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Posted by ブクログ
逆境に強い心のつくり方
システマ超入門―ロシア軍特殊部隊が生んだメソッド
著:北川貴英
PHP文庫 き 28 1
こころの鍛え方というか、ソ連の武道である、システマの解説書でした。
システマとは、ソ連の特殊部隊で生み出された軍隊格闘技で、ソ連崩壊後に、カナダのトロントに設立されたスクールから西側に広がったものとする
コサックが伝え残した武術が源流とあります。
システマの原則は4つ
①呼吸 ⇒ キープ・ブリージング
②リラックス ⇒ キープ・リラックス
③姿勢 ⇒ キープ・ポスチュア
④動き続ける ⇒ キープ・ムービング
キーワードは4つ
①恐怖心のコントロール(自らの能力を殺いでしまう最大の要因)
②キープ・カーム(なぎの状態)
③回復(短時間で気力と体力を回復させる)
④己を知る
呼吸法 武道に共通 複式呼吸、ゆっくり吸って、ゆっくりと吐く
歯のないナイフで、ナイフの恐怖をとりのぞいて練習する
勝ち負けではなく、いかにダメージを軽減できるかを重視
敵をつくらない
他者による精神的なストレスが迫るなかで、いかにして、冷静さとリラックスを保っていくかを練習する
動揺を修めるのではなく、さらに回復する
特別な精神状態を獲得するのではなく、普通の人ととして、余計な緊張がない状態を保つ
みぞおちに指を入れて身体の緊張をセルフチェック
無駄な遠回りや動きを徹底的に排除することで、最小の力で最大の効果をあげる
⇒ 呼吸法といい、力の使い方といい、当然ながら、武術には、共通なところが多いと感じました
CONTENTS
はじめに
CHAPTER1 ロシア軍特殊部隊ご用達システマとは?
CHAPTER2 揺るがぬ心「キープ・カーム」という鉄則
CHAPTER3 強く快適な身体をつくる四原則
CHAPTER4 争いを終わらせるマーシャルアーツ
CHAPTER5 自由な発想で身を守る
CHAPTER6 なぜ誰にでもできるのか?
CHAPTER7 日常に活かせるテクニック
CHAPTER8 もっと知りたい!システマの世界
ISBN:9784569760223
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:288ページ
定価:760円(本体)
発売日:2013年06月19日第1版第1刷
Posted by ブクログ
システマの本。感情コントロール。呼吸する。鼻で吸って口でふー、ぷーとはく。ある程度圧を残す。
怒りに対して初期消火は呼吸。防火はブリージングしながらの運動。チェックポイント4つ。呼吸、異変あればブリージング。リラックス、固まっていたらほぐす。ゆする?運動?姿勢、固まっていたらまた動かす。動き、とどこっていたら動かす、身体、場所。回復する。自信をつける、痛みからの共感。マッサージ。動揺したら、回復のためにチェックポイントの動き。特に呼吸、痛みを糧とするために。ミスを認めるとともに成功体験としてとらえる。共感しようと努める。武器を取り除く。空想の手。傷ついた人には、リラックスを与えることを考える。こわばっているとき、まず状態を確認。こわばっているところに息を吸いながら全力で力を入れて、ゆっくり口から大きく息を吐いて緩める。状態を比較。
Posted by ブクログ
人間関係におけるトラブルで「怒り」が関わっていないケースはほとんどないだろう。怒りを沈めることができれば、多くの問題が大幅に減少するに違いない。相手が怒りを収めるか、自分が怒りを収めるか。前者よりも後者のほうが方法論としては成功の可能性は高い。そのノウハウは心理学、宗教、哲学あらゆる分野で考察が行われてきたが、そう簡単に実現できるわけではないのが現状である。本書は思考を操作するまえに、身体をコントロールすることによって、怒りを沈めるという方法を解説している。これはそれほど新しい発想ではなく、多くの武術や格闘技にはそのメソッドが含まれているし、ヨガや座禅も思考以前に身体に働きかけるものである。あらゆる方法を模索し実践していけば、思考に働きかけるよりも身体を操作する方法のほうが即効性があることがわかるはずである。考え方は時間をかけて醸成させなければ身につかない。今沸々と煮えたぎっているこの怒りをなんとか抑えたいというとき、本書で提示しているブリージングの効果は抜群だ。北川さんのシステマ関連本は何冊か読んでいるのでブリージングという方法自体は知っていたが、「怒り」というテーマに沿って改めて見なおしてみると深い思想とその効果の高さに驚愕する。ロシア生まれのシステマという格闘技には東洋の武術とはまた違った思想があり、呼吸の方法も一般的に知られているものとは違った特徴がある。しかし、どちらも呼吸というものを重要なポジションに位置づけているのは興味深い。他著であまり理解できなかったバーストブリージングについての解説も欲しかったが「よりシンプルに」という本書のコンセプトからすればやむをえないか。怒りっぽい自分をなんとかしようとあらゆる分野から試行錯誤してきたが、本書のメソッドは最も効果的だった。
Posted by ブクログ
いざとなったら、自分の身代わりはなく、自分で対処するしか無い。
孤族の時代に家族や友人がいるとは限らない。いたところで助けられない状況だったり、この際だから死ぬに任せようと思う輩もいるだろう。
今死ぬか生きるかという時に、かつて読んだ売れてるビジネス書やスピリチュアル系の本を思い出して呪文のように唱えようとすることは愚かだし、やりようがないはずだ。
では、自分で対処するといっても、自分の何をどうすれば、そうできるのだろう。
『自分の呼吸を、自分で意識して、コントロールする。』
その時初めて、トラウマを思い出したパニックも、地震も、スーパーの買い占めも、職場で取り囲まれていじめに合っている状況も、満員電車の苦しさも、自分から切り離して、自由に行動できるのだ。
この本で紹介されているやり方も実にシンプル。
練習を続けているうちに、自由になった自分をイメージできるようになり、実際に自然にそうなれるだろう。
自分の欲しい結果は自分で作る。
そう言える自分になるために身につけたい。