ブロークン・ブリテンに聞け 社会・政治時評クロニクル2018-2023

ブロークン・ブリテンに聞け 社会・政治時評クロニクル2018-2023

891円 (税込)

4pt

3.6

EU離脱、コロナ禍、エリザベス女王逝去。混迷する「五年一昔」の記録

ポスト・ブレグジットの英国もどうなるかわからないが、ポスト・エリザベス女王の英国も同じくらい不透明ーーそう記してから3年。EU離脱、女王逝去を経た「今」を伝える時評を文庫化に際し数多く収録。多様性とともに分断が進み、転換点を迎えつつある英国の姿が日本にも重なる、「地べたの社会学」決定版!

果たしてこれでいいのか、と誰もが思っている。
ではどうすればいいのか、と共に思考する一冊。
武田砂鉄(ライター)

英国の地べたから世界を見つめる傑作時評集、増補決定版!

「何かが壊れている」とみんな思っている。
この国が「ブロークン」の元凶に手をつける方向に動き出すとすれば、2024年はブリテンの修復が始まる年になるかもしれない。
英国だけでなく、世界が「ブロークン」の状態から抜け出すために、この記録が何らかのヒントになればと願っている。(本書より)

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ブロークン・ブリテンに聞け 社会・政治時評クロニクル2018-2023 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2018年から2023年にかけての時事エッセイ集。2020年に出版された本が文庫本化されたときに2023年までのエッセイが追加されてます。日本にいると報道から入ってくるイギリス情報は王室の話題やブレグジット関連が多く、「そうはいっても新自由主義の勝ち組」のイメージがありますが、著者の「下から」のスタ

    0
    2024年03月26日

    Posted by ブクログ

    日本以上にイギリスは格差社会でいつだって著者がキーワーカー(ロックダウンになっても働かなくてはいけない労働階級の人たち)の味方だ。

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    以前著者の「労働者階級の反乱」という本を読んだ。

    その中に「第Ⅲ部 英国労働者階級の100年」という部があり、内容の偏りを感じたが、本書は全体的に同じ匂いを感じた。労組機関誌への寄稿が多いのでむべなるかな、ではあるが、60・70年前の革新系論調を換骨奪胎している様な口調が目立ったのは残念だった。

    0
    2024年08月23日

    Posted by ブクログ

    生理を取り巻くスティグマ(恥辱)の為に学校を辞めるリスク(危険)に晒されています 大前提として、ゲリラ戦やテロルは、メインストリーム側からは決行出来ないものなのである。レフトな思想の表現メソッド(方法)は、もしかして時代の変化について行けてないのではなかろうか。 ポリティカル・コレクトネス(政治的妥

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本にも書かれていたけど、「あの英国がどうしてこんなことになっているのか…」とわたしも思うので、ブレイディみかこさんの本はリアルな英国が描かれているのが好きです。
    アメリカで起こることは何年後かに日本も起こる…と言われているようですが、英国→日本もあるのでは?と思います。
    社会学や政治学、経済学の専門

    0
    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    単行本の出版が2020年。3年分のエッセイが追加された文庫本。パンデミックはしばし継続し、脱却した。ロシアがウクライナに侵攻、エリザベス女王が逝去された。ボリスジョンソンは退任し、短命のトラスを経由し、スナクが政権を握る。財政再建の表明で支持を失う保守党。政権交代で積極財政転換を期待したいが、労働党

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2019年~からのエッセイ等をまとめた一冊。
    英国国内の経済や政治などに関する内容が多かった。
    自分の知識不足で、ちょっとわからない部分もあったんだけど、興味深かった。
    最近、イギリス好きなので、特に面白く感じた。
    イギリスではなく「英国」と訳せ。というのは知らなかった!面白い。
    ストが多発してるの

    0
    2024年04月18日

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