。まさに"足もと"からの視点が心強い。

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    2025年09月06日
  • 両手にトカレフ

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    心が痛むテーマだったけれど、希望が見えてよかった!大人が子どもを悲しませない、傷つけない世界になることを、切に願います。
    と書きつつ、今日、ポケットにティッシュ入れたまま洗濯に出した我が子に、イライラ当たってしまったけれど。がんばれ、自分!!!

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    2025年09月02日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    今の世界の有り様といかに女性は
    向き合い生きて行くのか
    歴史に触れつつ考えさせる
    わかりやすくて面白かった

    ママアスリートも増えている
    以前なら考えられない
    年齢を超えて競技に取り組んで
    結果を出している女子アスリートもいる
    世界は変わる
    価値観も変わる
    それぞれにリスペクトして
    生きていきたい

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    2025年08月25日
  • リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T

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    今、読んでよかったと思う。
    抵抗は生活から。
    無駄だと切り捨てて、賢く生きることで死んでしまう部分がある。

    パレスチナへの連帯、中国やアジアへの加害の歴史、アイヌモシリや琉球への入植、侵略の事実。

    日本人男性として生まれて、社会的な構造によって優遇されてきた人間として考えなければいけないこと、行動しなければいけないことはたくさんある。
    そしてヴィーガンとして生きる中で、社会の中で声を上げ続けることの大切さと苦しさが在る、

    抵抗は生活から。
    自治区のような村のような場所は本当に必要だしつくりたい。
    ヴィーガニズム、アナキズム、フェミニスト、アナーキスト、アクティビスト。
    どれも誰もが特別な

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    2025年08月21日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    ブレイディさんの本はいつも、様々なことを考えるきっかけをくれる。その着眼点にいつも、新たな気付きがある。

    特に印象に残ったのは、数学が分かるようになり、自分を傷付けるのを辞めた子の話。
    勉強が分かるということも、何かのきっかけの一つとなるんだろうなあと。

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    2025年08月20日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    イシューを絞ったうえでの筆者のエッセイ集ということで、今まで触れて著書とは感触が違う面もある一方で、その中での話題の多様性も担保されているのはさすが。何篇かは、折りに触れ見返してみたいものもあった。

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    2025年08月20日