普通に働け

普通に働け

ビジネス・実用
946円 (税込)

4pt

ニッポンのジレンマ、働き方のジレンマ―― 日本の雇用・労働をめぐる議論は、エリートかワーキングプアを対象としたものに偏りがちである。そこには「普通の人」の「普通の働き方」が見落とされており、ブラック企業論争やノマド論争で可視化されたのは、私たちの「普通に働きたい」というこじれた感情であった。しかし、「普通の人」とは誰か?「普通の働き方」とは何か?そもそも私たちは「普通」ということが、実はよく分かっていないのだ。本書は豊富にデータを揃えながら「意識の高い」系言説のウソを暴き、私たちノンエリートのための働き方を考察する。

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普通に働け のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本は労働者について語る場合、極端な例を持ち出しすぎる。例えば、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、ホリエモンや勝間和代、最近では「今でしょ!」先生。彼らの挫折や成功、実力を解説して、日本の若者に向けて「起業せよ!ノマドせよ!MBA!」と吠えまくることは勇ましい。そして、若者はスーパーエリートの同価値観を持って、就職に挑む。

    普通に就活をして、普通の企業に入って、コツコツと努力を重ねて、ステップアップする。そんな働き方が普通であり、多くの若者が目指すべきなのに、それが尊重されない。下手すりゃ「この社畜め」と罵られる。

    いや、そうじゃない。ほとんどの労働者は「普通に働いている」のだ。1%にも満たない特殊な才能の持ち主を見本にするのはやめよう。

    タイトルの「普通に働け」、この言葉の重さを日本の労働者は噛みしめるべきだ。

    0
    2014年03月31日

    Posted by ブクログ

    若い世代の「働き方」に関する言説はあふれているものの、ここまで様々な通説に対してクリティカルになるような本はないだろう。そもそもタイトルは『普通に働け』だが「普通に働く」こと自体が難しくなっていると最初に論じられ、そしてそのような状況下で「新しい働き方」幻想を振りまく論客を言説研究やデータによって撃破していく姿は見物だ(特にロスジェネよりさらに下の世代の置かれた現状の分析についての分析が優れている)。「新しい働き方」言説を正しく葬り去るために是非とも読まれるべきであろう。

    0
    2013年10月14日

    Posted by ブクログ

     『普通に働け』っていうタイトルがまず、秀逸。
    短いのに、インパクトがある。サブタイトルもなし。
    長くて明らかに狙ったようなタイトルが多い新書の中で、これは良い。
    脳内にガツンと響いた。
    そして、割と骨太の本だった。

     普通の定義が読んでいても難しかったけれど、大企業でも外資系にも勤めていない、天才でも秀才でもない人たちが世の中には大半いて、その人たちが世の中を動かしているということ。
     一部の信憑性の薄いデータや都合のいい部分だけをピックアップした、絶望感を煽るもの、反対に奇跡的な成功を夢見させるもの、センセーショナルな話題性を作るための結論ありきの記事に踊らされない(論じられている元のデータを確かめる)こと。
     天才も秀才も成功者も、謙虚さを失わずに陰で惜しみない努力を重ねており、努力できるのも才能だということ。

     なるほどなぁ、と思う。
    情報に翻弄され、一喜一憂することがある。でも、その情報は一元的に都合のいいように切り取られた断片に過ぎないかもしれないし、それで絶望する必要は無いけれど、一部の天才たちが起こした奇跡に自分を無理に寄せることも出来ないのだ。
    今できることをしよう、ということが「普通の人」の幸せなのだろうな。

     第三章からが特に面白い。
    第四章の鹿毛康司氏との対談、海老原嗣生氏の解説まで、なるほどなぁが詰まっていた。

    0
    2017年06月29日

    Posted by ブクログ

    ○人材コンサルタント等の常見氏の著作。
    ○様々なビジネス本、自己啓発本がある中で、今こそ「普通に働くこと」の重要性、必要性をまとめたもの。
    ○普通に働くのが一番大事!!

    0
    2014年03月25日

    Posted by ブクログ

    ブラック企業だ、グローバルエリートだ、ノマドだ、的な働き方ブームの中に一石を投じる本。
    最終的にはものすごく噛み砕くとマジメにコツコツやろう、という話やったと読んだが、通底するテーマとしては、どんな生き方をしたいんですか?って話があるのかと思う。あなたがなりたいのはエリートなの?って話。
    そこそこ働いて、そこそこ幸せに暮らしていくには、それこそ普通に今与えられた仕事をコツコツやる、今自分の生きてる暮らしを楽しくしていくことじゃないの?って投げかけ。
    そこそこ働いて、そこそこ幸せってのがこの先どうなるか、維持できるのかって問題はあると思うけど、極論に走る前にちょいちょい!って牽制するような内容でした。

    0
    2013年10月18日

    Posted by ブクログ

    普通のサラリーマンですよー笑
    「普通」って一体どういう普通?

    を探っていく一冊。

    いかにエリートにならなきゃならないか とか
    今はSNSでバズるのが仕事に繋がる! とか
    そんな極論じゃなくて
    企業に就職して、与えられた仕事をこなしていく。

    そんな人はほとんど「普通」。

    無理にエリートにならなくても
    ゆとり世代と言われようとも
    社会は回っていく。

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    メディアに躍るのは極端な例と煽るような言説。正直、そういったものに辟易していたので、著者の主張がすんなり入ったのだと思う。特殊な例を除いて、普通に働いて生きることがどういったことか書いた本。四章はエステーで消臭力のCMをつくった方との対談。

    0
    2020年10月03日

    Posted by ブクログ

    そんなに皆すごくないよ、メディアに踊らされるな、ってことかな?
    でも最後の対談は結局、華やかに見えて裏ではどろどろだよ、成功したかったら努力しろ頑張れみたいに受け取れた・・。
    解説が分かりやすかった。
    日本も欧米のように階層がわかれててもいいな。普通の人は普通の働き方でよい。

    0
    2017年02月17日

    Posted by ブクログ

    普通の働き方とは何か?、普通とは何かを問う一冊。メモ。(1)キャリアは仕組まれた偶然で進んでいく。…試行錯誤と紆余曲折の繰り返しだ。…そう簡単ではないからこそ人生というものは面白い(2)いい仕事とは何か。それは愛される仕事であり、期待に応えることであり、目の前のことをやることなのだ。(3)企業戦士にとって人生は矛盾だらけである。…その矛盾と向き合うことこそ生きるということなのだ。

    0
    2014年06月12日

    Posted by ブクログ

    就活に悩む学生、そして転職や自分の成長のために辞めなきゃならないのかと悶々とする会社員の方々。必読!時間のない方は後半の対談だけでも膝を打つことうけあいである。

    0
    2014年01月29日

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