ブレイディみかこのレビュー一覧
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This Charming Manがお気に入り
キャメロン首相のスミス好き禁止 ジョニー マー モリッシーも支持
労働党 底辺引き上げの教育ポリシー
日本語の「死ね」 主体が弱い I hope you are dead では弱い
英国では Die! とは言わない レイシズムで逮捕される
「ほとんどの自伝は(人生は)前半のほうが楽しい」
「サヴァイブとは闘争じゃない、一杯のティーなのだ」トレーシー ソーン
70年代のUKパンク
インテリとヤンキーが渾然一体となることによってスパークした
今は、ミュージシャンがレボリューションを歌わなくなった
モリッシーの尻ポケットのグラジオラス
マンチェスターの非人間的な環境への抗議
ビートルズ、セックスピストルズ、スミス、オアシス アイルド移民の子供が率いた -
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『ブレイディ節が炸裂した社会派エッセイ』
ブレイディみかこさんの2冊目の著書「アナキズム・イン・ザ・UK」(2013年刊行)をベースに、未公開コラムなどを加えて文庫化したもの。予想以上にボリュームが増えたとのことで、「ジンセイハ、オンガクデアル。」との二冊構成になっています。
姉妹本とされている「ジンセイハ、オンガクデアル。」との違いは、より政治色が強くなっていること。前書は保育士時代の教育関係の話題が多いのに対して、本書はブレグジットなどの政治面やロックな音楽や思想が中心です。
本書に書かれている内容は、英国の歴史でもありブレイディみかこさんの歴史でもあります。ブレイディさんのレンズを通して見る世界は本当に面白い。「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」などのベストセラーノンフィクションを生み出したブレイディさんの出発点とも言える作品です。 -
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『ブレイディ節が炸裂した社会派エッセイ』
ブレイディみかこさんの2冊目の著書「アナキズム・イン・ザ・UK」(2013年刊行)をベースに、未公開コラムなどを加えて文庫化したもの。予想以上にボリュームが増えたとのことで、続書「オンガクハ、セイジデアル」との二冊構成になっています。
内容は著者が保育士時代に経験した英国の底辺を描いた、なかなかヘビーな社会派エッセイ。2000年~2013年頃の英国の政治・教育・文化のリアルを知ることができます。
格差社会や人種差別が強烈に描かれているため、英国に華やかな印象を抱いている方はショックを受けるかもしれません。ただ、キーワードはやはり「多様性」。私たちが普段目にすることのできない異国文化を知ることは非常に勉強になります。
ベストセラーになった「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」のイメージで手に取ると、物語性はないので少し読みにくく感じるかもしれませんが、ブレイディ節が炸裂したエッセイはやはり読み応えがあります。 -
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ネタバレ敢えてカタカナでタイトルを示したブレイディさんの過去のコラムをリエディット、再掲しまとめた書。音楽と政治、英国がもつシニカルで、机上のやりとりを楽しむ社会が面白い。労働党と保守党という政党間で揺れる、アンダークラスに焦点を当てた日本語の本としては非常にユニークでもある。だからこそ、彼女が国際結婚したジャーナリストとしてではなく、一人のイギリス人として社会に入り込んで行った過程で、政治を一緒に連れて行っていたことに価値を見出しているように思える。もちろん、政治の結果は散々であるけれど、セックスピストルズ、レイジなどの労働階級からも支持されたパンクは、英国の生み出した産物であり、米国のJazzやヒップホップと比較しても、いまだに異なる嗜好性をもっているのは面白い。純潔主義を貫くあまり、落としていった大切なダイバーシティやサステナビリティの感覚が欠如しているんだろうなと、読んでいって興味深いものがあった。
また、アメリカ、特にニューヨークにいて感じるものであるアジアの劣等感みたいなものは、ロンドンでは罵倒される言葉に表されている。ニューヨークは、肌の色や言語ができないことを理由に攻撃すれば、それは州法違反になるはず。誰からも、英語が下手だね、とも言われないし、もっとできない人もたくさんいて、それでもニューヨークを盛り上げようとみんな前を向いているエネルギーがある。お互いをけなし合うことは表向きはもちろんない。ロンドンは、表も裏も根っからの差別主義なんだろうなということが随所に伝わってくる。もう一つは、ママ同士だろうが、どんな階級だろうが、まず政治の話を放り込むというところだろう。ニューヨークで、あっていきなり天気と政治の話をしたら、おそらく友達がいなくなるんじゃないだろうか笑
アジア、中国への印象が悪すぎるということがあったとは言え、全てに流れるのは根暗な感覚だ。それをパンク的なエナジーに変えている人達を見て、どういうふうに解釈するか、どういう風に自分の中に入れていくか、それを友達のコメントや日常の出来事の中で起こるあれこれに関連して考察していく。皮肉さえ理解できないレベルの英語であれば、おそらくここまで書けなかったであろうから、すごくよけいに身近で、そして絶望感に満ち溢れている。言葉が喋れないんだったらくるなよ、来るならきちんと国や社会に貢献しろよ、最低限、それって社会に入ってくる人が持つべき義務や倫理観じゃないのかと。簡単じゃないんだけども、それが現実なんだろう。筆者の方も、おそらく同じ意見だろうと思っているけれど、これは日本人向けの本であり、また日本にいてよかった、日本にいた方がいい、なんてこれを読んで思ってほしくはないなと。 -
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著者の文章を読むと、登場する人物たちに愛おしさを感じる場合も有れば、やり切れなさに堪らなくなることもある。
しかし、そのように見えてしまう一人一人の人生のかなりの部分は、政治によって左右されてしまうことが、イギリスの政策の変遷によって明らかにされる。特に子どもや外国人など弱いところに影響が大きい。
本書の題名に倣って言えば、『イキルコトハ、セイジデアル』ということになろうか。
そしてそれは、遠く離れたイギリスのことだけではなく、日本も徐々にそうした方向に向かいつつあるように思われる。
このように書くと本書は重苦しく思われかねないが、著者の文章はドライで読んでいてスッキリするし、笑えるところも沢山ある(苦笑いのところもあるが)。
本書では音楽関係の記事の比重が高いが、そちらには疎いので、感想らしい感想を持てなかったのは残念だった。 -
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何年も前に途中まで読みかけて放置してた本(いくらなんでも放置しすぎだ)。2008~2010年と、4年間を隔てた2015~2016年で、同じイギリスの底辺託児所に起きた変化を、短くシャープな文章で伝える。
貧困なだけでなく暴力的でレイシストでさえある大人と子どもたちが、いかにめちゃくちゃであり人間的であるのかが、実に味わい深く描かれているのだが、生存を維持する食糧のレベルで暮らしが切り詰められてしまうと、その子どもたちの凶暴ささえもがパワーを失ってしまう。政府の補助が打ち切られるばかりでなく、これまで保育所の運営を支えてきた気持ちあるボランティアたちが関わる余裕を失ってしまい、保育所がただの食糧配布場所に変えられる。なんとも恐るべき現実だ。
とはいえ、日本が新自由主義政策のお手本にしてきたイギリスであっても、多くの異なる文化的背景をもつ移民たちが保育士や公務員として活動し、知的文化的資源をもつボランティアたちも関わって低所得者の生活サービスのアクセス保証を実現してきたわけで、そのような基盤の厚みさえない日本で、これから先何が起きていくのかと思えば空恐ろしさしかないのだが、しかしレイシズムや分断や絶望に抵抗していくために残るのも、やっぱり理屈を超えた人と人のつながりなのだろう。 -
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僕はイエローで…が良かったのでこちらも購入。
前回は子供の視点から英国の貧富の差、他民族、政治施策と生活の繋がりなど、とても面白かったので、今回は英国の保育と日本の保育の差を描いているのかな、と思ったら、保育については1章のみで、キャバクラの不払問題、ドヤ街の雰囲気、左翼について、貧困層が権利を主張できない文化、1億総中流が崩れていることに気がつかない状況と想像以上の思い内容でした。。。
考えさせられることは多く、筆者も現状だけでなく意見を述べてくれているのだが、章同士で繋がりがあったりなかったり、全体を通して繋がるものがなかったので、読見終わって、あれ?読みながら色々考えさせられたけど、何だっけ?という状況に陥ってしまいました。
左翼や政治についての知見が薄いせいかなぁー。
特に考えさせられた点
・1億総中流の崩れ。中流階級が英国と日本で年収300万ほど差があること。
→日本では階層の意識があまりない。真ん中を選びたがる国民性にもあるかもだが、中流階級の範囲が下にも上にも広いのだろう。これは人種が限られているせいだと思った。敢えて階層を分ける必要がなくどちらかと言えば中流だろうという感覚になると思う。階層を分ける必要はないが貧困層の自覚、認識をすることで社会を変えるための動きが必要
・キャバクラで稼げないなら女性の稼ぎ方って?
・日本では義務と権利が紐づいている。納税できなければ人権を主張できない。
→これは全く気がつかなかった!宗教で人権がベースになっておりそれを信仰している海外では最低限の人権は皆主張する、かつ人権を幼少期から教えられる。そういうのもあって信仰者もふえるのかーというのと教育の大切さを感じた。とはいえ、国民性ではなく日本の文化が権利を主張できなくしているとの話もあり、これはどうしたら変われるのか。。
・過酷な労働条件に慣れきっている親は子供が悪い環境に置かれても気がつかない。昔の英国で子供を工場や炭鉱の危険な環境で働かせても気にしなかったように。
→劣悪ではなくとも親の慣れきった環境を当たり前と思わず、子供にとっての最適な環境を改めて考える必要がある。前に習えなら頭を使わないが、常に頭を使おう
・inclusion and diversity 地獄。マクロな視点で考える筋力を鍛える必要がある。
→学生時代から義務教育の一環でやってほしい
・海外では政治の話をパブでも話す
→どうやったら政治が生活に紐づくのか。アメリカもそうだが、選挙の話も話すなという暗黙のルールもあるし。生活に紐づかせるべきだがこれも何故なのか。
・「上」と「下」や「右」と「左」の概念が平気で混沌と入り混じり、そのことにあまり違和感を覚えていない日本
→日本人過ぎてこの感覚が全く分からなかったけど、具体的なこの感覚を知りたい! -
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イギリスの教育は良い日本はダメばかり。
これだけ日本の教育批判してしまうと、共感したモンペが重箱つつきで教師を追い詰め、教師は全てルール化しないと身動き取れないようになるだけだと思う。
教育を良くしたいなら、まずは家庭での教育について議論されてはどうか。
現にそれだけ素敵な教育を受けれるイギリスが、ホームレス増加低所得者の現状、差別など随分日本より世知辛いのは何故か。
教師の肩を持つ気はないが、一生懸命な教師もたくさんいるだろうし、日本の教育の良い部分もたくさんと思う。
批判は簡単。
一つやり玉を作れば総攻撃してそのせいにしてれば簡単。 -
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「僕はイエローで」の著者の対談本。
この方の本を読むと教育の大切さが身に染みる。
海外賛美をするわけでないが、イギリスの教育を知ると、日本はこのままで大丈夫なのかと絶望的な気持ちになる。
同調圧力、村社会というのはもちろんメリットもあるが、現代社会においてはデメリットの方が際立ってしまう。
自民党系の保守おじさん達が権力を握っている以上、あと数十年は変わらないのだと思う。
校則には全く意味がないというのは、私も子供の頃から感じていた。
スカートの丈が短いと目くじらを立てる教師たちは、もっと他に教えることがあるのではないかと。
あと、新卒一括採用の就活。
みんな横並びで同じことをするこの価値観と文化には、ずっと違和感を抱いていきてきた。
著名人たちはそんな個性を生かして活躍しているけど、生きづらさを感じている一般市民は、そこそこ周りに合わせて生きていくしかない。
自分の子供にも同じ経験をさせるのかと思うと本当にこれでいいのかと悩む。
公立教育を受けさせるのはもう一度考え直した方がいいのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
今やすっかり有名になった著者の最初期の文章を文庫化したもの。「底辺からのイギリス便り」といった趣の文章が多い。
著者が言うところの“底辺託児所“における子供たちやその親との付き合いを通して、「子どもの前には無限の希望と可能性が広がっている。なんて一般論は大ウソである。……大半は有限の希望と閉ざされた可能性の中で成長し、親と同じ階級の大人になっていくのだ、という殺伐とした現実がここにいると嫌というほどわかる。」と著者は実感する。
ワーキングクラスの更に下層のアンダークラスーその中には何代にもわたって生活保護で暮らしているような家族もいるーの子どもたち。彼ら彼女らと繰り広げられるドタバタは、著者のパンクな文章の妙もあり、決して悲壮に感じるものではないのだが、その突きつける現実は極めて重い。階級が厳然としてあるイギリス社会。なおかつ実際には下層階級を切り捨てる効果を生んだ政策によるところが大きかったことを、著者はサラリと書く。
後半第二章は、映画、本、アルバム等のレヴューで、残念ながら全く知らない作品ばかりで、中には是非見てみたい映画などもあったが、そんな訳で、☆は3つにさせていただいた。