ブレイディみかこのレビュー一覧

  • 子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から

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    何年も前に途中まで読みかけて放置してた本(いくらなんでも放置しすぎだ)。2008~2010年と、4年間を隔てた2015~2016年で、同じイギリスの底辺託児所に起きた変化を、短くシャープな文章で伝える。
    貧困なだけでなく暴力的でレイシストでさえある大人と子どもたちが、いかにめちゃくちゃであり人間的であるのかが、実に味わい深く描かれているのだが、生存を維持する食糧のレベルで暮らしが切り詰められてしまうと、その子どもたちの凶暴ささえもがパワーを失ってしまう。政府の補助が打ち切られるばかりでなく、これまで保育所の運営を支えてきた気持ちあるボランティアたちが関わる余裕を失ってしまい、保育所がただの食糧

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    2022年10月02日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    色んな分野の様々な人がそれぞれの意見を述べていて面白い。

    在宅勤務が可能な仕事は「弱者」の低賃金労働に支えられることによってしか成立しない。

    「会う」ということの暴力性。会って圧力をかけた方が、会わないより物事が進む。リモートは物足りない。

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    2022年08月16日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    僕はイエローで…が良かったのでこちらも購入。
    前回は子供の視点から英国の貧富の差、他民族、政治施策と生活の繋がりなど、とても面白かったので、今回は英国の保育と日本の保育の差を描いているのかな、と思ったら、保育については1章のみで、キャバクラの不払問題、ドヤ街の雰囲気、左翼について、貧困層が権利を主張できない文化、1億総中流が崩れていることに気がつかない状況と想像以上の思い内容でした。。。
    考えさせられることは多く、筆者も現状だけでなく意見を述べてくれているのだが、章同士で繋がりがあったりなかったり、全体を通して繋がるものがなかったので、読見終わって、あれ?読みながら色々考えさせられたけど、何だ

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    2022年07月30日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    好きなインフルエンサーさんがおすすめされており、評価も高かったので、気になって読んでみました。
    変に期待しすぎたのと、海外で暮らしたことがないことから、めちゃくちゃ人におすすめしたい!という気持ちにはならなかったのですが、なるほど、そういう見方や考え方もあるのね、とかなり勉強になりました。日本でしか暮らしたことのない私は、知らず知らずにかなり偏った考えになっていることを思い知らされました。
    そして、著者の息子さんがとってもクールで!どうしたらこんな素敵な息子さんに育つのか…!!続編も読んでみたいです。

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    2026年03月01日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    イギリスの教育は良い日本はダメばかり。

    これだけ日本の教育批判してしまうと、共感したモンペが重箱つつきで教師を追い詰め、教師は全てルール化しないと身動き取れないようになるだけだと思う。

    教育を良くしたいなら、まずは家庭での教育について議論されてはどうか。

    現にそれだけ素敵な教育を受けれるイギリスが、ホームレス増加低所得者の現状、差別など随分日本より世知辛いのは何故か。

    教師の肩を持つ気はないが、一生懸命な教師もたくさんいるだろうし、日本の教育の良い部分もたくさんと思う。

    批判は簡単。
    一つやり玉を作れば総攻撃してそのせいにしてれば簡単。

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    2022年07月05日
  • 何とかならない時代の幸福論

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    「僕はイエローで」の著者の対談本。
    この方の本を読むと教育の大切さが身に染みる。
    海外賛美をするわけでないが、イギリスの教育を知ると、日本はこのままで大丈夫なのかと絶望的な気持ちになる。

    同調圧力、村社会というのはもちろんメリットもあるが、現代社会においてはデメリットの方が際立ってしまう。
    自民党系の保守おじさん達が権力を握っている以上、あと数十年は変わらないのだと思う。

    校則には全く意味がないというのは、私も子供の頃から感じていた。
    スカートの丈が短いと目くじらを立てる教師たちは、もっと他に教えることがあるのではないかと。

    あと、新卒一括採用の就活。
    みんな横並びで同じことをするこの価

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    2022年07月01日
  • ジンセイハ、オンガクデアル

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     今やすっかり有名になった著者の最初期の文章を文庫化したもの。「底辺からのイギリス便り」といった趣の文章が多い。
     著者が言うところの“底辺託児所“における子供たちやその親との付き合いを通して、「子どもの前には無限の希望と可能性が広がっている。なんて一般論は大ウソである。……大半は有限の希望と閉ざされた可能性の中で成長し、親と同じ階級の大人になっていくのだ、という殺伐とした現実がここにいると嫌というほどわかる。」と著者は実感する。

     ワーキングクラスの更に下層のアンダークラスーその中には何代にもわたって生活保護で暮らしているような家族もいるーの子どもたち。彼ら彼女らと繰り広げられるドタバタは

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    2022年06月30日
  • ジンセイハ、オンガクデアル

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    イングランドの一面を知る。
    生活者目線のリアリティ。
    例えば映画「シーズンチケット」がよりリアルに感じられるかも。

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    2022年06月16日
  • 夜更けのおつまみ

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    ちょっと一杯の人も
    ちびちび、ずーっと飲む人も。
    31名の物書きさんたちが
    それぞれの愛する肴一品を紹介。

    この「ちょっとずつ」感がいい。
    一応、簡単なレシピがついているから
    自分で作ってみるのもアリ。
    酒は妄想で味わうだけですが
    肴って飲まない人間の舌にも合うのよね〜。

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    2022年06月10日
  • 女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち

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    自分が無知すぎたので、世界の女性政治家やヨーロッパの政治の状況をさらっと知ることができて良かった。たくさんの女性政治家が出てくるけれど、個人的にはメイ首相のプラグマティックぶりがいちばん印象に残った。笑
    今後も政治家や外国の政治の状況について、アップデートしていこうと思えた。

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    2022年05月12日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    ネタバレ

    2021年8月発行の本。
    盛んに出版されたコロナ関係の本も、結局のところ、喉元過ぎれば熱さを忘れるのが人間だからあと2年もしたらすっかり忘れ去られてしまいそう。

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    2022年05月08日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    もう少しでいいので、それぞれの人の話をテーマを絞って深掘りして欲しいなと思った。
    最後の柚木さんの話がやはり一番印象に残った。苦労されてる分、意識が高いのだなと、彼女の昨今の著書の傾向に納得。

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    2022年04月04日
  • 女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち

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    ブレディみかこさん初読みです。
    誰にも忖度せずに自分の考えをハッキリ言う人のようですね。

    1年程前にヤマザキマリ「たちどまって考える」のレビューで、コロナ禍での危機管理能力が優れている政治家を挙げたのですが、同じ名前が本書の裏表紙に書いてありました。
    おそらく多くの人がそのように感じたのだと思います。

    なぜ、コロナ対応がうまくいっている国のトップに女性が多いのか?
    その理由は明確でした。
    答えは「政治的能力が優れている」から。
    ブレディみかこさんの答えに納得です。

    「どうすれば支持を下げないか」という保身のための計算が必要な国はダメです。
    政府への信頼がある国、つまりトップが優秀な国が成

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    2022年03月30日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    一読するにはいいかな。ただ時間が過ぎた時には必要なのかな。
    イギリス在住の保育士が2015年日本へ取材滞在し書き上げる。労働者階級に棲み分けているという作者から見た日本の労働者、階級、政治、貧困や人権。
    冷静な切り口は面白い。

    また保育の話は色々比較されていて気付かされることが多かった。病児保育はそもそも必要か?弱った時は大切な人がそばにいるべきと考える英国と、たらい回しにされる病児の日本…


    親の労働条件が改善されない限り子どもの状況も改善されない。

    過酷な労働条件に慣れてしまった親は子どもの環境劣化に気づかない…

    階級なんて存在しない、格差はあるが自分たちはみんな同質だと言い続けて

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    2022年02月28日
  • 女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち

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    著者の文体が好きで購入。面白かった。世界の女性政治家について自分は知らなすぎた。視野が広がる。数年前の本なので、自分でもアップデートして知識づけしていきたい。

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    2022年02月02日
  • ヨーロッパ・コーリング・リターンズ 社会・政治時評クロニクル 2014-2021

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     プレイディみかこの本なので、読んでみました。この人の感性や政治的な立地点はとても好感が持てました。塩見七海さんと似ているところがあるのは、外国から見ているからですね。
     塩見七海さんの描いている散文は、日本のことが多いけど、プレディみかこさんはイギリスのことが多い。良かったのはイギリスの実際がよくわかること。

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    2021年12月03日
  • 女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち

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    いろいろな女性政治家が世界にいるのだなあと。サッチャー。メイ首相、ドイツのメルケル。

    小池百合子の経歴があやしく中身がなくても、女子には応援されてしまうのだという見解。

    北欧の人たちはよくわからなかった。次は台湾とかアジアの人をもっと取り上げてほしい。根本的に男尊女卑なアジアでの女性活躍こそ、日本の希望!

    筆者が高市早苗とかをどう見てるのかも聞いてみたい。

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    2021年10月23日
  • 花の命はノー・フューチャー ──DELUXE EDITION

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    ネタバレ

    短くて苦しきこと多い。汚くて貧しくて見苦しい。人生の儚さを憂うこともなく、目の前の苦悩と闘いながらも楽しんでいる。英国労働者階級。花が咲いてる時期もない。”今を生きる”。その天然さと懸命さに、煌めく何かが垣間見える。そんな世界にはからずも飛び込んだ著者。日常生活。身近に起きる驚きを綴ったエッセイは2004年~2005年。ブログは続いて2006年。オリジナル版の版元が倒産し復刻版の本書は書き下ろしが追加。続々と新刊が”ヒット”する”流行作家”の原点を読む。自嘲と笑いと一刺し。そのスタイルは最初から。

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    2021年10月01日
  • 女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち

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    各国の女性政治家の動きがわかるが、日本のニュースを見ているだけでは、誰のことかわからない人が多数いる。
    しかし、日本に比べて各国の女性は逞しく、男性社会と闘っていることはわかる。

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    2021年09月10日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    2020年夏に刊行された本。コロナ後の社会の変化について。 人間、生命、歴史、国家、くらしと文化をテーマに21人の知性が語る。
    インタビューと寄稿された文で構成されている。コロナが蔓延し拡大していた頃の見解なので、現在の視点で読むとやや違和感がある意見もあるけれど、総じてコロナをきっかけに、今後社会が大きく変化すること、先が見通せない不安がつきまとうことで一致している。コロナ発生から1年が経って、ワクチン接種が進んでいるが、なかなか終息しないのが心配。 経済活動は悪化しているが、でもマクロレベルでの指標と実態の乖離は、それほど危機的ではないように思う。 影響が出てくるとすれば社会構造の変化、人

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    2021年08月21日