生き延びるための昭和100年史(小学館新書)

生き延びるための昭和100年史(小学館新書)

1,430円 (税込)

7pt

3.5

形を変えて反復する、昭和100年の教訓。

昭和100年に当たる2025年。戦後80年を迎える日本は「新しい戦前」と叫ばれて久しく、諸外国では戦争が相次いで起き、帝国主義の論理が甦っている。覇権国家の道を歩んだアメリカがその役割を放棄し始め、「西洋の敗北」も露呈するーー。

そんな危機の時代について、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は「モデルとなる国家がない時代」だと語る。そして、こう続ける。「同じ時代に理想となるモデルを見出すことができない場合、私たちは過去の歴史を振り返ることになる」。

歴史の教訓を未来につなぐ。それをドイツの社会哲学者ユルゲン・ハーバーマスは「未来としての過去」と表現した。

本書は、佐藤氏と思想史研究者の片山杜秀氏が、昭和からの地続きで現代社会を見渡し、戦前から反復している課題、時代間の決定的差異や断絶を明らかにしつつ、「未来としての過去」たる歴史の教訓を浮かび上がらせた対談の記録だ。

新しい戦前、新帝国主義、アメリカの弱体化と西洋の敗北、ニヒリズム、ポストトゥルース……様々な困難に直面する危機の時代に生きる、「知の巨人」2人の白熱討議!これが戦後80年、昭和100年史の決定版!!

(底本 2025年8月発売作品)

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生き延びるための昭和100年史(小学館新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昭和100年ということで、昭和元年=1926年から現在に至るまでの歴史を、日本・アメリカの関係性を軸に辿っていく。とはいえ当然昭和に至るまでのバックボーンもあるわけで、対話の中では時には明治維新頃にまで遡ったりもする。

    歴史は好きなのだが、近現代史は全然面白みが感じられなくて学生時代~20代の間は

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすく勉強になりました。昭和100年と言う視点が面白いと思いました。もう100年になるのかと感じながら買いました。戦前から戦中戦後にかけての日本の歴史が中心です。日米同盟があるのでアメリカの歴史も入ってきます。日本の総理大臣やアメリカの大統領がたくさん登場します。会話形式なので非常に読みや

    0
    2025年10月13日

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