ランド作品一覧
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4.0ジョージアはスコットランドの名門ストラッチャン家で当主キアの臨時の秘書をすることになった。臨時とはいえキアは非常に厳しいボスで、到着早々、ジョージアは膨大な量の業務をこなすことになる。初めて見たときから惹かれたけれど、彼は冷淡な仕事の鬼ね。私のことなど眼中にないから、仕事に徹するわ。ジョージアはそう自分に言い聞かせるが、ある深夜、キアの勘違いがもとで二人は夜をともに過ごすことになった。だが幸せを噛みしめるジョージアにキアは冷たく言いはなった。「僕はただ、仕事のできる秘書を求めているだけだ」
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-「ムーミン」やアンデルセン童話など、北欧・児童文学の研究・翻訳に生涯携わり、子供たちには夢を、大人にはやすらぎを与え続けた著者・山室静の世界むかし話集第1弾。 <イングランド>ネコの王さま/カメの遠足/最初のバナナ/三びきのクマ/ロンドン橋の上で/ジャックと豆の木/他8編 <コーンウォール>ベッチィ・ストーグの赤ちゃん/頭から下に向かって/他3編 <スコットランド>ヒース酒の秘密/詩人トマスの話/他5編 <ウェールズ>長すねグウィスの嘆き/他3編 <アイルランド>白いマス/笛吹きとプーカ/他9編
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4.0クレアは、勤務先に現れた人物を見て驚愕した。ブランド? まさか……彼が生きていたなんて!まぎれもなく、中東で死んだはずの夫ブランドだった。夫が浮気相手と失踪後、死亡したという衝撃的な事件にクレアはこの4年間、ずっと苦しんできた。だが夫は、誘拐被害に遭い監禁されていたのだと説明し、幼なじみの男性と一緒にいたクレアを激しく非難した。「ぼくを待ちきれず、ほかの男に乗りかえたのか!」私はずっとあなたに捨てられたと思っていた。そして悩んだ末、ある決断を下した。でも、それは間違っていたの?■夫を愛するがゆえの選択だったのに、些細な気持ちのすれ違いから、ヒロインは重大な秘密を隠し続けることになってしまいます。真実が明かされたとき、夫は……? 失われた歳月を愛で満たしていく、夫婦の心の絆が胸に迫ります!
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4.5個人の患者に付き添う派遣看護師として働くイゾベルは、壮大な屋敷で、緊張しながら雇い主を待っていた。現れたドクター・トーマス・ウィンターはハンサムだったが、イゾベルをひと目見て顔をしかめ、若すぎて不適格だと決めつけた。トーマスとともにストックホルムを経てポーランドへ渡り、彼が幼いころ世話になった養育係(ナニー)を引き取りに行くのだが、脚が悪く気むずかしい老婦人を、彼女には扱えないと言うのだ。イゾベルはくじけそうな心を奮い立たせ、大丈夫です、と請け合った。このときは想像もしなかった。まさかトーマスに恋をするなんて。そして、美貌の婚約者がいる彼は、決して振り向いてくれないことも。■穏やかな作風で読者の心を潤すベティ・ニールズ。謎めいた年上の男性に翻弄されるようにヨーロッパ各地を転々とし、一生懸命期待に応えようとしているうち、いつしか心は彼にとらわれていて――そんなヒロインのいたいけな心が甘酸っぱい、至極の初恋物語です。
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3.0ポピーがルカとの将来を夢見ていたのは18歳のときだった。イタリア名家の子息で5歳年上のルカとは完全に身分違いだったが、彼の愛は真摯で、疑うべくもなかった。運命のあの日までは。ルカは突然、同じ階級の女性と結婚し、ポピーを捨てたのだ!「いい人生を送ってほしい」あまりに無責任な一言を放って。そして7年後、スコットランドの城にひとりで住むポピーの祖母が、老朽化したその城を当局に没収されるかもしれない事態に陥る。心配になったポピーは嵐をついて城に着いたが、祖母の姿はない。不安を覚えていたそのとき、戸口に現れたのは、懐かしい大柄な男性のシルエット――ずぶ濡れのルカがそこにいた。■人気急上昇中のキム・ローレンスが、運命的かつセクシーな再会の物語を描きました! 政略結婚のために恋人を捨て、富豪の地位を築いたイタリア人ルカと、突然の裏切りに心砕かれながら明るさを失わなかったポピー。著者の魅力がいつも以上に味わえる一作です。
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-ある日、アレクサがジェット機内の清掃をしていると、驚くべき“忘れ物”を機内で発見した――かわいい双子の赤ん坊だ。すぐにジェット機のオーナーであるセスの元妻が置き去りにしたと判明。困り果てた彼に、アレクサはベビーシッターを頼まれてしまう。ハンサムな億万長者、セスの操縦するジェットが向かったのは、フロリダの太陽がまぶしいプライベート・アイランドだった。過去の経験から男性との深いかかわりを避けてきたアレクサに、セスはセクシーなまなざしで危険な誘いをかける。「週末だけでいい。ふたりでアバンチュールを楽しもう」アレクサの体の奥で欲望の炎が燃えあがり、大胆な自分が目を覚ます。■真夏のバカンスにぴったり! RITA賞受賞作家キャサリン・マンが描くのは、南の島でセレブ気分を満喫いただける熱い恋の物語。
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3.4
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-サラは自分の身に起こったことが信じられなかった。上司に内緒で持ち帰った赤いピンヒールの片方が――人気ブランドの貴重な試作品が、行方不明になってしまったなんて。またとないチャンスだったのに。あの靴の記事をうまく書けば、ファッション誌の記者に昇格できたかもしれないのに……。オフィスで頭を抱えていると、思いがけない人物が現れた。一流デザイン会社の若き最高経営責任者(CEO)、ケイレブ・ルイス。サラが何度もゴシップ記事の対象にしてきたゴージャスなプレイボーイだ。ケイレブは例のピンヒールを拾ったことを匂わせてから切り出した。「実は、君を買収しに来たんだ。僕の会社の記事を書いてほしい」■眼鏡に地味な服装で、華やかなファッション界のゴシップを探るサラ。大切な靴を拾ってくれたのは、彼女が密かに思いを寄せていた“王子様”で……。心とろけるシンデレラストーリーです。
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3.5デザイナーのベルはギリシアの小島で大富豪ルーカスを待っていた。彼の妹のウエディングドレスを緊急で製作するため、これからプライベートアイランドに赴くのだ。だが迎えに来たルーカスは尊大な態度でベルに小切手を差し出し、事情が変わったからこのまま帰ってほしいと言う。お金ですべて解決できると思うなんて、どれほど傲慢な人なのかしら。でも、デザイナーとしての将来のために、私にはこの仕事が必要だ。ベルの懇願に、ルーカスは一度だけチャンスを与えようと言ってくれる。喜びいさみ、期待に胸ふくらませるベルは、彼が数週間だけの情事を楽しもうとしているとは想像もしなかった。
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3.5アイルランドから、姉が住むニューヨークを訪れたテスは、ふとしたきっかけで、サマンサという女の子の面倒を見るようになった。サマンサは姉の上司の娘で、父親のマットはまだ30代前半。目を奪われるほどすてきなのに、会社の経営に明け暮れてばかりいる。彼は離婚した妻が亡くなり、仕方なく子供を引き取ることにしたらしい。サマンサは何人ものナニーをやめさせてきた手のかかる女の子だが、ファッションの話題で盛りあがり、テスとはすぐに打ち解けた。そしてマットも娘と話ができる機会が徐々に増え、子供を持つ夫婦のような時間を、テスと過ごすようになっていく……。ある夜、テスは彼にバージンを捧げた。だがそのあと待っていたのは、2人の関係が結婚に行き着くことはないと言う、彼の冷たい拒絶だった。
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3.5受験指導の超プロである著者が、中学受験に合格した子の親、有名塾の現役エース講師を徹底的に取材。その結果、著者が長年の経験から得た以下の仮説が見事に実証された。「放任でもなく過干渉でもない『援助のまなざし』が子どもを伸ばす」。本書はその具体的方法を解説する。「褒めるだけではなく、驚く」「親が生徒になり聞き役に徹する」などの他、「算数――親が問題を解こうとするな」「理科――計算問題は後回しにしよう」など科目別対策法も充実。さらに、「子どもの能力・適性を客観視せず、ブランドだけで志望校を決める」など、子どもを不合格にする親が陥りやすい五つの過ちも述べる。結びでは、「人生における中学受験の意義――学びの果てにあるもの」について考える。ベストセラーとなった『「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法』(PHP新書)の著者の力作。
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3.0妹が無事に嫁ぎ、ダニエル・シンクレアはほっとしていた。10代のときに母親を自動車事故で亡くしてからというもの、長女のダニエルは自由奔放な妹の面倒をさんざん見てきたのだ。だが安堵の時間もつかの間で、不穏な空気が漂い始める。あのリコ・ダレッシオがニュージーランドに戻ってきたから。かつて彼はダニエルの父親が経営する大手企業の重役だったが、恥ずべき容疑をかけられて解雇され、国外に去っていたのだ。リコは辛苦の末に始めた新事業が成功して大富豪となり、自分の人生を台なしにしたシンクレア家への報復を胸に誓っていた。そんなことなど知りもしないダニエルはリコへの思いを再燃させ、まんまと彼の手中に落ちてしまい……。■ハーレクイン・ディザイアの人気作家となったテッサ・ラドリー。本作では彼女の真骨頂が存分に発揮されています。練り上げられたストーリーの中で鮮やかに花開くロマンスをご堪能ください。
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3.5
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3.5成功する企業や自治体のコミュニケーション戦略とは、一人のカリスマをつくり出すことだ。アメリカ大統領をはじめ、知事や経済界のトップの実例を見れば明かだろう。では、どうすればカリスマは創造できるのか。本書では、そのためのプログラムを紹介する。「顔づくり」「ファッション」「スピーチの訓練」「神話・伝説づくり」「ブランド化の推進」「メディア・ミックス」……。著者は、経営コンサルタントにして神主という異色の経歴を持つ。それだけに、宗教教団の驚くべきパワーを経営にも活かすノウハウに熟知している。さらに、昨今の企業不祥事に見られるように、カリスマ失墜の掟についても警告を発する。「経歴詐称」「責任回避」「傲慢」「虚偽による誘導」「尊厳を損なうような告白」等々。社長ブログの何気ないコメントがアダとなることもあるのだ。ヒトラー、ディズニー、松下幸之助等のエピドードも盛り込みながら、指導者になるための変身メソッドを伝授する。
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3.8小学校教師のリジーは心はずませスコットランドに帰郷した。姉に好きな人ができ、ぜひ会ってほしいというのだ。途中、車が故障して立ち往生していたルイスという男性に出会う。困り果てているようすを見て、目的地まで送ると申し出ると、彼はいかにも“気取り屋”といった高慢な態度で応じてきた。リジーは憎らしく思う一方、彼の完璧なまでの美しさに惹かれてしまう。だが、道すがら言葉を交わすうちに、ルイスの正体を知って驚いた。彼は姉の恋人の親友で、どうやらふたりの仲を壊しにきたらしい。「僕の親友は資産家でお人好しだから金目当ての一家にだまされている」その“一家”の次女が相手とも知らず、ルイスは中傷をくりひろげた。彼の偏見に満ちた発言を聞いて、リジーは怒りのあまり……。■英国を代表する小説家、オースティンとブロンテ姉妹の傑作を題材に、4人のハーレクイン作家が現代ロマンスを描く“古典モチーフ”企画第2弾! オースティンの『高慢と偏見』を下敷きに、人気急上昇中のC・ウィリアムズが描く男女の心の力学をご堪能ください。
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3.6
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3.0採用された会社で、新しいファッションブランドの顔に抜擢。上司の大物実業家とは婚約。ルーシーはまさにシンデレラ気分だった。ところが、ふと目にした社内のファイルで、すべては新ブランドのイメージキャラクターを作りだすための大嘘で、シナリオが初めからできあがっていたのを知ってしまった。怒ったルーシーは新ブランドの発表会場に乱入し、憎い婚約者に指輪を投げつけて、証拠のファイルを手に逃げだした。彼女はロンドンの街を走り、デパートの人込みの中にまぎれ込んだ。逃げる女性と彼女を捜す男たち――そのありさまを上の階から、じっと見ていたのがナサニエル。デパートのCEOだった。混雑する店をまわっていた彼は、とっさにルーシーのあとを追った。■12月、イマージュの人気作家L・フィールディングがとっておきのクリスマス・ストーリーをお贈りします。夜空に天使が舞う季節、華やぐ街で、恋人たちに訪れる魔法の時をともにお過ごしください。
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3.5カリーンの亡き祖父はかつてイングランド代表を務めた名ラグビー選手。だが、自堕落な両親のせいで一家の栄光は今や見る影もない。しかも、輝かしい過去の象徴である祖父の勲章がある日なくなった。兄が遊ぶ金欲しさに勝手にオークションにかけたのだ。落札者は、ギリシア出身のたたき上げの海運王、ザンテ。カリーンは勲章を取り戻そうと彼の経営するホテルに出向いた。そのカリーンをひと目見るなり、ザンテは所有欲をかきたてられた。彼にない、上流階級の者だけがかもし出す気品がカリーンにはあった。彼女が求めているのが祖父の勲章だと知り、ザンテは名案を思いつく。どうしてもというなら返してやろう。ただし、彼女の体と引き換えに。
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3.6
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3.4「ブランドのなかのブランド」と呼ばれるエルメス。圧倒的に高価でありながら異常なまでの人気を得た背景には、高水準の職人技術はもちろん、徹底した同族経営、巧みな広報・商品戦略があった。馬具工房としての創業から170余年、「伝統」と「革新」を織り交ぜながら発展を遂げた「最高級ブランド」の勝因を、日本との関わりに注目しつつ多角的に分析。日本のブランド・ブームについても考察した、ブランド文化論。
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3.8
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2.5プレゼントされたいものの3本指に必ず入る、宝石。誕生日に、あるいは記念日に、何をもらおうか迷いに迷っている貴女、その前に本書は必読です。妖しく輝き人を魅了する分、陰影も深いのが宝石の世界。「サラダ油で着色されたエメラルド」や「原価300円の某有名ブランドネックレス」などを掴ませられないよう、本書でしっかり研究いたしましょう。女子なら誰もが興味津々の宝石の世界の裏側を、この道一筋の著者がわかりやすく解説します!
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-深夜、ソフィーは一人で隣の家の裏庭に忍び込み、うずくまった。純白のウエディングドレスを着て、手には結婚式の招待状やハネムーンのパンフレットをまとめた箱を抱えて。そして箱の中身を次々燃やしていく。実現しなかった夢を忘れるために。今日、元婚約者から真新しい婚約披露パーティの招待状が届いた。結婚をためらう私から、彼はすぐに別の相手に乗りかえたらしい。でも彼には、かつてこの家に住んでいたブランドほど魅力は感じなかった。5歳年上のブランドは、不器用な女の子だった私を守ってくれたヒーロー。なのに彼は家を出て、もういない。今なら大人の私を見てもらえるのに。「スイートピーだろう?」誰かが不意に庭に出てきて、声をかけた。ソフィーは振り向いた。懐かしい愛称で彼女を呼ぶブランドの姿を求めて。■ウイットに富んだ明るい作風で、多くの読者の支持を得る作家、C・コールター。ヒーローの助けで、つまずきながらも少しずつ自立していくヒロインの姿が、さわやかな感動を誘います。
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3.0世界に冠たる高級ブランド〈ハウス・オブ・コロフスキー〉。社長のアレクセイはセクシーな魅力あふれる、女泣かせのプレイボーイだ。ケイトがそんなアレクセイの秘書に抜擢されたのは、ちょっと太めで冴えない彼女となら過ちを犯さずにすむからだった。だから五年ものあいだ、ケイトは彼への密かな想いを隠しつづけてきた。ところが、アレクセイが事故にあい療養中に、事態は一変する。会社の支配権を奪おうと動きだした冷血な母ニーナに対抗するため、アレクセイが役員たちを味方につけようと一計を案じたのだ。見せかけの婚約劇を演じ、彼の私生活にまつわる悪評を返上するという。そして相手役として彼が選んだのは、なんとケイトだった!■ロシア系大富豪コロフスキー家の愛と煩悶を描いた『きらめきの一夜』と『罪な一夜』につづく物語。陰ながらボスを愛する秘書のせつない片思いは、一族の騒動のために踏みにじられて……。
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-トーマスアイル国の王女ルイーザは、末っ子として両親やきょうだいから過保護に育てられたため、二十七歳にしてうぶで無邪気すぎるともっぱらの噂だ。そんなルイーザが、ある舞踏会の席で一人の男性に出会った。彼の名はギャレット・サザーランド。国内有数の裕福な実業家だ。常々、おとぎばなしのような恋を夢見ていたルイーザは、ギャレットを見た瞬間に運命を感じる。一方のギャレットも、ルイーザへの好意を隠そうともせず、純真すぎるプリンセスの恋は、向こう見ずに走りだした。この出会いが仕組まれたものだとは、夢にも思わぬまま。■ミシェル・セルマーのロイヤル・ミニシリーズ〈愛の国モーガンアイル〉の続編です。これまでの簡単なあらすじがついています。前向きで可愛らしいルイーザの恋をお楽しみください。
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3.0カラシア国大公ガードの結婚式に、プリンセス・セリーナは参列した。プリンセスとはいえ、かつての王国が祖父の代に共和国となったため、国を追われた、実体のない亡命中の王族だ。かつてはガードの結婚相手と噂されたセリーナだが、彼女の心をとらえたのは、その日の花嫁の兄アレックスだった。富豪のアレックスは、ガーデニングのコラムを書いているセリーナに、自然豊かなニュージーランドへ自分と一緒に来ないかと誘ってきた。急な申し出に驚き、ゴシップのたねになると懸念したものの、セリーナは彼の強引な説得に屈して承諾してしまう。だがそれは、ある陰謀に荷担した疑いのかかる彼女への罠だった!■本作はR-2489『愛を捨てる理由』、R-2545『愛と気づくまで』の関連作品です。華やかな王族のロマンスを得意とするロビン・ドナルドの最新作をご堪能ください!
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4.0アイルランドの小さな村で生まれたベサニーは、自立を夢見ながらロンドンの学校に通っていた。今年の夏休み、ベサニーはローマにいる友人から、高級アパートメントの留守番役を頼まれた。持ち主の女性は豪華な船旅に出かけているという。ローマに無料で滞在できるうえ、手間賃までもらえるとあって、ベサニーは喜んでその役目を引き受けた。目を奪うほどハンサムなイタリア人男性――クリスティアーノ・デ・アンジェリスと奔放な情熱の時を過ごし、彼の子供を身ごもることになるとは思いもせずに。
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-オフィスに現れたブランド社の社長ノアを、フェイスはにらみつけた。フェイスの一族とブランド家は、数百年にわたりいがみ合う因縁の仲だ。そしていま、革製品を扱うブランド社は、フェイスの祖父の革製造店を買収しようとしているのだ。交渉役を務めるフェイスは、祖父の愛する店を守るため、話にいっさい耳を貸そうとせず、冷たくノアを追い払った。だが数日後、ノアはとんでもない反撃に打ってでた。店の宣伝のためにとフェイスがオークションに参加したところ、彼女と過ごす一夜が、二万五千ドルもの大金で落札されたのだ。落札者として舞台に上がったのは、ノア・ブランドその人だった。■サラ・オーウィグが、運命に翻弄される男女の恋を描きます。
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-ルーシーは憂鬱な気分で中東の国ビリャルへ向かっていた。四年前、ラグビーのイングランド代表チームの理学療法士として働いていた彼女は、スター選手のハリドと恋に落ちた。ところがある日突然、ハリドは理由も告げぬままルーシーを捨てて、故郷であるビリャルへ帰国してしまった――重要な真実を聞くこともなく。今回のチームの遠征先がビリャルだと聞いて、ルーシーは決めた。やはり、ハリドには本当のことを話さなければならない。だが、ビリャルの空港で彼女を出迎えたのは、かつて愛した男性とは似ても似つかない、冷酷なシークだった。■王家を取り巻くロマンスを得意とするK・ヒューイットの最新作です! 中東の小国のシークと恋に落ちたルーシー。再会の喜びもつかのま、予想もしていなかった展開に巻きこまれ……。
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-母の死による残務整理をするため、イブはグランド・スプリングスに帰省した。慣れない雑務に追われる中、ある男性が訪ねてきた。リオ・レッドトリー――六年前イブがすべてを捧げて愛した人。町を去ったとき、なんの連絡もよこさなかった人。以来イブはひとり傷心を抱えて生きてきた。今さらなんの用だろう?彼は、母の死についての記事を書くため、取材しにきただけだという。冷ややかな彼の瞳を見据えながら、イブは再び傷ついていた。★市長の死にまつわる重要なエピソードが本作でお読みいただけます。★
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-グランド・スプリングスがかつてない規模の嵐に見舞われた金曜の夜、ペギー・サクソンは家で一人、おびえながら苦痛にあえいでいた。一刻も早く病院へ行かなければならないというのに、救急車もすべて出払っているという。どうしたらいいのだろう?うずくまる中、突然裏口のドアが開き、一人の男性が入ってきた。彼は優しくペギーを抱き上げると、外へ止めてある車へと運んだ。★嵐の夜に巻き起こる事件と恋を描いたシルエット・サーティシックス アワーズ。来月は大人気作家シャロン・サラが執筆。大事な事件のヒントも盛り込まれています。お見逃しなく!★
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-グランド・スプリングスを嵐が襲った夜、カレンの最愛の娘が穴に落ちた。長時間の作業のうえ、無事助け出されたものの、以来最愛の夫キャシディとの間に亀裂が入り、二人の関係は名だけのものになりつつある。このままではいけない。なんとかして夫の愛を取り戻そうと、カレンはあるパーティに出席する機会をとらえ、キャシディを誘惑しようと試みた。首尾よくことが運んだかに思えた――彼が別れ話を持ち出すまでは。★嵐をきっかけに起こるさまざまな事件と恋を描いた、シルエット・サーティシックス アワーズ。★
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3.0西暦1558年、エリザベス女王が誕生し、時代の波は新たなうねりを生み出した。宮廷には女王に召し抱えられた廷臣たちが勢揃いして、すがすがしい空気に満ちている。侍女ペネロープもまた晴れがましい気持ちで謁見に臨んだ一人だった。たいした家柄ではない自分がこの場にいられるのも、姉が伯爵家に嫁ぐおかげだ。精いっぱい女王様にお仕えしよう。そう誓ったとき、見覚えのある男性の顔が目に入った。オリヴァー!甘ずっぱい記憶がたちまち彼女の胸を占めた。★16世紀半ば、イングランドでは急速にプロテスタント化が進み、英国国教会が設立されます。しかしいまだカトリックを信奉する者も多く、そのせめぎ合いの中でエリザベス女王の治世は始まりました。侍女ペネロープのけなげな献身ぶり、身を焦がす恋に、どうぞご期待ください!★
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4.0スコットランドの城に清掃員として働くカーステンは、その日の勤務を終え丘の上でくつろいでいた。突然、猛スピードのバイクが向かってきて、危うく轢かれそうになる。カーステンはかっとなってバイクの乗り手に怒りをぶつけたが、男はここは自分の私有地だとうそぶくばかりだった。なんて人なの!それでも、堂々とした姿に引きつけられてしまう。数日後、城の床磨きをしていたカーステンは、殿下と呼ばれた男性を見上げて凍りついた。城の所有者でデーメン王国のシャヒール王子が、あの男だったのだ。カーステンはパニックに駆られてその場を逃げだした。
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-燃えるような赤い髪を持つエリザベスは父の城で皆に疎まれ、使用人のように扱われていた。17歳のある朝ついに城を出ることにした彼女は、贖罪の旅の途上にあるウィリアム公の一行とともに聖堂へ向けて旅立った。国王の庶子である彼は貴族の娘を殺した危険人物で、暗い噂には事欠かない。だが何よりもエリザベスをおびやかしたのは、彼が放つ強烈な魅力だった……。ベストセラー作家が中世イングランドを舞台に描く愛と陰謀のヒストリカル・ロマンス。
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4.0兄が決めた結婚相手は美しい。でも、さらってまで妻にしたいと思ったのは…。中世イングランドで剣と情熱が火花散る★四年前、イザベルの父は反逆罪で死刑となり、その日を境に彼女の運命は一変した。伯父に引き取られたものの、従姉イヴリンにいじめられ召使い同然の暮らしを強いられる、どん底の日々が続く。けれども、そんなイザベルを見初めた男性がいた。お節介な兄たちの差し金でイヴリンに求婚しに来たジャスティンだ。彼は、美しいが性格の悪いイヴリンではなくイザベルに惹かれ、イザベルを得るため、ある夜、大胆このうえない行動に出た。
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3.0父親と婚約者を同時に事故で亡くしたアンディは、残された負債の返済のため、辣腕実業家ライナスの秘書として働くことになった。決まった恋人をつくらず、次から次へと女性を替えて独身貴族を謳歌するボスを横目に見ながら、なぜかアンディは彼を嫌いになれずにいた。哀しみのどん底でうちひしがれていた彼女に真っ先に救いの手を差し伸べ、励ましてくれたのはライナスだったから。あるとき、出張でスコットランドを訪れたアンディは猛吹雪に遭い、小さなパブの一室で、ボスと二晩を共に過ごさねばならなくなった。私は耐えられるかしら? 吹雪以上に強烈なライナスの誘惑に……。
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-アイルランドの母の領地を訪れたレイヴンスフォード伯爵は、屋敷の誰かが盗みを企てているのを図書室で偶然耳にした。聞き覚えはないが、女のほうのかすれ声はひどく興味をそそる。猫が喉を鳴らすようなあの声音で誘惑されてみたいものだ……。一瞬あらぬ想像をした自分を戒め、声を頼りに女の正体を探ると、母の新しい話し相手、メアリー・マーガレットだとわかった。いっぱしのマナーを身につけているが、しょせんは身分の低い者。ふしだらに違いないあの女を、しっかり見張るべきではないか?使いでロンドンへ行くという彼女に、伯爵は同行することにした。
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-12世紀のヨーロッパ、人々はこぞって十字軍遠征に参加した。ここイングランドのシェフィールドでも男たちは不在で、年若き美貌の女性セリーンが中心となって村を守っている。ある夜、ケルト人の一団に襲撃され、子供たちが奪われた!セリーンは村の女たちを指揮して賊に奇襲をかけ、屈強なケルト人戦士ローリーをまんまと捕虜にした。そして彼の身柄と引き替えに子供たちを返すよう交渉を始める。だが運命は彼女を、思いがけないところへと押し流していく。海の彼方、異教徒たちの国へ。そしてローリーの腕の中へ……。
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3.0イングランド国王のために極秘情報を集めるという任務を負い、フランシスは謝肉祭に賑わうヴェネチアの街に滞在していた。今夜も宿屋で放蕩貴族の派手な衣装を脱ぎ捨てながら、彼は偶然出会ったシニョリーナ・ジェシカに思いを馳せた。流れる黒髪、つやめく唇、華奢な体に可憐な声。謎めいた仮面に隠しているが、素顔はさぞ美しいに違いない。もっとジェシカを知り、もっとジェシカの笑い声を聞きたい。そんな純粋な思いから、彼はジェシカに花束とセレナーデを贈る。だがそのせいで、彼の天使は命の危険へと導かれていくのだった
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-六年前、フィオナはジャスティンに恋をし、すべてを捧げた。彼も自分を愛していると思っていたのに、別れの言葉さえ告げぬまま、彼は去っていった。すがるような思いで留守番電話に入れたメッセージにも、連絡をしてくることもなく。以来フィオナは男性を信じずに生きてきた。やっと傷も癒えかけた今、ジャスティンが目の前にいる……。何事もなかったように話しかけられ、怒りに震えるとともに、フィオナは不安も覚えていた――庭に転がった玩具を横目で見ながら。★シルエット・サーティシックス アワーズも本作で最終話。グランド・スプリングスに起こる最後の事件とロマンスを人気作家マリリン・パパーノがテンポよく描きます。★
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-イリュリア公国のプリンセスで、経営学を学んでいるメリッサは、ニュージーランド南島の超一流ロッジで研修を積んでいた。ロイヤルスイートの客に食事を運び、ドアをノックすると、中から聞き覚えのある声が応えた。とたんに心が警鐘を打ち鳴らしたが、引き返すわけにもいかない。こうして彼女は、兄ゲイブの友人ホークと一年ぶりに再会する。南フランスで従姉の結婚式に列席した際、メリッサは彼と踊った。女性との噂の絶えないホークに嫌悪を感じながらも、その夜メリッサは彼の腕に包まれ、熱い思いにとらわれた。以来ずっと、ホークを忘れようと懸命に努力していたのに。★地中海の小国イリュリア公国の統治者一族である三兄妹の物語〈古城の恋人たち〉をお届けしています。今月は「愛が試される城」のゲイブの妹メリッサが幸せをつかみます。★
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-ローザは、ホラー作家ライアム・ジェイムスンに会うために、スコットランド沖に浮かぶ島に向かっていた。ライアムと行動をともにしているらしい妹からの連絡がとだえ、心配する母に請われて、はるばるロンドンから捜しに来たのだ。島に降り立って、心もとない思いにとらわれているとき、フェリーの中で知り合った美貌の男性が声をかけてきた。「ぼくが、ライアムの住むキルフォイル城まで連れていこう」名前も知らない男性についていく?ローザが躊躇すると、彼はルーサー・キリアンと名乗った。その名がライアムの小説の主人公であることにローザは気づかなかった。
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-情報分析官としてCIAに勤めるグレイスは上層部に逆らったばかりに中東の無法地帯へ赴くことになった。そしてヘリで視察中に銃撃に遭い、とらわれてしまう。幽閉された洞窟で、瀕死のパイロットの介抱をしながら、彼女の脳裏をよぎるのは、唯一愛した男性ランドンの面影だった。一度きりでいい。死ぬ前にひと目ランドンに会いたい。あきらめたはずなのに、封印してきた恋心はつのるばかりだ。その夜、肩を揺さぶられて彼女が目を覚ますと、眼帯をつけた屈強な男がかたわらにいた。救出のため、軍に送りこまれてきた精鋭の兵士だろう。でも面影が……。まさか!?グレイスは息をのんだ。★リンダ・ハワードもその実力を絶賛するゲイル・ウィルソン。元CIAエージェントたちをホットに描いた人気ミニシリーズ『孤高の鷲』の最新作を先月から二カ月連続でお届けしています。★
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4.0★ようやく運命の男性にめぐりあえたのに、彼にとって私は罪深い人妻……。★スキー・リゾートで憧れのインストラクターの職を得た弟のために、キャシーは車でスコットランドの山間の村に向かった。弟の就職には“夫婦者”が条件で、キャシーは請われて弟の新妻の役を演じることになったのだ。途中、一泊予定のホテルの手前で、彼女はロスという男性と出会う。ホテルの手違いで同じ部屋に泊まるしかなくなった二人は、互いの魅力に引かれあうままにベッドをともにする。翌朝、キャシーが目覚めたときにはロスはすでに発っていた。そして目的地に着いた彼女を待っていたのは、最悪の再会だった。ロスは弟が働くリゾートホテルのオーナーだったのだ!
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4.0異国のスペインで自活をめざしていたイジーは、道で倒れた貧しい老人ミゲルを助けたことがきっかけで、家政婦として彼の家に住みこみで働きはじめる。ある日、ブランド物に身を固めたハンサムな男性が訪ねてきた。驚くイジーに、ミゲルは上機嫌で甥だと紹介する。彼女は義憤に駆られた。お金持ちなのに伯父を援助しないなんて。一方、カーヨはイジーをうさんくさそうに見ていた。まんまと伯父の家に入りこんだこの女は金目当てに決まっている。ちょっと調べれば、実は伯父が旧家の末裔で裕福だとわかるはずだ。この僕が彼女の化けの皮をはがしてさっさと追い出してやる!
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3.5インテリアデザイナーとして前途洋々のはずだったマロリーは恋人スティーヴにだまされ、会社のお金をすべて持ち逃げされた。残ったのは多額の借金と愛犬チャーリーだけ。その借金を肩代わりして彼女を救ったのが今の夫トールだ。交換条件として結婚を求められ、しかたなく応じたマロリーは建設会社を経営する彼の客をもてなす女主人役を務めてきた。恋人を忘れられないまま、形だけの夫婦生活を続けていたある日、トールが突然スコットランド高地にある荒れ果てた古城を相続し、会社も家も売ってそこに移り住むと言いだした。またしてもマロリーに選択の余地はなく、新たな生活が始まった。◆日本でも多くの読者に愛されているジェシカ・ハート。今年度RNA(英ロマンス作家協会)が贈るロマンス小説の賞で栄誉あるファイナリストに輝いた彼女の新作をお届けいたします。◆
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4.01849年、ひと財産築く夢を抱きアメリカ西部へ渡った父を追い、ケイトはアイルランドからはるばるこの金鉱の町へやってきた。ところがいざ着いてみると、当の父はすでに世を去っていた。おまけに、独身の移民女性の商いを禁じる法律を利用して、父の商売敵が、彼女に遺された店を奪おうとしている。借金までして、やっとのことでたどり着いたというのに……。そこへ、ケイトに耳打ちする者があった――結婚すればいい、と。とんでもないと思う理性に反し、彼女は胸を高鳴らせ歩き出した。商売敵とやり合ったとき加勢してくれた、あの人に求婚するため。
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3.0RJ・メイトランドは人生最大の窮地に陥っていた。富も名声も手に入れたかに思われた彼が妊娠した恋人を無責任にも見捨てたと疑われたのだ。幸い疑いは晴れたものの一度傷ついた評判はなかなか回復しそうにない。家庭的だということをアピールするのがいちばんだと考えたRJは秘書のダナに便宜結婚を提案した。上品でお堅い彼女なら妻役にぴったりだろう。すべてうまくいくと思えた計画だった。ダナが結婚の条件を切り出すまでは。★NYタイムズのベストセラー作家ローリー・フォスターの登場です。ホットかつ歯切れのよい作風で読者の熱い支持を集める人気作家のひさびさの新作をお楽しみください。★
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3.0ジェンナが法律事務所の派遣秘書として初出勤の朝はさんざんだった。通勤の電車が運転休止となり、しかも雨まで降ってきた。それでもコーヒーショップの軒先で、彼女はすてきな男性と出会う。コーヒーを一緒にどうかと誘われはしたが、遅刻は気になるし、伝線したストッキングを買い換えたいと言って、その場を去った。ところが事務所には、予定よりさらに三十分も遅れて着く始末。ジェンナは大きく深呼吸して上司のオフィスに入った。「どこまでストッキングを買いに行ったんだ?スコットランド?」そう皮肉な言葉をかけたのは、なんと先ほどの男性――弁護士で、法律事務所の経営者アレックスだった。
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-アランドラの家に舞い込んだ一通の分厚い封筒。それは、グレンドヴィアという国のプリンスからの手紙だった。アランドラは慈善パーティなどのプランニングを手がけているのだが、プリンスは彼女に、十二月のあいだグレンドヴィアに滞在し、国の慈善事業の見直しをはかってもらいたいというのだ。思いがけぬ大役に戸惑いつつも、アランドラは依頼を承諾し、地中海を臨むその国に向かった。だが、プリンスの姿を目にしたとたん愕然とした。先日のパーティで、ベッドをともにしようと露骨に誘ってきた男だわ。アランドラは悟った――彼の目的は仕事ではなく、私なのだと。★ハイディ・ベッツの新作は、クリスマス・シーズン真っただ中に芽生えたプリンスとの恋を描きます。プリンスと恋愛するには普通では考えられない試練がたくさん。果たして恋の行方は?★
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-デイナはアメリカ政府直属の秘密組織〈オメガ〉で働く捜査員。今回の任務はスコットランドのゴルフトーナメントに参加し、北朝鮮の天才ゴルファー、キムリーを父親とともに亡命させること。かつてオリンピックのカヌー競技で優勝したスポーツ万能のデイナには、アマチュアゴルファーを装い、キムリーに近づくのは容易なことだった。ところが、現地のゴルフクラブで出会ったのは昔の恋人ルーク。彼は会うなりデイナを腕に抱き、いきなりキスをした。デイナは苦い思い出がよみがえり、すぐに身を引きはがしたが、このことが任務の妨げになるのは明らかだった。翌日、オリンピックの金メダリストと元恋人のキスが新聞をにぎわすと、デイナはとても極秘の行動がとれなくなった……。★ハーレクイン・スポットライト・プラスが装いも新たにリニューアル!シリーズ名がハーレクイン・プレリュードに変わります。ドラマティックで多彩な作品をお届けする中から、今月は待望の連作〈オメガ〉の最新作が登場。新シリーズの今後にご注目ください。★
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-ジェシーは臨月の姉と幼い姪の世話を手伝うため、夏休みの間、ロンドンを離れロングアイランドで過ごしていた。ある日、姉と外出先から戻ったジェシーは、庭のプールに見知らぬ人影を見つけた。泥棒?恐怖におののきながら、そっと様子をうかがおうとしたとたん、彼女は唖然とした。そこには、一糸まとわぬ見知らぬ男性が背を向けて立っていたのだ。彫刻さながらの完璧な肢体には、黒髪から幾筋もの水滴が流れ落ちている。かっとなったジェシーは、男の背後からつかみかかろうとしたが、逆に羽交い締めにされてうろたえた。なぜ、胸が高鳴っているの?そのとき、姉の声が聞こえた。「あなた……モンローなのね?」★期待の新作家、ハイディ・ライスの作品をお届けします。暗い過去を抱えて苦悩するモンローを、無垢で献身的なジェシーはなんとか救おうと手を差し伸べるのですが……。ご期待ください!★
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-最愛の父親を亡くし、ジェイは悲しみに暮れていた。そんな彼女を、さらなる悲劇が襲う。父とジェイが大切に守ってきたワイナリーを、継母が売ってしまったのだ。買い取ったのは、やはりワイン醸造業者のザック・ホランド。モデルのような体型をした、すばらしくハンサムな男性だ。これまでジェイは、最高のワインを造るという夢だけを胸に、恋愛や結婚にも関心を示さず男勝りに生きてきた。突然現れた男性に、長年の夢を邪魔されてなるものですか。ジェイは彼のもとで働きつつ、ワイナリーを取り戻す機をうかがった。だがふと気づくと、ザックを異性として意識し始めていて……。
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5.0地中海の島国ニローリでぶどうの木を枯らす病気が発生し、対策に奔走するマックス王子はいとこのローザに助けを求めた。ローザは幼いころから科学に興味を持ち、今はニュージーランドでぶどうの病気の感染を抑える研究をしている。マックスの求めに応じて帰国するローザの気持ちは複雑だった。十六歳のとき、年上のマックスに熱を上げたが相手にされず、それ以来、彼との間に見えない壁を感じているからだ。空港でローザを出迎えたマックスは、久しぶりに会った彼女がセクシーな大人の女性に成長しているのを見て唖然とした。だが、ローザはいとこだ。いくら謎めいた瞳に魅力を感じても。★家訓により親戚同士の婚姻が固く禁じられているニローリ王室。いとこに恋い焦がれる王女の運命はいかに?★
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3.0ギリシアの海運王ザック・キュリアコスは、はるかニュージーランドでついに理想の花嫁を見つけた。巧みなウィットと上品な美しさを兼ね備え、幼いころから厳格な寄宿学校で育てられたパンドラこそ、一族に伝わる結婚の条件を満たす女性だ。愛するザックの花嫁となったパンドラはまだ知らない、キュリアコス家の花嫁がヴァージンでなければならないことを。そしてザックも知らなかった、パンドラの過去の一夜のことを。結婚初夜が明け、二人の秘密が明らかになる……。★来月は、ザックのいとこでエーゲ海のリゾート王であるアンジェロが登場。三年前、自分を裏切った恋人を追放したアンジェロ。裏切ったのは彼のほうだと誤解する元恋人の双子の妹が、復讐のため彼のホテルを訪れます。★
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-ローズは司書として働くため、スコットランドにやってきた。そこで、近隣の屋敷に滞在している富豪マチュー・デメトリオスに出会う。初対面だというのにマチューの態度はなぜか辛辣だ。聞けば、かつてマチューが有名F1レーサーだったころ、全裸で彼のベッドに忍び込んだファンがいたらしく、ローズこそがその女性だというのだ。双子の姉、レベッカだわ……そう思いあたったものの、ローズは姉の名誉を守るため、真相には口を閉ざすことにした。だが、いつしか噂が広まり、ローズは職を解雇されてしまう。途方に暮れる彼女に、マチューは信じられない仕事を持ちかけた!
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3.514歳のころから領主としてロマを治めてきたキャサリンは、イングランド宮廷からの知らせに愕然とした。かつて領主だった男の息子に、ロマを返還せよというのだ。そのうえ、そのサー・セネットの花嫁になるように、と。見知らぬ男と結婚するなんて、冗談じゃないわ!王の使者を追い返すと、あろうことか奇襲攻撃が始まった。またたくまに城を制圧したサー・セネットは、氷のように冷たく光る青い目で、情け容赦なくこう告げた。「おれはロマのすべてを要求する……きみ自身も含めて」
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3.3★伯爵家の若君に舞い込んだ縁談の相手は、なんと身分の違う町娘~!15世紀末イングランド、キャヴェンディッシュ家当主の若かりし日の物語。★国王がアリシアの実父の名を知ったら、彼女を生かしてはおかないだろう。養父は幼い彼女の身を案じ、危険から遠ざけるためにキャヴェンディッシュ家の三男トーマスとの縁組を取り決めた。十年の歳月が流れ、輿入れの日がやってくる。十七歳のアリシアは妻となる覚悟に満ちていた。トーマスには婚約の折に会ったきりだが、心惹かれていたし、彼の心を勝ち得ることができなければ生きる道がないからだ。だが現実は困難の連続で、アリシアの心はずたずたに……。
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3.0玄関のドアを開けたスカイラー・フォーチュンは凍りついた。ザック!彼がどうしてここにいるの?ザックは、スカイラーの従兄がニュージーランドから連れてきた、幅広い事業を手がける敏腕の実業家だ。スカイラーは会った瞬間に彼に心奪われたものの、内気で臆病な性格が災いしてまともに会話もできずにいた。だが四カ月前、あるパーティの夜にザックと二人きりになり、一世一代の覚悟で身を捧げたのだ。彼はその翌日に帰国した。まさか、再び現れるなんて……。ザックはスカイラーのこわばった顔を見つめたあと、ふくらみを帯びた腹部に鋭い視線を向けた。「君は妊娠しているんだね」★〈富豪一族の絆〉も残すところあと一話となりました。来月は人気作家ハイディ・ベッツが筆をとり、最終話にふさわしいロマンスをみなさまにお届けします。どうぞお楽しみに!★
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3.0シャーリーンには、どうしても許せない男性がいた。十年前、両親を亡くした彼女を見捨てた元恋人のブランドだ。彼に結婚を断られたために、シャーリーンは裁判に敗れ、幼い妹シシーの監護権は冷酷な叔母夫婦に奪われてしまった。そして妹は今や、身勝手で反抗的な娘に成長している。ある朝、仕事に出かけようとしたシャーリーンは、ソファに赤ん坊が寝かされているのを見つけて驚愕した。置き手紙によると、シシーがひそかに産んだ子らしい。だが、シャーリーンの目は手紙の一節に釘づけになっていた。“この子の父親はブランドよ”★十年間、憎み続けたブランドと再び運命的な再会を果たすシャーリーン。二人の恋のゆくえは?★
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3.3★国王がさだめた結婚に抜け道を探す二人。出し抜くつもりが出会いがしらに恋をして…。★時は十六世紀。泣く子も黙る偉大な国王ヘンリー八世から、会ったこともない二人の男女が結婚を命じられた。花婿となるのはサー・ブランドン・キャヴェンディッシュ――王の側近で、華やかな宮廷でも一、二を争う伊達男だ。婚礼の儀は三週間後と決められ、ついに遊び人のブランドンも身動きのとれない状況に陥った。しかも花嫁は大年増の魔女だという。彼は今後の対策を練るために親友を替え玉に仕立てあげ、自分は介添え役になりすまして、花嫁の住む城におもむいた。
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-★ロンドンから遙か離れた北の地に、社交界を捨てた眠れる美女がいるという。嘘か、真か、半信半疑で屋敷を訪ねた放蕩者が目にしたのは…。★イングランドの北の果て、ノーサンバーラントには、 “眠れる美女”と評判の貴族の娘が隠れ住むという。 彼女が美しさと気品のみならず富の持ち主と聞き、 ロンドンで放蕩三昧に明け暮れる伊達男アダム・マニオンは、 噂のレディ・ヘレナ・ラスフォードに求婚しようと思い立った。 ところが、ラスフォード邸は暗く荒れ果てた屋敷で、 当の“眠れる美女”は、やせたみすぼらしい娘だった。 意外にも彼女の父親はアダムを受け入れ、結婚が決まった。 そして財産だけが目当てだったアダムもいつしか巧妙に覆い隠されたヘレナの魅力の虜になっていた。
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-15世紀初頭のウェールズ。反イングランドの戦いが激化するなか、ついに今日、ドリスルウィン城が国王軍の手に落ちた。陣頭指揮に立ったのは誉れ高き屈強の騎士ラウール・ド・シャレ、“シュヴァリエ”という異名を持つ、皇太子ヘンリーの忠臣だった。城の明け渡しと、城主リンの処刑を求めるシュヴァリエに対し、リンはとっておきの宝物を差し出し、命乞いをした。宝物とは、うら若き美女キャトリン。莫大な財産の相続人であり、あのデヴロー一族、ウェンステープル伯爵家の許嫁だという。これは願ってもない幸運――シュヴァリエの瞳が妖しく光った。
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-アイルランドで羊牧場を営むモーラのもとに、ハリウッドの映画会社社長、ジェファーソン・キングが訪ねてきた。彼は映画のロケ地を探しているらしく、どうしても羊牧場を使わせてほしいとモーラに頼みこむ。それから数カ月。破格の額を提示されてもモーラは首を横に振り続けた。もはや契約内容に不満はないが、いつしかジェファーソンに恋をしてしまったモーラは、交渉が終わり、彼が帰国してしまうのをおそれたのだ。とはいえこれ以上引き延ばすわけにもいかず、モーラはついに承諾すると、契約成立を祝おうと彼を家に招いた――ある秘めた決意を胸に。■三カ月連続でお届けしてきた〈キング家の花嫁〉も今月が最終話。美しいアイルランドを舞台にロマンスが繰り広げられます。異国から来た男性に恋をしたモーラは、二度と会うことはないと覚悟しつつ夜をともにします。しかし後日、思わぬ事実が発覚して……。
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3.0次代を担う大スターと期待されるピアニストのレイチェルは、母の野心に押し切られ、著名な指揮者ビンセントと婚約した。だが本心では、愛のない結婚など耐えられなかった。結婚式当日の朝、一人で散歩をしていると、ある男性に出会った。オーランドと名乗るその貴族は「きみには勇気が欠けている」と言う。彼の言葉に背中を押されるようにレイチェルは式場から逃げ、ひたすら車を走らせて、いつしか暗く広大な屋敷にたどり着く。屋敷の主は、なんと朝出会ったオーランドで、彼はしだいに視力を失う進行性の病に冒されていることを知る。すっかり日も暮れ、彼女は屋敷に泊めてもらうことになるが……。■昨年、イギリスのすぐれたロマンス小説に贈られるRNAロマンス小説賞を受賞した作品です。愛のない結婚をしようとしていたレイチェルが初めて愛した相手は……。はかなくてせつない愛の物語を日本初登場の作家インディア・グレイが描きます。
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3.0氏族の象徴である槍を守るために故郷を離れ、イングランドで過酷な旅を続けている族長の娘キーリンはまたもや敵が迫ってくる予知夢を見た。もうこの小屋も安全ではないと思った矢先、ケルト人に襲われたという伯爵が瀕死の怪我人を伴って現れる。高貴で美しい彼の姿を見て、キーリンは一瞬で恋に落ちた。でも、私の使命は聖なる槍を守ること。普通の幸せなど望んではいけない。たとえ伯爵の瞳の中に、情熱の炎が燃えさかっていても。
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-662~750円 (税込)●巻頭カラー!新・文化系青春ストーリー開幕!『RIOT』塚田ゆうた(ツカダユウタ) ●イラストギャラリー『非日常な彼女』吉元ますめ(ヨシモトマスメ) ●『スノウボールアース』辻次夕日郎 ●『7代祟りますので早く結婚してください!』猪熊しのぶ+TABIKO ●新連載第2回!『闇金ウシジマくん外伝 浪花タイムリープ愛沢くん』真鍋昌平+サササニサトシ ●『映像研には手を出すな!』大童澄瞳 ●『暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~』緒里たばさ ●『へんなものみっけ!』早良朋 ●『なんくるなんない!』野原多央 ●『人生最大の嘘ついた』梅サト ●巻中カラー!単行本最新1集発売中!『やがて、ひとつの音になれ』草原うみ ●『100年の経(たていと)』赤井千歳 ●『これからどうする?』秀良子 ●『忘れな妻のキミと』克・亜樹 ●『なおりはしないが、ましになる』カレー沢薫 ●『戦闘メカ ザブングル アナザー・ゲイル』田中むねよし+富野由悠季・鈴木良武 ●『ドクドクドク』渡辺瑛心+津上昌也 ●新人読切『YANKEE MATCH』下元朗 (シモモトヒロシ) ●新人読切『元気な姿で会いましょう。』今夜アズミ(コンヤアズミ) ●スピ賞受賞作『最終左右者』igo(イゴ) ●スピ賞受賞作『カイジューのちいちゃん』たにかわつかさ(タニカワツカサ) *「月刊!スピリッツ」デジタル版には、紙版の付録は付きません。また、一部誌面の内容が異なる場合があります。
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4.8三月に入って、三学期も残り1ヶ月。いよいよ迎えた麻衣の卒業式当日。 「おじさん、だぁれ」 七里ヶ浜の海岸で麻衣を待っていた咲太の目の前に、子役時代の麻衣にそっくりな小学生が現れて!? 一方、花楓の一件以来、別々に暮らしていた咲太の父親から電話が……。 「母さんのことなんだが、花楓に会いたいと言っててな」 それは、花楓に起きた出来事を受け止めきれず、長いこと入院していた母親から届いた「会いたい」という願い……。 家族の絆、新たなる思春期症候群の前触れ――急展開をみせるシリーズ第9弾!
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-セガゲームス/f4samuraiが贈る大人気アプリゲームの公式コミカライズが登場!
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4.0「あなたを兄に渡したくない」政略結婚のため王の婚約者として呼ばれた絶世の美貌を持つ王女イレーネは、城で孤独な日々を送っていた。そんなイレーネの心を癒してくれたのは、ひと目で恋に堕ちた王の弟ヴォルフ。けれどこれは許されない恋。イレーネは王族としての務めと葛藤しながらも、初めて愛する人と重ねる肌の熱さと淫らな愛撫に乱れていく。熱く愛を捧げてくれるヴォルフと生きることを選んだイレーネは、彼と駆け落ちして…!!
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5.0製菓会社に勤める私、島崎七美と三つ上の先輩、七瀬翼は好みがぴったり同じの親友同士。 入社して二年目、社内では“ナナコンビ”なんて呼ばれたりもしていて、私たち自身もまるで生き別れの双子みたいだな、なんて思っている。 そんな“ナナコンビ”の男の方、七瀬は外見がモデルの様に整っていて、ビシっとスーツを着こなし、さらにエリート営業一課所属というまさにパーフェクト男子。もちろん社内外問わずファンが多い。でも実は彼、可愛いもの好きで女に興味がない、中身がめちゃめちゃ乙女な男子なんですっ!! 男の人と“女友達”になったのは初めて……。スイーツを食べて、お互い大好きなブランドショップに行ってキャーキャー騒いで楽しんで、一緒にいてすごくラクな関係。 だけどある時、私の元彼からの復縁の申し出を断る為に七瀬に彼氏のフリをしてもらってから、なんだか友達以上の感情が芽生えてきちゃって……!? 元彼を諦めさせる為に演技をしてくれただけなのは分かっている。 分かっているし、そもそも七瀬は大事な“女友達”なのに――。 「七美、私の事誘ってるの?」 ――この恋どうやって攻略すればいいの!?
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4.3その道一筋52年、腕を磨き続けた熟練の町工場職人・藤村匠は、長年の無理がたたって倒れ…目覚めるとそこは異世界であった! 勇者を目指す少女・フラウと出会ったフジムラは、職人魂と匠の技で異世界最高の武具職人を目指す!
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-『クロスワードランド』で連載している人気パズル『ダ・ヴィンチのかくし絵』を一冊にまとめた本がついに発売! イタリアのチンクエ・テッレ 江戸城の大奥 アステカの遺跡 未来のスペースコロニー 海賊VS海軍 などなど、『クロスワードランド』に掲載された多彩なテーマの問題の中から厳選した36問が掲載。シニアからお子さままで、家族みんなでお楽しみいただける内容となっております。 遊び方はとてもシンプル。21個あるリストのうち、20個は絵の中に隠れているので、20個すべてを探しだし、リストに残るものを答えるだけ。リストのアイテムを見つけ「あ! これだ! 」とひらめいた瞬間の、いわゆる「アハ体験」が脳を活性化してくれます。 ※見開きでの閲覧を推奨します。 ※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合があります。
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4.0日本人が「ヨーロッパ」という言葉からイメージするものは、ロンドンの古い街並みや芸術の都パリ、ローマの遺跡、ドイツの古城などだろう。しかし実際のヨーロッパは、北は北極圏から南は地中海、西のポルトガルから東のロシアまで広大な範囲に、多種多様な民族や言語、宗教が混在するカオスのような地域なのだ。本書では、「一昨年までビールはソフトドリンクだったロシア」「名字がないのに祖先をたどれるアイスランド人」「年収の3割もクリスマスに使うスペイン人」「ケチだが寄付金は惜しまないオランダ人」「夜ふかしなのに早起きなポーランド人」「ギリシャ人は世界で最も絶倫!?」など、日本人がびっくりするようなリアルな各国の国民気質を徹底紹介。日本人との意外な共通点もみえてくるかも!?
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3.3今まで日本人が気づかなかった東京の魅力を、外国人観光客はよく知っている。ミシュランが絶賛する世界一の美食の都であり、最新ファッションの発信地・原宿のある都市。世界中のモノが豊富な品揃えで店頭に並び、偽物でないブランド品、最高品質の「メイド・イン・ジャパン」が確実に買える都市。東京に来る外国人たちは何を見て、食べて、買っているのか? 欧米人旅行者と中国人、韓国人旅行者の違いは? 2003年の観光立国宣言以来、観光都市としても急速に世界から注目されている東京の多様な魅力を一挙に紹介。21世紀の世界都市ただいま人気上昇中はラーメン!帝国ホテル宿泊客が行くレストランは?東アジア地域に絶大的なミシュラン効果世界一の高品質「メイド・イン・ジャパン」を買う中国人富裕層の買い物ぶりアート指向でクリエイティブな「アニメおたく」渋谷スクランブル交差点東京の夜景 etc.
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3.62010年はギリシャ、アイルランド危機が叫ばれ、ソブリンリスクが注目された年であった。そして2011年はいよいよポルトガル、スペインにその危機が連鎖するといわれている。では、世界一の累積債務を抱える日本はどうなのか。もはや対岸の火事とはいっていられないほど深刻な状況だと著者はいう。財政再建問題を論じる際、会計の観点から国家のバランスシートを取り上げたり、人口減少問題から将来を予測したりと、さまざまな分析がある。本書は、クレジットアナリストである著者が、格付けなど市場から見た日本の行く末に警鐘を鳴らす。遠くない将来に、日本もユーロの連鎖危機の影響で「金利が上昇し国債価格が暴落する」といった信用不安が増大し、IMFの監視下で財政再建を迫られるのか。もしくは自国の力で再建の道を歩みはじめるのか。民主党政権に変革を迫るとともに、国民に痛みを覚悟する必要性を説く。
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5.0『少年少女』、『6番目の世界』、『鵺の砦』に続く、福島聡の読切シリーズ最新作! 初恋の相手とボクの20年を描く「第1話 深作慧(ふかさく・けい)」。殺しや4人と男と女、6人の生と死をかけた「第4話 決断」。オンナについて、欲について、友と語り合った熱い夜「第5話 エロチシズムの歴史」。ほか全6篇を収録。
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4.3少々ワケありの案件を請け負う解体業者オアシス。現場を仕切るのは、無口だけど腕は確かなリーダー・大地と、元気ハツラツ女子のセレナ。ふたりを中心としたオアシスの面々が、ビルから岩から古い学校まで、あらゆるモノを壊しまくる! 「壊し屋って地味だけど、何かが新しく始まる場所を作ってもいるわけでしょ。神様みたいなものじゃない?」。犬童千絵が描く、爽快で豪快な壊し屋コメディーが1冊にまとまりました。綿密な取材を元にした、重機や建築物の迫力ある描写も見どころです。重機紹介コラムやレポート漫画など、描き下ろしもたっぷり収録!
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3.9「イン・ワンダーランド」この不思議な世界をモチーフに、描き連ねた7つの作品+αを一冊に収録。ページをめくるたびに新しい風景が顔を出す、不思議な、素敵な、単行本です。
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4.3「頼む、お前を護らせてくれ!!」 運悪く殺人現場に遭遇した酒場の娘ハイネ。 危ういところを救ってくれたのは、店の常連客で元騎士のカイルだった。 その容貌は人が避けて歩くほどに凶悪。 だが彼の優しさを知るハイネはずっと彼を慕っていた。 犯人が捕まるまで彼に護衛されることになったハイネだが、事件の恐怖から度々パニックに陥ってしまう。 そんな彼女を優しく抱きしめるカイル。 その触れ合いは二人の熱を高めてゆき、激しい一夜を過ごすことになるのだが――!?
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5.0艇から放り出された帝国軍人ポンメルンは、 不思議な声に導かれて王国時代の遺物と 古びた本が眠る名も無き島に辿り着く。 本より現れし声の主と邂逅する時、 知られざる追憶の物語の幕が上がる――。 帝国軍人ポンメルン・ヴェットナーの 忘れられた“フェイトストーリー”第1巻。 【紙書籍に付属している特典のシリアルコードは、本データには含まれておりません】
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