母なる海から日本を読み解く

母なる海から日本を読み解く

869円 (税込)

4pt

3.8

母の故郷、沖縄・久米島。その新垣の杜には世界の中心がある──琉球古謡集『おもろさうし』の一節は、緊迫の北方領土交渉に努めた著者を揺さぶった。では久米島が世界の中心なら、世界そして日本はどう映るのか。思索は外交の最前線から、遥か琉球人の意識の古層へと飛び、やがて日本の宿命と進むべき未来が現れる。瞠目の国家論。『沖縄・久米島から日本国家を読み解く』改題。

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母なる海から日本を読み解く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者の母の故郷である沖縄の久米島の歴史を探求することが、本書の主題となっています。そしてそのことを通じて、琉球の人びとの精神に深く錨を下ろすとともに、日本国家の取るべき道についての構想へと思索をつないでいく試みをおこなっています。

    国民国家が近代の発明品だということは、いまや左派論壇のみならず右派

    0
    2015年05月09日

    Posted by ブクログ

     著者の母の故郷、沖縄県久米島の歴史を紐解いている。まず、琉球とは何か?さらに、普遍的歴史過程としての統治者と被支配者の関係を説く二つの視点が本書の骨組みとなっている。

     主権回復問題や日中間でのバランスの取り方のみならず、特にペリーによる寄港地開港要求のくだりは注目に値する。また、現在の米軍駐留

    0
    2014年09月25日

    Posted by ブクログ

    作家、佐藤優氏の母の故郷であり、自らのルーツでもある沖縄・久米島。その新垣の杜には世界の中心がある――『おもろそうし』の一節に心を揺さぶられた氏は久米島を『世界の中心』と見立て、国家論を展開します。

    本書は、作家・佐藤優氏が自分の母親の出身である沖縄は久米島を『世界の中心』と捉え、そこから世界はど

    0
    2013年07月11日

    Posted by ブクログ

    ボクが好きな佐藤優氏が、彼の母親の故郷、沖縄・久米島を中心に世界を見て書き下ろした本。

    本文にはこんなことが書いてある。「地球は球体である。それならば、その上のどの任意の点も「世界の中心」のはずだ。これまで、私が世界を見るときは、常に東京、ワシントン、モスクワなどの主要国の首都が世界の中心になって

    0
    2012年12月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母親の出身地である沖縄久米島の歴史を通じた国家論。
    独立国としての成立から、本島からの侵略、首里王府よる征服、薩摩・首里王府の二重支配、琉球処分、敗戦、米軍支配まで。全く知らなかった久米島・沖縄の歴史を知るのは面白い。

    0
    2013年06月09日

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