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  • 経済改革としての明治維新
    4.0
    教科書に載っていない「お金」の明治史 空前絶後の超高度成長はなぜ実現できたのか? ■日本には経済危機を乗り越える力がある 明治時代の日本は世界史的に見て非常に稀有な存在である。19世紀後半、日本だけが欧米列強に対抗しうる軍事力を整え、世界の強国にのしあがったのである。しかし、「その資金はどこから出たのか?」――その答えについて、これまで明確に語られることはなかった。世界史の常識ではありえないような改革の数々、経済の活性化と急成長。そこからは、われわれ日本人がいままで持ってきた歴史観とは違う「明治の日本」、そして日本経済再生のヒントが見えてくるはずである。(「はじめに」より)
  • ジョン・レノンは、なぜ神を信じなかったのか ロックとキリスト教
    -
    エルヴィス、ボブ・ディラン、ビートルズ…… 信仰は、あの名曲に何をもたらしたか。 「ロック」と聞けば、それがジャンルとして確立されてきた当時から「若者たちの音楽であり、反体制的で権力に反抗するもの」だというイメージが強かった。 そうした権力のなかには、西欧社会で力をふるってきたキリスト教も含まれる。そのため、キリスト教文化になじみのない日本人からすればキリスト教的精神とロックは相いれないものだと考えるだろう。 しかし、エルヴィス・プレスリーやボブ・ディランをはじめ、アメリカにおける多くのロックミュージシャンが、自らの楽曲のなかで「神」「イエス・キリスト」「マリア」を讃えていたり、あるいは祈りを捧げたりしている。 むしろその西欧社会におけるキリスト教とロックのかかわりを紐解くと、キリスト教がなければ、ロックは生まれてこなかったのではないかという見方さえもできる。 信仰を持つことによって、あるいは信仰を否定することによって、彼らの音楽はどう変化し、それはロックというジャンル全体にどう影響していったのか。宗教学者がその関係をひもとく。
  • ルポ 地域再生 なぜヨーロッパのまちは元気なのか?
    3.5
    「何もないまち」では終わらない――! 欧州の地方を歩くと、日本に比べてずっと元気に見えた。なぜなのか、日本の地域再生のヒントになることを何か見つけたいと思って、欧州のあちこちを巡りながら取材を重ねた。当事者の声を聞いて、各地に共通して見えたことは、危機的な状況に陥ったまちほど、危機の本質に向き合ってそこからの脱却に真剣に取り組み、結果的に強くなっていたことだ。人口減少、高齢化、空き家の増加、他地域への依存、経済危機……。それらの危機に立ち向かってきた先達たちの原動力と取り組みに迫る。
  • 「忖度」の構造 空気を読みすぎる部下、責任を取らない上司
    3.3
    あなたの心を支配する暗黙のルール 「癒着」か、「思いやり」か。 ベストセラー『「上から目線」の構造』著者が、「日本的」組織の功罪を徹底分析! なぜ、「責任の所在」ははっきりしないのか? 「言った、言わない」トラブルから身を守る方法 ■感情でものごとが動く社会を生きるには 行政による許認可事業での総理大臣への「忖度」の有無が国会で議論されるなど、どこに原因があるのか究明の難しい社会問題が続発している。そこに共通するのは、「上」の人間の顔色をうかがう「下」の人間が、「上」の人間が指示していないことまで実行してしまうという構造的問題である。それを逆用する「上」の人間までいるからややこしい。ビジネスの世界でも、だれの指示なのかわからない仕事や、よかれと思ってしたことで責められる場面がよくあるのではないか。ベストセラーを輩出する社会心理学の第一人者が、「日本型社会」に蔓延する病理を分析する。
  • 「道徳自警団」がニッポンを滅ぼす
    -
    文春砲、不倫狩り、自主規制……なぜ、彼らは「バッシング」に奔(はし)るのか? ネット社会が生み出した現代のクレーマーである「道徳自警団」。 法律ではなく、道徳的であるか否かでものごとを裁き、テレビ局はもとよりスポンサー企業、雑誌社、ニュースサイトの編集部、市役所、町村役場、著名人、政治家、はては無名の個人にまで電凸、メール、FAX攻撃を容赦なく浴びせる。 現在ではそれに恐れをなした有名人が発言を自粛。これこそ現在の日本の「息苦しさ」の正体そのものではないか。 本書では具体例をもとに、このやっかいな現代のクレーマーとどう対峙するかの道筋を提示する。
  • 平成闇の権力 政財界事件簿
    -
    巨悪はよく眠る。バブルに狂奔した怪しい面々。 元国会議員政策秘書が暴く!戦後日本の「パワーエリートと闇社会」の点と線。 リクルート事件において本丸・中曾根康弘はなぜ、起訴されなかったのか。 バブルのあだ花の象徴―闇の怪人フィクサー・許永中はなぜ、巨額のカネを動かせたのか。 一介の運輸業者だった東京佐川急便・渡辺広康が「政界のドン」金丸信を転落させ、「55年体制」を崩壊させた真相。 バブル崩壊が招いた不良債権の累積―二信組事件と高橋治則。 保釈中の許永中が引き起こした大型手形詐欺事件と政財界の面々。 資金管理団体で土地を買う政治家など滅多にいない―小沢一郎と陸山会事件。 「お姫様」小渕優子の無責任さが起こした「政治とカネ」問題。
  • ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか?
    3.5
    「貧しい時代から苦労を共にして来た妻」──糟糠(そうこう)の妻。名だたるミュージシャンの多くが苦労時代を支えた妻を捨て、やがて「トロフィーワイフ」に乗り換える。それがメディアで報じられるたびに批難轟轟となることも多いが、そんな彼らミュージシャンは果たして本当に薄情で不義理な人物なのか? GRAYのTERU、布袋寅泰、桜井和寿、小室哲哉、矢沢永吉。大物ミュージシャンのそれぞれの人生を辿りながら、彼らが糟糠の妻と別れることになった事情と思いを読み解くことで、そこに浮かび上がるものとは? 巻末に精神科医・香山リカ氏との対談収録。
  • 生涯未婚時代
    3.6
    結婚する人生も、しない人生も、同じぐらい尊い――。 かつて日本は「皆婚社会」だったが、近年は生涯未婚率(50歳時点での未婚率)が急上昇し、最新調査では男性23・4%、女性14・1%と過去最高の数字に上った。2030年には男性の3人に1人、女性の4人に1人が占めるという予測もある。この未婚化、あるいは晩婚化は個人の問題にとどまらず、今の日本が直面する「少子高齢化」の原因として関心を集め、地方自治体による「官製婚活」にも大きな予算が投入されている。しかし、生涯未婚時代とは単に「結婚しない中高年の増加」ということではない。「結婚を人生設計に組み込まない若者の登場」ということでもある。「結婚、出産を経て配偶者と添い遂げる」という生き方や「正社員となって定年まで働く」という人生設計が社会で共有できなくなった時代を前に、家族社会学の視点から今改めて結婚という選択肢を再考する。
  • タダより高いものはない
    3.7
    教育、医療、年金、地方創生… 本当は怖いあの経済政策 政治家や官僚が隠蔽したい、国民生活にかかわる「不都合なデータ」 ■いわゆる「国の借金」を背負ってはいけない 教育や医療がタダになる、「国の借金」がゼロになる、補助金で生活が豊かになる…… そういった政策を唱えている政治家に投票すれば、みなさんの将来不安はゼロになるだろう。 だが、それらは絵空事だ。往々にして財務省の意を酌んだ耳当たりのよい甘言にすぎない。 経済学的に思考すれば、回りまわって国民負担の増大という結果に終わる。 無料で、あるいは安価で何かを提供してくれるという話には、必ず小さな文字で但書がついている。 「知らなかった」「聞いてなかった」と後悔したときには手遅れなのだ。 賢明なる日本国民よ、この不都合な現実を直視せよ。
  • <喧嘩とセックス>夫婦のお作法
    4.0
    セックスレス、産後クライシス、家事ハラ、夫婦喧嘩……それでも、うまくいく夫婦はどこが違うのか? 「どうしてあの人は、私の思い通りに動いてくれないのか?」と不満を感じることは、どの夫婦でもあるだろう。どちらが悪くなくとも、ボタンのかけ違いは常に起こり得る。その原因は、ときに男女の意識の違いが大きくあらわれる場面もある。しかし、男女はまったく分かり合えないわけではない。じつは、男女は結婚しただけでは、夫婦としてまだ「仮免許」状態といえる。セックスレス、産後クライシス、家事ハラ、夫婦喧嘩……、こうした困難は、夫婦がどのみち「成長痛」として一度は通らなければならない道なのではないか。今まさに戸惑いと葛藤の最中にいる、「仮免許」を「本免許」にしたい夫婦のための一冊。
  • 2025年東京不動産大暴落
    3.8
    東京が危ない!23区に迫りくる暴落ライン! あなたの家が「半額以下」になる……!! 値下がりしないエリアはどこか? 東京五輪を目前に、東京の不動産市場は局地的にバブル化している。 しかし、2020年オリンピック終了後の東京には華やかな未来を予想できるイベントはない。むしろ、東京の衰退を予測する統計がある。 2025年、団塊世代がすべて後期高齢者になり、東京都の人口は減少し始める。にもかかわらず、東京には毎年多くの新築住宅が供給されている。 人口減少、超高齢化、あり余る住宅……。地方はすでに、「タダ」でも貰い手がない不動産や土地、廃墟化した空き家などが溢れかえっている。2025年、いま地方で起きている不動産暴落の現実が、東京23区にも襲いかかる。 暴落はいつどこで起こるのか?暴落しないのはどこのエリアか?少しでも暴落を回避するにはどうしたらよいのか? 不動産バブルのしくみから、2025年大暴落までのシナリオを気鋭の住宅ジャーナリストが大胆予想する。
  • にっぽん猫島紀行
    5.0
    世界第3位の経済大国「現代にっぽん」は、国際比較すれば、東京オリンピックを目前に控え、確かに豊かで銀座の街中の残飯を食い争う猫も見受けなくなった整除された社会環境である。 人間は、もともとヤマネコであった猫を飼いならし、ペットとして寵愛してきた。近年は猫ブームが巻き起こっているが、その裏では年間7万頭の猫が殺処分されている。人間の身勝手な寵愛と裏腹の“飼い捨て”が生んだ結果である。 猫にとっての天国は都会にはない。むしろ少子高齢化が象徴的にすすむ島々こそ猫にとってのパラダイスなのである。北海道から沖縄までの10の猫島と人々の暮らしの実像に迫ったノンフィクション!
  • 芸能人と新宗教
    4.0
    信仰を求める芸能人の「孤独」と「不安」 清水富美加が幸福の科学に出家すると宣言したことで、 改めてクローズアップされることとなった新宗教の存在。 過去にも、オウム真理教や統一教会などに入信した女優や スポーツ選手の騒動が世間を騒がせてきた。 ほかにも、多くの芸能人たちが創価学会や真如苑などの 信者ではないかと噂され、関心を集めてきた。 なぜ、人々は新宗教の芸能人信者に注目するのか。 そもそも新宗教とはどんなものなのか。 なぜ、芸能人は新宗教にはまるのか。 芸能界と新宗教はどんなかかわりがあるのか。 宗教学者・島田裕巳が新宗教と芸能人にまつわる歴史と 事件をふり返りながら、徹底分析する。
  • 反知性主義と新宗教
    3.3
    「日本的反知性主義の系譜」を説き明かす アメリカのキリスト教が生み出した「反知性主義」は、ついには トランプ大統領を誕生させ、その潮流の勢いを再確認させた。 この言葉はポピュリズムに近い意味合いで使われることもあるが、 本来は「知性」や「知的な権威」に異を唱え、誰しもが持っている「知能」を 信頼する考え方をさす。 キリスト教が多くに広まらなかった日本でそれらを体現したのは、 創価学会などの新宗教であり、それはやがて政治や経営の中にも浸透していった。 いま、日本社会に顕著な思想の実体を宗教学者・島田裕巳が徹底解剖する。
  • 〈よのなか〉を変える哲学の授業
    -
    テロ、犯罪、政治的無関心、ヘイトスピーチ、いじめ…… いま、世の中には若い人たちを中心に、行きづまる社会とその未来について 不満が鬱積している。ところが、それがいわば屈折した形で、ときどき爆発を起こしてしまっている。 では、いったいどうすれば正しい形で不満を表明することができるのか。 どうすれば正しい形で世界を理想どおりに変えることができるのか。 じつは、それは世界を変えるための生き方を考えることにほかならない。 ベストセラーを数多く輩出する気鋭の哲学者が提案する、まったく新しい「生き方の教科書」。
  • 水木しげると妖怪の哲学
    3.0
    水木しげるが生涯のテーマとした、「妖怪」と「幸福」。両者には、一体どのような関係があるのだろうか。 その謎を解く鍵は、「驚き」にある。 本書では、『ゲゲゲの鬼太郎』『のんのんばあとオレ』『ねぼけ人生』『神秘家列伝』『総員玉砕せよ!』『娘に語るお父さんの戦記』『水木サンの幸福論』などの水木の作品やエッセイから、「身体知」を手がかりに「妖怪」と「幸福」との関係を解明。 数多ある「作品論」とは異なり、水木が生きた身体感覚の表現の中核にまっすぐ向かう、哲学の新たな試み。
  • 誤解だらけの京都の真実
    4.0
    『京都ぎらい』はなぜウケたのか? 京都はある意味で日本の常識に反した「特殊な街」である。 しかし、これほど日本らしい町はない。古い歴史がありながら、新しもん好きで外国人も上手に使う町もほかにない。 むしろ現在の日本で支配的な「東京の常識」、すなわち「日本の常識」というものが、日本人の幅広い可能性を封じ込めているだけだ。 本書では、数々のベストセラーを輩出した博覧強記の作家が、『京都ぎらい』の歴史的背景から、人間関係、ビジネス、政治、文化にわたる「京都の流儀」まで、「客観的事実」をもとに分析する。

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  • 傷つきやすくて困った人
    3.0
    異常に傷つきやすい人がいる。何気ない他人の言動に過剰に反応する。だから周囲は困ってしまう。本人だって、わざと傷つこうとしているわけではない。傷つけばつらいし、できることなら傷つきたくない。本書では、数々のベストセラーを輩出してきた心理学博士が、傷つきやすい人の行動の特徴を浮き彫りにしつつ、その背後にある心理メカニズムを解剖していく。自分は傷つきやすいタイプだという人に対しては自己コントロールの方法を、傷つきやすい人物が周囲にいて困っているという人には対処法を、それぞれ提示する。
  • 女性政治家のリアル
    4.0
    昨今、さまざまな問題が噴出し報道される“伏魔殿”東京都議会。タレント、放送作家から政治家に転身し、本会議中に受けた「セクハラ野次」によって当時渦中の人物となった著者が見た都議会とは、一体どういうところなのか。女性かつ一人会派というマイノリティだからこそ見えてくる、いま女性が政治家になることの“リアル”がここにある。巻末に、「社会を変えること」をめぐってNPO法人フローレンス代表・駒崎弘樹氏との特別対談掲載。
  • 歌舞伎町はなぜ<ぼったくり>がなくならないのか
    -
    はじめての「歌舞伎町学」入門── 風俗店や飲食店が密集する日本一の歓楽街、新宿区歌舞伎町。時に社会問題としてクローズアップされる、この街のいかがわしさを象徴する存在が、客引き≒ぼったくりである。ぼったくり防止条例や風適法で規制されているにもかかわらず、なぜぼったくり行為はなくならないのか。法律や警察の取り締まりの効果が期待できない構造を解明すると、そこには店舗がいくら入れ替わっても歌舞伎町が歌舞伎町として再生産される構造が浮かび上がってくる。若き社会学者による、はじめての「歌舞伎町学」入門。
  • 貧困とセックス
    3.9
    『ルポ中年童貞』『最貧困女子』両著者が徹底討論! 男女2400人への取材でわかった「最底辺」のリアル AV女優や風俗嬢など性産業に携わる人々を取材し、介護事業の経営者として辛酸を嘗めた経験も持つ中村淳彦と、セックスワークのなかでも最底辺の売春ワークに陥っている女性を取材し、自身も脳梗塞に倒れて貧困当事者の苦しさを痛感した鈴木大介。いま最も「地獄」を見てきた二人が目にした、貧困に苦しむ人々の絶望的な現状とは。性産業の問題から、教育・福祉・介護の悲惨な状況、そして日本社会の構造的問題にいたるまで、縦横無尽に語り尽くす。
  • セックスと障害者
    4.0
    「愛される」障害者から、「愛する」障害者へ 障害のある人たちは、どのように自分や他人の性と向き合っているのだろうか。それらの喜びや悩みは、障害の無い人たちと同じものなのか、それとも違うものなのか。一般社団法人ホワイトハンズを立ち上げ、障害者の性の支援に長年携わってきた著者が、「純粋な天使」や「かわいそうな性的弱者」という画一的なイメージを取り払った上で、障害者の性の現状を8つのエピソードから解説。そこから、障害にかかわらず自尊心の基盤であり社会参加の原動力でもある、人間にとっての本来の性のあり方というものが浮かび上がってくる。
  • 自衛隊の経済学
    3.7
    日本を完璧に守るには、いったい何兆円かかるのか?ここがおかしい!「国防」と「お金」の関係。安保法制によって日本が戦争に突き進むと言われている昨今、では日本が実際にどれほどの戦力を持っているか、どこに重点的に予算を配分しているのかと聞かれて即答できる人は少ない。本書では、自衛隊への直接取材をライフワークとし、防衛産業についても造詣が深い気鋭のジャーナリストが、これまでメディアであまり語られることのなかった自衛隊と経済のカラクリを縦横無尽に解き明かす。「経済的合理性」で考えれば、安全保障のために日本がなにをすべきかが、くっきりと見えてくる。
  • 安倍政権のメディア支配
    3.0
    テレビ、新聞を手玉に取る「コミ戦」の罠── 2015年3月、テレビ朝日「報道ステーション」で、コメンテーターの古賀茂明が突然「官邸からの圧力で降板させられた」旨を激白。官邸側は「放送法に抵触する」と反発した。政府はその後もテレビ局の幹部を呼んで事情聴取をするなど、マスメディアに対する介入を強めているように見える。その裏側には、1990年代から自民党が脈々と蓄積してきた「コミュニケーション戦略」があった。「大政翼賛報道」の裏側で何が起こっているのか?数々のニュース番組に携わった第一線のジャーナリストが当事者への取材でつかんだ政党による「メディア管理」の真実。
  • <40男>はなぜ嫌われるか
    3.1
    「若いですね」と言われたい中年男性の正体! 2015年時点で30代後半から40代前半までの男性を、本書では「40男」と呼ぶ。この世代は、「昭和的男らしさ」と「平成的男らしさ」の狭間を生きている。「働いてさえいればいい」と開き直ることも難しいし、若い世代のようにさらりと家事・育児もこなせない、自分の両面性に葛藤し続けてきた男たちである。問題は、若い女性への強い興味に象徴される、そのリアリティと現実のギャップにある。40男の勘違いは、他人に迷惑をかけるだけではない。そのギャップは、僕ら自身の「生きづらさ」に直結しているのだ。
  • 埼玉化する日本
    3.0
    埼玉には「何もない」。たいした観光地もなく、のっぺらぼうな郊外と、ありがちな風景が広がるファスト風土……。しかし、埼玉には三大ショッピングモールがある。また、ショッピングモールにはないような東京の高感度ショップにも、簡単にアクセスできる位置にある。つまり、マス消費も高感度消費も手に入れられる理想の地方であり、普通の人が心地良く無理なく暮らせる装置と環境が揃っているのだ。ちょっといい、ちょうどいい、それが埼玉。埼玉から見える日本の消費の行方を、埼玉在住の著者が愛と毒舌たっぷりに考察した一冊。
  • 中国を捨てよ
    -
    韓国は中国にくれてやれ!小沢一郎は足利義満だった!! 稀代の中国問題評論家石平氏と保守論壇人の西村幸祐氏による、激辛最新中国アジア情勢論! 尖閣問題勃発後の日中関係、民主党政権の崩壊がある意味、安倍政権と超軍事強国化を進める習近平政権の対峙を用意した。両著者は声高に言う、「もう、中国を捨てる時代がやってきた。韓国は中国にくれてやってもいい!」。歴史的考察、戦後体制の矛盾、日中韓と日米・日露関係を含め多角的に考察する国際外交論!
  • 猫つきベビーシッターズ【電子特典付き】
    3.0
    1巻946円 (税込)
    人間と猫が所属するベビーシッター派遣会社、ねこもり社。 スーパーシッター猫・ミミ子を始め個性的な猫たちが多数在籍中です。 彼女たちに学びながら、新人シッターのもときは日々奮闘中! 子どもも大人も癒やす猫の魅力満載のほっこり系コメディ。 【目次】 その1 あけるくん(11カ月)       その2 いずみくん(6歳)        その3 ういちゃん(3歳)        その4 えいみちゃん(5歳)       その5 三つ子ちゃん(1歳半)      その6 くりたろう(小2)        その7 ねこもり社の休日~予防接種編~  その8 ケイトくん(2歳)        その9 こうへいくん(16歳)       その10 もときちゃん(19歳)       その11 シッターたちの休日~人間編~   その12 シッターたちの休日~猫編~ 電子限定特典
  • ドラッグストア拡大史
    4.0
    なぜドラッグストアは一人勝ちできたのか!? 小売業が大激変に見舞われた平成時代に、急成長を遂げたドラッグストア――。薬局・薬店にしかすぎなかった個人商店から、いかにしてチェーン化を成功させていったのか。アメリカ小売業からの模倣と別様な業態への進化、食品やペットフードまで取り扱う品揃えの拡充、美容・健康ニーズという時代の追い風、そしてデジタルシフトへの取り組み。「マツモトキヨシ」「ツルハ」「ウエルシア」「コスモス薬品」……街のインフラとしての地位が確立され、スーパーもコンビニも脅かす存在となったドラッグストア、その躍進の歴史と展望に迫る。 【目次】 はじめに 第一章 薬局からドラッグストア・チェーンへの転換 第二章 ドラッグストア成長記 第三章 ドラッグストアの武器は何か 第四章 ドラッグストアの未来戦略 おわりに
  • ようこそ、2050年の東京へ 生き残る不動産 廃墟になる不動産
    3.5
    「オフィス需要」が減っても価値ある街と不動産とは? ○「歩きたくなる個性ある街」(=銀座、新宿、渋谷、上野……) ○「無機質に続く人工的な街」(=湾岸エリア、国道16号沿線…) この差がどのような影響をもたらすのか? これから東京は、拡大から縮小に転じ、「爛熟」が始まる。 衰退が避けられない日本で、東京は「ハレの場」として輝く! 〈内容紹介〉  東京にとって1960年から90年は、「高度経済成長」による拡大・発展の30年間だった。それから現在までは「失われた20年」を経て、停滞する30年間を過ごした。では、成長を期待できない日本において、首都・東京が歩むこれからの30年とは?  いよいよ東京でも進んでいく人口減少・高齢化、ワークスタイルの変化によるオフィス需要の激減、経年劣化するマンション崩壊の危機、空き家問題とシャッター商店の増大……数々の困難を乗り越え、インバウンドを取りこみながら、東京は文化・芸術・遊楽の街として生き残る! 人気住宅ジャーナリストによる、2050年までの「東京」未来予想図。 【目次】 はじめに 第一章 一九六〇年からの成長期、一九九〇年からの成熟期 第二章 これから三〇年で東京の風景はどう変わるか 第三章 不動産は二〇五〇年に向かってどう動くか 第四章 東京は「ハレ」の場所として輝く 第五章 インバウンドを魅了する東京 おわりに コラム(1) 異次元金融緩和が生んだ「局地バブル」とこの先の三〇年 コラム(2) 二〇五〇年に「山手線の嫌われ駅」は変わっているか?
  • 獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち
    4.6
    「住処を奪われている」のは、人間の方だった。 食害、人身被害、生態系の破壊、そして感染症…… 「動物愛護」が通用しない、日本の緊急事態に迫る! ・列島全域が「奈良公園」状態 ・コンビニ前にたむろするイノシシ ・レジ袋片手に冷蔵庫を荒らすサル ・鳥獣被害額は年間1000億円以上? ・ネコは猛獣! 野生化ペットが殺す自然 ・コロナ禍は獣害! 人獣共通感染症の恐怖 ・食べて減らす? 誤解だらけのジビエ振興 近年、街中にシカやイノシシ、クマが出没して、よく騒ぎになっている。ニュースなどでよく目にする場面だが、そうした野生動物による「獣害」の深刻な実態を知る者は少ない。 駆除数はシカとイノシシだけで年間100万頭を優に超え、農林水産業被害の総額は、報告されていないものを含めれば年間1000億円を超えるといわれている。 「人間は動物の住処を奪っている」と思っている人は多いが、現在の日本においてはむしろ「動物が人間の住処を奪っている」のだ。 本書では、これまで様々な媒体で動物とヒト、そして森の関係を取り上げてきた森林ジャーナリスト・田中淳夫氏が「なぜ野生動物はこれほどまでに増えたのか?」「共存の道はあるのか?」といった難問に挑む。 動物愛護の精神だけでは解決しない「日本の大問題・獣害」について、偏見を捨て、改善に向けて現状を認識するための必読書。 【目次】 はじめに ▼第一章 日本は野生動物の楽園? ・身近な野生動物、イヌとネコ ・列島全域が「奈良公園」状態 ・コンビニ前にたむろするイノシシ ・寝たふりできないクマの激増ぶり ・レジ袋片手に冷蔵庫を荒らすサル ・ラスカルは暴れん坊! 外来動物の脅威 ▼第二章 破壊される自然と人間社会 ・鳥獣被害額は一〇〇〇億円以上? ・森林を草原にする知られざる破壊力 ・檻と化した集落に閉じ込められた人々 ・ネコは猛獣! 野生化ペットが殺す自然 ・コロナ禍は獣害! 人獣共通感染症の恐怖 ▼第三章 野生動物が増えた本当の理由 ・国が野生動物を保護した時代 ・仮説(1) 地球温暖化で冬を越しやすくなった? ・仮説(2) ハンターの減少で駆除できない? ・仮説(3) 天敵のニホンオオカミが絶滅した? ・飽食の時代を迎えた野生動物たち ▼第四章 食べて減らす? 誤解だらけのジビエ振興 ・害獣駆除で生じる「もったいない」 ・期待される猟友会の危うい現実 ・野生動物がジビエになるまでの関門 ・シカ肉がビジネスになりにくい理由 ・野生動物の資源化と駆除の担い手 ・獣害対策は防護と予防にあり ▼第五章 獣害列島の行く末 ・トキは害鳥! 苛烈な江戸時代の獣害 ・獣害が少なかった時代の謎解き ・戦後に激変した日本列島の自然 ・撤退する人間社会と狙われる都会 ・「カワイイ」動物はなぜ生まれる? ・築けるか、人と野生の共生社会 おわりに 主な参考資料一覧
  • それでも音楽はまちを救う
    -
    音楽の力で、地域経済はもう一度やり直せる 「地方創生」が謳われて6年。日本各地で、故郷を救うべく有志が立ち上がっていた。その熱意が結実し、さまざまな音楽イベントが生まれ、活況を呈している。彼らはいかにして、イベントを成功に導いたのか? 人々を熱狂させ感動を与える音楽の力を、観光業に取り入れることで、地域経済はもう一度やり直せる。そこには、新型コロナウイルス禍に見舞われた地方を救うヒントもあった。音楽を愛するすべての人の思いが、活気を失ったまちに大きな波を呼び込む。詳細な調査で迫った、地域再生の現場。 【目次】 はじめに 第一章 世界に学ぶ音楽観光 第二章 音楽観光で成功を収めた日本の先駆者たち 第三章 音楽でまちを救うために~ミュージックツーリズム実践編~ 第四章 音楽イベントのリスクマネジメント 第五章 まちはコロナ禍といかに闘ったか おわりに 参考文献
  • ルポ 不機嫌な老人たち
    3.7
    イラつく高齢者 その実態と胸の内 老後は誰にでも必ずやって来る。 プライド、無力感、孤独、機能低下…… これは、未来のあなたの話でもある。 思い描いていた「老後」とは違う現実 定年後は、年金でのんびりとした老後を、というのはもはや過去のこと。長すぎる老後、敬老意識の希薄化、早すぎる技術革新、コミュニティー・家庭の崩壊、経済的不安定……、かつて経験したことのないような急激な社会変化の中で戸惑い、傷つき、苛立つ老人たち。当たり前としてきた価値観がことごとく否定され、「暴走老人」、「困った高齢者」、「わがまま老人」といった言葉で揶揄され、社会問題としてセンセーショナルに取り上げられる、彼らの本当の胸の内とは。その被害と実情を、被害者、専門家、高齢者への丹念な取材から読み解く。 【目次】 はじめに 第一章 従業員を悩ますシルバークレーマーたち ――なぜ、高齢者の客はイラついているのか―― 第二章 ネットに呑み込まれる人々 ――デジタルシニアの落とし穴―― 第三章 場違いの現役感をまき散らす元管理職たち ――なぜ、普通のお年寄りになれないのか―― 第四章 寂しいお年寄りたち ――口をつぐむ男性、しゃべり続ける女性―― 第五章 老成しない老人たち ――“元気”と“機能低下”の狭間で―― 終章 長い老後を機嫌よく生きるには おわりに
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち
    4.2
    <各界絶賛> ■武道家 内田樹氏 呪符として機能している「夢を持て」「自分らしく生きろ」という言葉の負の効果に、 我々はもっと恐怖心を持つべきである。 ■思想家 田坂広志氏 若者に「夢を持て」と語る大人は、必読! ■教育改革実践家 藤原和博氏 私には夢がなかった。リクルートに憧れはなかったし民間校長になる夢を見たこともない。 「教育改革実践家」は52歳の私があとづけで付与した肩書きだ。 ■経営学者 野中郁次郎氏 計画・分析偏重の呪縛から逃れよ。「いま・ここ」の直接経験から見えてくるのが「生き方」だ。 夢の強要。その罪と害 犯行の凶器は、「夢」でした。タチの悪い悪意無き共犯者たちによる「夢を持て」の大合唱。その陰に隠れて黙殺されてきたドリーム・ハラスメントという実態。数々のインタビュー・文献調査から浮き彫りになったのは、夢を持てずに苦しむ直接的被害者と、意外な間接的被害者の存在。誰も夢から逃れられないのに、誰も夢の持ち方は教えてくれない。夢に支配されない生き方も提示されない。只々「夢は善」と妄信させるだけ。夢を持てないとヒトは死ぬのか。そんなにも社会は生きづらいのか。教育関係者自らが、教育界の長年のタブーをえぐり出す。 【目次】 はじめに 第一章 夢に食い殺される若者たち 第二章 職業以外の夢が認められない異常 第三章 タチの悪い悪意無き共犯者たち 第四章 夢を持たないとヒトは死ぬのか 第五章 それでも夢を持たせたいならば おわりに
  • にわか〈京都人〉宣言 東京者の京都暮らし
    3.3
    「京都は深く、そして裏がある。それが書かれてしまった。」――磯田道史さん推薦! 旅行で巡るのとは大違い。元・文芸誌編集長が、暮らしてわかった「住まい」としての京都の姿 出版社を定年退職し、新たな生活を始めていた元「小説新潮」編集長のもとに、 京都の大学から教授の誘いが来た。こうして東京者の「京都生活」が始まる! 観光として訪ねる京都と、住む町としての京都は大違い。 地元では当たり前の「地蔵盆」の存在、 気まぐれすぎる気候、 ほんの少し歩くだけでも感じられる歴史の名残、 謎のスーパーと変わった品揃え、 独自に育まれた「京都中華」、 そして常に「よそさん」が来る町で暮らすことで育まれた京都人の気風……。 観光ガイド・ブックには載っていない京都の姿を綴る、文化エッセイ。 【目次】 はじめに 第一章 京都暮らしが始まった 第二章 洛中で暮らしてみたら 第三章 文芸編集者としての京都 第四章 住んでわかった「食」事情 第五章 観光ではわからない、必須「生活」情報 第六章 関西の「ハブ都市」、京都 第七章 「京都人になる」ということ おわりに
  • 百貨店・デパート興亡史
    4.0
    江戸時代から続く「小売の王様」は、その使命を終えたのか? 三越、伊勢丹、高島屋、松坂屋、大丸、西武、東急、阪急…… 変革はいつ止まったのか、再び革新は起こるのか。 江戸時代の呉服屋に起源を持ち、およそ四〇〇年の歴史を誇る百貨店。近代小売業の先駆、業界のトップとして、日本の消費文化を創ってきた。しかし、いまや経営は厳しさを増す一方で、その存在が揺らいできている。三越、伊勢丹、高島屋、松坂屋、大丸、西武、東急、阪急……。かつて隆盛を極めた百貨店は、商品販売で、宣伝戦略で、豪華施設で、文化催事で、いかにして日本社会を牽引してきたのか。「モノが売れない」時代となり、デジタル化が進む現代において、何を武器に活路を拓くのか。「週刊東洋経済」副編集長が、その歴史と展望に迫る。 【目次】 はじめに 序 章 「イノベーター」として君臨した百貨店 第一章 商い――「モノ」が売れない時代に何を売るか 第二章 流行創出――文化の発信地にまだブランド力はあるか 第三章 サービス――「おもてなし」は武器であり続けるか 終 章 かつての「小売の王様」はどこへ向かうのか おわりに 主な参考文献
  • コンビニチェーン進化史
    4.0
    “当たり前”に使うコンビニは、“驚異”の「イノベーション」の宝庫! 進化の果ての「24時間営業」は、小売の究極形態か!? 地獄の職場か!? 常に「消費の最先端」を歩む、その革新の秘密に迫る。 ************************* 「お客様第一」が数々の革新を生んだ! 「コンビニエンス・ストア」は、「便利な小売店」の枠を超えて、今や「街のインフラ」としての地位を占めるまでになっている。そこには、徹底したドミナント戦略、三〇〇〇を超える商品の供給・流通網の整備、販売機会を逃さない単品管理システムの導入、コンビニ食開発による新規需要創造、チケット端末やATMをはじめとしたサービス機能の拡充など、数々の革新があった。なぜコンビニは、ここまで消費者需要を取り込み続けられたのか。果たして今後も、持続的に成長していける業態なのか。元「月刊 コンビニ」編集長が、その進化の歴史と展望を解説する。 【目次】 はじめに 第一章 「コンビニエンス・ストア」の夜明け 第二章 新興勢力参入による「コンビニ群雄割拠」 第三章 コンビニの屋台骨を支える「巨大流通システム」 第四章 需要を創造する「コンビニ食」 第五章 「インフラ化」するコンビニ 第六章 「ビッグ3競争時代」と「コンビニの未来」 おわりに
  • 未婚中年ひとりぼっち社会
    3.0
    時代の変化についていけず、結婚観がズレている!? 葛藤する〈独身中年男〉は、結婚“しない”のか、“できない”のか!? ************************* 結婚という「当たり前」はどこへ行った? 未婚率の上昇が止まらない。かつては誰もがしていた結婚は、もはや自明のことではなくなった。少子化が騒がれてから四半世紀が経ち、男性の四人に一人は未婚のまま一生を終える時代。職業選択や消費活動、恋愛など、人生における選択肢が広がる中で、バブル世代~団塊ジュニア世代は、なぜ結婚しなかったのか。「恋愛」「職場環境」「雇用形態」「趣味」「風俗利用」……独身中年男たちへのインタビューから解き明かす、「未婚化社会」日本の実相。 この先の人生、「ひとりぼっち」の寂しさを抱えながら生きることを避けるために、「性愛」の根源から見つめ直し提言する。 【目次】 第一章 崩壊する「昭和婚」 第二章 結婚における「自由」と「安心」のジレンマ 第三章 「正規職」でも、出会えない? 第四章 結婚を決められない「あれかこれか」の迷宮 第五章 打ちひしがれる「非正規職」 第六章 独身男の「快楽」と「憂鬱」 第七章 他者を受け入れることと「安心感」 第八章 「持続的な親密性」の再構築
  • データ・リテラシーの鍛え方 “思い込み”で社会が歪む
    3.5
    内閣支持率の世論調査 「朝日新聞」調査)支持率38%、不支持率42% 「産経新聞」調査)支持率34.7%、不支持率56.1% どうしてこうなる!? 調査1)回答者1万人 死刑制度廃止に賛成70%  調査2)回答者600人 死刑制度廃止に反対70% どっちを信じる!? 市場調査、過剰広告、動員アンケート、世界大学ランキング……巷にあふれる情報に騙されるな! 「内閣支持率○○%」「顧客満足度No.1」「○○人に○人が利用」「○○ランキング第一位」……。現代人は膨大な情報に囲まれ、日々アンケート結果やランキングの数字を目にしている。しかし、そこには統計や調査手法の罠があり、真に受けると誤解するものだらけなうえ、ネット社会ではウソの言説が独り歩きしがちだ。ニュースや広告、キャンペーンなど、世の中に流布する「データに基づく話」には、どんな誤りがあるのか。実例を挙げてデータの裏にある問題点を解説し、騙されない方法を伝える。無意識にデータを過信し、「思い込み」で社会を見ないようにするための処方箋。 【目次】 まえがき 第一章 「ネット・アンケート」に潜むウソ 第二章 すべての「ランキング」は参考値 第三章 「うまい話」には裏がある 第四章 データ・リテラシーを鍛える あとがき 参考文献
  • 物語で読む日本の刀剣150
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 刀匠たちの手によって生み出され、一振りごとに時代や所有者の物語を宿した名刀たち。源頼光が大江山の酒呑童子を退治したといわれる「童子切安綱」、戦国の世で和睦交渉に奔走しつづけた板部岡江雪斎の「江雪左文字」、斬る真似をしただけで骨がくだけるとして名付けられた「骨喰藤四郎」、幕末を駆け抜けた土方歳三の愛刀「和泉守兼定」等、逸話の数々を一挙網羅。 ※電子書籍版では「名刀ギャラリー」ページが掲載されていません。
  • 普通に働け
    3.6
    ニッポンのジレンマ、働き方のジレンマ―― 日本の雇用・労働をめぐる議論は、エリートかワーキングプアを対象としたものに偏りがちである。そこには「普通の人」の「普通の働き方」が見落とされており、ブラック企業論争やノマド論争で可視化されたのは、私たちの「普通に働きたい」というこじれた感情であった。しかし、「普通の人」とは誰か?「普通の働き方」とは何か?そもそも私たちは「普通」ということが、実はよく分かっていないのだ。本書は豊富にデータを揃えながら「意識の高い」系言説のウソを暴き、私たちノンエリートのための働き方を考察する。
  • 人はなぜ突然怒りだすのか?
    4.4
    ロシア軍特殊部隊が開発した感情コントロール法を大公開!― 巷には〈怒り〉を単に理性で否定する本が溢れているが、人間が生まれ持つ感情の一つだと認めることで、初めて見えてくる対処法がある。旧ソ連時代は国家機密とされたロシア軍の訓練法〈システマ〉は、戦場のようなストレスフルな状況の中で、いかに怒りや怖れといった感情に惑わされず冷静さを保てるかを目的に、開発された。「怒れる自分から自分を守る」「怒れる他者から自分を守る」「怒れる自分から他者を守る」「他者の怒りから身近な人を守る」……。あらゆる〈怒り〉に対処する、実戦の中で磨き上げられた智慧がここにある。
  • 日本経済はどこで間違えたか
    -
    バブル華やかなりし1980年代末、一時は世界一の経済大国にまで上り詰めながら、その後“失われた20年”と称される長い衰退の時を経て、ついに借金1000兆円を背負うに至った日本。いったいこの国は、どこで間違え、何を失ったのか? バブル崩壊、金融危機、構造改革、デフレ不況、アベノミクス……。この栄光と没落の30年間を、国債発行拡大の歴史を中心に辿り直す。毎日新聞経済部長、論説委員長、主筆などを歴任して財政の現場を知り尽くした著者が、借金王国日本の全く新しい解釈を展開する、失敗の平成経済史! 人類史上空前の借金王国はいかに誕生したか?
  • 天才と死
    -
    荒木経惟はなぜ、センチメンタルなのか。天才アラーキーが物語る死生観。昭和の男の影を濃密に体現する北野武、赤塚不二夫、綾小路きみまろ、森山大道、末井昭とのコラボレーションが生んだ異端児の履歴書。
  • アフターメルヘン(上)【電子特典付き】
    4.4
    1巻944円 (税込)
    「めでたし」のその後のご不要品、 どんなものでも回収いたします――。 おとぎの国の各地で役目を終えた「モノ」を回収する ベテラン職員で面倒見のよい兄ヤコブと、 新人職員で兄を尊敬している弟ヴィルヘルム。 彼らが訪れる先々には、廃品に悩む依頼主がいて……。 白雪姫、シンデレラ、ラプンツェル、裸の王様、いばら姫―― 不思議なメルヘンの世界を舞台に描く、ダークファンタジー、開幕! 単行本でしか読めない 描き下ろしショートストーリー4本+描き下ろしイラストを収録!! 【担当編集より】 『ヴィクトリアの電気棺』(スクウェア・エニックス刊)著者・田島生野による最新作、 おとぎの国で役目を終えたモノを引き取る、とある兄弟の廃品回収物語がはじまります! 見所が満載すぎるため短く語ることが難しいのですが、 登場するキャラクター(メインキャラの兄弟以外にも登場するゲストキャラの魅力)、 各話のストーリーと構成力(先が読めないアフター話や深まる謎など)、 精緻な筆致で描かれるイラスト(すべての線画、背景、飾りフキダシも手描き)など、 惹きこまれる舞台の世界観と複数の気になるの要素満載で構築されています。 また単行本ならではの描き下ろしのエピソードも各話ごとにあり、 加えて童話感を演出する作品の雰囲気に合った描き下ろしイラストも各話に収録されています。 連載時とはまた違った読後感を得られること、間違いなしです!! 昔話やメルヘン、王子様やお姫様、主人公に悪役、 お仕事もの、ヒューマンドラマ、ダークファンタジー…など 1話ごとに物語の毛色も違うのですが、 メインキャラの兄弟と一緒に作中で各地へ訪れ、メルヘンの世界をお楽しみいただけましたら幸いです。 ※カバーを外した本体表紙にも素敵な描き下ろしイラストで彩られています^^ 【目次】 第1話 白雪姫 描き下ろし After the story 第2話 シンデレラ 描き下ろし After the story 第3話 ラプンツェル 描き下ろし After the story 第4話 裸の王様 描き下ろし After the story 第5話 いばら姫 前編
  • 八重と襄 試練をこえる言葉
    5.0
    『幸福を標的としよう。これこそ永遠のものだから』――「日本を変える」という夢を持ち、幕末から明治の時代を駆け抜けた、新島襄。『僕(新島襄)が彼女(八重)について知っているのは、人間がハンサムだということです。』そしてそんな彼を『先進的』に支えた妻、新島八重。2013年大河ドラマで注目のふたりが遺したメッセージをまとめました。生きること、愛すること、夢のためにうごくこと――ふたりが自身の体験から得た、言葉のエッセンスが蘇ります!
  • 佐橋くんのあやかし日和【電子特典付き】
    NEW
    5.0
    1巻935円 (税込)
    フツーの小学生、火の鳥を飼う!? まったりほのぼの×奇想天外摩訶不思議 独自の世界観を紡ぐ新鋭 デビュー単行本! 「ぼくはヒヨコを買ったのです 一番かわいくないのを一匹」 ペットは火の鳥で、先生は化け狸、級友は蛇人間!? フツーの小学生・佐橋くんが当たり前のように遭遇する怪しげなモノ、コト、ヒト。 人外描写に定評のある新鋭がおくる奇々怪々な日常譚。 【目次】 第1話 ひよこ 第2話 へび 第3話 たぬき 第4話 きつね 第5話 たまご 第6話 どんぐり 第7話 いそひよどり 第8話 おおとり 第9話 おおいぬ 第10話 しりうす おまけ(描き下ろし)
  • 薔薇の砂漠
    -
    祖父の命令でパリ~ダカール・ラリーに参加した青年、海。だが、予期せぬ事故にあい、灼熱の砂漠でひとり途方に暮れることに…。そんな海を救ったのは、誇り高き戦士、トゥアレグ族の美しき族長、ミカルだった。二人は謎の盗賊団に囚われ、決死の逃亡を試みるが……。めくるめくスリリング・ロマンス!
  • 仔ブルのワルツ
    -
    1巻935円 (税込)
    無垢なブルドッグの仔(推定5~6カ月)とその犬仲間たち目線の、人間観察4コマ。仔ブル(名前は不明)のご主人は人見知りでインドアで軽く引きこもりだけど、そんなご主人を案じて大切に思う彼の気持ちは不滅。純粋でときどき辛口な仔ブルにクスリとさせられる、可愛くて笑えるギャグ漫画です。仔ブル以外の個性的な犬たちもたくさん登場して、犬目線で人間社会を斬る社会派な視点も。小気味よくて癒されて、幸せな読後感を味わえる作品です。
  • 僕だけの王子様
    3.0
    お前が私の救いだよ 神託によりギサイン国の第四王子・來の花嫁となった瑠璃。王は子をなせない男の花嫁が与えられた事に難色を示したが、瑠璃はその美しさと天真爛漫さで周囲の人々を魅了してゆく。幸せな結婚生活を送っているかのように見えた二人だが、シン王に溺愛されて育った瑠璃は心まで無垢だった。手を出しかねる來。だが急に来訪したシンの王弟ソラが瑠璃に夜の営みについて教えてしまい…。
  • 極道はスーツと煉獄を奔る
    4.7
    木崎の問題で未だ揺れている芦澤の組で、組長に隠し子がいることがわかり、勢力争いに新たな動きが…。同じ頃、芦澤の恋人、榎田はイタリアのテーラーメイド協会主催のイベントに参加するため、ミラノを訪れていた。充実した五日間の日程を終え、帰りの飛行機に乗ろうとした榎田だったが、そこには恐るべき罠が仕掛けられていた――。榎田、そして芦澤、彼らを陥れようとする非道な煉獄への扉が開いてゆく……。
  • 海賊王の結婚
    5.0
    「お前は俺の生きる力の源だ」海賊王でありながらロプロス王国を再建し、国王の座に就いたラァス。領事を務める最愛の人、エンダリア王国第三王子のレンとの甘い生活も一年が過ぎたある日のこと。ロプロス王族の末裔と思われるクリス王子が昏睡状態で発見された。なんと王子の魂は生と死の境目、ゾーン・ゼロに棲む魔物シードラゴンが持っているという。その魂を救うためラァスとレンは恐るべき魔境へと向かう。パイレーツロマンス怒濤の完結編!
  • 東郷課長のどすけべな指先
    4.0
    全部さらけ出して、見せてみろ 歯科器具メーカーの新人社員、沢木は毎年恒例の忘年会の宴会芸で、苦手な上司、東郷課長とペアを組むことに…。長身で野性的な美貌に加え仕事もデキる完璧な男、東郷。沢木は要領が悪く、いつも叱られてばかりだ。そんな二人が披露することになったのはバルーンアート。特訓のため東郷の自宅を訪れた沢木だが……意外にも部屋は散らかり放題、さらに彼はバイでかなりのヘンタイだった。秘密の特訓は思わぬ方向へ!? ※本書はB─cube「東郷課長の危険な指先」(電子書籍発行:2007年8月 小社刊)を加筆・修正し紙書籍発行に際し書き下ろしを追加した作品です。
  • 空の王国
    2.0
    「ソラ様が欲しい」 圧倒的な力を示し、天青の騎士となった正宗。空を司る生き神であり、可憐な容姿がコンプックスの王弟ソラは、正宗の勇姿に憧れ、剣の指南を受けようとする。正宗はひどく無愛想だったが、それは、ソラに熱烈に恋するがゆえだった。正宗の強引な求愛に戸惑うソラ。二人を引き離そうと暗躍する黒衣の従者。そんな折に正宗が竜討伐に行く事となり、ようやく自分の気持ちを自覚したソラは、思い切った行動に出る。
  • 和菓子よりあまい求婚
    3.9
    「六華の一生を、おれに寄越せ」 家業を継がずにミステリ作家となった、京都の老舗和菓子店・辻占堂の長男、六華。今をときめく売れっ子作家の六華には心に秘めた相手が…。それは辻占堂一の職人、桂心だ。小学生の頃から共に和菓子作りの修業をしてきた無愛想な幼馴染。手を伸ばせばすぐ届く場所にいるのに触れられないこの距離…せつない片恋に、六華の筆もこのところ鈍りがち。さらに妹、果菜と桂心との結婚話を耳にして…。蕩ける極上甘味ラブ。
  • 男子高生エンドレス新婚日記
    4.5
    知れば知るほど好きになる 至極平凡な男子高校生・馨は、名門財閥・松岡家の三男で予知夢の能力をもつ貴継の運命の相手、つまりは嫁だ。夏休みも終わり、馨の通う赤坂学園ではいよいよ高校生活最大のイベント、文化祭の準備が始まった。馨たちのクラスの出し物は定番のお化け屋敷。だがそのさなか、天敵・奥田と取り巻き連中の馨へのイジメが次第に露骨になっていく。馨はそのことを貴継に言い出せず…。溺愛エロコメ最終章!
  • 熱砂の炎愛
    5.0
    「やっと、お前を本当に捕まえられた」 神秘の国カリデュラに取材で訪れた保は、王宮で開かれたパーティーで王子・カミールに襲われてしまう。自分を気に入ったと、その後もカミールに淫され、そして王宮に囚われる保。強引で我が儘なカミールに困惑しつつも、国を真摯に思うその姿に惹かれはじめるが、逃げ出すことをやめ彼のそばにいる自分に戸惑う。そんな中、カミールの結婚話を知った保は自分の……カミールのためと離れる決意をするが……。
  • 兄弟─冬─
    3.8
    「同じだ。七年前のあの夏と…」 思いを通わせ合い穏やかな日々を送っていた教師の兄、悠と人気俳優の弟、涼司。だが、そんなある日、涼司はロケ中事故に遭い、過去の記憶をすべて失ってしまう。もちろん兄と自分が秘めた関係にあったことも…。実の兄弟で愛し合うことに罪悪感を持ち続けていた悠は、これを機に涼司から離れる決意をする。同僚の紹介で彼女もでき、すべてがうまくいくかに見えたが、涼司はそんな兄に不審な感情をいだきはじめ…。
  • 猫と獣医と派遣シッター
    3.0
    触れたい。抱きしめられたい。 子供が大好きで幼稚園教諭として七年間を過ごしてきた陽生だが、ワケあって派遣シッターとして再出発することに…。早速決まった派遣先は腕がいいと評判の獣医、倉持の家。三歳になるひとり息子、真尋と暮らす倉持は笑顔が爽やかでおしゃれな38歳のバツイチ。実はゲイの陽生にとっては超好みのタイプ。自分に信頼を寄せてくれる倉持に、次第に募る恋心…陽生は湧き上がる想いを抑えようと自分を戒めるのだが…。
  • 刑事と踊れ
    3.0
    「初めて男相手に勃ったんだ」 俺、瀧川と親友の君島は幼い頃から共に踊り続けてきた、ダンサー仲間でありライバルだ。所属するバレエ団の公演を控えたある晩、もう踊れないと言って帰っていった君島。後を追った俺が発見したのはマンション前に倒れる彼の姿だった…。すぐに意識を取り戻した君島だが、なんと彼の魂は昭和の時代から来た刑事、鳥谷と入れ替わってしまっていた。繊細な君島とは正反対な鳥谷と同居することになった俺だが…。
  • 薔薇の砂漠2 ストレンジャー・イン・パラダイス
    -
    砂漠での甘美で衝撃的な出会いから1年。愛しきひと…、トゥアレグ族のミカルとともに再びパリ~ダカールラリーに挑んだ海だが、ミカルが突然に姿を消してしまう。海に救ったのはミカルの双子の弟、ジブリール………。好調! 激ラブロマン第2弾!
  • 成功報酬
    4.0
    幼い頃に両親を亡くした中学教師の俊介は、顔は瓜二つ…だが性格は最強の美人の姉、幸子にずっと振り回されっぱなし。そんなある日、大企業の社長夫人の座に納まっていた姉に突然起きた離婚騒動…。十億の慰謝料をもぎとる!…と姉が雇ったやり手弁護士、真崎は銀縁眼鏡の超エリート然とした色男。が、彼の狙いは俊介の躰で…。せめぎあうインテリジェンスとインモラルと…♪ハイスピード・エロス イラスト しおべり由生
  • 聖衣は獣に攫われる
    3.0
    最愛の妹を亡くし、悲しみに暮れる若き司祭、真幸――そんな彼の前に現れたのは怜悧な美貌の実業家、アレス・ラウ……妹の恋人だった青年の兄。葬儀の夜、真幸は司祭館に泊まったアレスによって香港に連れ去られ監禁されてしまう。男の正体は中国マフィアのボスだった。禁断の快楽の淵に堕とされた真幸は、さらに妹の遺した指輪を巡る謀略の渦へと巻き込まれ……。ダーク&ハード★ストイックなる激愛☆ イラスト 小路龍流
  • この恋、占いません!
    -
    大学生、海月の裏稼業はプロ風水師。道楽に夢中な父に代わり、二代目として着実に顧客を獲得中だ。そんなある日、飲食店を経営している二代目若社長の芥川から相談依頼を受け、店に赴いたのだが、どう見ても極道な雰囲気で…押し倒された挙げ句、公私共のおつき合いを誓わされ…。暴走気味の求愛にひきずられるまま芥川とつきあい出した海月の周辺で、空き巣騒ぎが!? ※電子書籍版には、紙書籍版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 檻の中のエゴイスト
    -
    女に追い出されたヒモ男、海翔…。新進気鋭の日本画家、櫛形に拾われ、モデル兼ハウスキーパーとして彼のアトリエにひと冬の居候を決め込んだのだが…。オトナの魅力で海翔の心と身体を弄ぶ櫛形にたちまち篭絡され、雪に閉ざされたアトリエは、蕩けるような悦楽の檻へと変わる…。妖しいエロス満開!

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  • 平安異聞 君ありてこそ【書下ろし番外編付き特別版】
    4.0
    ★電子書籍だけ! 書下ろし番外編収録★「そなたは、ただ愛されておれ」斎王自害の謎、それに関わる何者かの企みを探るよう今上帝から命じられた図書頭・匡深。希代の秀才でやや厭世的なところのある匡深は、実は時空の狭間を往来し、平素は見えぬ右目で過去と未来を視ることができる『時渡り』の異能者だった。思いがけず帝の実弟・陽仁と共に隠密任務につくことになった匡深だが、自由闊達な陽仁から予期せぬ接近を図られ困惑するはめに。しっとり艶雅な平安幻想異聞の結末は…。
  • 偽恋 ロマンスゲームはシェアハウスで
    3.0
    兄さんなのに。こんなこと……。 母一人子一人で育ってきた高校生の祐。ある日母が倒れ、緊急手術をすることに。だが、お金がない! そんな折、自分には十歳年上の異父兄弟がいることを知った祐は、一流企業の若社長であるその兄・真人のもとを訪れ、借金の申し入れをするのだが…。兄は冷ややかにこう告げた――“三か月間自分の家に住み込み、同居人たちから口説かれてオチなければ勝ち”というゲームに参加するなら貸そう、と。
  • 兄弟愛
    4.5
    「弟じゃなくて、男として抱くよ」 両親を亡くし、兄の朝陽は裕福な家に引き取られ、弟の昴は養子という名の下働き以下の扱いを受けていた。いつか会える日を願っていた二人が再会したのは、花街にある春香楼…互いに幸せに暮らしていると思っていたが、朝陽はその身を堕とし男遊女に、昴は用心棒を生業としていた。離れていた空白の年月が兄弟の絆を更に強くし、そして二人を禁忌の愛へと誘っていく。深まりゆく愛……だが新たな試練が朝陽と昴を襲い…。
  • 妖魔なオレ様と下僕な僕
    4.3
    1~9巻935円 (税込)
    大学入試に落ちたあげくバイト先もクビ、そのうえ帰り道に轢き逃げにあい……。そんな瀕死の浪人生、正路の命を救ったのは、骨董屋を営む超絶美形の妖魔、司野だった。「これほど旨い血の持ち主はそうはいない」……などと言われ、正路は命と引き換えに司野の忠実な「下僕」となり「餌」となる誓いをさせられるのだが……。
  • 最強秘書~二十四時間お守りします~
    -
    「あのキスも…本気だった?」貧乏な大学生、類はある日突然、大企業アマノグループの社長の隠し子で正式な後継者だと言われ、呆然としているうちに会長秘書兼ボディーガードの戸上に住み込みでお世話をされることに…。男っぽく整った容貌に鋭い目つき…第一印象最悪な戸上だったが、四六時中守られているうちに意外な優しさに気づく類。そんな折、グループの創立記念パーティーで最初の事件が…。シンデレラボーイの危機一髪★逆転LOVE♪
  • 龍の艶華 桜の闘犬
    3.8
    「忠龍会の華」と称えられる美貌と商才に恵まれた忠龍会緒方組の組長、緒方は、若頭、江島の恋情に気づきながらもそれを無視し続けてきた。ある夜、深酒の勢いで緒方は江島を誘い、抱かれる。揺らぐ主従の絆。江島との口論の末、緒方は不慮の転落事故で記憶を失くしてしまう。神社で神主となった身元不明の男と彼を助けた親切な会社員として、二人は新たに出逢い、燃えるような恋に落ちていくのだが……
  • 千夜一夜の結花
    3.0
    「暴れたら繋ぎますよ」絶対嗅覚をもつ調香師の小歌は、国王のためだけの特別な香水のコンペで、はるばる砂漠の小国ミシャリエまでやってきた。ところが、謁見の間には国王の他に白衣を着た謎の日本人が……。理知的な眼鏡の美丈夫、雅はこの国に暮らすフェロモン研究家。偶然にも他社の香水を浴びてしまった小歌は、幻の催淫花「千夜一夜の結花」に酷似した匂いを発したことで雅の実験材料にされてしまい……。禁断のパフュームラブ♪
  • 普通の俺が四人の王子様から求愛されてしまった件
    3.3
    俺、柳井馨は存在感の薄い地味なリーマン。そんな俺が休暇を利用して訪れたのは、遺跡で知られる中東の小国ネムル・アルカト王国だ。ところが、どうやらこの国では俺の冴えない容貌が「完璧な美」に見えるらしく、入国するやいなや超絶ハンサム王子のシャルクに一目惚れされ王宮に連れてこられた挙句、遺跡の案内まで買ってでられて…。四人の腹違いの王子様に囲まれ…突然の“モテキ”に、どーする俺!?
  • 親友以上義兄未満
    4.0
    「俺との親友ごっこに疲れたか?」侑樹は総務部の課長代理として会社の不祥事対処に追われる毎日。そんな憂鬱な朝、企業医として新たに派遣されてきた医師と対面することになったのだが…なんと相手は数年前に離婚した元妻の兄、洽一だった。高校三年で出会って以来、親友として、そして侑樹が洽一の妹、江美と結婚してからは義兄弟として絆を深めてきた二人。だが離婚後はすっかり疎遠になっていた。元親友、元義兄、そのあとに始まる関係とは…?
  • 極道はスーツを秘密に閉じ込める
    4.3
    「待ってろ。必ず助けに行く。」 若頭・芦澤と出会い、スーツ一筋だった榎田の人生は大きく変化した。そして、ここへきて芦澤の側近、木崎の謎に満ちた死、その恋人の弁護士、諏訪の軟禁と緊迫した状況が続き…。そんなある日、矢も楯もたまらず諏訪が軟禁されている病院を訪れた榎田は、そこで執拗に芦澤たちをつけ回す刑事、野口と再会する。常軌を逸した野口が次々に仕掛ける罠…絶体絶命の窮地に追い込まれた榎田と芦澤だったが――。
  • 極道はスーツに二度愛される
    4.1
    「いやらしい躰に、してください」仕事一筋の真面目な仕立屋、榎田。彼の恋人は借金が縁で知り合ったヤクザの芦澤だ。そんなある日、『テーラー・えのきだ』に桐野組長が…。芦澤を次期組長にしたい桐野から、恋人の極道としての冷酷な一面を知らされる榎田…どんな姿を見ても彼を愛している、一緒にどこまでも堕ちていくと心に誓うのだが…。なんと突然の事故で、榎田は芦澤の存在を記憶の中から失ってしまう。罪深き緋焔の恋ふたたび!
  • 極道はスーツを愛で貫く
    4.6
    「全部俺のものだ。そうだろう?」今日も仕立に心血を注ぐ榎田。そして、そんな榎田を淫靡な世界へと誘う芦澤。一見平穏に見える日々。だが、一人の中年刑事が芦澤の右腕、木崎と弁護士、諏訪との関係、さらに木崎の組への裏切り行為に気づいたことで、破滅へのカウントダウンが始まる。諏訪が組に捕らわれ、今度はその人質交換として木崎が榎田と組長の孫娘・優花を攫う。一方で木崎の始末を命じられる芦澤。八方塞がりの闇の中、一発の銃声が…。超人気シリーズ第8弾!
  • 囚われの秘め巫女と復讐の騎士
    3.7
    「心まで犯してあげますよ」 神秘の国イゼルカンの癒しの巫女姫エメリア。だが、騎士ジルヴァに姫ではなく王子エメルだと知られてしまう。巫女姫の護衛騎士となったジルヴァに次第に心惹かれるエメルだが、エメリアに心酔するナロスの策略により引き離されてしまう。そして再会したジルヴァは巫女の神殿を制圧し、復讐の矛先をエメルに向ける。ジルヴァに凌辱されながらも憎むことのできないエメル。すれ違いの二人にまたも大きな試練が!?
  • 闇にひそむ愛咬
    3.0
    俺はお前を守る。愛し抜く。 間宮伯爵家は大日帝国の王家を裏で支える、代々続くヴァンパイアの家系だ。だが嫡男の弓弦はそんな己の運命を呪っていた。というのも、幼き日に結婚の約束をした親友の忠匡が、帝国陸軍の対ヴァンパイア特殊部隊VETに所属しているからだ。忠匡は知る由もないが、自分と彼とは違う種族、そして敵同士。愛すればこそ忠匡をこの忌まわしい血に巻き込んではいけない。弓弦は忠匡との接触を避けるようになるが…。
  • 傲慢な龍の終曲
    3.0
    俺は義兄さんのすべてを奪う! 小野が義兄・王の邸を出てからひと月。王のもとへ小野の婚約披露パーティーの招待状が届いた。さらに、かつては宿敵であった姜と手を結び、トラブルを仕掛けたりと嫌がらせは次第にエスカレートしていく。危険を感じた王は、恋人の三枝をしばらく実家に帰すことにしたのだが、その夜、王の邸に火が放たれ、三枝が拉致されるという最悪の事態が…。王VS小野。究極の兄弟対決の結末は? 緊迫するシリーズ最終巻!
  • 異界の王
    3.9
    「おまえの花嫁は、こいつだ」―目を覚ました桜貴は、ダリア国の王・冬宗に花嫁として与えられていた。 いつの間にか異世界に飛ばされ、花嫁と定められたことに不満を抱きながらも、好みの美貌と躯をもつ冬宗に惹かれる桜貴。 一方、神託によって男の桜貴を娶るはめになり憤慨していた冬宗も、奔放な性格の桜貴に戸惑いつつ、その躯にのめり込んでいく。 シンの始祖に、そしてダリアの神に選ばれた二人の行く末は!?
  • 花嫁は深紅に愛される
    4.4
    神様、この人をおれにください。第一部完結! 塔眞一族の長男夫婦のもとに生まれた双子、玲と瓏。だが、一族にとって双子は禍の徴。貴砺とその伴侶、凌は双子の存在を隠し、お披露目の儀式までに彼らがともに一族に繁栄をもたらす『劉人』であるという証明をすることに…。二人は妹一家、そして精巧なアンドロイドに見せかけた双子の一人、瓏を連れて密かに欧州へと向かうが……。貴砺の深い愛に支えられながら、凌は最大の謎解きに挑む。大人気シリーズ完結編!
  • 初恋再会研究室【書下ろし番外編付き特別版】
    4.0
    ★電子書籍だけ!書下ろし番外編収録★ 「僕の愛しい獰猛ビューティ」 大手自動車メーカー勤務の宏夢は、デザイン開発に役立てるべく28歳にして大学院へ進学。所属することになる流体力学の研究室に顔を出したのだが、そこでよりによって最も会いたくなかった男、鮫島響と再会する羽目に…。中学高校と一緒で、一時期つきあっていたこともある間柄。だが、彼とは最悪の別れ方をした。十年前の悪夢を忘れない!…とつれない宏夢をよそに、すべては誤解だと響の熱烈再愛攻撃が始まり…。
  • 神のきまぐれ
    3.0
    「あいつを堕としたい……この腕の中に」 刑事、宇佐見の周囲で次々に不審な死を遂げる重要参考人や過去の事件の被疑者たち。 これはただの偶然ではない…。疑惑の目は同僚の高口に向かうが、彼は病気を抱えた定年間近の男だ。 そんな宇佐見の前に現れたのは高口の主治医、鈴村。怜悧な美貌と見事な肉体をもつ完璧な外科医…彼こそが死に神なのか…だがなぜ?  鈴村と接触を図るうち、いつしか宇佐見の心は謎めく男に搦め捕られ、ついには家庭も捨ててしまうことに…。息詰まる惑溺のサスペンス!
  • 二人の獣が棲む教室
    -
    「俺のものに……してやる」 両親の死により全寮制の賀来宮学園に転入した祐哉。だが、早々に風紀委員兼寮長の凪に敵意を向けられてしまう。裕福な子息たちが通う賀来宮学園---偶然にも幼馴染みの彬と再会を果たすが、生徒たちは凪と彬に、そして“卒業”という言葉に怯えていた。“卒業”の意味する学園の闇が祐哉に近づく中、自分を守ろうとする凪の行動に戸惑う。一方、変貌した彬の憤怒の矛先は……。祐哉、凪、彬が迎える結末とは!?
  • 執事はときに、悪魔になる
    -
    「僕を、メイド姿にして遊んでるのか?」 イノセントはグルベンキアン伯爵家の次男で16歳。グルベンキアン家では父が亡くなって以来、伯父のロジャーが乗り込んできてまるで当主のごとく振舞っているが、それを慇懃無礼に巧みに抑えているのが執事のディモンだ。長い黒髪に紫の瞳。一分の隙もなく少々嫌味でイノセントはからかわれてばかり。休暇で寄宿学校から戻ってきたイノセントは、そんなディモンとともに屋敷の中で次々と起こるミステリアスな出来事の真相を探っていくことに…。 新感覚☆微BL、アズ・ホワイト創刊第一弾!!
  • 花嫁には秘密がいっぱい
    -
    若く可憐な男子妻・夏海は、超ハンサムリーマンの旦那様・恭彦と新婚生活真っ最中。平凡だが甘く幸せな日々。そんな夏海には、旦那様にも秘密の顔がある。警視総監直属の特命捜査官。潜入捜査のプロだ。新婚の身には辛い、新たな任務──闇オークションの実態を探るため、資産家の屋敷に住み込みメイドとして潜入する夏海。愛しい旦那様に逢えない淋しさに耐え、辿り着いた事実は意外にも…。激甘★新婚ラブコメ!
  • もうこれ以上、愛せない【書下ろし番外編付き特別版】
    3.7
    ★電子書籍だけでしか読めない書下ろし!あまあまアフターストーリーを特別収録!★ 「俺好みの反応で参りますね」七年前に恋人の誠樹を喪って以来、実業家の従弟の秘書を務めながらひとり静かに生きてきた千明。そんな千明にはここ一年ほど密かに気になっている相手がいた。それは従弟のビジネスパートナーである天才パティシエの加地だ。最近は仕事の上だけでなく、プライベートでも一緒に美術館巡りをする仲。自分は再び誰かを愛せるのか。もしまた大切な存在を喪ったらと千明の心にブレーキがかかり…。雨色ハートフルラブ。
  • 熱砂の月は背徳を纏う【書下ろし番外編付き特別版】
    4.0
    通訳として訪れたイルダニア国でテロに巻き込まれた春樹は、国王のナウファルに救出される。だが、それはナウファルではなく双子の弟アズハールだった。イルダニア国では双子は禁忌の存在。彼らの秘密を知った春樹は、性奴隷としてハーレムに監禁されてしまう。兄の影として生きるアズハールに次第に惹かれ始めていく春樹。しかし、国王の命を狙う魔の手が、身代わりを務めるアズハールに伸びてきて……。
  • 不夜城の蜜愛
    3.0
    「俺なんかのどこがいいわけ」 佳幸は新進気鋭の金属彫刻アーティスト。従兄弟の博光がパリで実業家のアルマンと恋に堕ちたのがきっかけで、アルマンの親友、ジャン・ミシェルから熱い秋波を送られているが、所詮彼は遊び人…と若干引き気味。そんな佳幸とジャン・ミシェルがラスベガスのコンテンポラリーアートフェアで再会した。煌めく夜に二人の関係も一気に燃え上がるかと思われたが…。素直になれない佳幸★パリ-神戸ディスタントラブ☆
  • 敏腕社長の不埒な遊戯
    3.0
    「いっぱい、可愛がってください」 めでたくカナダの教会で結ばれた恭一と佑紀。元々は二億円を融資してもらうための偽の花嫁だったが、長年の誤解もとけ今は新婚激甘ムード満開。もっとも佑紀のブラコン兄、崇志はそんな二人の真実を知る由もないが…。そんな折、結婚を知った恭一の元セフレ、優斗が嫉妬に駆られ嫌がらせを始めた。恭一の過去に傷つく佑紀。さらに優斗の攻撃は佑紀の職場にまで及び…崇志が真崎家に乗り込んでくる事態に…!?
  • 猛き龍に傅かれ
    -
    「ただし、恋人時間は夜限定だ」 真澄は中国文学の講師を務める平凡な日本人だったが、香港有数の実業家であり黒社会のボスでもある許仁甫との出会いで、自分がそんな裏組織を取り仕切る四つの財閥のひとつ、崙家の跡取りだということを知る。香港へ渡り、仁の深い愛に支えられながら、ついに六同人と呼ばれる組織の議長の座につくことを決意した真澄。だが、それを阻もうとする老獪な策士たちの陰謀が……。サスペンスフル★マフィアンLOVE!
  • 傲慢な龍の背信
    -
    俺には…おまえがわからない 中国マフィア同士の抗争に巻き込まれた無自覚トラブル引受人、三枝は現在、身の安全のため恋人の実業家、王の屋敷に居候中。ところが今度は、王の義弟で辣腕秘書の小野が、恋人の楊を手ひどく傷つけたあげく姿を消してしまう。その日以降、王の周辺で厄介な事件が続発。密かに王の動向を探り、かつての敵、姜と手を組む小野の真意は…? 緊迫する義兄弟二人の関係。三枝は王を慰めるしか術もなく…。大人気シリーズ、愛憎のララバイ♪
  • イクメン☆ラバーズ
    3.0
    小さなピアノバーを営む真樹は、情報システム会社を経営する貴彦の十年来の恋人だ。表向きは隣室に住む親友同士、その実ほぼ同棲状態のふたりだったが…事故で急死した兄夫婦のひとり息子、千歳を貴彦が引き取ることになり…。ふたりの関係がバレないようにと気を使う真樹。その上、多忙な貴彦に代わって千歳の面倒を見るハメに…。そんなある日、千歳が学校でケンカ騒ぎを起こし…。ほっこりうるうる擬似家族♪
  • 純白の花嫁に誓いのキスを
    3.6
    「俺の女神でいてほしい」――トラジル王国の皇太子で友人でもあるアリョーシャから頼まれた涼。密かに想いを寄せていたアリョーシャからの言葉に戸惑いつつも彼との繋がりを保てるという誘惑に抗えず、それを承諾するのだが…訪れたトラジルで王位継承問題に巻き込まれた涼は囚われの身となってしまう。トラジル王国の伝説の白の騎士<女神リョ・ウー>の存在が示すもの……それが涼の運命を!?
  • 恋情は熱砂に揺蕩う【書下ろし番外編付き特別版】
    3.7
    隼人はアラビア語専攻の大学四年生。ひょんなことでファラム王国の第一王子、アーディルに見初められ、苦手な中東経済学の単位と引き換えに研修生として王国に連れていかれることに。卒業単位を楯に無理やり身体を繋ぎ、その後もまるで恋人同士のような関係を強いるアーディル。だが、彼には婚約者がいるらしい…自分は期間限定の夜伽相手なのか? そんな隼人に忍び寄る政敵の魔の手…。波瀾万丈♪シンデレラ・ラブ。
  • 平安時空奇譚 覡(かんなぎ)の悠久の誓い【書下ろし番外編付き特別版】
    4.0
    ★電子書籍だけでしか読めない書下ろし番外編収録!★ 「私を虜にさせたそなたが悪い」 謎の“入れ替わりタイムスリップ”により平安時代を生きることになった大学生の秀輔。世話役であり恋人でもある左大臣家の長男、光玲の寵愛のもと、貴族の称号も得た秀輔は陰陽寮に勤務することに……。厳しい修行にへとへとになりながらも初めて開けた自立への道に張り切る秀輔だったが、光玲への縁談話やライバルの右大臣家からの嫌がらせ…と厄介な問題が次々降ってきて――。雅なる平安激ラブ完結編♪
  • 海賊王と約束の花嫁
    4.3
    「さすが男前だな、惚れ直すぜ」まもなくロプロス王国の新国王となるラァス。だが彼の真の姿は…海賊王。そして、共に王国の再建に尽くす新領事、レンこそがラァスの想い人。最強の海賊王も、この美貌のエンダリア王国・第三王子、レンには滅法弱いのだ。そんなある日、ラァスの父親的存在である海賊仲間のウルムスがカダール王国の海軍に捕まってしまう。ウルムスを救出すべくレンに内緒で出航するラァスだが…。愛煌めくパイレーツロマンス★
  • 神降る夜に恋をして
    5.0
    御嶽一族の男子には昔から予見能力を持つものが産まれ、葵も御神託下す神子として村を支えてきた。しかしその予見が降りるのは、射精時の恍惚とした状態のみ。恋愛も自由にできない葵は村を飛び出し、出逢ったのは売れない俳優の直哉だった。ひと目で恋をしてしまった葵は、直哉の家に転がり込みそして直哉と……葵の力もあり、俳優として芽が出始めた直哉と恋人同士になった矢先、村からの使いがやってきて……。
  • ふたご~緋牡丹と白百合~
    4.3
    「今宵は…兄さんの、望むままに」兄、永之助は壮健で朗らかな医師、弟、直次郎は病弱で繊細な文筆家…太陽と月の如く対照的な黒木家の双子兄弟。だが、露西亜との戦が終わり復員してきた兄は、人が変わったように暗い翳りを纏っていた。戦地に赴く前、積年の思いを告白され体を許してから、ずっと兄の帰還を待ちわびていた直次郎はその豹変に戸惑う。そんな折、帝都では女性ばかりを狙った連続猟奇殺人事件が。まさか犯人は…。狂おしき異端浪漫。

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