東北地方太平洋沖地震は“予知”できなかったのか？

佃為成

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なぜ超巨大地震が日本で発生したのか。そしてなぜそれを予知できなかったのか。専門家の間ではスマトラ級の地震の発生の可能性があることが議論されていたが予知につながらなかったのはどうしてなのか？ その事情を分析し、将来への教訓を見いだす。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 理工
• 出版社: SBクリエイティブ
• 掲載誌・レーベル: サイエンス・アイ新書
• ページ数: 216ページ
• 電子版発売日: 2015年07月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 59MB

[ブクログ · ★★★★☆]

東北大震災の可能性が研究者の中でも予見されていたのにも関わらず、予報的活動が積極的に出来なかった事を視点に、地震の科学的予知手法について、詳述されています。ナマズが知らせる的な古来からの経験則による予言から、科学的に積み上げる予報までの考え方を、説明され理解できました。統計的確率により政府予測が出され、またその精度を上げるための考え方が詳述されていて、それらの活動にて更に天気予報レベルまでなっていくことに期待感が持てました。またその発表されている確率の意味を、我々一般市民も十分理解し対策を考えておく必要性を感じました。出来ることをしておこうと思います。