ブレイディみかこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
生理を取り巻くスティグマ(恥辱)の為に学校を辞めるリスク(危険)に晒されています 大前提として、ゲリラ戦やテロルは、メインストリーム側からは決行出来ないものなのである。レフトな思想の表現メソッド(方法)は、もしかして時代の変化について行けてないのではなかろうか。 ポリティカル・コレクトネス(政治的妥当性) 「不道徳」という点でユナイト(結合)している 詰まるところ、エモジというのは、剥き出しの感情をぶつけて他者を困惑させないように、感情のエッジを除去するものとして使われているのだろうか。 人心もシュリンク(縮小)したこの時代 予算はシュリンク(縮小)し 帰属のポリティクス(政治学) 坂上香監督の『プリズン・サークル』 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 人の肉声として人に語られた「言」が何かを瓦解させた瞬間に見えた 使い古されたナラティブ(物語)を復活させた 環境問題はこれまで左派のアジェンダ(行動指針)だったので それをやってみたのが映画『ぼくたちの哲学教室』に出てくるエルヴィス・プレスリー好きの校長先生だ 北アイルランドでは独立派のカトリック系と英残留派のプロテスタント系の紛争が絶えず、各地でテロが横行するようになる。 時代の暗さを嘆く材料には事欠かない時節に
-
Posted by ブクログ
「人間が低くなるには、二つあるんだ。一つ目は、他人に低く見なされるから自分が低い者になったように思える時。これは闘うべきだし、どちらかといえば簡単な闘い。もう一つは、本当に自分自身が低くなっていくように思えるとき。こういうときは、その場からできるだけ早く離れるべき」
「自分を愛するってことは、絶えざる闘いなんだよ」
「自分のソウルによくない仕事はやめるべき」
ケアする仕事=賃金が安い=シットジョブ
働いている当人がクソみたいな仕事と思っているということ。
人種や職種で他者を上だの下だのと決めるのは、なんとも愚かな行いかと思うのだけれど、自分でも気づかないくらい心の奥底にそれは確実に存在している。 -
Posted by ブクログ
コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。
そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」「学び続けてさえいくことが出来たならば、道は開けるのではないのかな」とぼんやりと考えていて、毎日平均6〜8時間くらいはなにかしらの学習をし続けていたのですが、今は自分なんかがいくら何かやっていっても格差、階級とかがどんどんと開いていって固定化していき、何も希望ややる気がでないような心境です。
鎌田實
人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません
まえがき
第1章 人間とは生命とは
養老孟司
福岡伸一
角幡唯介
五味太郎
第2章 歴史と国家
ユヴァル・ノア・ハラリ
情報を得て自発的に動くことのできる人間は、警察の取り締まりを受けて動く無知な人間にくらべて危機にうまく対処できます。
ジャレド・ダイアモンド
イアン・ブレマー
大澤真幸
藤原辰史
長期戦に備えよ―歴史が伝えること
中島岳志
藻谷浩介
山本太郎
伊藤隆敏
第3章 社会を問う
ブレイディみかこ
斎藤環
東畑開人
磯野真穂
荻上チキ
鎌田實
人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません
第4章 暮らしと文化という希望
横尾忠則
坂本龍一
柚月麻子
あとがき -
Posted by ブクログ
ネタバレBrexitのニュースも見なくなって久しいが、まだ古新聞とも言えないだろうと思い勉強のために読んでみた。
まず、読みやすいしわかりやすい。さすがに”地べた”から書かれてるだけあって、平易で読み下しやすい文体、説明も卑近な例えが多く交えてあったりとありがたい。
単なるポピュリズムという文脈で片付けられるような印象が強かったが、本書で見る目が変わった。
ファクトチェックの必要はあるだろうが、著者自らのインタビューで”おっさん”達に生の声を聞くと、より切迫した経済事情が見えてきたようで、なるほどと思えた。
ドキュメンタリー仕立ての番組でお母さん入れ替える番組構成、どこの国でもマスメディアの印象操作はロクなもんじゃない、と思った。
(日本とは市民の政治関心の高さが違って、こういうテーマをテレビで扱うことが普通な時点で、メディア普段から頑張ってるともいえるか)
”見捨てられたおっさん”層の困窮も社会の閉塞感も日本と通ずると思うが、EU離脱を問うような国民の意思表示の場面がないためか、そもそもの闘志・危機意識の欠乏か、我々の困窮状況がそこまで深刻になりきっていないのか、日本では一向に大きな政治のうねりに至らない。いつまでクソ自民党に好き放題させてるのか、まともな対抗馬となる野党もいないが。
本書の“おっさん達”は経済的に困窮した中で、わかりやすいマイノリティとしてのアピールもできない立場。こういう立場の人が周りにたくさんいるってこと、自分も一歩違えばおんなじ立場っていうこと、常日頃から自分ごととして考えておかないと、平気で「貧しさは自己責任」などとのたまうことができてしまう。
そういった分断の積み重ねで格差が助長されていく歴史が生々しくて、これはほんとに他山の石として変えていかないと、日本も暴動起きてからでは遅い。
単一民族国家としてあまりにも長くあり続けたこと、また地理的に移民が来ないことからか、”共通の敵”としてレイシズムに訴えるような勢力が弱いというのも、日本と英国の違いかな。
英国の政治史をもっと学びたい。入門のきっかけとしてベストでした。 -
Posted by ブクログ
底辺託児所で働いていて政治に関心を持ったそうで、それはそうだろうな、と思った。緊縮財政のあおりをもろにうける社会的弱者、特にこどもと向き合っていればいろんな感情が起こるだろう。現場で、いろいろな感情やモチベーションが生まれる。
日本とは違って、貧富の壁だけでなく、意識高い系の移民が、えげつなくアンダークラスの白人を軽蔑したりする構図も興味深い。
大人にびくっとした子供に、「びくっとすると余計にたたかれるから、堂々としていろ。難しくてもいつかできるようになる」と諭した、底辺託児所卒業生の保育士の言葉が印象的。
日本の保育士の配置基準は天使のようなこどもを育てる。自由な発想や個性を伸ばす教育ができない、というのはそのとおりだな。なんでこうなってしまったんだ?
-
Posted by ブクログ
他の作品でもお馴染みの登場人物もいるし,描かれるブライトンの街の様子も,年代こそ違うものの,もはや顔馴染みのような感覚で読んだ.
比較的リアルタイムで読んだあとの初期の作品というのは,コレはコレでタイムスリップした様な,体験したことのない思い出を辿る様な不思議かつ楽しい体験だった.
音楽や映画のレヴューも含めて,パンクに軸足しっかりでイメージしやすくて,早速Apple Musicでライブラリに加えてしまった.
現在よりだいぶ尖った表現はあるものの,やっぱり何度も何度も何度でも感心させられるのは「フラットで透明な視点」で受け止めると言う姿勢.個人の価値観や評価はさておき,まずは受け止める,そして,その先を見る…何度もハッとさせられ,何度も感動し,反省し…そんなことがしたくて,この著者の本を手に取るのが,僕の読書の動機のような気がしてきた. -
Posted by ブクログ
ブレイディみかこさんの初期(といっても40くらいだったようだが)のエッセイ集。文章に勢いがあって面白い。「屁温い」なんて言葉は初めて見た。どうでしょう、この字面の破壊力。まぁ覚えても使う機会は無さそうだけど。
イギリスに旅立つ際、空港で父親に林芙美子の「花の命は短くて」の句を送られる話しは出来過ぎだが「放浪記」を書いた林芙美子の人生は不思議とブレイディさんの生き様と重なる。どちらも放浪癖があるのだ。英語でitchy feetと言うらしい。これは使えるかも。
イギリスは階級社会だと聞く。ミュージシャンのドキュメンタリーを見ていても必ず「〇〇はマンチェスターの労働階級の出身で」とか出自が紹介される。でも実感は湧かなかった。当書はその労働者階級の内側から綴られたエッセイであり、比類なきリアリティがある。うーん、ヘビーな世界だ。
でも、このノーフューチャーな世界をしなやかに渡り歩くブレイディさんはの生き方は魅力的だ。とても真似は出来ないけどね。 -
購入済み
英国エッセイ
英国で子育てをしている方のエッセイ。
底辺の保育園で働いていて、自分の子供を作る気もなかったが、英国では無料で不妊治療チャレンジも可能だった頃にめでたく出来た子供と、時々差別とそんな感じで軽い語り口で書かれたエッセイ。