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甘美すぎる罰
ジェンマの上司チェーザレが病に倒れ、不仲の息子ステファノが代理をつとめることになった。ああ、どうしよう!実はジェンマとチェーザレには二人しか知らない秘密があり、ある理由から、彼女は毎月多額のお金をボスから受け取っている。そのせいでステファノはジェンマを父親の情婦だと思いこみ、母親の死の原因にもなったと信じて憎んでいるのだ。もし真相を知られてしまえば、チェーザレは窮地に追いこまれる。そんなジェンマの戸惑いをよそに、ステファノは帳簿を前に彼女に冷酷な言葉を浴びせはじめた。「金を一括で返してもらう。さもなくば、君を僕の愛人にするまでだ」■ボスの秘密をどうしても明かせないがゆえに、しかたなくステファノの愛人になるジェンマ。その実、彼に惹かれる気持ちも止められず……。はたして二人のじれったい恋のゆくえは?期待の新人ジャネット・ケニーの作品は来月もお届けします。 -
愛を知った悲しみ
ばら園を経営するアイビーは、画家である母の個展会場で、一人の男性に目が釘づけになった。ジョーダン・パウエル――大富豪で最も価値ある独身と言われる男。優雅な物腰とセクシーな体にはうっとりとなるけれど、つき合う女性に飽きるたびに私の農園に別れの花束を注文し、その数が尋常でないことは私だけが知っている。だが嫌悪の気持ちを抱きながらも、抗うことなどできず、アイビーは気がつくと彼と情熱の夜をともにしていた。翌朝、連絡先も告げずにベッドを抜け出したことが思いがけぬ事態を招くとは想像もせずに。■セクシーで起伏に富んだストーリーで大人気の作家が、一夜の情事から始まる運命の恋を描きます。 -
ホームレス失格
「確かにこの日、私は定住の場を回復して、〈ハウスレス〉ではなくなった。しかし、〈ホーム〉という言葉が家族の存在を前提とするのだとしたら、私はまだ〈ホームレス〉の状態を脱したわけではなかった」――安息の住処を獲得した作家は借金返済と仕事に専念しようとしたが、想像を絶する悪夢に直面し、苦悩する。綱渡りの日々の中消えてしまった身重の妻と幼い娘、はたして再生の道は……? 恐怖に怯え、仕事も上手く進まないが、穏やかな生活を夢見て、もがく日々を描いたホームレス作家のその後。――渾身のノンフィクション!! -
大東京の地下400年99の謎
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸時代初めから始まった東京の地下建設は、明治・大正・昭和・平成と、それぞれの時代の要請に応じて国民には知らされぬ“国家機密”の謎に包まれつづけてきた──今、それが白日のもとにさらされる! 民家が傾いて発覚した、巨大地下道の正体とは? 戦後もなお残る大東京の地下の謎、ベストセラー「大東京の地下」シリーズ第3弾! -
エマ
『エマ』というのは、だれもが気軽に手にとってみたくなる題名です。そして事実、ジェーン・オースティンというのは、実に気軽に楽しんでもらえる作家なのです。そのうえ彼女ほど、読者の好き勝手な解釈を許してくれる作品を書いた作家もいません。通俗的な恋愛小説ととってくださってかまいません。または、18世紀後半、あるいは19世紀前半の風俗習慣が生き生きと、手に取るように伝わってくる作品と解釈することもできます……要は、多種多様の要素を含みながら、けっして押しつけがましいところがなく、ひたすら読者を楽しませてくれる。それが彼女の作品の素晴らしさなのです。(訳者の言葉より) -
凱旋門
「ふたりは細い雨の降っている、人影ひとつない灰色の街を歩いていった。街の端までくると、ふたりのまえにまた広場がひろびろと果てしもなくひろがった。流れる白銀の糸の中から、凱旋門のどっしりした灰色の姿が、震えながら空高くそそりたっていた」……強制収容所を脱走して、フランスに不法入国、幽霊外科医として、もぐりの宿オテル・アンテルナショナールに不安な生活をおくっているラヴィック、天涯孤独の歌い手で、端役の女優マヅー、二人はふとしたきっかけで知り合うようになる。第二次世界大戦前夜の凶暴な嵐が吹き荒れつつあるパリを舞台に、避難民たちの不安と絶望、愛と復讐をみごとに描ききった名作。ラヴィックとマヅーの飲むカルヴァドスは当時、世界的流行にまでなった。 -
怪盗レトン
シムノンのメグレ・シリーズ第1作!「狡猾《こうかつ》かつ危険きわまりない人物、国籍不明、おそらくはリトアニアかエストニアの生まれ、英仏独露の四か国語を流暢に話し、詐欺をもっぱらとする国際犯罪団の首領」と目される怪盗レトン。その到着をパリの北駅に待ち受けるメグレ。だが、それらしい男が下車すると同時に、まったく瓜二つとしか言いようのない男の死体が、列車の洗面所に発見される。パリとノルマンジーのフェカンをむすぶ謎はなにか? 雨にけぶる巷に、霧深い地方の港町に、パイプをくわえてのっそりとたたずむメグレ、「犯罪心理の洞察者」「人生の捜査官」メグレの全貌はこの一作でわかる。 -
男の首
その男は二人の女性を殺害した容疑で死刑を宣告され、刑務所に収容された。状況証拠は圧倒的に不利だったが、メグレの勘では「白」だった。やがて死刑囚のもとに脱獄を手引きする手紙が届けられる。男は疑いつつも誘いに乗る。メグレは司法当局を説き、みずからの名誉と職とを賭けて、「泳がせてみる」という大ばくちを打ったのだ。だが、まったく凡庸としかみえなかった男は、まんまとその裏をかいて行方をくらました。しかも、翌日の新聞には、「警察と司法とがぐるになって仕組んだ芝居だった」という暴露記事まで掲載された。メグレはあせった。もち時間は少なかった……
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