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知性とは何か
ナショナリズム、歴史修正主義、国語力低下……日本を蝕む「反知性主義」に負けない強靭な「知性」を身につけるには? いま、日本には「反知性主義」が蔓延している。反知性主義とは、「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」だ。政治エリートに反知性主義者がいると、日本の国益を損なう恐れがあると、著者は主張する。実際、その動きは安倍政権下で顕著だ。麻生副総理の「ナチスの手口に学べ」発言や、沖縄の基地問題を巡る対応などに、それは現われているといえるだろう。本書では、この反知性主義が日本に与える影響を検証し、反知性主義者に対抗するための「知性」とは何かを考える。あわせて、本当の知性を私たちが身につけるための方法も紹介する。 -
知的再武装 60のヒント
人生で最も役に立つのは、達人が明かす極意です。本書は60の極意から成っています。 人は人生において、二つの大きな転換期を迎えます。一つ目は45歳の人生の折り返し地点です。そこで重要なのは「知的再武装」をすることです。「知的再武装」はよりよく生き、よりよく死んでいくための、人生の必須課題です。では、「知的再武装」で、何をどう学ぶべきか。その点について、二人の勉強の達人が、秘中の策を惜しげもなく教えてくれる。時間は有限な財産であるから、そこでやってはいけないこともある。それは何なのかも明言してくれます。もちろん、稀代の読書家の二人なので、厳選した読むべき書籍も推薦してくれます。二人が提案するのは、学び直しに当たって、何を準備すればいいのか、いかにして継続させるのかです。映画・小説は当然のこととして、時代劇ですら、どうすれば勉強の対象になるかを開陳してくれます。 二つ目に重要なのは、60もしくは65歳で定年を迎えてからです。実は、ここに人生の最大の正念場が待ち構えています。それを「60の壁」と二人は呼びます。ここでの対処を間違えると、その後の人生はかなり惨憺たるもにしかなりません。会社の再雇用は受けるべきなのかどうか。二人は受けるべきではないとします。そして最大の関門は、家庭です。ビジネスパーソンが家庭に入り込むのがどうして難しいことなのかを本書は明らかにします。それを乗り越えるには三つの対話術があります。定年から95歳までの長い長い第二の人生を、心の健全さを保ちながら生きていくためにどうすればいいのか、本書はその知恵を授けてくれます。 -
「知的野蛮人」になるための本棚
1人の人間の能力や経験には限界がある。この限界を突破する最も効果的な方法が読書だ。著者は、「読書によって教養をつけるためのコツがある。数学で分数が理解できていない人が、微分、積分に関する本を読んでも、絶対に内容を理解することはできない。それと同じように政治や経済、あるいは恋愛についても、本には読む順番がある」と言う。本書では、当代随一の読書家である著者が、「意味のある読書とは何か」「詐欺師の視点に学ぶ」「格差の本質を知る」「『テロ』を起こす人々とは」「オバマ大統領の戦略」「北朝鮮をめぐる情報戦」など、57の重要テーマについて「真っ先に読むべき2冊」を厳選して紹介。この2冊をきちんと読んでおけば、自分の頭で現在起きている出来事を読み解くことができるようになる。 -
知の巨人、腎臓移植をする(インターナショナル新書)
末期腎不全の発症で、当初は人工透析を受けつつ、遺された余生を生ききるつもりだった著者はなぜ、生体移植を受けるに至ったのか? 生体移植の実態を石田英樹教授と語り尽くす。 -
「知」の読書術
数多くの読書法を執筆してきた佐藤優による読書術の決定版。古典の名作から最新の電子書籍まで、「本当の教養を身につけるためには、どんな本をどのように読めばよいのか」という疑問に答え、実践的に解説する。ここで言う「教養」とは、私たちが生きているこの時代のあり方を俯瞰して見る、「視座」「枠組み」を提示してくれる「知」のこと。単に最新の国際情勢や経済事情、あるいは成功法などを紹介している本ではなく、いくら時代が変わっても通用する「思想」や「考え方」といった知のフレームワークを与えてくれる本を選び、その読み方とともに「終わらない世界大戦」「近代とは何か?」「新・帝国主義時代」「権力の本質とは」などをわかりやすく講義する。「知のツール」としての電子書籍・インターネットの活用法から最新の英語勉強法、書店・書評の活用法まで、まさに「知の巨人」佐藤優の面目躍如たる最新の読書術。 -
長期政権のあと
歴史が示す、長期政権のあと――憲政史上、最長となった安倍政権(首相在職日数は二〇二〇年七月三十一日時点で三一四一日)。なぜ、安倍政権は長期政権となったのか。そして、長期政権のあとにはどのような事態が出来するのか――。権力の生理を知悉する佐藤優元外務省主任分析官と現代日本政治論を専門とする山口二郎法政大学教授が、歴史から読み解いていく。見えてきたのは、グローバル資本主義の限界と民主主義の行き詰まり、日本社会の変質と衰弱である。日本はどう変わっていくのか。われわれが迫られる選択とはいかなるものか。近未来への提言・処方箋を擁した警世の書。 -
帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ
現下、世界は新帝国主義体制である! 米露中はじめ、経済では保護主義的傾向が増し、権益のブロック化が志向される。では、国家機能を強化するにはどうすれば良いのか、我々はどうこの世界を生きればよいのかを示す -
定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)
――発売2カ月で10万部突破!!―― 大反響の話題作…… 知の巨人が、たどり着いた人生の最終結論 佐藤優が「定年後に特化した知の技法」をはじめて完全伝授。 「定年後が人生で一番楽しい」が手に入る! 定年後に「遅すぎる」は一切ない! 人生は晩年こそが華である! 「還暦を迎えた人たちがどんな心構えを持ち現実的にどう対応すべきなのか? 人生の最終コーナーを回って自分のゴールを達成するためには、何が必要なのか? 嫌いな人たちにまで交友範囲を広げて、それを維持する必要はない。 残された人生の時間を、ストレスなく生きることに集中すべきなのだ。 本書は、私のこれまでの人生の集大成だと考えている――佐藤優」 【目次】 まえがき 「自分が本当に幸せだ」と感じる条件が揃う日本 第一章 定年後のマインド「リセット」 第二章 定年後のおカネ 第三章 定年後の勉強 第四章 定年後の仕事 第五章 定年後の交友関係 第六章 定年後の隠れ家 第七章 定年後の家族関係 第八章 定年後の恋愛・趣味・健康 あとがき 他人と比較してものを考えるのは致命的な習慣 -
電力と国家
軍部と革新官僚が手を結び、電力の国家統制が進んだ戦前、「官吏は人間のクズである」と言い放って徹底抗戦した“電力の鬼”松永安左エ門、「原爆の先例を受けている日本人が、あんな悪魔のような代物を受け入れてはならない」と原発に反対した木川田一隆など、かつて電力会社には独立自尊の精神を尊び、命を賭して企業の社会的責任を果たそうとする経営者がいた。フクシマの惨劇を目の当たりにした今こそ、我々は明治以来、「民vs.官」の対立軸で繰り返されてきた電力をめぐる暗闘の歴史を徹底検証し、電力を「私益」から解き放たねばならない。この国に「パブリックの精神」を取り戻すところから、電力の明日を考える。【目次】はじめに 電力を「私益」から解き放つために/第一章 国家管理という悪夢――国策に取り込まれた電力事業/第二章 誰が電力を制するのか――「鬼の棲み家」で始まった民の逆襲/第三章 九電力体制、その驕りと失敗――失われた「企業の社会的責任」/おわりに 試される新たな対立軸 -
トッド人類史入門 西洋の没落
世界の混迷の起源がわかる! トッド理解の最良の入門書にして、主著『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』を読み解くための最適なガイド。政治学、経済学ではわからない現代の混迷(「西洋の没落」)を人類学が解き明かす。「世界」がそれまでとは違って見えてくる! 世界で物議を醸した仏フィガロ紙インタビュー「第三次世界大戦が始まった」も特別収録。 『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』 ―「21世紀の人文書の古典だ」(佐藤優氏) ―「読めば読むほど味わい深い」(片山杜秀氏) 内容 1日本から「家族」が消滅する日――「家族」の重視が少子化を招く E・トッド 2ウクライナ戦争と西洋の没落――「露と独(欧州)の分断」こそが米国の狙いだ トッド+片山+佐藤 3トッドと日本人と人類の謎――「西洋人」は「未開人」である 片山+佐藤 4水戸で世界と日本を考える――日本に恋してしまった トッド 5第三次世界大戦が始まった――弱体化する米国が同盟国への支配を強めている トッド ●エマニュエル・トッド 1951年生。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、「ソ連崩壊」「米国発の金融危機」「アラブの春」、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に“予言”。著書に『老人支配国家 日本の危機』『第三次世界大戦はもう始まっている』など。 ●片山杜秀 1963年宮城県生。思想史研究者・慶應義塾大学教授。著書に『11人の考える日本人』など。 ●佐藤優 1960年東京都生。作家・元外務省主任分析官。著書に『佐藤優の集中講義 民族問題』など。 -
独裁の宴 世界の歪みを読み解く
乱世のリーダーに告ぐ! トランプと金正恩は「言葉の戦争」を繰り広げ、東アジアは危険な水域に――。 日本は北の核・ミサイル危機にどう対処するべきか。 インテリジェンスの巨匠はこう見る 米朝衝突の危機に加え、帝国主義化する中露の指導者は独裁色を強めつつある。 グローバリゼーションの進展で、経済も政治も各段にスピードが早くなり、国家の意思決定はますます迅速さが求められるようになった。手間もコストもかかる民主主義への市民のいらだちは募るばかりだ。 しかし、だからといって、民主主義は捨てられない。こんな乱世のリーダーはどうあるべきなのか……。 -
読書の技法
平均300冊、多い月は500冊以上を読破する佐藤流「本の読み方」を初公開! 知力をつけるために不可欠なのが読書であるが、そのための正しい読書法を身につければ、人生を2倍、3倍豊かにすることができる。月平均300冊、多い月は500冊以上を読破する佐藤流「本の読み方」を初公開! 大量の本を読みこなすための「多読の技法」。基本書を読みこなすための「熟読の技法」。1冊5分の「超速読」で読むべき本と必要ない本を仕分け、知識を身につけるための30分で読む「普通の速読」を使いこなす「速読の技法」。記憶を定着させるための「読書ノートの作り方」。知識の欠損部分を埋めるための「教科書・参考書」の使いこなし方。小説・漫画の読み方にいたるまで、佐藤流の本の読み方を網羅しています。 「本はどう読むか」「何を読めばいいか」「いつ、どこで読むか」が実行できれば、本物の知識を身につけるための読書の技法を自分のものにすることができます。 -
ドストエフスキーの預言
ドストエフスキー生誕200年記念出版。 かつて外務省でモスクワ大使館に勤務した著者は、ソ連邦の崩壊に立ち会うことになった。宗教を否定する社会主義の理想が潰え、ふたたび神を求める時代が始まった。 そうした事態を19世紀にすでに預言していたと著者が考えたのが、文豪・ドストエフスキーである。 『カラマーゾフの兄弟』のかの有名な「大審問官」は、はたして何を示しているのか? 『罪と罰』でラスコーリニコフはなぜ回心したのか? 外交官としての仕事のかたわら、ドストエフスキーを解読する日々が始まった。 尊敬するチェコの神学者・フロマートカや、同じくチェコの哲学者・政治家のマサリクの著作が大いなる手助けとなる。 そして、モスクワとプラハを往還する著者の思索の旅は、ついに終わりの日を迎える?? 現代史の現場から生み出された、これまでにないドストエフスキー論。 -
読解力の強化書
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仕事、人間関係、人生で「行間を読む力」がもっと必要になる!本を読み、人間を読む。読解力を磨くレッスン。本書の「はじめに」より一部抜粋。「読解力」とは一般的にはテキストを読み解く力と考えられていますが、私としてはもっと広い概念で考えています。その「読解力」の詳しい内容は、本書で明らかにするとして、とりあえずこの場で、ひと言で言うならば、「相手を正しく理解し、適切に対応する力」とでも言えるでしょうか。読解力の豊かな人と仕事をすると、一を聞いて十を知るまでいかずとも、こちらの意図を素早く察知して先回りしてくれます。読解力の乏しい人と仕事をすると、説明したはずのことが伝わっていなくてもう一度説明し直したり、誤解や曲解によってトラブルが起きるなど、一の仕事が二にも三にも増えてしまいます。一緒に仕事をするのに、「読解力」の高い人物、できるだけ楽しく軽やかに仕事ができる人を選ぶというのは、しごく当然のことではないでしょうか。厳しい時代を乗り切るために、さまざまな資格やスキルを身につけたり、能力を高めようと努力している人がたくさんいます。しかし、私から言わせれば、まず「読解力」を身につけることこそが大事だ、ということになります。【本書の構成】(一部抜粋)第1章人生は読解力で決まる第2章読解力とは行間を読む力第3章【特別講義】小説を通して読解力を身につける第4章違和感を大事にする第5章未来を読み解く力 -
なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか
ウソと欲と保身にまみれた日本の支配層、その暗部を間近で見ながらなぜメディアは報じようとしないのか? この国の「中枢」を蝕む病根を暴き出す!! コロナ禍、黒川、森友……国難のなか、政権と、「なれ合いジャーナリストたち」は私たちの知らないところでいったいなにをしているのか? 権力が隠し、メディアが伝えない真実の姿とは? 最前線で弧闘する「新聞記者」望月衣塑子だからこそわかる迫真のドキュメント! 目次より 序章に変えての往復書簡 望月衣塑子より いまこの国を蝕んでいる本当の病根 佐高信より 官主主義と分断と 第一章 芸能と政治が切り結ぶ 映画「新聞記者」の衝撃 第二章 告発と報道 権力中枢に斬りこむために 第三章 権力と新聞の危険な関係 記者の存在意義とは何か 第四章 隠蔽と沈黙をぶち破れ 森友問題の新たな核心 第五章 「命」と「生活」を懸けて コロナがジャーナリズムに突きつける あとがきにかえて 望月衣塑子というひと 佐高信 あとがき ジャーナリズムの危機と光明と 望月衣塑子 -
なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント
「会ったほうが、話が早い」のはなぜか。それは、会うことが「暴力」だからだ。 人に会うとしんどいのは、予想外の展開があって自分の思い通りにならないからだ。それでも、人は人に会わなければ始まらない。自分ひとりで自分の内面をほじくり返しても「欲望」が維持できず、生きる力がわかないからだ。コロナ禍が明らかにした驚きの人間関係から、しんどい毎日を楽にする38のヒントをメンタルの達人二人が導き出す。 -
難局の思想
日本と世界を変えた9人の生き様と思想から、古今東西、右も左も語り尽くす人物列伝。「嫌いになれないで困る田舎のおじさん、田中角栄」「文武分離が三島由起夫を殺した」など、鮮やかな人物評から今を見通す。 -
西山太吉 最後の告白
2022年5月に返還50周年を迎えたものの、今も米軍基地問題で揺れ続ける沖縄。 その原因について「沖縄返還で日米同盟の姿、そして日本の国の形が根底から変わってしまったからです」と、元毎日新聞記者の西山太吉は語る。 西山は政府の機密資料「沖縄返還密約文書」を日本でただ一人、取材の形でスクープしたジャーナリストだ。 さらに、西山は続ける。 「岸信介の安保改定、佐藤栄作の沖縄返還、安倍晋三の安保法制定、この一族に共通する 政治手法と我欲が、国民にウソをつき、自民党をここまで劣化させた元凶だ」 統一教会問題でその名が取り沙汰された岸信介と安倍晋三。 この一族が日米同盟や沖縄返還で見せた政治手法と我欲とは何か、そして自民党を劣化させているとはどういうことなのか? その真意を西山が評論家・佐高信に語る中で見えてきた、日本政治の衝撃の裏面史とは。 -
21世紀の宗教改革
※2019年6月以前にご購入されたお客様は「My本棚」から閲覧可能です。重複購入にご注意下さい。 月刊誌『潮』誌上で連載され大反響を呼んだ、小説『人間革命』第1巻の読み解きを単行本化! 世界192 か国・地域に広がった創価学会はキリスト教、イスラム教に次ぐ世界宗教として発展を続けている。 そのダイナミックな潮流に強く惹かれると語る佐藤優氏。 一方、与党・公明党の支持母体でもある創価学会は、数多くの非難・中傷にもさらされている。 はたして、創価学会の真実の姿とは――。 創価学会にとって、「精神の正史」といわれる小説『人間革命』の読み解きに、プロテスタント教徒でもある佐藤優氏が挑む! -
21世紀の戦争論 昭和史から考える
いまこそ歴史を武器に変えるとき! 「歴史が人間によってつくられる限り、われわれはまた、同じような判断ミスを犯すだろうし、似たような組織をつくる」(半藤一利) 「戦後70年が経って、戦争が遠くなったのではなく、新たな戦争が近づいていると感じています」(佐藤優) 昭和史研究とインテリジェンスの第一人者が、731部隊、ノモンハン事件、終戦工作、昭和陸海軍と日本の官僚機構・・・昭和史の中に組み込まれている悪の構造を顕在化させることに挑んだ。 目次 第一章 よみがえる七三一部隊の亡霊 第二章 「ノモンハン」の歴史的意味を問い直せ 第三章 戦争の終わり方は難しい 第四章 八月十五日は終戦ではない 第五章 昭和陸海軍と日本の官僚組織 第六章 第三次世界大戦はどこで始まるか 第七章 昭和史を武器に変える十四冊 -
21世紀の独裁
「独裁」の再来 2025年1月にアメリカ大統領に就任したトランプは関税引き上げ、 カナダ合併などの提案・政策をぶち上げている。 佐藤優元外務省主任分析官はそのふるまいを「皇帝」に準え、 舛添要一元東京都知事は「ヒトラーやスターリンの手法と同じ」と言う。 ロシアはプーチン大統領が、中国は習近平国家主席がそれぞれ独裁色を強め、 ヨーロッパでは反移民を掲げる右派勢力が躍進している。 20世紀は「独裁者の時代」と呼ばれ、人種主義はホロコーストなどの 悲劇をもたらした。 それらは二度の世界大戦を経て、過去の遺物となったはずだった。 それがなぜ近年よみがえってきたのか。 時代の転換期を迎え、日本はどうすべきか。碩学2人が警鐘を鳴らす。 (以下、目次) はじめに――時代の転換期に、正確な情報と分析を供する(佐藤 優) 第一章 SNSが政治を変えた 第二章 充満する国民の不満 第三章 ニヒリズムの革命 第四章 二一世紀の排外主義・反移民 第五章 独裁国家に囲まれた日本 おわりに――過ちを繰り返さないために(舛添要一) -
2000年前からローマの哲人は知っていた 政治家を選ぶ方法
<哲人に学ぶ「人類の知恵」シリーズ> 佐藤優 解説! 2000年間読み継がれてきた、キケロの『国家論』を読んで考える、 “政治家を選ぶ方法”! 政治のこと、よくわからないまま、また選挙が来てしまった… そんな人も、わかりやすくて面白いから、つい読み進めてしまう、 古代ローマ最大の政治家・キケロの政治哲学書! 2000年読み継がれる「政治を考えるうえで、一番大切なこと」とは――? =============================== 増税、政治とカネ、権力の一極集中、移民問題、戦争… 実はこれ、どれも2000年前の古代ローマ帝国が抱えていた政治問題ばかり。 もとは小さな国だったローマは、その領土が拡大するにつれて、 独裁者の登場や、民族問題、政治の汚職が横行し、難しい時代に突入しました。 そんな激動の時期のローマで、国家の舵取りをしていたのがキケロです。 キケロは様々な課題に苦しみながら、 政治とはどうあるべきか、政治家が最も大切にすべきことは何かを考え、 『国家論』などの多くの著作を残しました。 その言葉の数々は、アメリカ建国の父たちも、大いに参考にしたと言われています。 本書は、古代ローマで「祖国の父」と慕われたキケロの言葉を、 哲学書とは思えないわかりやすさで編集したもの。 ●政治屋(politician)と政治家(statesman)の違いとは? ●民主主義が必ずしも良い政治体制と言えないのはなぜか? ●選挙で気を付けるべき政治家の特徴とは? 今の日本とそれほど変わらない政治課題に立ち向かった、キケロの言葉には、 現代のわたしたちが、選挙で政治家を選ぶときにも役立つヒントが詰まっていました。 巻末では、元外務省主任分析官で、数々の政治家と仕事を共にしてきた 知の巨人・佐藤優氏がキケロの思想と、日本の政治の特徴をわかりやすく解説! 選挙が近づくたびに、気が重くなる人にこそ読んでほしい、 驚くほど簡単に読めて、政治が面白くなる、本物の政治哲学! -
日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く
歴史に学び、21世紀の日本の道を探る ポスト冷戦後の世界は、帝国主義時代に近い構造を持っている。 このような世界で日本が生き残っていくには、どうすればいいのだろうか。 北方四島、尖閣諸島問題を見れば、最近、日本外交が「八方塞がり」に陥っていることは新聞や雑誌の論評を読めばよくわかる。日本外交の歯車が狂い始めているのだ。こんなときに、安直な対症療法ではかえって事態を複雑にし、病状をより深刻にする。いまこそ腰を落ち着けて、歴史に学ぶことが重要だ。歴史は繰り返すのである。 1941年当時、日本が対米戦争に踏み切らざるを得なかった。急速に発展するアメリカという帝国主義国と妥協はできなかった。妥協をすれば、日本はアメリカの保護国、準植民地になる運命を免れなかった。 NHKラジオの連続講演をもとに1942年1月に出版された、大川周明の『米英東亜侵略史』は、アメリカの対日政策の分析において、客観的および実証的なものだった。 過去の歴史から学び、現下日本国家そして日本人が抱える外交政策の困難な問題を克服する緒が得られるとの考えから、佐藤優が『米英東亜侵略史』を丁寧に読み解き、21世紀の日本の方向性を示唆している。 -
日米政変 菅政権発足、迫る大統領選
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 安倍首相の突然の辞任を受け、9月16日に菅政権が発足した。7年8ヶ月に渡った安倍政権の政策継承を掲げつつも、菅首相は独自の政策の実現に動き始めた。一方、11月3日に大統領選を控えるアメリカでは、トランプとバイデンの攻防が続いている。奇しくもこの秋に大きな節目を迎えた日米両国。数々の難問にどのように立ち向かっていくのか……。 ※『中央公論』2020年11月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 (電子版通巻105号) 【目次】 《日本の課題》 ●外交・安全保障で果断すべきこと 新政権に求められる「継続の中の改革」 北岡伸一 ●鼎談 課題先進国・日本で進むさまざまな分断 与野党ともキャッチできない「新たな対立軸」 今井貴子×砂原庸介×中西 寬 ●対談 どうなる? ポスト安倍の外交・安全保障 米中対立の今こそ日本の主体性を示せ 三浦瑠麗×森本 敏 ●「一強」政治の偶然と必然 安倍政権の長期化を決めた重大転機とは 河野 勝 ●対談 米中関係、東京五輪、右バネの抑制…… 「菅機関」は機能するのか 手嶋龍一×佐藤 優 ●側近が語る菅首相 言ったことは必ず実現させる徹底した常識人 坂井 学 《アメリカの運命》 ●対談 分極化するアイデンティティと、収斂する二大政党 バイデンか、トランプか? 変質するアメリカの選択 宮家邦彦×久保文明 ●政策よりも再選を優先するトランプ アメリカ政治制度とポピュリズム 待鳥聡史 ●大統領選挙で問われる米国経済再建への道 安井明彦 ●民主党は労働者の党になれるか? バイデンが挑む学歴偏重主義の克服 三牧聖子 -
日露外交 北方領土とインテリジェンス
舞台は四島日本化に移った!! クレムリンを攻略する、対露政策の決定版。 領土問題解決の道筋は見えた。 現役外交官時代、ソ連崩壊期に匿名で緊急出版した幻の論稿を初掲載! 戦後70年を過ぎたが、北方領土交渉は実際には進捗したのか、後退したのか? ソ連時代からあの国と交渉をし、いまも分析を続ける著者が交渉の実態を解説する。 本書には現役外交官時代、ソ連崩壊期に匿名で著した『ソ連の「ほんとう」のホント』を初掲載!!! 外交分析に必要な内在論理は、冷戦期も今も変わっていないのだ。 外交という“戦争”の肝を抑える、インテリジェンスの指南書。 <目次> まえがき 第1部 極東新時代 第2部 毒蛇と毒サソリ 第3部 外交という戦争 第4部 北方領土 特別掲載 ソ連の「ほんとうのホント」 プロローグ いま、「純粋民族衝動」がソ連を襲っている 第一章 なぜ、バルトは泥沼に陥ったのか 第二章 先祖返りする諸民族 エピローグ 難局をどう乗り越える、ゴルバチョフ -
日韓激突 「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機
これは、日本が韓国に仕掛けた「罠」か!? 不気味な地殻変動を見逃すな GSOMIAをめぐり揺れに揺れた日韓。両国はついに全面衝突の様相に。「安倍政権が韓国を巧妙に追い詰め破棄させたのだ。この手法は、日本を開戦に踏み切らせたハル・ノートを思わせる。短期的には〝完勝〟」(佐藤優氏)だが、「長期の視点に立てば極めて危うい一手」(手嶋龍一氏)だ。北東アジアに生じた日米韓の安保体制の綻びを、中露北が衝こうとしている。果たしてニッポンに苛烈な国際政局を生き抜く秘策はあるか。 -
日本国家の神髄
偏狭なナショナリズムが渦巻くなか、愛国者にこそ読んでもらいたい! 長い間品切れだった『日本国家の神髄』、待望の新書版の登場! そもそも祖国日本とはどのような国なのか? 日本国家を成り立たせる根本原理たる「国体」に関する認識が失われているからこそ、中韓ともギクシャクする。現代日本の生んだ知の巨人が、戦後GHQによって禁書とされた『国体の本義』を懇切丁寧に読み解き、「国体」を明確に呈示する(編集部による詳細な脚注・口語訳も附記)。 現下、われわれにとって重要なことは、わが「国体」を再発見することである。 主な内容 *「国体」は構築できない *「日本神話」再確認の必要性 *「教育勅語」の根本とは *われわれの抱く「天の感覚」 *日本は敵対者をいかに統合していったか *ナショナリズムを超克する日本の愛国精神 *「大和」とは何か *なぜファシズムはわが国体と合致しないのか *出自同じくする日本人と日本の国土 *祭政教一致の日本 *超越性における欧米人との差異 *外来思想、知的遺産の土着化 -
KKニッポン就職事情
最初から楽しいことで金がもらえるか。自分の食いぶちプラスアルファを! 働くのに面白いわけがない――これは、住友海上が求人用に発行したパンフの文句だが、実は会社の中には、学校では教えないオモロイ事が山ほどある。それをいち早く嗅ぎ分けたとき、アナタは同期に差をつけているハズだ。さあ、この本を読んで少しだけカシコクなりません? 学生リクル-ト関係者必読のオモシロ情報源。経営者が求める新人像、人事課員の思考法、コネの効用、入社後の意識革命、配属の明暗、社員之墓のある企業、酒の飲み方など、知らねば蹴落されるキミのための本! -
ニッポン 未完の民主主義 世界が驚く、日本の知られざる無意識と弱点
首相交代は「禅譲」、コロナ禍の判断は専門家に頼り切り、日本学術会議の会員任命拒否の説明は支離滅裂……。大丈夫か、この国は。これじゃまるで、〝未開国〟。それもそのはず。なぜなら、戦後、ニッポンの民主主義は、世界の潮流をよそに独自の生態系に「進化」してきたのだから……。なぜ、検察を正義と誤認するのか。なぜ、「右」から「左」まで天皇制を自明のものとするるのか。世界も驚く日本型民主主義の実態を徹底分析。 -
「日本自讃論」では未来は読めない
夜郎自大で世界中の笑いものにならないために、これからどうするか? 誰が総裁になろうと、これだけは重要だ! ――世界的な日本叩きの中で、被害者意識とエリート意識に捉われた、愛社人間のアナタ。豊かになった日本は、なぜ他国から嫌われるのか。国内での常識は、世界では通用しないのではないか。精神主義や集団ガンバリズムは、国を亡ぼすのではないか……。入社試験のあり方から愛社精神に巣くう病理、カラオケブームの意味するものまで、我らKKニッポンの全社員が、クールに自分を見直すべき問題に斬り込む! KKニッポンの全社員に贈る診断と処方箋、今後の指針を探る対談集。 -
日本の闇と怪物たち 黒幕、政商、フィクサー
バブル期の経済事件の主役、時の政権と結びつく財界人、裏社会の住人などを俎上にあげ、時を騒がせたスキャンダルの深層を語り合う。 -
日本を売る本当に悪いやつら
政官財暴に隠然たる影響力を持つ朝堂院大覚とぶった斬りの論客・佐高信が安倍政権、検察権力、財界、闇社会、宗教界まで、いまの日本を腐らせてきた「主犯」たちの悪事をあらいざらい喝破する! 本当の売国奴とは何者なのか?第一章 米中露に毟られる安倍日本第二章 カルロス・ゴーン事件と安倍政権第三章 カミソリ後藤田にアラファトをつなぐ第四章 石原慎太郎の正体第五章 特捜検察の暗部第六章 住友銀行の罪第七章 京都の闇人脈第八章 オウム真理教と創価学会第九章 マイケル・ジャクソンと見た夢第十章 日大田中理事長の黒い人脈第十一章 神社本庁の腐敗 -
残された時間の使い方
私たちは日々の忙しさや喧騒の中で、自分の「持ち時間」や「残り時間」を振り返る余裕がなくなっています。目先のことで精いっぱいという状態です。しかし、人生の残り時間は刻一刻と減っていきます。若くて元気なうちは、この当たり前のことを意識することが難しい。時間があたかも無限に続くような幻想を持ちがちです。ですが、年を取って体が思うように動かなくなったり、病気をしたりすると初めて、自分の時間が有限であることに直面します。その時になって、残り時間の少なさに愕然としたり、時間の使い方を改めて考えるようになります。長い人生の時間を俯瞰して見た時、「45歳くらいから時間の質が変わる」と著者は考えます。簡単にいうと、45歳までは「足し算の時間」がベースで、45歳以降は「引き算の時間」がベースになります。45歳まではどんどんプラスしていく人生であり、「足し算の時間」ということになります。その後45歳からは、積み上げてきたものを使って結果を出していく時間になります。持っているものを増やすというより、有効に使っていくというイメージが強いので「引き算の時間」という表現になります。引き算の時間は、「完成の時間」でもあります。残りの人生を展開する中で、最終的に自分の人生をどう締めくくるのか。どんな完成形を描き、それに向かってどのように残りの時間を使っていくか。その意味では、引き算の時間は足し算の時間以上に、クリエイティブかつ有意義な時間であるということができると思います。時間というものはどんなに努力しても、どんなに取り乱して抵抗しても、その進みを止めることはできません。著者自身も大病を経験し、残された時間を強く意識した経験を踏まえ、人生後半の時間の使い方、キャリア終盤の役割と使命について紹介します。 -
反-憲法改正論
保守にあって改憲に反対した宮澤喜一や後藤田正晴、野中広務。「九条の会」呼びかけ人、澤地久枝・井上ひさし。『官僚たちの夏』の主人公・風越信吾のモデル、異色官僚・佐橋滋。少年兵として戦争を体験した城山三郎や「憲法を変えるなどもってのほか」と主張した宮崎駿監督、三國連太郎、美輪明宏、吉永小百合といった文化人、そしてアフガニスタンで井戸を掘りつづける医師・中村哲。 彼らがどう人生を生き、そして憲法を護りたいのか。著者だからこそ知り得たエピソードとともに紹介(本書は、光文社刊の単行本『この人たちの日本国憲法』に、新たに澤地久枝氏と井上ひさし氏の2章を増補した角川新書版です)。 [もくじ] 第1章 「九条の会」の孤塁を守る澤地久枝 第2章 井上ひさしは憲法をやさしくおもしろく語った 第3章 宮澤喜一の『新・護憲宣言』 第4章 「戦争で得たものは憲法だけだ」と呟いた城山三郎 第5章 “異色官僚”佐橋滋の非武装論 第6章 派兵反対に職を賭した後藤田正晴 第7章 野中広務の日本への遺言 第8章 徴兵を忌避しようとした三國連太郎 第9章 美輪明宏の「戦争は野暮の骨頂」 第10章 「憲法を変えるなどもってのほか」の宮崎駿 第11章 吉永小百合の平和への祈りと行動 第12章 アフガンを歩く日本国憲法、中村哲 -
反戦川柳人 鶴彬の獄死
サラリーマン川柳のように、現代では風刺や批判をユーモラスに表現するものとして親しまれている川柳。 しかし、「万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た」「手と足をもいだ丸太にしてかへし」といった川柳を通じて、 昭和初期、軍国主義に走る政府を真正面から批判し反戦を訴え続けた作家がいた。 鶴彬、享年二十九。 官憲に捕らえられ、獄中でなお抵抗を続けて憤死した〈川柳界の小林多喜二〉と称される鶴彬とはどのような人物だったのか。 戦後約八十年、再び戦争の空気が漂い始めた今の日本に、反骨の評論家・佐高信が、鶴の生きた時代とその短い生涯、精神を突き付ける! -
人たらしの流儀
ビジネスにも役立つ! これが外交の最前線で培われた“究極の対人術”だ!!情報の収集、分析、読書術、交渉時のかけひき、お金との付き合い方、人脈を広げるコツから活かし方まで。「知の怪人」と呼ばれる著者が、国家の重要局面や各国の要人から体得したノウハウを講義形式で公開する。◎「天に宝を積む」ことで、あなたの世界が変わる。◎揺さぶられたとき、判断基準は周囲に求めない。◎会話の妙を『カラマーゾフの兄弟』に学ぶ。◎「舐めてもらっては困りますよ」という意志を時には示す。◎胆力は、机上の学問からは学べない。では、どこで学ぶ?……etc.意のままに情報を引き出し、活用し、相手を虜にする! 悪用禁止の紙上講義。 -
人に強くなる極意
35万部突破のベストセラーが待望の文庫化。結果を出しつつ、心を壊さない働き方がわかる、ビジネスパーソンのための「実用書」です。今こそ求められる生き方、働き方のバイブルともいえる一冊。【文庫化にあたって】構造的危機に見舞われている現下の日本では、われわれ一人ひとりが名誉と尊厳を維持しながら生き残っていかなければならない。本書はその方法論が書かれている。要点としては、何事もタイミングが大切だということになる。われわれは日々、仕事と生活に追われているが、重要なのは、自分にとって最良のタイミングを待つということだ。『急ぎつつ、待つ』。このことの重要性が、本書で私が伝えたかった核心的メッセージである -
人に強くなる極意
どんな相手にも「ぶれない」「びびらない」「怒らない」――。ビジネスでも人生でも、人と相対したときにどう振る舞えるかが結果を大きく左右する。いつでも最高のパフォーマンスをするには、どんな心持ちでいることが重要なのか。外国の要人、日本国首相、そして特捜検察などに対してギリギリの交渉力を発揮してきた著者が、現代を“図太く”生き残るための処世術を伝授する。 -
人をつくる読書術
読書は人生においてどのような役割を果たすのか。本を血肉にするにはどのような読み方をすればいいのか。なぜ読書は人生を豊かにしてくれるのか――。作家、元外交官、教育者、神学者などさまざまな面をもつ著者がはじめて明かす「読書の哲学」。 -
非・保守という選択肢
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕膨張する与党、棄権する有権者…… 野党再生に足りないイズムと強さ 宇野重規×中北浩爾 ●1993年体制と「3・2・1の法則」 政治的選択肢の健全な拮抗のために 大井赤亥 ●〔対談〕いま、『資本論』をひもとく意味 資本主義が倒れるか、先に地球が潰れるか 斎藤幸平×佐藤 優 ●欧州の社会民主主義勢力が直面する課題 四つの圧力、二つのジレンマ 近藤康史 ●2000年代ラテンアメリカの政治潮流 「ピンクタイド」は今どこへ 宮地隆廣 ●平成世代が描く左翼像 エンパワーメントによる新しい連帯のかたち 小峰ひずみ -
漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022
労働運動の攻防、社会党の衰退、国鉄解体の衝撃。 左翼はもう存在感を取り戻せないのか? 左派の未来の可能性を問う、「左翼史」第三弾! 【本書の目次】 序章 左翼「漂流」のはじまり 第1章 「あさま山荘」以後(1972-) 第2章 「労働運動」の時代(1970年代1) 第3章 労働運動の退潮と社会党の凋落(1970年代2) 第4章 「国鉄解体」とソ連崩壊(1979-1992年) 終章 ポスト冷戦時代の左翼(1990年代-2022年) 【本書の内容】 ・共産党で起きた「新日和見主義事件」 ・内ゲバ「川口大三郎事件」の衝撃 ・東アジア反日武装戦線と「三菱重工爆破事件」 ・「日雇い労働者」をオルグする方法 ・労働運動で「布団屋」が繁盛した? ・吉本隆明が左翼に与えた影響 ・「郵便番号を書かない」反合理化闘争 ・「革新自治体」「革新首長」のムーブメント ・上尾事件と首都圏国電暴動 ・社会党の弱体化と「江田三郎の追放」 ・「国鉄民営化」と中曽根康弘の戦略 ・土井たか子という尊皇家 ・衰退した社会党、生き残った共産党 ・メディアが「エリート化」した弊害 ・新しい左翼と「ヴィーガニズム」「アニマルライツ」 ・「ウクライナ侵攻以後」の左翼とは ……ほか -
美術は宗教を超えるか
【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます】聖画に神は宿るのか――。西洋美術作品はもともと「読む聖書」として普及された。その後、偶像崇拝が禁止される歴史がある一方で、美術作品として広く鑑賞されるものに変わった面もある。作品を理解することは信仰や祈りに通じるだろうか。美術と宗教のあいだにある本質を歴史と信仰から探究する対談。「宗教は信仰する人にとって絶対的なものであり、美術よりも強力だといえるが、言葉によらない美術は個々の宗教を超えた普遍性を持っており、より広く開かれている。美術は誰にでも親しめるものだが、それを支えているのが宗教である。」(はじめに――宮下規久朗より)「イコンそのものを崇拝する、聖書のテキスト、あるいはそこから派生した理論的に精緻な神学を崇拝することは、キリスト教が厳しく禁じる偶像崇拝だ。美術や神学を通して、その背後に確実に存在する神を想うことが、キリスト教的に正しいアプローチなのだ。」(おわりに――佐藤優より) -
ファシズムの正体(インターナショナル新書)
世界各国でファシズムの足音が響き始めている。国民を一つに束ねるファシズムが社会の不安定化を機に台頭してくるのは、近代以降の歴史で何度も繰り返されてきたことだ。その流れに抗するためには「ファシズムの論理」を正確に理解する必要がある。しかし、日本ではムッソリーニのファシズムとヒトラーのナチズム、そして戦前日本の軍国主義が同一視され、その違いすら理解されていない。佐藤優がファシズムの本質を解説する。 -
不安な未来を生き抜く最強の子育て 2020年からの大学入試改革に打ち勝つ「学び」の極意
日本社会のOSが大きく変わる! 2020年からの教育大改革により日本の社会は大きく変化し、幼児から社会人まで、すべての人の学び方や生き方までもが一新。そのとき、親は、子は何をすればいいのか? あなたのお子さんはサバイバルできるのか? 知の巨人・佐藤優と、5児の母、井戸まさえが徹底討論! 【目次】はじめに/第1章 戦後最大級の大学入試改革を迎え撃て/第2章 「4技能」時代に勝てる語学力の身につけ方/第3章 大学受験改革後、価値ある大学に進むには?/第4章 卒業後の人生を分ける、大学での学び方の極意/第5章 佐藤優が直伝! 子どもの学力をグンと伸ばす方法/第6章 教育とお金の問題/第7章 あなたの子どもはAI時代を生き残れるか/第8章 自立できる子ども・できない子ども/おわりに -
不敵のジャーナリスト 筑紫哲也の流儀と思想
08年に亡くなる直前、筑紫哲也は長い間キャスターを務めたTBS「NEWS23」に出演、自身の病に引き寄せ、「この国のガン」と題して未来にも過去にも投資しない日本の現状を辛辣に、しかしいつも通り穏やかな語り口で批判し、番組出演の幕をひいた。新聞、雑誌、テレビ、それぞれに新境地を拓いた希代のジャーナリスト。ぶれない軸を持って巨大な権力や組織と闘い抜いたその実像を、政治記者の原点を綴った未刊行の自筆メモや知人、家族の証言など多様な角度から描き出す。憲法や安全保障など国家の根幹をめぐる議論が沸騰し、拡大する格差など社会不安を背景に、社会が危険な熱を帯びる時代の、必読の書である。【目次】はじめに/第一章 生涯を貫いた三本の軸/第二章 根っからのカントリーボーイ/第三章 平熱のジャーナリスト/第四章 風圧のなかで/第五章 人間嫌いの人間好き/おわりに/筑紫哲也 略年表 -
プーチンの10年戦争
ウクライナ戦争が始まって1年が過ぎるが、終結の見通しが立たない。ロシアのねらいは何か。戦争の行方は。核戦争の危機は現実となるのか。日本の立ち位置は。様々な情報が飛び交う中、本書では20年以上にわたるプーチンの発言や論文を読み解き、ロシアの内在的論理を冷静に分析することで、ウクライナ戦争の背景を探る。歴史、民族、宗教、社会、政治など幅広い視野からアプローチした本書は、情報戦が激しさを増すいま、現状を正しくとらえ戦争の本質を理解する目を養う一助となる貴重な作品である。巻末附録として1999年から2023年までのプーチンの主要論文・演説の全訳と、2022年のゼレンスキー大統領による日本・アメリカ・イギリス国会演説の全訳を収録。