【感想・ネタバレ】つぶせ! 裁判員制度のレビュー

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Posted by ブクログ 2012年11月05日

ところどころに筆者の妙に感情的な文章が見られて、読んでいて違和感があった。
とは言え、国民の声を無視した制度の導入、裁判官が(暗黙の了解とは言え)守秘義務を果たせなかった例もあるくらいなのに裁判員にも課している、最高裁のマスコミ(記者クラブ)との癒着、サクラが混じったタウンミーティング、税金を投入し...続きを読むて広報活動、にも関わらず世論調査では国民の裁判員制度への評価は悪い、となれば気持ちも分からなくは無いと思った。
事実認定と量刑の問題について、尊属殺人罪の例(尊属殺法定刑違憲事件)を出して、裁判員が量刑を決定することが出来ないことに異議を唱えていますが、これは確かにおかしいと思った。
「国民の声が反映されて良い」と思っている人は一度目を通したほうがいいかもしれない。

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Posted by ブクログ 2011年05月21日

[ 内容 ]
結論。
裁判員制度は違憲である。
裁判員制度は人権を蹂躙する。
裁判員制度は冤罪を作る。
―ある日、突然、我々にやってくる「裁判員を命ず」という恐怖の召集令状。
嫌々参加させられたら最後、一般市民が凄惨な現場写真を見せられ、被告人に睨まれ、死刑判決にまで関与しなくてはならない。
国が進...続きを読むめる世紀の愚行を、元判事が完膚なきまでに批判。
いますぐこの制度を潰さないと、日本は滅びてしまうのだ。

[ 目次 ]
序章 元裁判員のしゃべりすぎ
第1章 国民不在で決まった珍制度
第2章 裁判員制度の基礎知識
第3章 裁判担当者の条件
第4章 素人が裁判を破壊する
第5章 人権を否定する裁判員制度
第6章 まだある欠陥の数々
第7章 国民を欺く司法
第8章 裁判員に選ばれる不幸
終章 裁判員制度は実施前に廃止せよ

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2010年06月21日

代理人としてのプロがいかにも書きそうな
匂いのする力技的な文章と展開。

でも、現場にいるプロから見れば
そういう考えかたもあるのですという見解が解って
読み物として単純におもしろかった。

タイトル通りの言い分がほんとうに正しいかどうかは
本を読んでもよく解らない。

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Posted by ブクログ 2011年10月20日

司法は国会や政府から独立し、ただ法のみに縛られるという考え方らしい。三権分立で三権が相互にチェックし合うことが民主主義の基本だと思っていたが、ちょっと異なる。
三権の中で立法行政が目立ち、重要だと感じてしまいがち。立法行政と比して司法の重要性を普段感じないのは生命身体思想信条の危機を実感する必要もな...続きを読むい平安な世に生きているからかしらん。
本書の要点は、憲法には裁判は法によって裁かれると規定してあり、裁判員は法を知らない素人だから法に基づいて裁くことはできないというもの。ただ「法によって」という要件は、法の素人かプロかということで決まるものかな。皮肉っぽく言えば、法のプロとしてのプライドみたいなものが主張の底にあるんじゃないか。
米国の陪審員制度との比較を期待したが、ほとんど無い。
筆者の主張は間違っていないとは思うし、自分が裁判員に選ばれればと想像すると不安も感じるが、ではそもそもこの裁判員制度を導入しようとしたのは誰で何が目的なのか。最高裁が、、、としきりに筆者は言うが、最高裁判事と筆者は同じ法のプロでしょ。何が違うのか。何か裏があるのかわからない。
ちょっと期待外れもあるけど、裁判制度の理解には役立ったので良かった。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

「ゲーム脳の恐怖」とか「水からの伝言」とか「新興宗教」とか信じこんでいる人って意外といるんですよね。ああいう信じたいものしか信じない、嫌いなものは一切耳に入れない、しかも自分でその自覚がない人たちが裁判員になったら裁判なんかメチャクチャだよなぁ。

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