結論。裁判員制度は違憲である。裁判員制度は人権を蹂躙する。裁判員制度は冤罪を作る。――ある日、突然、我々にやってくる「裁判員を命ず」という恐怖の召集令状。嫌々参加させられたら最後、一般市民が凄惨な現場写真を見せられ、被告人に睨まれ、死刑判決にまで関与しなくてはならない。国が進める世紀の愚行を、元判事が完膚なきまでに批判。いますぐこの制度を潰さないと、日本は滅びてしまうのだ!
Posted by ブクログ 2012年11月05日
ところどころに筆者の妙に感情的な文章が見られて、読んでいて違和感があった。
とは言え、国民の声を無視した制度の導入、裁判官が(暗黙の了解とは言え)守秘義務を果たせなかった例もあるくらいなのに裁判員にも課している、最高裁のマスコミ(記者クラブ)との癒着、サクラが混じったタウンミーティング、税金を投入し...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月21日
[ 内容 ]
結論。
裁判員制度は違憲である。
裁判員制度は人権を蹂躙する。
裁判員制度は冤罪を作る。
―ある日、突然、我々にやってくる「裁判員を命ず」という恐怖の召集令状。
嫌々参加させられたら最後、一般市民が凄惨な現場写真を見せられ、被告人に睨まれ、死刑判決にまで関与しなくてはならない。
国が進...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
裁判員制度が開始する前に書かれた本です。著者は元裁判官の方で、本著は裁判員制度を元裁判官の立場から考えた本だと言えます。
刑法・憲法・刑事訴訟法の概念も分かりやすく書いてあるので、法律を勉強していない方でもスッキリ読み進めることができると思います。
(著者はタイトルから見て分かるように反対派です...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月20日
司法は国会や政府から独立し、ただ法のみに縛られるという考え方らしい。三権分立で三権が相互にチェックし合うことが民主主義の基本だと思っていたが、ちょっと異なる。
三権の中で立法行政が目立ち、重要だと感じてしまいがち。立法行政と比して司法の重要性を普段感じないのは生命身体思想信条の危機を実感する必要もな...続きを読む