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Posted by ブクログ
『有罪が確定した元外交官の作家と、お笑い脱税マンガ家が、最凶コンビを結成!』この看板に偽りなし。佐藤優と西原理恵子の凹凸コンビが世の中のことを斬って斬って斬りまくる一冊です。
『知の怪物』こと佐藤優さんと、漫画家の西原理恵子さんが衝撃のコンビを組んで、週刊新潮にタブーと聖域なき論調を展開しているコラムを書籍化したものが本書です。佐藤優さんの文章と西原理恵子女史の漫画は同じテーマを与えられてこそすれ、まったく別の作品といってもよく、僕は西原女史の漫画を一通り読んだ後で、また最初に戻って佐藤優さんの文章を通読させていただきました。
この本に収録されてあるのは2009~2010年までの時事評なんですけれど、西原理恵子のギリギリのギャグと佐藤優さんのこの本の中ではくだけた筆致を使ったニュース問題の解釈が面白く、僕は一気に読み終えてしまいました。それでも、佐藤さんの文章の時事を見る目はもともとインテリジェンスの世界で生き馬の目を抜くような丁々発止のやり取りをしてきた経歴と、戦場カメラマンの夫・鴨志田穣氏を伴侶に世界中のヤバいところを回ってきたサイバラの目は、違うところを見ていながらも不思議とどこかでつががっているような気がしてなりませんでした。
特に僕が好きだった箇所は「シー・シェパード」に関する箇所で、『日本人を含むすべての人間の不倶戴天の敵である』というところから論旨をスタートさせて、『この人たちは、人間を激しく憎んでいる。それが動物に対する偏愛という形で現れているのだ』というこの一文に、非常に溜飲が下がる思いがいたしました。ほかにも少し、下世話な内容ですが、ふむふむ、なるほどなぁとうなづいたり、時事評にもかかわらず大笑いしてしまうような箇所がいくつもあって、池上彰さんとはまた違った意味で「わかりやすい」つくりとなっております。
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