大地震 日本作品一覧

  • 戯画を楽しむ
    3.0
    1巻3,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 のぞいてびっくり笑いの世界 美術作品のなかには「笑い」をテーマにして、姿や表情のおかしさ、まじめな絵巻物や物語絵のストーリー表現の滑稽さを描いたものが多数あります。本書では、江戸時代から明治にかけて人気を集めた葛飾北斎、東洲斎写楽、歌川国芳、河鍋暁斎、月岡芳年、小林清親、歌川広景たち浮世絵師や画家の滑稽画や諷刺画を中心に、ほとばしる笑いやユーモアが楽しめる戯画を紹介しました。また、戯画に登場する人物に台詞を付けることで絵の内容を一段と理解できるような演出も行っています。 ■「戯画の宇宙」 谷川 渥 ■第1章 人気浮世絵師の描いたユーモア 《洒脱な戯画を描く》 英一蝶 《町狩野を代表する絵師で絵手本作家》 大岡春卜 《名所図会で知られる鳥羽絵の名手》 竹原春朝斎 《軽妙洒脱な戯画で人気を博す》 耳鳥斎 《森羅万象を描くといわれた絵師》 葛飾北斎 《役者の姿そのものから性格までを描きだす》 東洲斎写楽 《江戸における戯画の名手》 歌川国芳 《戯画と笑いの反骨の絵師》 河鍋暁斎 《ユーモアが散りばめられた戯画の世界》 月岡芳年 《新聞・雑誌を舞台に諷刺漫画家として活躍》 小林清親 《笑ったり怒ったり、江戸庶民のドタバタ喜劇》 歌川広景 《滑稽な人々の姿と文明開化の新東京》 昇斎一景 ■第2章 滑稽と諷刺の笑いの世界 《民芸絵画の素朴なおもしろさ》 大津絵 《不思議な風貌に見る笑い》 戯絵 《笑う顔には福きたる》 七福神 《奇抜な発想がゆかいな顔》 ユーモラスな顔 《人にかわって演技するゆかいな動物たち》 擬人画と動物の諷刺 《ナマズが起こした大地震》 鯰絵 《こんな戦い見たことない》 コミカルな合戦の世界 《形態模写の必携のテキスト》 身振絵 《江戸の化物たちが大活躍》 幽霊と妖怪 《ヒーローたちの妖怪退治》 酒呑童子と土蜘蛛退治 《滑稽な誇張の笑い絵》 春画 ■第3章 絵巻物に見る戯画のはじまり 《日本のカリカチュアの元祖》 鳥獣人物戯画巻絵 《空を飛ぶ米倉が見どころの劇的絵画》 信貴山縁起 《流暢な描線で優美な色彩絵巻》 伴大納言絵巻 《餓鬼道の業苦を描き、現世への痛烈な諷刺》 餓鬼草紙 《色彩が効果的な地獄の世界》 地獄草紙 《詩情豊かな優れた筆で上人の行状を描く》 一遍聖絵 《貧乏絵師の滑稽な身の上話》 絵師草紙 《源頼光の鬼退治》 酒呑童子絵巻 《夜中に歩く妖怪の滑稽な姿》 百鬼夜行絵巻 《職人たちの楽しい姿を活写する》 近世職人尽絵詞 ...
  • 検証 能登半島地震 首都直下・南海トラフ 巨大地震が今起こったら
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2024年1月1日に発生した最大震度7の「能登半島地震」は、石川・富山・新潟の3県を中心に甚大な被害を引き起こしました。亡くなられた方は2月末時点で241人。判明した住宅の被害棟数は石川県内だけで7万5000棟超に及びます。  日経BPの技術系デジタルメディア「日経クロステック」、建築専門誌「日経アーキテクチュア」、土木専門誌「日経コンストラクション」の専門記者約30人が、能登半島地震を徹底取材し、報じてきた記事を1冊にまとめ、緊急出版するものです。地震発生直後に現地で撮影した被害写真を多数掲載。専門家や施設関係者への取材から見えてきた建築・土木の被災メカニズム、工場・通信インフラの復旧を阻んだ障壁など、建築・土木、自動車・電機、IT(情報技術)といった様々な視点から解説しています。  地震国日本では、首都直下地震や南海トラフ巨大地震など巨大地震の発生も懸念されています。過去の震災から教訓を導き出し、対策につなげていく不断の努力が欠かせません。本書の後半では、こうした巨大地震への備えや東日本大震災10年の検証記事などを加えました。ここで紹介した取り組みには、災害に強い建築・都市づくりへ向けたヒントが数多く詰め込まれています。
  • 検証 熊本大地震 なぜ倒壊したのか?プロの視点で被害を分析
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 建築・土木に関わるすべての方必携!! 「震度7の連鎖」がもたらした教訓とは? 4月14日夜の「前震」、16日未明の「本震」と、2度の大地震が熊本を襲った。震度7クラスの揺れが短期間に連発するという“想定外”の現象により、木造住宅やマンションは崩れ、交通インフラやライフラインも分断された。 市民を守るはずの庁舎や学校なども多くが使用不能となった。 「本震」を現地で体験した3人の記者のリポートを軸に、日経グループの専門3誌のネットワークで地震や建築の専門家を取材。 阪神大震災や東日本大震災など、過去の大地震との比較を交えつつ、前例のない「波状的地震」が突き付けた都市と建築の課題を明らかにする。 写真で見る街の傷跡 建築編 あえなく機能停止した災害拠点 住宅編 「新耐震基準」以降でも明暗分かれる 土木編 阿蘇大橋はなぜ落ちたのか? 今こそ過去の大地震に学べ!  阪神・淡路大震災(1995)、新潟県中越地震(2004)、福岡県西方沖地震(2005)、東日本大震災(2011)、台湾集集地震(1999)、台湾南部地震(2016)
  • 【世界最古】不二阿祖山太神宮
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    ここは世界鎮火の役割を担った宇宙神社 再建に傾くと富士は鎮まり、忘却に傾くと噴火する! 日本沈没から世界沈没へのシナリオをくつがえすために 消された歴史・伝統のすべてを「文献と科学」と共にここによみがえらせる! 富士(不二)こそがホンモノの高天原、 人類と世界文明のホンモノの発祥地! ・不二阿祖山太神宮は、宮下文書に書かれています。 富士山は、平安時代に10回噴火して、大きい頂が2つになっていた。 このときに不二阿祖山太神宮は焼けて消滅しているのですが、 頼朝公が再建して、私の再建は4回目となります。 ・宝永の噴火のときもそうですが、富士山が噴火すると神奈川県が大打撃を受けます。 鎌倉に幕府をつくろうとしている頼朝は、 富士山の噴火があってはならないということで、太神宮を再建したのです。 ・徐福の一族の秦氏を使って、方術、方位学、 今でいえば四柱推命学とか風水とかいろいろありますが、 その元みたいなものを使って、富士山の鬼門の阿祖山太神宮を再建しないとダメだと、 阿祖山太神宮を再建すると、富士山の噴火がおさまるということで再建します。 ・400年前は慶長の大地震ですが、このときにまた不二阿祖山太神宮が復活し始めます。 1435年に富士山が噴火するのは、足利尊氏がここ(太神宮)をやっつけてしまうからです。 これは南朝とかかわっています。後醍醐天皇が鎌倉を討つとき、太神宮に結集しました。 ・慶長の大地震のときは、富士山は噴火しませんでした。 武田信玄とか豊臣秀吉とか、みんながここを何とかしようとして力を貸してくれていたから、 噴火しなかったのです。再建に傾くと、富士山は鎮まる。 逆になると爆発する。

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  • 巨大地震を生きのびる
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    1巻2,420円 (税込)
    「2023 年9月1日は大正関東地震(関東大震災、M7.9)の100年目である。10年前『首都圏巨大地震を読み解く』(三五館、2013)を上梓し、個人がすべき究極の地震対策として「抗震力」を提唱した。 今回、その後の10年間の地震予知関係の出来事も加え、改めて上梓することにした。以下は旧書の「まえがき」である。 『2013年9月1日は大正関東地震の90周年目である。関東大震災の死者は10万人、東日本大震災の5倍である。それ以前のおよそ80年間で東京にはM7クラスの地震が2回、M6クラスは10回近く起きている。私の住む神奈川県の湘南海岸は大正関東地震の震源地の真上である。「次の関東地震はいつか?」は首都圏の住民にとっては大問題である。 東日本大震災で「想定外」を連発した国や自治体も一部の研究者も、今度は「最悪の事態を想定」とばかり、地球上で極めて稀にしか起きそうもない事象を、あたかも日常茶飯起きるかのごとき錯覚を住民に与えている。・・・ 明日にも超巨大地震や首都圏直下型地震が起こると言わんばかりだ。この風潮を、私は「M9シンドローム」と呼んでいる。研究者は次々に「最悪の事態」を想定し、行政、自治体もそれにそうように壊滅的な被害予測をしている。しかし、住民に対しては具体的な対応策をほとんど示していない。筆者は個人が地震に備える具体策として「抗震力」を提唱する。……』 首都圏で地震が頻発し始めるのは、今世紀の後半からである。次の関東地震は2015年ごろと予想している。南海トラフ沿いの地震は、過去の例からは21世紀の後半には起こるだろう。現代の私たちには直接関係はなさそうだが、各家庭で抗震力を話題にし、それぞれの家庭ごとに地震に対処する力をつけて欲しい。提唱している「抗震力」の知名度は低いが、私は大地震に遭遇したときの究極の目的は「生き延びることだ」と考える。自分も家族も「生き延びるにはどうすべきか」、本書を読んで考えて欲しいと願う。子から孫、さらにひ孫へと語り継ぐことにより、日本列島全体で一般市民が地震に対して成熟し、地震に強い社会が形成されていくであろう。その先に次の巨大地震が起きれば、本書の目的は達せられると考える。
  • 東日本大震災の教訓を活かせ!!体験者が伝える実験動物施設の震災対策 2011/10/20
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    第1章 東北大学のばあい 1978年宮城県沖地震の教訓が生きた! ラックは固定、ケージにはストッパーを!!  3月11日午後14時46分突然の震度6強  ラック転倒は242台中2台だけ 1978年の教訓が生きた!!  地震翌日に2次災害 自動給水器で水漏れ事故  空調機能せず、アンモニア濃度急上昇  SPFの危機ガス供給停止、オートクレーブ使えず  最善を尽くし、研究の生命線を守る  焼き肉屋に鍋持参 食料確保も対策の1つ  交通網遮断を想定した長期サバイバル対策を! 第2章 東北薬科大学のばあい 完ぺきだった揺れ対策 しかし、ガス供給停止が痛手に  耐震構造の施設で巨大地震に遭う  揺れの強さを計算してラックと壁をチェーンでつなぐ  水も電気も自力サバイバル ガス停止が痛手に  ライフライン停止 時環境悪化防止が最善にして唯一  サバイバル期間は約3週間 本格的な復旧作業はそれ以降  3.11後の防災対策は若年世代の特徴も考慮 第3章 福島県立医科大学のばあい スタッフの連携で乗り越えた 地震・放射能汚染の二重被害  停止・避難・点検 災害マニュアルどおりに対応  地震後4時間半で断水 給水瓶・ポリ容器・コンテナに貯水  手動で換気装置を運転 飼育室の環境保全に全力投球  利用者への状況報告と協力要請  福島第一原発から57km 空調フィルター部分に放射性物質?  備えあれば憂えなし さらなる対策で次に備える  いざというときは臨機応変の対応と連携がリスクを低減 第4章 日本チャールス・リバー株式会社(CRJ)筑波飼育センター(TBC)のばあい 迅速・細やかなコミュニケーションが早期復旧を可能に  震度6弱 全員、屋外に無事避難  余震と飼育員の心理状態が影響した点検作業のタイミング  奥行きのないラックで被害大 マウス・ラットの区域外逃走ゼロ  備蓄なく、燃料確保に奔走 配管部分に撓みや捩れ  断水は井戸水で対応 飼料は緊急搬送で確保  復旧作業を支えたIP-PBX電話交換機  特別慰霊祭が飼育員の心のケアに  震災経験でみえた防災対策と新たな課題   第5章 53人に聞きました!! 2011.3.11 東日本大震災 あの時、あれから………  職場内での担当を教えてください  地震発生時にはどこで、何をしていましたか?  地震発生時の対応は?  揺れがおさまってから真っ先にしたことは?  震災経験で実感した防災案を教えてください  震災前、あなた自身の危機管理(対策や意識)はどの程度でしたか?  地震の前、動物たちが騒ぐなど大地震の発生を予兆させるような変化はありましたか?  震災後、あなた自身の気持ち、体調、生活、仕事などの状況を教えてください  震災によって研究や業務にどのような影響がでましたか?  そのほか、今回の震災を経験して感じたことを教えてください 第6章 グラッと揺れても大丈夫!! 飼育動物と自分を守るための基本術  実験動物を守るためには、まず自分 数日分の食料備蓄は生き残りの基本  問題なのはマウス・ラット 滅菌済み床敷とケージは十分に!!

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  • 超訳 方丈記を読む 私たちはこれからいかに生きるべきか
    4.0
    大地震、社会不安、政治不信。鴨長明が生き、記録した800年前と今の日本はとても似ています。当時の京の様子、人々の生活、飢餓・苦しみを冷静に記録し、人の生をいかに問うべきかを書き綴った「方丈記」を、方丈記研究の第一人者が超訳した決定版!
  • 「水を育む森」の混迷を解く
    -
    1巻1,980円 (税込)
    自然と人間社会との接点を扱う野外科学の分野において近代科学的な捉え方とは一体、何だったのか。本書では、この問題を森林と水との関係から振り返りたい。 森林があれば洪水も渇水も緩和されるという「森林水源涵養機能論」については、百数十年以上も前から社会と研究者の間で見解の乖離が続いている。本書ではその理由を、「注目する要因だけに着目する」という近代科学の性格と、その近代科学を手放しで受け入れる近代日本の姿勢に辿った。 1884年に英国で開催された万国森林博覧会において、日本の在来の森林保全技術は高い評価を得ており、1897年には日本は英米に先駆けて森林法を制定し、森林水源涵養機能論を前提とした政策を推進した。しかし、皮肉にもこれらは森林水源涵養機能論の科学技術的な検証の遅れを露呈させ、研究者に明快な回答を迫ることとなった。 このような「科学技術が社会の後追い」をするという構図は、現代における地球温暖化問題や巨大地震対策にもみることができる。後追いの科学技術が陥りがちな安易な即答や単純比較の回答が、かえって議論の混迷を招くことを、森林水源涵養機能論の百数十年の迷走から学ばねばならない。 本書では、自然と人間社会との接点を扱う野外科学の分野において、今後どのように「科学」を適用していくべきかという課題について、森林水源涵養機能論の辿った経緯を踏まえ、具体的な展望を示した。ビッグデータ時代の到来に翻弄されることなく、「全てを背負う野外科学への脱皮」がキーワードとなる。データのコンテキストの重視こそが、森林水源涵養機能論の百数十年の迷走を止める第一歩である。
  • 耐震診断 改訂版 既存木造住宅の安全性を見極めるコツ
    -
    1巻1,980円 (税込)
    わが国の戸建て住宅の耐震診断・耐震設計の第一人者である保坂貴司氏による書き下ろし。大地震のリスクと対処法を正確に把握するために不可欠ともいえる耐震診断の現場作業ごとに、その目的と手法の要点を分かりやすく図解・解説します。2012年に8年ぶりに改訂された国土交通省監修の建築防災協会「一般診断法」に対応するとともに、東日本大震災など、2004年以降に起こった震災での事例も盛り込んでいます。工務店・建築設計事務所にとって、耐震補強の必要性を説き実践していくために必携の一冊です。
  • 続きと始まり
    3.9
    あれから何年経ったのだろう。あれって、いつから? どのできごとから? 日本を襲った二つの大地震。未知の病原体の出現。誰にも流れたはずの、あの月日――。別々の場所で暮らす男女三人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、著者の最新長編小説。 始まりの前の続き、続きの後の始まりを見下ろし、あの中のどこかにわたしもいる、と思った。(一穂ミチ・作家)
  • 大地を拓く
    -
    1巻1,980円 (税込)
    【内容紹介】  私たちの暮らす日本列島は、山の多い地形,複雑な地質,気象などの自然的条件から,洪水,土砂災害,地震,津波,火山噴火などによる災害を歴史的に被ってきた。  本書は、先人たちがいかにそうした災禍を乗りこえてきたのかを、古代から中世、近世、近代までたどりながら、日本の大地を拓いてきた人たちの苦悩、情熱、技術を丹念に解きあかしていく。そこから私たちにとって「土木」とは、「利他の心」とは何かを問いかけ、それらが人や地域に尽くした効果や、自然に与えた影響をはじめ後世に生かす教訓がうかがい知れるだろう。 【著者紹介】 緒方英樹(おがた ひでき) 宮崎県生まれ。 弘前大学大学院博士課程修了。博士(学術)。理工図書(株)勤務。  「土木の絵本」全5巻シリーズの執筆、アニメ映画「パッテンライ!南の島の水ものがたり」(虫プロダクション)の企画・原作など、国づくりの歴史を若年層から大人までわかりやすく伝える活動をおこなっている。  最近の活動では「土木偉人かるた」(土木学会)の監修。毎日新聞オンライン連載、中央ラジオ「ドボクのラジオ」出演など行っている。  土木学会では、土木広報センター土木リテラシー促進グループ、土木史委員会副委員長、土木史広報小委員委員長を務める。著書に「身近に楽しむ・学ぶ・語り継ぐ ふるさとの歴史資産」(オーム社)、「人物で知る日本の国土史」(オーム社)など。 【目次】 序章 日本の風土と土木 1章 古代に見る「土木の原点」  1-1 渡来人からの系譜  1-2 行基から重源、空海への道  1-3 空海からの道 平清盛の土木 2章 変革時代の戦国武将  2-1 自然と共に生きる  2-2 戦国時代の城づくり  2-3 暴れ川に挑んだ戦国武将  2-4 異国人のみた信長と光秀の普請  2-5 戦わずに勝つ・豊臣秀吉と黒田官兵衛 3章 江戸時代、大地を拓いたパイオニアたち  3-1 江戸のプランナー・徳川家康  3-2 その後の戦国武将たち  3-3 木曽三川と宝暦治水  3-4 千載不朽の土木家・野中兼山  3-5 国づくりは、人づくりから  3-6 人々の幸せづくり  3-7 民衆のため大地を拓いた義人たち  3-8 大地を拓いた新渡戸家一族の夢と継承  3-9 大地震津波との遭遇 4章 近代化への道  4-1 江戸から明治へ  4-2 日本の鉄道ことはじめ  4-3 市民の精神的福祉を向上させるエンジニア教育  4-4 日本とオランダの親密な関係  4-5 海外留学の草創期  4-6 廣井山脈 飛び立ったパイオニアたち 5章 人類のための土木  5-1 海外技術協力の先駆けとなった久保田豊  5-2 水路と鉄路を拓いた田辺朔郎  5-3 立山砂防の価値とは何か  5-4 農業土木と上野英三 6章 理想都市建設へのまなざし  6-1 後藤新平・復興への道  6-2 産業の近代化と渋沢栄一 追悼 人は、土木は、自然といかに向き合ってきたか  ―日本国際賞受賞者 河川工学者 高橋 裕氏に聞く― あとがき
  • 激震
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    1995年、大地が裂けた。時代が震えた。 阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件と未曾有の災厄が相次いだ一年、戦後五十年かけてこの国が築き上げたあらゆる秩序が崩れ去っていく……。 昭和史の闇を抉った傑作『地の底のヤマ』の著者が描き出す平成の奈落。 雑誌記者として奔走した自身の経験が生んだ渾身の力作長編。 年明け早々に阪神地方を襲った大地震に衝撃を受け、被災地に駆けつけたヴィジュアル月刊誌「Sight」記者の古毛は、その凄まじい惨状に言葉を失う。神戸でも火災被害の激しかった長田地区では焼け跡に佇む若い女と遭遇。夕方の光を背にこちらを振り向いたときの眼はかつて戦場で出会った少年兵とそっくりだった。果たして彼女は何者なのか? 「何やってんだろうな、俺達」加納が自嘲ぎみに呟いた。(略)「世間の耳目を引く話題に引っ張り回されて、取材取材に駆け回る。それで終わってみりゃぁ、前に何やってたかも記憶が薄れてる始末だ。(略)世間、てぇお釈迦様の掌で踊らされてる、孫悟空かよ」 「元々、報道なんてそんなものだったのかも知れませんけども」古毛は言った。「特におかしくなって来たのが、あのバブルの辺りからだったような気はします」 「あれで、日本が溜め込んで来たあれこれの矛盾が一気に噴き出して来た感じだな。戦後、営々と築いて来たこの国の神話が次々と崩壊してる、ってところかな」 ――本文より
  • 501XXは誰が作ったのか? 語られなかったリーバイス・ヒストリー
    -
    1人のヴィンテージリサーチャーが史料から読み解いたリーバイスの研究書 誰もが知る世界最大のジーンズ・ブランド、リーバイス。会社の創始者であり、ジーンズの生みの親として知られるリーヴァイ・ストラウスや、ブランドの代表モデルである501のことは、誰もがご存じでしょう。だが、リーヴァイ・ストラウスは、実はジーンズ作りには関わっていなかった、としたら......? アメリカン・ヴィンテージ・クロージングを専門とする屈指のリサーチャーである著者の青田充弘氏が、膨大な史料をもとに、今まで日本で定説とされてきたリーバイス神話を徹底検証し、知られざるリーバイス史の真相に切り込んでいくのが本書となります。 「商標を鵜呑みにしてはいけない理由」「ツーホースマークの元ネタは?」「人員募集広告から見る、リーバイ工場の変遷」など、数々の史料から導き出した独自の持論を、多数掲載。 これが真実のリーバイスの物語、かもしれない!? 【本の内容】 INTRODUCTION:戦前のヴィンテージ・デニムが希少である理由 第1章(1829-1902):LEVI STRAUSS サンフランシスコの発展に尽力したフィランソロピスト 第2章(1870-1885):JACOBS DAVIS ブルー・ジーンズの真の生みの親 第3章(1885-1906):JACOBS DAVIS リーバイス工場の発展、そしてサンフランシスコ大地震まで 第4章(1906-1922):SIMON DAVIS 震災後のリーバイ社を支えたジェイコブの息子 第5章(1922-1941):MILTON GRUNBAUM 501XXの改善を進めたキーパーソン 第6章(1942-1946):WW II 第二次世界大戦下の物資統制 第7章(1947-1975):JEANS 新生リーバイス。コレクター目線の私的研究 ......ほか
  • 「人間以後」の哲学 人新世を生きる
    3.5
    21世紀に入ってから、以前にもまして人類は、大地震、台風、集中豪雨などの自然災害に遭い、今また新しいウイルスとの共存という課題を目の前にしている。もちろん、日本も例外ではない。 ここに出現しようとしているのは、私たちが今まで意識することなく当たり前に存在することを前提にし、その中で生きていると思ってきた「世界」が根底から崩れ去ろうとしている状況ではないだろうか。その認識が示されているのが、2000年に提唱された地質時代の区分である「人新世」だろう。これは人類の著しい発展の末、地球規模の環境変化がもたらされる時代として定義される。そこでは、今まで当たり前だった世界は、まったく当たり前ではなくなる。 だが、そんな来たるべき時代にはどのような世界が出現するのか、そしてその世界の中で人間が「人間」であるための条件とは何か、そのとき私たちは何を拠り所にして生きていけばいいのか、といったことは、まだ問われ始めたばかりである。ドイツの哲学者マルクス・ガブリエル(1980年生)の名を知らしめた著作の表題になっている『なぜ世界は存在しないのか』という問いは、その一つの試みだと言うことができる。 本書は、ガブリエルのほか、近年日本語への翻訳が相次いでいる、カンタン・メイヤスー(1967年生)、ティモシー・モートン(1968年生)、グレアム・ハーマン(1968年生)といった1960年代生まれの哲学者たちを簡便に紹介しつつ、その思想を正面から検討し、日本の状況と照らし合わせる中で、これから先の世界と人間をめぐるさまざまな問いに答える方法を提示するものである。哲学・思想のみならず、建築や現代美術、演劇といった芸術の世界とも深くコミットしてきた著者が渾身の力を込めて書き上げた本書は、これまでの集大成であるとともに、「その先」に見える可能性を指し示すものにもなっている。 現代哲学の優れた概説書である本書が、同時に「予言の書」でもあることは、今後の時間の中で証明されることだろう。誠実に思索したいと思うすべての人に捧げる。 [本書の内容] プロローグ 第1章 世界の終わり? 第2章 世界形成の原理──ガブリエルとメイヤスー 第3章 人間から解放された世界──ティモシー・モートン 第4章 「人間以後」の哲学──グレアム・ハーマン 第5章 人間の覚醒――柄谷行人 第6章 地下世界へ──フレッド・モーテン 第7章 新しい人間の条件──アーレントからチャクラバルティへ エピローグ
  • オリンピックで浮かれるな 巨大地震だ、津波だ、逃げろ! 2020年までに東京直下地震100%
    -
    1巻1,900円 (税込)
    日本中が歓喜に沸き立った東京オリンピックの開催。でも、熱に浮かれたようなオリンピック報道の影で、それまで新聞紙面をにぎわしていた東京直下地震の話も、南海トラフの報道もいっさいが消えてしまった。状況は何も変わっていないのに!だが、安倍内閣の参与・藤井聡京都大学名誉教授自身が警告するように2020年までに首都直下地震の起きる可能性は100%なのだ!! 我々はどうすればいいのか?座して死を待つな! 本書は「海岸」から「森林」への文明転回を提示する警告と希望の書である。 M7級の首都直下地震が、今後7年以内に起きる! ◎ 東京はロスの7倍強、ニューヨークの17倍、パリの28倍も危険な都市なのだ。 ◎ 東京は、直下型地震に加えて、首都周辺地域を震源とする巨大地震に重層的に直撃される運命にある ◎ 「震度7」で確実に崩壊するのが「首都高」だ。 ◎ 都心を南北に3本の活断層が発見された。 ◎ 山手線が走る場所は、震度6強エリアに、まるごと包まれる ◎ 震度7で、トンネルが裂断する。外堀から大量に水が怒濤のように流入する。 ◎ 海抜ゼロメートルの地下鉄駅は、入口に「止水板」を設置している。しかし、数メートルの津波にはまったく無力だ。 ◎ 東京は利根川などの砂が滞積した沖積平野に位置する。“液体化”した地盤が、横向きに流れ出す。1964年、新潟地震では地盤が最大7メートルも動いた記録がある。 ◎ 「1メートルの津波でも死者が出る」さらに、ベイエリア、都心部は人口密度がけたはずれ。危険度は東北沿岸の比ではない。 ◎ 葛飾区、江東区など下町のほとんどは海抜ゼロメートル地帯どころか海抜マイナス地帯なのだ。 ◎ 「日本のビル鉄骨溶接の9割以上が手抜き」と言うから唖然。「手抜き疑惑のビルは東京だけで9万棟にも上る ◎ 最新研究では「M10超巨大地震もありうる」。地球上でありえる最大級地震M10とは、東日本大震災M9の32倍のエネルギーをもつ。 ◎ 東京下町では「震度六強」で木造93%倒壊! 周辺は一瞬にして瓦礫と化す。 ◎ 大震災では街全体が燃えるのだ。立ち上がる煙は、致死量の青酸ガスやホスゲンを含む。 ◎ 関東大震災では被服廠広場だけで3万8000人も命を落した。火災旋風の炎熱地獄で焼け死んだのだ。…etc

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  • 驚愕の真相 3・11人工地震でなぜ日本は狙われたか[I] 地球支配者が天皇家と日本民族をどうしても 地上から抹消したい本当の理由がわかった!(超☆はらはら)
    3.0
    1巻1,900円 (税込)
    船井幸雄[序文・解説・推薦] 311直前の震源地はすべて聖書由来の地名ばかり! 地球規模の震源ラインが日本とイスラエルを一直線で結んでいた―― など、なんとも驚くべきデータが存在していたものだ!! 深海探査船「ちきゅう」号からけっして目を離すな!! 東部南海トラフ海域においてメタンハイドレート掘削試験が行われることが決定した。 この海域は同時に3大地震が連動する懸念ある注目の震源域だ。 工事担当の「ちきゅう」号よ! まさかボーリングついでにメタンハイドレートという激しく燃える氷のような資源の真横に核爆弾を置くつもりではあるまいな!!! フリーメーソンが定めた神への反逆の数字は「11」である!! 日本政府は2011年11月11日、 反逆を示す究極の数字が並ぶこの日に 「TPP参加」を表明してしまった。 2010:2:27震源地コンセプシオン(処女受胎、マリア) 2010:8:5落盤事故サンホセ(ヨセフ) 2011:2:22震源地クライストチャーチ(キリスト教会) 2011:3:1震源地イースター島(復活) 2011:3:1震源地アセンション島(昇天) 3:1×2=311 2011:3:11震源地日本(神の島) 天皇家と日本民族を狙った悪魔のシナリオ 311地震兵器&津波爆弾の[超真相] "彼ら"は聖書をモチーフに神のみわざにみせかけた 超自然災害を地球規模で起こし続けている!!

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  • 令和版 公共事業が日本を救う 「コロナ禍」を乗り越えるために
    5.0
    大胆な投資でインフラを拡充せよ! 新型コロナと戦い、日本人の生命・財産を守る! 大地震や巨大台風に対する防災と老朽化した橋やトンネルの改修など、日本の喫緊の課題はインフラ拡充だ。政府は日本人の生命・財産を守り、大新型コロナ不況から早く立ち直るためにも、大胆な財政出動を決断し公共事業に投資せよ! 「公共事業悪玉論」を展開する日経新聞への要望書収録。 はじめに ~避難所でのコロナ蔓延は防げるのか~ 1章 日経新聞がつくり上げた「公共事業は無駄なバラマキ」というデマ 2章 必ず起こる「超巨大地震」に備えよ~強靭化論・地震編~ 3章 「巨大洪水」「巨大高潮」に備えよ~強靭化論・治水編~ 4章 「橋」が落ち、「トンネル」が崩壊する~強靭化論・インフラ・メンテナンス編~ 5章 「豊かな街」をつくる 6章 「道路事業・不要論」を問う 7章 「日本の貿易」を守る 8章 「デフレ」の時こそ、大規模な公共事業を おわりに ~「新型コロナウィルス」から日本を救う公共事業~
  • 黒い絵
    3.3
    1巻1,771円 (税込)
    ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。嗜虐と背徳によって黒く塗りこめられた、全6作品を収録する衝撃作! 深海魚 Secret Sanctuary 高校生の真央は友だちも彼氏もいないうえ、クラスメイトからいじめられていた。そんな真央が安息を得られるのは押入れの中だけだった。真っ暗にすると「海の底」のようで……。 楽園の破片 A Piece of Paradise ニューヨーク発の急行列車は遅れていた。ボストン美術館での講演会でスピーチをする予定の響子は焦る。もうひとりの話者のレイとは7年間の不倫関係を清算したばかりだった。 指 Touch 私は私大の日本美術史博士課程の2年生。家庭を持つ彼の研究室で助手をしている。ある週末に奈良の室生寺を訪れ、ずっと手をつないでいる私たちは、どう見ても不倫カップルだ。 キアーラ Chiara アッシジには10年ぶりの再訪だった。亜季は文化財の修復科のある芸術大学を休学して20歳で渡伊し、長年フレスコ画修復の修業をしていたところ、中部の大地震に見舞われ……。 オフィーリア Ophelia わたくしは絵の中の囚われ人。水に浸ってあとひと息で命が絶えるその瞬間を、生き続けています。ロンドンから日本へ連れて来られたわたくしが目撃した、残虐な復讐とは…。 向日葵(ひまわり)奇譚 Strange Sunflower 超売れっ子の役者・山埜祥哉の舞台の脚本を書きたくて、脚本家の私は、ゴッホが主人公の脚本を完成させる。が、脚本が仕上がった直後に、ゴッホらしき人物の奇妙な写真を入手して……。
  • 丹羽宇一郎 令和日本の大問題―現実を見よ!危機感を持て!
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    「世」という漢字には、30年という意味があります。 いまから30年前、日本のバブルがはじけました。 その30年前は高度経済成長がはじまり、 さらにその30年前は戦争へとつながる満州事変が起きました。 時代は30年ごとに大きな転換点を迎えるのです。 では、令和日本の30年はどうなるのでしょうか? 本書は、これからの30年を 私たち日本人がどう生きるかをテーマにしています。 大事なことは、 いま私たちの周りで何が起きている問題、 これから起こる問題などを正しくとらえることです。 急激な人口減少、大地震や大雨などの自然災害、 中国の台頭による国際関係の変化など、 私たちを取り巻く問題はあまりにも大きく多いです。 それでも、私たちは、働き、生きていくのです。 本書は、若者の未来を拓くために、 問題に目を背けることなく、 これからの時代を生き抜く知恵と知識を語り尽くした、 著者渾身のメッセージです!
  • Ten Pen Tea 天変地異
    4.0
    1巻1,699円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 信長も、秀吉も、家康も、「地震・津波・噴火……」の真っ只中に生きていた。本能寺の変の際に起こった日食、秀吉、家康の運命を左右した地震……、「天変地異」から日本史を読み解く! 人類は誕生以来、つねに天変地異の中に生きてきた。そして天変地異とともに歴史は作られてきた。日本史を俯瞰してみても、「もしあの地震がなければ、この噴火がなければ、歴史は変わっていたかもしれない」、そんな事例が数々ある。鬼才・黒鉄ヒロシが独自の視点から、日本史と天変地異の関わりを見つめ、コミカルに表現していく歴史漫画。 【目次】●凍える卑弥呼 ●不死山 ●本能寺の天気 ●天平大地震 ●帰雲城 ●伏見地震 ●浅間山大噴火 ●日本三大雪景色 ●雨ニモマケズ
  • 外国人に伝えたくなる 美しい日本人の姿
    4.0
    東京オリンピックを控え、外国人をいかに「おもてなす」かへの関心が高まる日本。また、世界の市場を狙って国外に飛び出す日本企業も増えています。そうして外国の人と交わっていくと、日本について外国人が発した質問に、なかなか答えられないことがよくあります。それは「何故、日本人は大地震の時でも助け合えるのか?」「どうして日本人は、そこまでまじめに仕事に向き合うのか?」「日本人が綺麗好きなのは何故なのか?」といった、日本人自身の姿や振る舞いに関する質問です。英語の授業でも歴史の授業でもその答えは習わないため、答えられないのです。 本書では、そうした日本人の行動がどこから来るのか、豊富な歴史事例や現代のエピソードで例示しながら、「船井幸雄の一番弟子」を自他ともに認める人気経営コンサルタント、佐藤芳直が語ります。「短く伝える英語例文」付きですぐに実践にも役立ち、日本人としてのアイデンティティ確立や、教養育成にも資する1冊です。
  • 決定版 鳥と一緒に生き残る防災BOOK
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イザというとき愛鳥を守れますか? 飼い主必携の“災害サバイバル術” 「東日本大震災」や「熊本地震」、2021年7月に熱海市で起きた「伊豆山土砂災害」など、 多くの災害に見舞われている日本。今後30年以内に首都直下型の地震や南海トラフ大地震 の発生も予想され、今や安全な場所はありません。 さらに新型コロナウイルスの広まりにより、集団生活となる「避難所」は極力避けたほうが 良いとされています。 家族同然の愛鳥をどう守るか、どんな災害も“一緒に生き残る”を考えます。
  • 次の震災について本当のことを話してみよう。
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    関東大震災の「火災」 阪神淡路大震災の「家屋倒壊」 東日本大震災の「津波」 これらをを同時に経験するかもしれない。 首都圏を襲う大地震も懸念される! ★日経新聞「春秋」で紹介! ★読売新聞に書評掲載 ★「東洋経済オンライン」で紹介! ★2018年5月25日付 日刊工業新聞「話題の本」で紹介されました 【次の震災の光景】 街は津波に襲われたところと、火災で燃えているところと両方の惨状が広がる。あまりたくさんの家が壊れているので、避難所には入れない。人々はヨレヨレの格好で郊外に歩いていく。 行き倒れになっている人を助けることもできない。電気もガスも水道もすべてが途絶。…衛生状態も悪化の一途。街には強烈な腐臭が漂う。 【危うい大都会】 入り江を埋め立てた東京・日比谷、丸の内の地盤はズブズブ。関東大震災では丸の内のほとんどのビルが倒壊した。スイスの再保険会社が公表した自然災害危険度が高い都市ランキングで「東京・横浜」はワースト1。大阪・中之島は高波や津波の時どう対処するのか。名古屋駅前もズブズブ地盤! 林立する超高層ビルの安全性は十分には検証されていない。 【40年の空白】 戦後40年、高度成長期に大都市で大きな地震がなく、日本は経済成長を遂げた。この間、電気、燃料、水道、通信網が高度に発達し、それを基盤にした社会に日本人は生きている。次の巨大な地震はそれらをすべてストップさせて容易に回復できないという、過酷な事態をもたらす可能性がある。東海・東南海地震が起きたら、世界はその後に南海地震が続くと警戒し、日本は売り叩かれる。世界恐慌につながる。 【見たくないものを見る】 こうした事態は多くの人にとって「見たくないもの」。私たちは「誰かがうまくやってくれている」と、見たくないことに目をつぶり、人任せにして日々を過ごしている。「見たくないもの」をあえて見ることが最悪の事態を防ぐ。 【ホンネが問題を解決する】 企業の事業継続計画(BCP)は、本来「具合の悪いところを見つけて改善するためのもの」なのに、「社長や株主に報告するため」のきれいなものになっている。 組織の死命を制する防災は「ホンネ」で語らなければダメ。名古屋の大手企業70社と「ホンネの会」を始めた。「自分の組織の悪いところを正直に話すこと」「嘘をつかないこと」が入会資格。「実はうちも全然ダメ」などというやりとりが続き、それぞれが持ち帰り自社の防災対策に生かしている。ホンネがホンキの対策を生む! 【今すぐできること】 南海トラフ地震のような大規模災害では公的な支援は不足する。自助が基本。家の耐震化は見栄えさえ気にしなければ安くできる。進学、結婚で新しい土地に住む時は地盤と建物を選ぶ。そんなのは無理という人も、家具だけは止める。みんなが家具を止めれば、大震災の被害は圧倒的に減る。まずは自助の基本、耐震化と家具固定を率先する。今すぐできることはたくさんある!
  • 僕のユートピア 見果てぬ夢
    -
    阿蘇を舞台に活躍する写真家・葉山祥鼎、魂の自伝小説。 写真家・作家として世界各地の文化に触れ、自分を日本を見つめ直してたどりついたのは、「阿蘇に人と自然が共鳴する理想郷を創る」構想だった。 建設半ばで大地震の被害に遭いながらも、70歳にしてなお夢に挑みつづける男の魂の結晶ともいうべき力作。 (※本書は2018/12/25に発売し、2022/6/9に電子化をいたしました)
  • 超巨大地震がやってきた スマトラ沖地震津波に学べ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2004年12月26日、スマトラ沖地震による大津波は、22万人をこえる犠牲者をだし、世界中を震撼させた。この災害には、将来日本列島で起きるであろう大地震や大津波から生き残るための多くの教訓が秘められている。地震学・地理学・経済学・社会学・心理学の研究者による画期的な「防災」の本。

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  • 方丈記 不安な時代の心のありかた
    3.0
    『方丈記』は、災害に対する都会の脆弱さ、庶民を顧みない政治のあり方、そして人々の記憶の風化現象を指摘するなど、いつの時代でも通用する視点で物事を捉えています。 予想もできない災害が続く昨今に通じる部分も多く、また困難に見舞われたときに読み継がれてきた書です。 800年の間日本人に読み継がれ、ときに勇気を、ときに諦観を、ときに安らぎを与えてきた作者・鴨長明のメッセージ。 長明が『方丈記』に込めたメッセージは、いまの時代を生きる我々に、多くの示唆や指針を与えてくれます。 【本書の目次】 第1部 『方丈記』とは 1.『方丈記』とは 『方丈記』の時代 2.鴨長明の生涯 第2部 現代語訳と原文で読む『方丈記』 ・行く河の流れ-人の世も河の流れも無常なり ・安元の大火-すべてが灰と化す・人の営みはみな愚か ・治承の竜巻-すべてを破壊し尽くす天空の猛威 ・突然の首都移転-とまどう人々、荒廃する都 ・養和の飢饉-飢えに苦しむ民衆、想像を絶する惨状 ・元暦の大地震-何より恐ろしき地震、つづく余震、そして風化する記憶 ・無常の人の世-生きにくい世に生きる ・若いころの不遇と五十の春 ・方丈の庵-山中の独り住まい ・庵での生活-四季折々の自然・気ままな暮らし ・男の子を友にし、野山に遊ぶ ・仮の庵もふるさとになり ・他人にたよらず、自分の手足を働かせる ・ただ、心の持ちかたしだい-執着心を捨てよ ・静かな暁に自問自答 第3部 『方丈記』に学ぶ-不安な時代の心のありかた- ・不安な時代を生きる極意-いま考える「無常」ということ ・執着を断つ!捨てる生きかた 付録 抄訳『発心集』
  • 商業施設士が見た東日本大震災 ―現場から、未来へ
    -
    大地震は必ず起きる。今、備えよ。 宮城県で3.11を体験し、商業施設士として今日まで復興活動を続けてきた著者が語る実態と教訓。 災害大国の日本で私たちはいかに生きるべきかを説く、渾身のルポルタージュ。 2011年3月11日、未曽有の大災害として日本を襲った東日本大震災。 スーパーやコンビニなどたくさんの商業施設が被害に遭う中、著者は、震災翌日から被災地に足を運んだ。 そこで実際に目にした光景、耳にした声、感じた空気。 そのすべてを余すことなく記録するとともに、またいつか来る災害にそなえて「今」できることを提案する。 著者の切実な想いを込めた一冊。

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  • 首都機能の地方移転 : 緊急提言 東北輪都の建設
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新首都創造へ向けての戦略提言。切迫する東京直下型大地震災害に備えて、首都機能の危機管理の必要性とリダンダンシー(二重整備)による内需振興効果を説き、新首都(東北輪都)建設の具体策を提言。

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  • 震災復興への道 日本復活の未来ビジョン
    5.0
    東日本大震災という国家的危機を プラスに転じさせる復興プランがあった。 3.11東日本大震災後、誰よりも早く 震災復興プランを唱えた話題の書! 左翼政権という人災と、未曾有の大地震という天災……。 国難への警鐘を鳴らしつづけてきた大川隆法が、 国家的危機をプラスに転じさせる復興プランを語った。 〇震災増税は、景気をさらに悪化させる 〇今回の事故で原子力発電をあきらめてはならない 同時収録 地球物理学者・竹内均の霊言―日本沈没はありえるか― ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • 熊本震度7の神意と警告
    5.0
    緊急発刊! 熊本を襲った大地震は、私たち日本人に何を伝えようとしたのか。 安倍首相の「70年談話」と「日韓合意」に対する憤り。 神の目と国際情勢からみた、日本の「原発廃止」の誤り。 日本では古来より、天災には「神意」があるとされている。 政治家に、マスコミに、そして日本国民に――― 根本的な意識改革を迫る、神々の厳しいメッセージ。 地震の翌朝に緊急リーディング 神々が伝えたいこととは 『熊本震度7の神意と警告』4月14日、震度7の地震が熊本で発生した。日本では古来より、天災には「神意」があるとされている。では、この地震で、神々は為政者や国民に何を伝えようとしたのか。 来月に伊勢志摩サミットを控えたタイミング、天孫降臨の地に近い地域性が偶然ではないこと、さらに北朝鮮のミサイル発射や財政赤字などについて「日本の意志」ともいうべき神々の統一意見が述べられている。この厳しい警告にどう応えるのか――日本人全体が問われている。 目次 まえがき 1 熊本地震の半日後、リーディングを開始 2 熊本地震に込められた「メッセージ」とは 3 神霊は何に対して「怒っている」のか 4 「安倍談話」に対する神々の怒りとは 5 田母神氏逮捕は「姑息なやり方」 6 「明治維新の精神」とは何だったのか 7 熊本地震で発した「警告」の真意とは 8 「原子力」に対する神々の見解 9 熊本地震に関係する神々とは? 10 「事実上の革命が必要な時期が来た」 11 熊本地震リーディングを終えて あとがき
  • 挑む力 世界一を獲った富士通の流儀
    3.8
    挑戦するのは誰でもできる。しかし、挑戦して最後まで「成し遂げる」には何が必要なのか? スーパーコンピューター「京」、宇宙を解き明かす天文観測装置「アルマ望遠鏡」、東日本大地震直後の被災地を支援するシステム、日本の食を支える農業IT(クラウド)、らくらくホン、ブラジル進出……数々の難プロジェクトを完遂した富士通のプロジェクトリーダーたちの物語から解き明かす。世界に挑むプロジェクトを成し遂げたリーダーたちが現場で何を「思い」、「意識」し、「行動」していったのか。それを本書で解き明かし、日々、困難な現場と向き合うビジネスパーソン達へ挑戦する人たちに届けるとともに、日本人の持つ底力を再提示し、困難な時代に立ち向かう人々に元気や勇気を与える一冊。

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  • 「万が一」に役立つ! 地震保険 入門とその落とし穴
    -
    日本に住むなら知っておきたい地震保険の制度と実態、覚えておきたい「被災調査人」 地震保険は、地震で受けた被害を補償する保険です。 日本の世帯の加入率は増加傾向にあるものの、約30%となっています。 南海トラフでの地震など、大地震の発生が懸念される今、 地震保険への加入は、リスクの軽減に役立つことでしょう。 なお、地震保険の保険料は、2019年・21年と、段階的に値上がりする予定です。 加入を検討している方は、18年中に加入したほうが保険料を抑えることができます。 しかし、せっかく地震保険に加入しても、保険会社の委託を受けた、 「損害保険登録鑑定人」に、生じた損害を軽く判定されてしまい、 受け取れる保険金が少なくなってしまったという話があります。 そこで紹介したいのが、「被災調査人」です。 被災調査人は、被災した家の損害を調査し、保険会社に正しい鑑定を促します。 これから鑑定する家はもちろん、すでに鑑定済みの家でも再調査し、 見逃した損害やごまかした瑕疵などがないか分析を行います。 その結果、問題があれば、保険会社に再鑑定を依頼します。 これにより判定が上方修正されると、差額の保険金を受け取れるのです。 2017年はこうした再鑑定により、合計1億円以上が新たに支払われています。 本書では、日本に住むすべての人に知っておいてほしい地震保険の制度と実態、 そして被災調査人による判定の事例を紹介します。
  • 元号
    4.3
    1巻1,540円 (税込)
    新元号を迎えるにあたって、知っておきたい247元号をすべて網羅! 日本史の資料として歴史ファン必携の1冊。●いま元号を使っている国は世界中で日本だけ ●元号に使われた漢字は意外や意外、わずかに72文字だった! ●一番多く使われた漢字は? 29回の「永」●なんとっ! 多くの元号の正確な読みが分かっていない ●「平成」の「成」は元号で初めて使用された漢字だった ●初めての元号「大化」はクーデターがきっかけ ●国内初の金産出というウソで決まった「大宝」 ●長屋王の祟りを恐れて「神亀」から「天平」に ●大地震で「元禄」から「宝永」に改元するも富士山大噴火! などなど、多くの日本人が知らない元号の秘密がすべてわかる、まさに「元号トリビア」!
  • 工務店が教えるお得な家のつくり方 ──低コスト・強靭・コンパクト住宅が戸建物件のキモ
    5.0
    貸せるマイホームで離婚・死別・ローン破綻などのリスク対策 あなたの新築物件と親の居住物件。 もし、同居することになったら?? 親がホームへ入所したら? 物件は 空屋 or 売却 or 賃貸 正解は家賃収入を得る! 近年ローン破綻が急増し、新築間もない中古物件が市場に出回っている。 リストラや賃金減少、離婚など家を手放す事態になったときに、無理なローンを組んだことが原因で家を売っても元金返済ができず、ローン破綻に至るのである。 独身、就職、結婚、出産、子育て、子供の独立、老後施設入居。人生は7回変わると言われており、建てた家に一生住むことはほぼありえない。 そこで大事になってくるのは、マイホームを持っても、いざという時に自己破産しなくて済む方法を考えておくことだ。家は自分が使う分は負債(経費)であり、消費財だが、賃貸住宅にして貸せば、家賃収入を生む資産になる。すなわち自分が出た後、賃貸利用しやすい家にするのがこれからの家の建て方でないだろうか。 40坪の土地があれば、映画に出るような広い家の代わりに、小さな住宅を2軒建て、片方を副業として賃貸経営をすることも可能であると著者は説く。利便性のいい場所の戸建て賃貸のニーズは高く、貸すのに困らず、戸建て賃貸は大きくても小さくても家賃はほとんど変わらない。 そうすれば、将来あてにできない年金の代わりになり、退職後も安定した生活が可能になる。また例えリストラされても、賃貸収入があれば、家を手放さずに済むし、生活の足しにもしていける。 大きい家を建てたい場合でも、将来、シェアハウスや民泊など、賃貸で活用しやすい間取りを選ぶべきである。いざと言う時に家賃いくらで貸せるかが、これからの住宅選びの基準になっていくべきであり、それを著者は将来賃貸価値住宅と呼んでいる。 著者は40年前の米国視察で、性能も仕様もいい住宅が日本の半分の価格で売られているのに感銘を受け、日本も誰もが家を買える時代にしなければならないとの思いから、20年前に独立して住宅コンサルタントとして活動を続けてきた。様々なフランチャイズに関与しながら、工務店のコストダウン指導をしてきた経緯をもつ。 同時に、住んでいる新潟県で2度の震度7の地震を経験したことから、復興及び耐震性の高い家づくりの研究組織である日本防災環境住宅研究会(JPS住宅研究会)を平成17年に立ち上げ、大地震がきても住み続けられる住宅の検証・普及にも取り組んできている。 本書では、住宅を建てるときの「将来賃貸価値住宅」の建て方からはじまり、普通のサラリーマンでも手堅く賃貸経営が行える、戸建て賃貸の利点や詳細な手段。更に手を広げて賃貸経営を行うための方法と、これから需要が高まるであろうサービス付き高齢者住宅、また、地震に強い家の建て方や事例などを詳しく紹介している。 初めて家をもつ人はもちろんのこと、親の家の問題がこの先出てきそうな人、土地や空き家を抱えて今後どうするか悩んでいる人にも本書は有効である。
  • 日本三大随筆編【3冊 合本版】 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典『枕草子』『方丈記(全)』『徒然草』
    5.0
    『枕草子』 一条天皇の中宮定子の後宮を中心とした華やかな宮廷生活の体験を生き生きと綴った王朝文学を代表する珠玉の随筆集から、有名章段をピックアップ。優れた感性と機知に富んだ文章が平易に味わえる一冊。 『方丈記(全)』 平安末期、大火・飢饉・大地震、源平争乱や一族の権力争いを体験した鴨長明が、この世の無常と身の処し方を綴る。人生を前向きに生きるヒントがつまった名随筆を、コラムや図版とともに全文掲載。 『徒然草』 日本の中世を代表する知の巨人・兼好法師。その無常観とたゆみない求道精神に貫かれた名随筆集から、兼好の人となりや当時の人々のエピソードが味わえる代表的な章段を選び抜いた最良の徒然草入門。 ※本電子書籍はビギナーズ・クラシックス 日本の古典「枕草子」「方丈記(全)」「徒然草」を1冊にまとめた合本版です。
  • 国防の死角 わが国は「有事」を想定しているか
    5.0
    平成23年3月11日に発生した東日本大震災で、われわれ日本人は、巨大地震、津波、そして原子力発電所の事故という「有事」を経験した。この大震災に際して、防衛省は陸・海・空三自衛隊から10万6,000名を動員。現場の部隊、個々の隊員たちは献身的に任務を遂行した。今回は多くのメディアが自衛隊の活躍をクローズアップしたこともあり、国民も自衛隊がどれほど頼りになる存在であるかを実感したはずだ。だが、その「光」の反面、「影」があったことは報道されていない。たしかに、現場の部隊は頑張った。ところが、彼らを支える体制が整っておらず、装備の不足や人的な問題など、多くの欠点が露呈したのだ。軍事ジャーナリストである著者によれば、それは自衛隊の体制が「平時」を想定しており、戦時や、戦時に匹敵する大規模災害といった「有事」を想定していないことに起因するという。いざというときに国家・国民・国益を守るための緊急提言。

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  • 公共哲学からの応答 ──3・11の衝撃の後で
    -
    2011年3月11日に東日本を襲った大地震と大津波、それにともなう福島の原発事故は、実際上の問題だけでなく、公共哲学という“善き公正な社会を追求し、現下の公共的問題を考える”学問にも様々な問いを投げかけることとなった。それらに今どのように応えるのがふさわしいのか。日本における第一人者が、議論の手がかりとなる有力な学説を紹介しながら、3・11以降の社会を考えるための羅針盤を提示する。
  • 大津波を生きる―巨大防潮堤と田老百年のいとなみ―
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    明治期から3・11まで三度にわたり大地震・大津波に嘆息した、東北・三陸の村「田老」。甚大な被害を出し、高さ10.45メートル、総延長2.4キロにおよぶ「万里の長城」を築きつつも、必敗の覚悟を持って自然の脅威と対峙し続けてきた人びとの逞しさを描く。日本の近代を重ね合わせ、東日本大震災をあらたな視点で見る。

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  • トップの暴走はなぜ止められないのか
    3.3
    私はほぼ半世紀にわたって株式会社の研究を続けてきたが、そのなかでいま世界的に株式会社が危機に陥っているということを認識するに至った。 そういう見地からオリンパス、大王製紙の事件が何を意味しているのか、ということを明らかにしようとしたのがこの本である。 「失われた二〇年」といわれるような長期の混迷状態から日本が脱出するためには、日本経済を支えてきた株式会社のあり方にメスを入れる以外にはない。 多くの人によって「資本主義の危機」といわれているのは、実は「株式会社の危機」である。この危機から脱出していくためには株式会社にメスを入れるしかない。それによって新しい道が開けてくるのではないか……。 二〇一一年三月一一日の東日本大地震から発生した東京電力の危機も、それは株式会社の危機を告げるものである、ということを前著『東電解体―巨大株式会社の終焉』(東洋経済新報社)で書いたが、本書はそれに続くものである。 この本で取り上げているデータはすべて新聞や雑誌などに発表されているものであるが、このデータに基づいて、会社学研究家としての私の考え方を展開した。(「はじめに」より)
  • 不動産絶望未来 次なる震災対策編
    -
    「首都直下地震、4年以内50%」への家の備えはこの一冊! 震災後の日本に訪れる 不動産超格差の時代 3・11の東日本大震災の以後、不動産大選別の時代がやって来た。 ●大地震、津波、火山噴火など次なる災害に備えるためには、どういう住まい方が良いのか? ●災害を想定した場合、持ち家と賃貸ではどちらが得なのか? ●震災にはマンションと一戸建てのどちらが強いのか? ●高層マンションに死角はあるのか? ●東京・埼玉・千葉・神奈川のどこにどう住むべきなのか? 首都圏直下型大地震、富士山噴火、津波など災害大国ニッポンには次なる災害リスクがてんこ盛りです。それに対して不動産の購入はどうすればいいのか? 「不動産絶望未来」著者とフリーライターのコンビが詳細かつ豊富な取材を元に、震災後1年を経てなお問われていなかった、不動産をめぐるタブーに切りこみます。
  • 日本人の遺伝子
    4.0
    1巻1,400円 (税込)
    徳川宗家第十八代当主であり、WWF(世界自然保護基金)ジャパン会長も務める著者が日本文明のルーツを探る一冊。縄文時代一万年の間、自然の恵みの中でゆっくり文化を進化させたことが、日本人の生き方、考え方の根底にある、と著者は記す。「東京のやるべきことは江戸時代に戻って出来る限り森に満ち、都市の中に縦横に水路の通っている都市をつくること」。その江戸時代、日本は平成と同じく大自然災害に見舞われた。元禄大地震(一七〇三年)の発生、宝永元年(一七〇四年)に浅間山が噴火し、宝永四年(一七〇七年)にはマグニチュード推定八・四の大地震が起き、さらに富士山が大噴火を起こした。その後も混乱と衰退が続き、ついに八大将軍・吉宗公は「花の元禄バブル」を捨て、質素・倹約を旨とする新しい日本文明を築き上げた。平成日本の政治経済、社会文化に、いま江戸期に匹敵するような大転換が迫られているのではないか。文明の根本を問う意欲作。

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  • 鉄客商売 JR九州大躍進の極意
    4.4
    1巻1,400円 (税込)
    「鉄道員魂」著者の唐池は、夜を徹して復旧にあたった自社の社員をこう評して、頭が下がる思いだと記した。熊本と大分を襲った大地震で運行を取りやめていた九州新幹線を、13日という短期間で全線運転再開を果たしたJR九州。JR九州の歴史は「逆境から立ち上がってきた」歴史でもある。JR九州の市場には首都圏も新幹線もなかった。そんななか、「ななつ星」「ゆふいんの森」「指宿のたまて箱」「あそBOY」といった「デザイン&ストーリー列車」、韓国・釜山と博多を結ぶ「ビートル」、行列ができる居酒屋・レストラン…。JR九州の大躍進は、鉄道の枠を超えてとどまるところを知らない。それは唐池恒二というリーダーの役割が大きい。機関車のように夢に向かって突き進むJR九州と唐池恒二は、なぜやることすべてを成功に導くことができたのか。そのすべてを本書では明かしている。日本の躍進を目指して立ち上がると決意したJR九州。その経営と将来からますます目を離すことはできない。笑いと涙と感動、そしてためになる。こんなビジネス書、見たことない。

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  • 日本人が世界に誇れる33のこと(あさ出版電子書籍)
    3.7
    日本テレビ「世界一受けたい授業」 NHK教育テレビ「しごとの基礎英語」などで大反響。 日本人がわかってない日本人のすごいところはこんなにある! 日本でビジネスの第一線で活躍するアメリカ生まれの女性経営者が、 すべての日本人に贈る応援のメッセージ。 バブル破綻以後の長い日本経済の低迷、そして政治の混乱などから、 日本の国そのものが地盤沈下を起こしているようです。 そこに追い打ちをかけたかに見える昨年3月の東日本大地震、そして福島原発の空前の災害。 国の財政危機などもあり、多くの日本人が自信を失いかけているような気がしてなりません。 そんなときに出会ったのが、長く日本に滞在し、当の日本人以上に、 日本人が本来見につけている美質に気づいてくれているルース・ジャーマン・白石さんでした。 この本が、日本人が自分の本来のありように気づき、 自信を取り戻すきっかけになればと思います。 ■目次 ●PROLOGUE 「日本人探求」への旅立ち ・日本語へのチャレンジ ・親切な日本人 ・「内助の功」とReal Love ・アメリカでリクルートの現地募集に応募 ・銀座八丁目に心地のいい「居場所」を発見 ・「リクルートのDNA」に出会う ●PART1 世界の人たちに誇りたい日本人の気質 ・1 感謝の言葉が豊かな日本人 ・2 残したい「美しい日本語」 ・3 日本人の誇るべき「清潔意識」 ・4 日本人は共生という“種”を蒔いている ・5 クラクションの鳴らない日本 ・6 「自分さえよければいい」という考えを嫌う ・7 豊かな心をくれる駅の生け花 ・8 「二面性」をふつうに受け入れる日本人 ・9 簡単にYesを出さない日本人 ・10 権利意識が低い日本人 ・11 「ダメもと」という免疫をもつ日本人 ・12 日本人は「甘え」上手! ・13 サイレンス(沈黙)は日本人の高度な技 ・14 お義母さんの心 ・15 どんどん素敵になっている日本人の笑顔 ●PART2 わたしが尊ぶ日本人の習慣 ●PART3 日本のビジネスはここがすごい! ■著者 ルース・ジャーマン・白石 17歳と13歳の子供の母としても、次世代の幸せを念頭に置きながら新しいチャレンジに取り組む毎日を生きる。 『世界に行ってみたらホントはこんなトコだった!?』(フジテレビ)など、各メディアで活躍中。
  • あなたは尊い 残念な世界を肯定する8つの物語
    4.5
    日蓮聖人降誕800年―― 「現実から逃避しない。このマンガはあらゆる悩みと向き合う経典になりうる」 (佐渡島庸平/コルク代表取締役社長、編集者) この受難の現代をどう生きるか? 人生で直面するさまざまな試練をどう克服するか? 答えは法華経のなかにある。 「死別」「青春」「人間関係」「老いと死」 「憎しみ」「信念」「親子の情」「人間の弱さ」 悩める現代人に贈る、珠玉の短編マンガ8編。 【あらすじ】 800年前、鎌倉時代――。 そんな昔にも、いまの私たちと同じ苦しみがあった。 大地震が続き、疫病が流行し、さらに大飢饉に見舞われた。 絶え間ない苦しみが、この世界を覆った。 苦しみに耐えかねた人々は、信じれば『来世で幸せになれる』という念仏をとなえた。 「ナムアミダブツ」「ナムアミダブツ」 でも、本当にそれでいいのか? 人は「この世でも」幸せになるべきなんじゃないか? 「いまも」幸せのために生きているんじゃないか? 800年前の日本に、そう人々に説き続けた1人の僧侶がいた――。 【目次】 ■第1話 悲しい別れ コラム なぜ辛いのに生きなくてはいけないのか? ■第2話 才能ってなんだ? コラム 自分を信じるために ■第3話 思いが伝わらない コラム わかりあえない人とどう向き合うか? ■第4話 死の恐怖 コラム あなたは誰かとともに生きている ■第5話 憎しみの正体 コラム 憎しみを乗り越えるために ■第6話 恩返し コラム 本当の恩返しとは何か? ■第7話 お母さんの味 コラム いなくなってもここにある ■最終話 人間は弱い。でも… コラム あなたは尊い
  • 天災と復興の日本史
    -
    1巻1,320円 (税込)
    世界有数の火山列島という国土の成り立ちから、大地震はじめ大天災にしばしば見舞われてきた日本。そうした大災害が、どのように歴史を動かしてきたのか。また、先人達はいかにして復興を成し遂げたのか。天災(地震・津波・噴火)という新視点から日本史を捉え直した意欲作。 本書では、日本史を動かした主要災害として、天長出羽地震、鎌倉地震、天正地震、慶長伏見地震、寛文高田地震、宝永富士山大噴火、天明浅間山大噴火、島原大変、善光寺地震、安政江戸地震、磐梯山大噴火、濃尾地震、明治三陸大津波、関東大震災などを取り上げている。そして、これらの被害そのものより、災害後、当時の為政者(トップ)や人々がいかに考え行動して、復興の道を歩んだかを分かりやすい語り口で解説している。 なかには、天災という切り口から歴史を捉え直すことにより、従来の通説とは違った歴史解釈が示されている点もあり興味深い。たとえば、豊臣家を弱体化するために徳川が行わせたといわれる寺社造営なども、慶長伏見地震の復興という視点から捉え直すことにより、違った側面を浮かび上がらせている。そのほか、江戸幕府による復興税の不正利用、復興政策のまずから起きた一揆、地震の二次被害を防いだ名君、世界的科学者・野口英世誕生のきっかけとなった大噴火――といった意外な実話がふんだんに紹介されている。 また、たび重なる大津波にもかかわらず進まなかった三陸の住居の高所化、関東大震災後の政争により縮小された復興計画……など、現在の日本が直面する、東日本大震災からの復興という課題に対しても大きな示唆を与える内容になっている。

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  • 日本人のこころの言葉 日蓮
    -
    先人の発した言葉をとおして、その生きざまとこころの世界を明らかにするシリーズの第二弾。大地震、飢饉、蒙古の侵略などによって国土が危機的状況にあった鎌倉時代、日本の運命を、そして衆生を救うことを誓った日蓮は、数々の法難に遭いながらも、命を賭けて仏法の信仰を実践する。地球規模で滅亡の危機が進行しているいま、究極の救いを求めて地上に浄土を実現することを願い、仏の慈悲を説いた日蓮の言葉は大きな意味を持つ。
  • ぼくらの災害サバイバルBOOK
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 地震や水害等の天災に対して不安を感じるのは、子どもだって同じ。 “もしも”のときに役立つ知識・知恵を楽しみながらつけよう! たびたび大きな地震が起こる日本列島。 地震だけでなく、近年は台風やゲリラ豪雨による河川の反濫やがけ崩れなど、 以前に比べて天災による被害が増えているように感じ、 「わが家の地域にも……」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。 不安なのは、子どもだって同じ! 本書は大地震、台風や雷・土砂崩れなどの水害に関し、 子ども向けに、ビジュアルを使ったクイズ形式で 「災害時にすべきこと」をわかりやすく解説。 怖いながらも「自分の身を守りたい」 「ぼくが家族を救いたい! 」と思う子どもたちの気持ちに寄り添い、 「サバイバル」をキーワードに、 有事に役立つ知識・知恵を楽しみながらつけていきます。 小学校高学年向けの本ですが、 たとえ小さな子でも読めるように、全編総ルビ仕様に。 主婦の友社「読者ネットアンケートクラブ」を利用した 多くのリアルな“声”も盛り込んで。 「主婦のために102年」――主婦の友社初の子ども防災本。 危機管理アドバイザー、危機管理教育研究所大表。 阪神・淡路大震災をきっかけに、生活者として、母としての視点から、より具体的できめこまやかな“命を守る防災対策”を提案。 東京都「女性視点の防災ブック編集・検討委員会」や文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」等で委員を務め、行政への提案も行っている。 著書・監修書に『決定版 巨大地震から子どもを守る50の方法』(ブロンズ新社)、『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド』(法研)、 『震度7から家族を守る家 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)など。
  • 原発と地震-柏崎刈羽「震度7」の警告
    4.0
    2008年度日本新聞協会賞、日本ジャーナリスト会議・JCJ賞をダブル受賞! 2007年夏、中越沖の激震で世界最大の原発が止まった……なぜ大地震に襲われる柏崎刈羽の地に原発は建設されたのか。誘致に絡む政財官の思惑やさまざまな謎を解き明かしたスクープ報道。取り返しのつかない大惨事が起きる前に、原発問題の実態を私たちはもっと知るべきではないか。(本書は2009年1月初版刊行)
  • 親子のための地震イツモノート キモチの防災マニュアル
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 子どもと一緒に、地震に備えていますか? 地震の多い日本だから、イツモの生活のなかで備えていたい。 たくさんの絵と大地震を経験した方たちの言葉で、地震と防災についてわかりやすく伝えます。 また、地震が起きたらどこで会うか家族のルールを決めておくなど、子どもと一緒に備えるコツを紹介。 「家族で用意しておきたいものリスト」「いつももっておきたいリスト」も収録。

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  • 4コマですぐわかる みんなの防災ハンドブック
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 3.11東日本大震災後に話題になった4コマ防災ブログ、待望の書籍化! 世界の大地震の2割は、日本で発生しています。私たちが地震国日本で生きのびるために、防災の知識は不可欠です。本書では、地震や津波などの自然災害に備えての準備をはじめとし、自然災害が起きたそのときに取るべき行動、停電・放射能対策、避難所生活のアイディアなどをかわいい4コママンガで紹介。正しい知識をラクラク得ることができます。親子で読めば、いざというときにすぐに行動することができるでしょう。
  • ふたつの震災 [1・17]の神戸から[3・11]の東北へ
    3.8
    1995年1月17日。巨大地震が阪神・淡路を襲った。神戸の街は壊滅し、多くの人が命を落とした。神戸新聞の記者だった西岡研介と松本創は、自身も被災者となりながら、取材をこなす。だが、二人が打ちのめされたのは、強烈な無力感だった。そして、2011年3月11日、東日本大震災が発生。「震災から逃げた」「何も学べなかった」――。悔恨を胸に抱いた二人の記者が、東北の被災地に向き合う。
  • 稲むらの火の男 浜口儀兵衛
    4.0
    1巻1,265円 (税込)
    【小学上級から】 ◯国語の教科書で取り上げられた「稲むらの火」。その史実を描いた「安政南海地震津波の図」をカラー口絵で紹介! ◯浜口儀兵衛が生きた時代、日本では何が起きていたのか。彼の生涯を物語で楽しみながら、巻末の年表で幕末から明治の初めの歴史も学べます。 小学5年生の国語の教科書(光村図書出版)の『百年後のふるさとを守る』で紹介された、稲むらの火のエピソードをごぞんじですか? 安政元年(1854年)に起きた大地震、それによる津波から村人たちを救うために稲むらに火を放ち、大勢の命を高台へと誘導したのが浜口儀兵衛(後に浜口梧陵と名乗る)という人物です。 授業で教わるような幕末の偉人でありながら、稲むらの火のエピソード以外、浜口儀兵衛について学習する機会はほとんどありません。この本では、現在も続いているヤマサ醤油の跡とりとして生まれながら、丁稚奉公からスタートし、経営者となってからも勝海舟や佐久間象山といった幕末の知識人たちからとの交流を深め、世界の中で日本がどのような位置づけにあるのかを学んで、村人たちに教育の場をつくろうとした姿をいきいきと描きました。そうした意欲にあふれた人物だったからこそ、稲むらの火のときのことを教訓に、百年後のふるさとを守ろうと、当時としてはとてつもない規模の防波堤を築くことができたのでしょう。 これは知られざる幕末の偉人、浜口儀兵衛について物語のかたちで、すいすい読める読み物です。 稲むらの火の舞台となった安政南海地震津波が描かれた図をカラー口絵で紹介するとともに、浜口儀兵衛が生きた時代に何が起きたのか、巻末に年表をつけました。幕末から明治の初めにかけての歴史も学べてしまう一冊です。
  • 住んでいい町、ダメな町 自然災害大国・日本で暮らす
    3.8
    阪神・淡路大震災から20年、この間さまざまな災害が日本を襲いました。自然災害大国・日本で暮らすなら、住宅が建つその土地の性質を知ることが、安全確保の第一歩です。東大地震研究所を経て、地球科学コミュニケータとして活動する著者が、地震だけではなく、さまざまな自然災害に関する専門的な情報と知識をもとに、わかりやすく日本の“地”について解説します。自分が住む土地の歴史を調べるための方法など、自然災害密集地帯である首都圏をモデルに、住むための町をいかにして選ぶかをナビーゲートする、あなたを自然災害から遠ざけるための必携の1冊です。 地震・津波・火山噴火・土石流……地球で起きた自然災害で亡くなった方の28.3%(※)が日本で被災という事実。 ※の数字は内閣府の「防災白書」、WHOのEM-DATに収録された2011年~2013年の数字から算出したものです。 住む家ではなく、それが建つ土地を知ることが第一歩、自然災害密集地帯・首都圏をモデルに日本の“地”を知る ・「あの街に住みたいな」が落とし穴 ・首都圏を襲った歴史災害 ・絶対条件を満たす地盤に住みたい町を見つける ・ここまで確認、台地の災害危険度 ・それでも「あの街」に住みたい人へ ・首都圏はなぜ自然災害密集地帯なのか ・「自然災害と生きる」ということ
  • 初夏の色
    3.8
    1巻1,232円 (税込)
    震災後の日々をともに過ごす同棲中の二人、震災の直前に九十一歳で逝った謹厳な父、被災地に暮しつづける酪農一家の、言葉少なにたがいを思いやる姿……。日常の細部と感情のディテールをリアルに描きだし、それぞれの胸に宿る小さな光、生きる意志を掬いとる。大地震を経て生きる日本人をつぶさに見つめようとする短篇集。
  • 幸せをつくる、ナースの私にできること 3.11東日本大震災 看護師3770人を被災地へ
    5.0
    ひとりでも救えるのなら救いたい! 東日本大震災にて、災害看護のスペシャリストとして、日本全国から派遣された3770人のナースを現場で取り仕切り、被災地支援に尽力した看護師・石井美恵子。 限られた資源、危機迫る状況の中で最高の結果を出す、災害現場のプロの仕事とは? スーパー看護師の感動ストーリー! イラン、スマトラ沖、ジャワ島、中国四川大地震…… 多くの国際支援経験を持つ“災害のエキスパート看護師”の大奮闘が、あの時の被災地の人々を支えた! スーパー看護師の被災地奔走ストーリー。

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  • 大地震を生き抜く48の知恵 備えは万全か?
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いつでも持ち歩きたいイラストでわかる「お助け本」どう備え、どう対処するの?ちょっとした知恵があなたを救う!!阪神・淡路大地震(1995年)ごろから、地震活動が活発になっている。地震が各地で相次ぎ、今すぐ大地震が起きたとしても、不思議ではない日本列島――。本書は、そんな大地震にどう備え、どう対処したらいいのかを、イラストと図解でわかりやすく解説。巻末付録には、「非常時用にこれだけは用意したいもの」「非常時用持ち出し品」「家族の防災メモ」「防災について学べる主な防災センター一覧」などを掲載。一家に1冊は必要な常備マニュアル本!
  • 災害ドクター、世界を行く! : 国境を越えた「緊急医療援助」17年間の奮闘記
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アフガン内戦、湾岸戦争、メキシコ・インド大地震-日本における「国際緊急援助隊」の第一号となった医師が、大災害に見舞われた世界各地の人びとと向かい合い、その救助活動に尽力した十七年間の汗と涙の体験記。

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  • 地震・水害・火災から守る 緊急防災ハンドブック
    -
    【大雨による洪水、大地震、火災、竜巻……災害が来たらそのとき、どうしたらいい?生き残るための基礎知識を1冊にまとめました】 災害が起きたときにとるべき行動、ケガをしてしまった際の対処方法、日頃から用意しておくべきモノ・コトなど、災害時の対応の基礎、危機管理のワザを、消防局協力のもと豊富なイラストとともに紹介する防災バイブルです。 【本書の特色】 ●「地震」「水害(集中豪雨・台風・土砂災害)」「火災」と被災後の「避難生活」に備える! ●災害は、ある日突然やってくる!自分と家族を守り、生きのびるには? ●非常時を乗り切る危機管理の備え・行動・アイディアを全網羅! 【内容】 消防隊に聞いた、災害時に使える裏技! 第1章 地震 大地震が起きた! リビングにいた場合/キッチンにいた場合/寝室にいた場合/トイレ・風呂にいた場合/オフィスにいた場合/学校にいた場合/繫華街にいた場合/エレベーターにいた場合/公共の乗り物にいた場合/自動車にいた場合/駅・空港にいた場合/山・海岸にいた場合 やってはいけない! (火をつける!/電気のスイッチに触れる!/電話をかける!/避難に自動車を使う) 避難の流れ/避難の判断/避難時の注意【家の場合】/避難時の注意【外出中の場合】 災害用伝言ダイヤル/災害用伝言板 非常時に持っていくもの/非常備蓄品/救急箱にはこんなものを入れておく 安全な家具の配置/家具を固定する 家族で決める災害時のルール コラム さいたま市消防局に聞きました! 教えて! 災害&防災の疑問 第2章 水害 大雨だ! ~家に水が浸水した場合 集中豪雨がきた! ~川岸・河原・水辺にいた場合 集中豪雨がきた! ~低い道路や地下にいた場合 台風がきた! ~高潮の場合 真っ黒な雷雲が近づいてきた! ~雷の場合 大雨、台風、長雨で地盤が緩む ~土砂災害の場合 大雨の時はこれで! ~避難の格好 警戒レベルとすべき行動 水害・土砂災害対策 ハザードマップを知る ピクトグラムを知ろう 災害時、スマホが使える! 第3章 火災とそのほかの災害 そのときどうする? ジュータンが燃えている! /なべから火柱が! /煙が充満している! /服に火がついた! /家での火災対策/119番通報/消火器の使い方/屋内消火栓の使い方 そのときどうする? 火山噴火の場合 竜巻の場合 大雪・雪崩の場合 テロに遭遇したら 災害ベンダー 第4章 避難生活 在宅避難という考え 避難所での生活 避難所のマナー 水を確保する 災害時のトイレ 水の運び方 第5章 災害時に使える結び方と応急処置 本結び/もやい結び/巻き結び/プルーシック結び 応急担架の作り方 心肺蘇生 AEDの使い方 止血/刺し傷/脚の骨折/腕の骨折/やけど 第6章 消防局の活動 災害現場で活躍する消防局 現役消防隊員に聞いた災害時の現場 私たちを守る消防車両 体験! さいたま市防災センターで災害シミュレーション 協力:さいたま市消防局 イラスト:柏原昇店
  • 時を紡いで
    -
    1巻1,188円 (税込)
    西洋の古楽器演奏を趣味とする穏やかな夫と、社交的で働き者の妻。娘と息子はそれぞれ巣立ち、東京に暮らす孫の成長を楽しみとする二人の平穏な生活は、大地震によって一変する。友人たちとの別れ、見えない放射能への恐怖、住み慣れた我が家を捨てる苦しみ…。未曾有の被害をもたらした東日本大震災に被災した福島県の夫婦をとりまく環境の変化と周囲の支えを、リアルに描いた1冊。
  • 日本が「人民共和国」になる日
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    『カエルの楽園』の百田尚樹さんも「傑作だ! こんな面白い本が出ていたとは不覚にも知らなかった」と絶賛! ジョージ・オーウェルの『1984』の日本版ともいうべき恐怖のパラレルワールド小説。『1984』をトランプ政権などになぞらえるのは方向違いの解釈。「これは明日の沖縄、韓国、そして日本の近未来だ」 大地震が発生し、静岡県にある原子力発電所「スーパーみらい一号炉」が津波に襲われ炉心の緊急冷却装置が働かず大爆発。 取材中の新聞記者・桜浩行と金村良美が、気がついたとき、そこは「扶桑国人民政府」という「もうひとつの日本」にタイムスリップ。 60年安保闘争の時に、ハガチーをデモ隊が殺害したのがきっかけで日米安保条約が破棄されたために、日本は共産圏に編入されていたのだ……。
  • [親子で読めるジュニア版]日本はこうして世界から信頼される国となった
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    日本は世界でもっとも好かれ、信頼されている国です。 それは海外に行ったときによくわかります。 なぜ、日本人とわかると笑顔になる外国人が多いのでしょうか。 世界の人たちを魅了する「日本らしさ」とはどのようにつくられてきたのでしょうか。 ロングセラー『日本はこうして世界から信頼される国となった』が多くの読者のご要望におこたえして【親子で読めるジュニア版】として生まれ変わりました! ■本書の特徴 ・小学生高学年からご年配の方までわかりやすい総ルビ ・大きい字で読みやすく行間ゆったり 歴史を学ぶということは、年号や出来事、人物の名前を暗記することではありません。 ましてや、いまの価値観で善悪を判断したり、断罪することでもありません。 その時代その時代を懸命に生きた人たちに思いを馳せ、彼らの声に耳を澄まし、 未来を生きる私たち一人ひとりに託された思いとはなにかを考え続けることです。 それは同時に、いまの日本の世界からの信頼を築きあげてくれた先祖に、 そして平和で豊かな日本を築く礎となった先祖の勇気と愛情に、敬意を持つということでもあります。 多くの先人たちの「思い」をけっして忘れることなく、次の世代に語り継いでいくことこそが、私たちに与えられた役割なのです。 【目次】 ◆第1章 1890年 トルコのエルトゥールル号遭難―100年後の「恩送り」を生んだ先祖の誠実さ ◆第2章 1859年 長州の思想家・吉田松陰の死―明治維新の精神を育んだ勤勉な生き方 ◆第3章 1853年 アメリカのペリー艦隊の来航―世界情勢を理解していた教養と危機意識 ◆第4章 1905年 日露戦争日本海海戦―世界が感動した武士道精神 ◆第5章 1919年 人種差別撤廃法案の提案―正しいことを貫く勇気ある行動 ◆第6章 1941年 日本とアメリカの戦争―自尊を貫いた強い意志 ◆第7章 1944年 特攻隊の出撃―特攻隊員が生命に代えて守ろうとしたもの ◆第8章 1951年 マッカーサー元最高司令長官の証言―東京裁判後に証明された日本の正しさ ◆第9章 1958年 国産車ダットサン210の闘い―何度失敗しても挑戦し続ける気概 ◆第10章 1964年 世界を驚かせた東海道新幹線―日本人の叡知と努力のシンボル ◆第11章 1964年 アジア初の東京オリンピック―受け継がれた幻の東京五輪の精神 ◆第12章 1966年 ウズベキスタンの大地震―命を名誉に代えたシベリア抑留者 ※本コンテンツでは書籍版に掲載されている世界地図は含まれておりません。
  • 漂流する日本人、行き詰まる人類
    -
    2011年3月11日の大地震大津波による福島第一原発の事故が日本人ひとりひとりにもたらした詰問――本当に原発は必要なのか。世界で唯一の被爆国日本、広島・長崎の悲惨さを知る国がなぜ、原発大国に突っ走ってしまったのか。太平洋戦争の戦中戦後から初の商用原子炉導入に至るまでの政治家・科学者、そして国民の動向を心理的側面から分析し、人間の理性と本能の問題を提起。人間は理性をもつことができる存在だが、その理性は下司な欲望を秘めた内なる本能に搦め手で攻められると敗れやすい。名誉欲、金銭欲、憎悪、嫉妬、敵愾心……。著者は、これまでの人類の歴史は理性が本能に敗れてきた歴史だとし、もし人類が総体において理性が本能を抑えてきていたのだとしたら、もっと違う世界が現出しているはずだと説く。そのうえで、真の理性を磨ききれなくなっている人類はやがて行き詰まるだろうと予言。その行き詰まりを回避するためにも、いまこそ必要なのは、ひとりひとりが「真の理性」「強い理性」を育てることだと強調する。電子書籍用書き下ろし。

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  • 私には山がある 大きな愛に包まれて
    3.5
    2015年4月25日、ネパールの首都カトマンズ周辺を襲った大地震の影響で、エベレストでも大きな雪崩が起きました。本書は、40年前世界ではじめて女性としてエベレストに登頂し、ネパールを第二の故郷とし、この震災でシェルパたちの村を案じている、日本を代表する登山家の田部井淳子さんが半生を語ったものです。世界7大陸最高峰登頂者である田部井さんの初登山は、小学4年の那須岳。体育が苦手な自分でも一歩一歩登れば頂上に辿りつけると気づき山好きに。青春の挫折を山に救われたこと、親友の遭難、雪崩で死にかけたエベレスト登頂裏話から、子育てと登山の両立の苦労、末期ガンを山に登りつつ克服したことなど、山と歩いて得た感動秘話を語ります。田部井さんは福島県出身のため、2012年から毎夏、東日本大震災の被災地福島の高校生を富士山の山頂に連れて行くという活動を展開しており、本書の印税の一部もそのプロジェクトに寄付します。

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  • 船井幸雄のズバリ本音―――3.11が教えてくれた日本と日本人の進むべき道
    3.0
    1巻1,098円 (税込)
    1日10万アクセスを記録する「船井幸雄.com」のフシギなブログに新たな真実を大胆に加筆し、書籍化。 自身の超人気ブログ「船井幸雄のいま知らせたいこと」に綴った 「未曽有の危機を乗りこえる方法」に新たな真実を大胆に加筆し、 日本人がこれから進むべき道をここに示します。 福島原発の事故の危険度 放射能の除去方法 今後、日本で大地震が発生する確率 ウワサが広がっている地震兵器の真偽 日本の真の財政状況等……、 世界の真実に光を当て、 3.11以降の日本の行方を予測します。 ■目次 ・第1章 生かされているのか? ・第2章 未曾有の危機は乗りこえられる ・第3章 日本からの「大転換」に期待 ・第4章 必要だから、日本は必ず蘇る ・第5章 自主、自助の心が日本を復興へ導く ■著者 船井幸雄
  • シニアが陥る50の危険
    -
    高齢化の日本において、シニアが巻き込まれる犯罪・事故・自然災害が急増している。「巧妙化する特殊詐欺」「宅配業者・点検業者を装った強盗」「空き巣」「ひったくり」…などの犯罪、「大地震」「集中豪雨」「交通事故」「転倒」…などの自然災害・事故にどう備え・イザというときにどう対処したらいいか。65歳以上のシニアと、その子どものための今日から役立つ安全・安心マニュアルの決定版!
  • 活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていること
    4.5
    熊本、鳥取、福島沖──なぜ、大地震が頻発するのか? 地震の連鎖は「活動期」に入ったからなのか? 日本列島に走る活断層の数はなんと2000以上、次の地震を引き起こす「火種」は今もどこかでくすぶりつづけている──。活断層とは何か? 直下型地震はどうして起きるのか? 今知りたい疑問に答えます。
  • 最強の都市伝説5
    -
    未曾有の大災害によってもろくも崩壊した「原発安全神話」。日本を襲った大地震と、原発事故にまつわる“黒い噂”を、徹底検証する。 第1章 3・11地震(中国が報じた「核実験で地震が起きた」!? 阪神淡路大震災のときもそうだった…自然災害と政権 大地震と「18」という数字の怪 ほか) 第2章 原発・放射能(チェルノブイリは今どうなっているのか? ほかの原発は大丈夫なのか!? 放射能が東京に!街から外国人が消えた日 ほか) 第3章 アノマリー―異常な出来事(人類の終焉を告げる古代マヤ暦と銀河の整列 「NEO=地球接近小惑星」地球激突の危機!! 「サイクル24」の恐怖、多発する竜巻と大地震 ほか)

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  • 被災しても成長できる 危機管理「攻めの」5アプローチ
    -
    震災は必ずまた起きます。その時まで、組織の危機意識を持続させなくてはいけません。しかし、あと1年もすれば、きっと危機意識は低くなります。それは過去の歴史が何度も証明してきたことです。ならば、成長に結びつく危機管理のあり方を、持続できる危機管理のあり方を一緒に考えてみませんか?この本は、危機管理のハウツーを細かく記した専門書ではなく、全ての人が危機管理に継続的に取り組んでいくための1つのきっかけをつくることを目的として、問題提起させて頂きました。国土強靭化という言葉が、あたかも国の施策名のように広まりつつありますが、本当にそれを実現するには、国民一人ひとりがその真意と、個人の役割について考え、実行し、協力しあう体制を構築しなければなりません。2007年に「リスク対策.com」を創刊してから、新潟県中越沖地震、新型インフルエンザ、そして東日本大震災と、いくつか大きな災害はありました。その都度、危機管理やBCPという言葉が流行語のように取り上げられてはまた忘れられていく、そんな危機意識の浮き沈みのパターンは変わってはいないように思うのです。危機に対してすべての人が当事者意識を持つことは確かに難しく、現実的ではないと言われるかもしれません。次の巨大災害に打ち勝つためには、すべての危機管理に携る方々の知識・経験を集結し、より多くの人に広めていくことが不可欠です。同じ時期に繰り返し大災害が起こることを歴史は教えてくれます。東日本大震災以降、「貞観地震」(869年)のことがよく取り上げられますが、この地震の前後には富士山や霧島など日本全国の火山が噴火し、北関東地震 (818年)や京都群発地震(827年)、出羽大地震(同年)、仁和地震(887年)などの大地震も集中して起きました。江戸時代にも元禄関東大地震 (1703年)、宝永地震(1707年)、富士山大噴火(同年)が集中して発生しています。こう考えれば、首都直下地震や南海トラフ地震がここ数年で起きないことの方がおかしくも思えてきます。結論を言えば、国家も企業も、危機管理を成長戦略として位置付けることが大切だと考えています。災害に備える「守りの姿勢」ではなく、災害に強くなることで、信頼を勝ち取り、世界一「強靭」な国として、日本の危機管理をあらゆるサービス、製品、制度に付加していく。その目標に向け全ての人々のベクトルを揃えたい――そんな願いを込めました。リスク対策.com 編集長 中澤幸介
  • スヌーパー 君がいた40日 避難所の小学校で起こった小さな奇跡
    3.0
    3.11 未曾有の揺れと巨大な津波が東日本を襲った。石巻の渡波小学校では、家を失った数十人と一匹の犬が同じ教室の中で避難をしていた。 なぜ大型犬でも一緒に居られたのか?それはスヌーパーが狭い教室の中、なくてはならない存在だったから。 犬と人とを結ぶ感動ストーリー! 2011年3月11日、東日本大震災が発生。 ほとんどの避難所では「ペットが飼い主(人間)と一緒の部屋で避難生活を送ること」(同行避難)は禁止がルールでした。 しかし、この地震で大きな被害を受けた宮城県石巻市の避難所となった渡波小学校では、奇跡ともいえる同行避難が可能になりました。 そのきっかけをつくったのはゴールデン・レトリーバーの「スヌーパー」でした。 スヌーパーは、石巻市の警察署から委任状をもらい、交通安全運動などで活動していた賢い犬でした。 とはいえ、大地震を理解していたとは言えないでしょう。それでもスヌーパーは飼い主とともに冷静に行動しました。 災害マニュアルにあった「同行避難禁止」が伝えられたとき、 一緒の部屋で暮らす被災者たちからは 「この犬は人間の子供よりも利口よ」「この子が頑張っているおかげで私たちも頑張れるのよ」 と同行避難禁止を撤廃する声があがり、同行避難を可能にしたのです。 その理由は1つ。スヌーパーが避難で暮らす人びとの心の支えとなっていたからです。 この本では、スヌーパーと飼い主の阿部康子さんにスポットを当てながら、 飼い主と犬の絆、さらには被災者と犬の絆――避難生活という究極の状態にあっても、犬は人々の心を救う尊い存在であることを伝えています。 と同時に、同行避難できるようにするためには何が必要かを取り上げます。 地震列島日本、どこで、いつ地震が起きるか分かりません。 同行避難というテーマは大きなテーマです。 この本は人間と犬の絆はもちろん、飼い主の心得、地域の準備を考えさせる1冊です。
  • 3.11 クライシス!
    4.0
    2011年3月11日14時46分、マグニチュード9.0の大地震が東北・関東地方を襲った!  史上最大級の大地震は、巨大津波や原発事故、放射能汚染、避難生活、計画停電……想定外のさまざまな問題を引き起こしている。 “稀代の論客”として知られる佐藤優氏は地震発生以後、ネット、新聞、雑誌などのさまざまな媒体で、今回の大惨事についてのメッセージを次々と発信している。政権への提言、マスメディアのあり方、東京電力への応援、ロシアの動き、危機管理のあり方、日本人のメンタリティ、三浦綾子『塩狩峠』との類似性、放射能汚染、チェルノブイリ原発事故との比較……内容は多岐にわたるが、一貫して唱えるのは<国家の未曾有の危機に、政府は、企業は、個人は、いかに立ち向かうべきか!?>ということ。  佐藤氏の発信はまだまだ続くが、とりあえず4月初頭までに発信した記事をまとめて、「緊急出版」として上梓する。政府、国民、企業、マスメディア……それぞれの立場で、今回の「クライシス」についてぜひ考えてほしい一冊。
  • 方丈記
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大火・竜巻・大地震、源平の争乱に見舞われた激動の時代、人は何を思い、どう生きたか。時代を超え、今また現代人の胸に鋭く迫る一級の随筆を全文現代語訳。現地の様子がよくわかる地図と、読解を助ける詳細な注付き。大きな活字で提供する。『方丈記』800年記念出版。引き締った和漢混交文で、草庵の生活の安逸さを賞揚した、価値の極めて高い作品。隠遁生活を謳い上げた名作として、後の隠者文学へはもちろん、他の文芸作品へ強い影響を与え続けている。※本書『方丈記』は、「日本の文学古典編 方丈記 宇治拾遺物語」として1987年にほるぷ出版より刊行されましたが、これに図版等を追加し、新版として公刊するものです。
  • 自己家畜化する日本人
    3.0
    「ホンマでっか!?TV」出演の生物学者による痛快批評!! 家畜化の先に待つ阿鼻叫喚の未来、日本を蝕む病の正体と脱却の道を探る――一部のオオカミが、進んで人間とともに暮らすことで食性や形質、性格を変化させ、温和で従順なイヌへと進化してきた過程を自己家畜化という。そして、この自己家畜化という進化の道を、動物だけでなく人間も歩んでいる。本書は自己家畜化をキーワードに、現代日本で進む危機的な状況に警鐘を鳴らす。生物学や人類学、心理学の知見を駆使して社会を見ることで、世界でも 例を見ない速度で凋落する日本人の精神状態が明らかになる。南海トラフ大地震といった自然災害の脅威が迫り、生成AI、ゲノム編集技術といった新しいテクノロジーが急速に普及する今、日本人に待ち受ける未来とは――。
  • この国で起きている本当のこと
    3.8
    1巻999円 (税込)
    年金制度の崩壊、財政破綻に大増税、迫り来る次の大地震、終わらない原発の悪夢……このままでは我々は国に殺される! 何が起きているかを正しく知り、未来を自らの手で選び取ろう。人気キャスターが身を削って記したニュースの真実。
  • リスクに備える最新情報版 大学生が狙われる50の危険
    4.0
    新型コロナウイルスの流行で大きく変わった大学生活。いまどきの大学生が巻き込まれやすい「50の危険」とその予防&対応策を、マンガや図表を使って徹底解説。SNSやスマホのトラブル、カルトからの勧誘、ブラックバイト、自転車事故、飲酒トラブル、大地震・豪雨… “知らなかった”でせっかくの大学生活を台無しにしない、学生と親のための安全・安心マニュアル決定版!イザという時の相談窓口も掲載していて超お役立ちの一冊。
  • 地震予知の最新科学
    -
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近年、日本海側で多数発生している大地震。甚大な震災を回避するには地震予知が欠かせない。その地震の予知には、本書では、なぜ地震が発生するのかといったメカニズムから、予知の考え方、最新の予知研究の紹介までを、図版を駆使してていねいに解説する。
  • 「防災」のやってはいけない
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本は近年、温暖化の影響により、激しい集中豪雨や台風に襲われるようになってきた。従来よりも対策が一層必要だが、正しい避難の仕方や備え方は意外に知られていない。本書では、こうした豪雨や台風、南海トラフ地震や首都直下型地震などの大地震、大雪、雷などの災害から命を守るため、平常時にできることを含め、やりがちな間違った行動を指摘し、正しい対策を紹介。二択のクイズ形式でわかりやすく構成する。
  • 方丈記
    -
    日本古典文学中屈指の名文『方丈記』。著者鴨長明が見聞し体験した、大火、大風、遷都、飢饉、大地震などが迫真の描写で記録され、その天災、人災、有為転変から逃がれられない人間の苦悩、世の無常が語られる。やがて長明は俗界から離れ、方丈の庵での閑居生活に入りその生活を楽しむ。しかし、本当の心の安らぎは得ることができず、深く自己の内面を凝視し、人はいかに生きるべきかを省察する。本書は、この永遠の古典を、混迷する時代に生きる現代人ゆえに共鳴できる作品ととらえ、『方丈記』研究第一人者による新校訂原文とわかりやすい現代語訳、理解を深める評言によって構成した決定版。
  • 東北地方太平洋沖地震は“予知”できなかったのか?
    4.0
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ超巨大地震が日本で発生したのか。そしてなぜそれを予知できなかったのか。専門家の間ではスマトラ級の地震の発生の可能性があることが議論されていたが予知につながらなかったのはどうしてなのか? その事情を分析し、将来への教訓を見いだす。
  • 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法
    4.2
    「ショック・ドクトリン」とはテロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に為政者や巨大資本が、どさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。パンデミックで空前の利益を得る製薬企業の手口、マイナンバーカード普及の先にある政府の思惑など……。強欲資本主義の巧妙な正体を見抜き、私たちの生命・財産を守る方法とは? 滅びゆく日本の実態を看破する覚悟の一冊。
  • 奥州戦国に相馬奔る
    3.0
    政宗にも、家康にも、大津波にも負けない! 東北の名門・相馬一族 不屈の戦い! 東日本震災10年 『九十三歳の関ヶ原』著者の傑作巨編! みちのくの戦場を駆け 故郷の地を守りぬく闘い! 平将門以来の名門・相馬家の当主となった義胤。自慢の騎馬兵を従え、近隣の敵・伊達政宗の度重なる侵攻にも耐え抜き、厳しい領国経営に奮闘する。関ヶ原後、息子・利胤とともに改易をもくろむ徳川家康の圧力をも切り抜けるが、未曾有の大地震と大津波が二度にわたり襲いかかり――戦国時代を生き抜いた、小国・相馬の不屈の戦いを描く歴史巨編!
  • 防災 これだけは「知っておきたい」BOOK
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 自然災害が不安だけど、何から手をつけたらよいかわからない人に。 大地震や水害に備え用意すべきもの・こと・心がまえが1冊に! 大地震、台風やゲリラ豪雨、それに伴う河川決壊などなど、 災害にまつわるニュースが絶えない日本。 大きな地震や水害が起きたときの、心の準備は万全ですか? ――そう聞かれて、「やることはやっています!」と 自信をもって言えるようになりましょう。 「大地震が起きた!」 ――そのとき。 リビングでくつろいでいたら? キッチンで料理をしていたら? お風呂に入っていたら? 車に乗っていたら? 海や山に出かけていたら? テーマパークや地下街にいたら? …… どこにいても不安な「こんなとき」のシチュエーションで、 それぞれ「どうしたらよいか」、 また「心がまえ」を簡潔に解説。 その他、備えておきたい「防災グッズ」、 「ペットとの同行避難」、 家族を助ける「救急処置」、 「自衛隊」のライフハック術 ――「もしも」に備えられることを、 わかりやすく、ひと通り網羅したムック。 一家に一冊あると、安心です! 国崎 信江(くにざきのぶえ):「危機管理教育研究所」代表として、女性・生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱。 国や自治体の多くの防災関連の委員を務めるかたわら、講演やテレビ・ラジオ・新聞・書籍等で情報提供をしている。 一般的な防災対策から、家庭の防災、地域防災、施設防災、企業防災など、 また、地震から家族を守る方法、災害から財産を守る方法、防災用品を準備するポイント、発災時の避難所運営など―― 被災地支援の経験をもとに、幅広い内容での講演を行っている。
  • [新訳]方丈記 乱世を生き抜くための「無常観」を知る
    4.5
    「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」で始まる有名な本著は、人の世のはかなさを主題とした日本古典の三大随筆の一作。1185年に京都を襲った大地震の経験を初め、大火、地震、飢餓などで命を失う無数の人々の運命が描かれた「無常」の文学とされている。しかし、併せて著者が20代から約40年間に目の当たりにした災害について、「男女死ぬるもの数十人」「飢え死ぬるもののたぐい、数もしらず」など、被害の惨状を映しだす「災害の文学」でもあった。 『方丈記』が誕生したのは建暦2(1212)年、今年で800年を迎える。災害日本から生まれた厳しい諦観であり、自然と共生するための独自の思想といえる「無常」が感じられる1冊である。

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  • 伝説となった日本兵捕虜 ソ連四大劇場を建てた男たち
    5.0
    「日本人として恥ずべき仕事はしない」 シルクロードに伝説を刻んだ若き兵士がいた!! 1945年、夏の終わり。ウズベキスタンに抑留された工兵たちがいた。 彼らに課されたのは「ソ連を代表する劇場を建てること」。 捕虜生活の下、457名の隊を率いてプロジェクトを完遂したリーダーは、まだ24歳の将校だった。 「日本人の誇りと意地にかけて、最良のものをつくりたい」 彼らの仕事は、ソ連四大劇場の一つと称賛され、大地震にも耐えたオペラハウス「ナボイ劇場」として結実した。 堅牢な造り、美麗な内装。彼らの誇りと意地をかけた仕事は、収容所長をはじめ、現地の人々の心を動かし、語り続けられ、日本人伝説となった。 敗戦後、日本兵は一大プロジェクトを闘っていた!! 埋もれた偉業が明かされる! ■ボリショイ劇場建設という特殊任務 ■収容所長アナポリスキーとの対峙 ■隊員に起きた転落事故死 ■手作りの芝居、演芸大会でウズベク人と触れ合う ■永田隊長の最後の仕事は名簿の暗記だった etc ※本書は2015年9月に小社より刊行した『日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた』を 改題の上、加筆修正し、新書化したものです。
  • 「国境なき医師団」を見に行く
    3.0
    生きることは難しい。けれど人間には仲間がいる。――大地震の傷跡が残るハイチで、中東・アフリカから難民が集まるギリシャの島で、フィリピンのスラムで、南スーダンからの難民が100万人を超えたウガンダの国境地帯で。作家・いとうせいこうが「国境なき医師団」の活動に同行し、世界のリアルな現場を訪ねて描いた傑作ルポルタージュ。日本の小説家がとらえた、「世界の今」と「人間の希望」とは? 生きることは難しい。けれど人間には仲間がいる。――大地震の傷跡が残るハイチで、中東・アフリカから難民が集まるギリシャの難民キャンプで、フィリピンのスラムで、南スーダンからの難民が100万人を超えたウガンダの国境地帯で。作家・いとうせいこうが「国境なき医師団」の活動に同行し、世界のリアルな現場を訪ねて描いた傑作ルポルタージュ。日本の小説家がとらえた「世界の今」と「人間の希望」とは?
  • 日本列島大変動 巨大地震、噴火がなぜ相次ぐのか
    -
    2011年東日本大震災、2016年熊本地震など、日本を襲う大地震は確実に増え続けている。近いうちに必ず起こるとされる南海トラフ地震、首都直下地震などの巨大地震、また各地で活発化している火山噴火は、大きな脅威となっている。独自の技術を駆使して地底調査を行なう気鋭の研究者が、地震や噴火のメカニズムをわかりやすく解説。避けることのできない地震や噴火への対処法も提案する。日本人必読の一冊!
  • マンション・団地再生完全ガイド2018
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マンション・団地再生完全ガイド2018 《C O N T E N T S》 【Cover Story】 ・マンション・団地を蘇らせるということ  山田尚之・鳩ノ森コンサルティング代表 取締役 ・築50年の郊外団地で始まった再生の動き [再生事例] ・萩中住宅 ・広町住宅 ・初台サンハイツマンション ・諏訪2丁目住宅 【特集1】マンションライフ「快適」の進化を追う ●1960年代から2000年代以降半世紀で一変したマンション設備 ●暮らしやすさを劇的に向上させた水回りの大進化 ・バスルーム ・キッチン ・トイレ ・専有部分で更新できる設備は何か ●旧式はどこまで更新できるのか?躯体と内装の基礎知識 1960~70年代の住宅団地を更新すると、例えばこうなる ●マンションを世代別に見ながら「健康」と「余命」を考える [年表] ・第1・第2世代 ・第3・第4世代 【特集2】「大規模修繕」の進め方 ●大規模修繕周期にも変化が積立金に応じた計画修正を  土屋輝之・さくら事務所 マンション管理コンサルタント ●原価で見る大規模修繕、売り手市場で施工費も大幅増 橋本真一・一般社団法人建設物価調査会 総合研究所部長 (column)「不良不適格コンサルタント」排除で結集した建築士事務所 (column)積立金・大規模修繕・建替えの資金面で管理組合を支援する (Case Study)大規模修繕 ・ニューロシティ…専門委員会が工事内容や工法を精査 ・ザ・ガーデンタワーズ…意識の高い住民が協力し合って実現 ・ラ・コピエ門前仲町…さまざまな工夫でコストダウンに成功 ●マンションの耐震性を左右する旧耐震と新耐震の違いとは 江守芙実・江守設計建築士事務所主宰 一級建築士 (column)大地震を前にやるべきこと 「事前復旧計画」の要点を知る (Case Study)耐震改修 ・豊玉南住宅…足掛け7年で実現した耐震改修工事 ・ニュー武蔵野マンション…東日本大震災を機に、建物の耐震化と長寿命化に挑戦 ・東洋大山グリーンハイツ…耐震性OKの副棟をさらに補強し、NGの主棟と結合 【特集3】マンション・団地再生への道 ●5年目を迎えた新生コミュニティ 多摩“リニューアル”タウン ●スラム化を回避するためのマンション・団地3つの選択 住民合意と再生計画の進め方 ●えびす先生の集合住宅再生法律相談室 住宅団地の再生、待ったなし! 戎 正晴・政策研究大学院大学客員教授 弁護士 (Case Study)建替え事例 ・四谷コーポラス…日本初の民間分譲マンションが62年目に実現した建替えへの道 ・浜町ダイヤマンション…容積率がアップした東京都マンション共同化建替えモデル事業 ・乃木坂ナショナルコート…建築コスト高騰を乗り越えて実現したタワーマンションへの建替え
  • 富士山噴火
    4.0
    元陸上自衛隊の新居見は3年前の南海トラフ大地震で妻と息子を失った。生き残った娘とは絶縁状態だ。ある日、この国が経験したこともないような巨大災害――富士山噴火が近いという情報を旧友の記者から得る。大地が震え、大量の噴石が降り注ぐ中、人々を待ち受ける運命とは。新居見は今度こそ、愛する人を救えるのか!? 日本壊滅の危機を、そして父と娘の絆の再生を描く感動のノンストップ防災エンターテインメント!※本作品は 2017年8月3日まで販売していた同名作品の文庫電子版です。
  • 日本人はどんな大地震を経験してきたのか
    3.6
    地震といかに付き合っていくか。これは、日本に暮らすすべての人の課題です。『日本書紀』の昔や、それ以前からの地震を知ること、貞観地震と東日本大震災とを結びつける知識を得ることは、未来に起こるであろう災害に備える力を私たちや、その子供たちが得ることに他なりません。日本人と地震の歴史を知り、経験と知識を「知恵」に変える。
  • 大地震・火災・津波に備える 震災から身を守る52の方法〔改訂版〕
    -
    1巻880円 (税込)
    【ベストセラーだった書籍の改訂版】 熊本地震、東日本大震災の事例など、 最新の情報が満載した決定版です! ------------------ 熊本地震、東日本大震災、阪神・淡路大震災、 スマトラ沖地震、新潟県中越沖地震…。 続発する巨大地震、次はどこだ!? 大地震、火災、津波に備える、 1家に1冊の保存版! ! 家族みんなで知っておきたい 「もしものとき」の新常識満載! 日本唯一の危機管理のプロフェッショナル集団が すぐ役に立つノウハウを紹介します。 地震が起こる前と起きた後、 いのちを守るために何をしておけばいいのか? 熊本地震、東日本大震災の教訓を生かし、 確実に自分、そして家族の身に 安全を守りましょう。 ************************************* 間違いだらけの常識にだまされるな! ●「すぐに火を消せ」は大間違い ●家具の転倒をカンタンに防ぐ裏ワザ ●「歩いて帰宅」なんて大嘘、むやみに歩くな! ●地震発生後、家族の安否はこうやって確認しよう ●水・食料の備蓄より、まずは自宅の安全が最優先 ●自宅の耐震性を手軽に計れるチェックポイントとは? ●液状化――住んでいる家の地盤は大丈夫か ●被災者の声を生かした防災グッズ …ほか、役立つ情報が満載!
  • 歴史から探る21世紀の巨大地震
    4.5
    東日本大震災から、日本列島は大きく動く時期にはいっている。明日にも迫る大地震を前に、歴史を丹念に見ることで、大地の揺れがどこでくり返されるかが浮かび上がってくる。次に危惧されている首都圏、南海トラフに焦点を合わせた注目すべき書。

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  • 関東大震災 消防・医療・ボランティアから検証する
    3.5
    1923(大正12)年9月1日、11時58分44秒。東京を襲った大地震は10万を超える人命を奪い、近代国家・日本に深い爪痕を残した。しかし、そこでは被害の拡大を阻止すべく奮闘した人々の姿があった。消防、医療、ボランティア、そして情報。今日、注目を集める災害時の人的活動を通して都市型災害の全貌を追い、共有すべき歴史の教訓を読みなおす。
  • 3.11後を生きる術
    -
    日本全国が震撼した大地震、すべてを濁流で飲み込んだ大津波、そして世界が震えた福島第一原発のカタストロフィー。何万人もの人が死に、あるいは行方不明になり、何十万人もの人が避難生活を余儀なくされ、国土の何%かを失った天変地異。1000年に一度ともいわれる大震災。私たちは、いかにしてこの傷跡から立ち直ればいいのか。あらゆる宗教の垣根を超え、平和と人々の幸福を祈念する世界的ネットワークを築く。自殺の淵をも経験し、千日回峰行により見性を得た老師が説く。説法を超えた、“祈り”がここにある。弱り果てた心を魔から救う、“知恵”がここにある。3.11後を生き抜くための“生き方”がここにある。
  • あなたの家は耐えられますか 震度7でも倒れない家づくり
    5.0
    東日本大震災、熊本の大地震……。 今後20年以内に起こるだろうと言われる首都直下型地震や南海トラフ巨大地震など、地震大国日本に生きる私たちは、住まいについて本気で対策を考えねばならない。 今さら建て替えられない、引っ越せない……、自分の家の耐震が不安な人に、今からできる耐震検査、耐震リフォーム、災害保険について、新進気鋭の建築検査会社の社長がそのノウハウのすべてを伝授します。
  • 地震前兆現象を科学する
    -
    地震には必ず、前触れがある!すでに、ここまではわかっている!日本は1100年ぶりの地震・火山活動期に入った。この列島にいる限り、大地震が避けられないのは常識なのだ。では、それをいかに早く、正確に予測するか。東日本大震災は想定外であったとされるが、はたしてそうか。予知研究の専門家である著者はその見解に反対であり、研究体制の不備が招いた惨事であるとした。地震の予知はどこまで進み、あとどれほどの時間で達成されるのか。科学的なアプローチに加え、動物、地下水、電気関係にまつわる前兆現象についても徹底検証。日本人が地震を恐れなくなる日は近い!
  • 小松左京の大震災 ’95―この私たちの体験を風化させないために
    3.0
    1巻880円 (税込)
    『日本沈没』の惨状が現実に。神戸を愛して止まない作家が試みた「阪神大震災の総合解析」。 かつて「日本沈没」で近畿大地震を描写した作家が、何を目にし、何を思ったか。 神戸を愛して止まない作家が情報を収集し、自らの足によって確かめ、大震災の総合解析を試みる。 未来への教訓がここにある。
  • 危ない火山がこんなにいっぱい 「大噴火の恐怖」がよくわかる本
    3.0
    東日本大震災以降、各地で火山噴火が増えている。巨大地震が発生したあとに火山噴火が起こりやすくなることは、歴史の教訓でもある。では、これから日本の火山活動はどうなるのだろうか。さらに、通常の火山噴火より恐ろしい噴火もある。地下にたまった大量のマグマが一気に地上に噴出する「破局噴火」と呼ばれるものだ。一度「破局噴火」が起きると、最悪の場合、地球上の全生物が絶滅の危機に瀕するほどの被害を及ぼしかねない。7万4000年前に起こった、インドネシアのトバ火山の破局噴火の後には、当時の人類が絶滅寸前まで激減したといわれている。また、7300年前に発生した鹿児島県の鬼界カルデラ噴火では、その後1000年近く、南九州は人が住めない不毛の地になってしまった。そして、現在、破局噴火の可能性が取りざたされているアメリカのイエローストーンが実際に噴火したら、地球はまさに破局的危機に直面することになる……。火山のしくみから、その歴史的影響、さらに破局噴火の実際まで、知っておくべき「正しい知識」をわかりやすく解説した必携の一冊である。◆第1章:火山のしくみ◆第2章:巨大カルデラ破局噴火◆第3章:人類の歴史を変えた火山噴火◆第4章:富士山大噴火◆第5章:警戒すべき日本と世界の活火山と素朴な疑問

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  • 南海トラフ地震
    4.3
    南海トラフ地震。それは、日本列島の宿命ともいえる地震だ。マグニチュード8~9クラス。今後三〇年以内の発生確率が約七〇パーセント。日本の経済と社会の中枢を直撃する巨大地震は、ひとたび起これば未曽有の大災害をもたらす可能性がある。いつ来るのか。何が起きるのか。どう備えるのか。第一人者が語る。

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  • 日本の特別地域 特別編集 これでいいのか 神奈川県 相模原市(電子版)
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地域とその住民の真実を探る「地域批評シリーズ」。 ここ神奈川県ではこれまで横浜市、川崎市という政令指定都市をフューチャーした。 神奈川県では「横浜市2」「湘南エリア」を含めて第5弾となる本書では、 2010年に政令指定都市となった相模原市を取り扱うこととなった。 大阪府を逆転し、人口で全国第2位の県となった神奈川県だけに、 これまた全国最大となる3つの政令指定都市を抱えることになった。 これはめでたい、さっそく相模原市も一冊にまとめねば! しかしである。 横浜、川崎といえば知名度も高く、日本全国見回してもほとんどの人が知っている「地名」である。 それに対し、我らが「相模原市」はどうだ。 首都圏住民でも正確な位置関係をそらんじることを出来る人は、決して多数派ではない。 主要産業、名物、歴史名跡などはあったっけ? と聞かれれば、 「うーーーん」と腕を組んだまま固まってしまうレベルである。 だが、2011年3月11日、東日本大震災が発生したことで、 ぎりぎり首都圏域という立地にある相模原は、帰宅困難者を大量に出した。 神奈川県の水瓶である相模原のダム群だって、大地震の直撃を受けたら決壊してしまうのでは? これより展開されるのは、街を歩き、各種データを調査した結果見えてきた「相模原市の真の姿」だ。 読んでもらえば改めて思うだろう「これでいいのか相模原市」と。
  • 天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災
    4.1
    豊臣政権を揺るがした二度の大地震、一七〇七年の宝永地震が招いた富士山噴火、佐賀藩を「軍事大国」に変えた台風、森繁久彌が遭遇した大津波―。史料に残された「災い」の記録をひもとくと、「もう一つの日本史」が見えてくる。富士山の火山灰はどれほど降るのか、土砂崩れを知らせる「臭い」、そして津波から助かるための鉄則とは。東日本大震災後に津波常襲地に移住した著者が伝える、災害から命を守る先人の知恵。
  • 日本の地震災害
    3.5
    1巻770円 (税込)
    太古の昔から日本列島をたびたび襲ってきた大地震。近代の都市開発や環境改変によって築きあげられた脆弱な国土は、来るべき大震災に耐えられるだろうか。関東大震災から阪神・淡路大震災、新潟県中越地震まで、現代の日本を痛撃した主な大地震による災害の諸相を描き、将来の防災に役立つ知識をわかりやすく提供する。

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