須藤古都離のレビュー一覧
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ネタバレかなり面白かった
「新しい法律ができた」と言う話を軸に
・AIに絡んだ近未来
・全く関係ない未来
・過去から法律ができたことにより、現代になる
・新しくできた法律の内容が分からない
といった様々な進め方を楽しめた
舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールなので、それによって話の土台を作れる万能さに驚いた
〜特にお気に入り〜
矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
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Posted by ブクログ
アメリカの小さな町、ジェスローに住む小説家のトムは新作を書けずにいた。しかしある日、町にゾンビが発生し阿鼻叫喚の地獄絵図となる。地下シェルターに命からがら逃げこんだトムは、極限状況に追い込まれたことで創作意欲を刺激され作品を書き始めるのだが、実はそれは彼の妻の策略だった。さまざまな人の思いが絡み合い、物語が予想もしない方へと転がっていくスラップスティックな群像劇。
予備知識なしに読むほうがいいと思うので詳しいことは書けません。ジェスローの町の人々、マフィアと殺し屋、軍と警察などなどいろんな人の行動が、まさかそういう結果になってしまうだなんて! 数々の勘違いと思い違いがとんでもない惨劇へと発展し -
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一九六九年八月、スランプに陥っていた作家のトムが不気味な呻き声を聞き、窓の外を見ると、地獄絵図が広がっていた。見知った町の住人たちがお互いを貪りあっているのだ。地下シェルターに逃げ込んだトムは作家エージェント志望のケイティの叱咤もあり、死が迫りくる極限の状況下だからこそ作家は一心不乱に物語を語りはじめる……時を巻き戻して、なんでこんな田舎の町にゾンビが大量発生しているか、というと、実は『世界が終わる日が来たら書くかもな』と嘯いていた作家に小説を書かせるために町ぐるみで彼を騙そうとする計画が進行していたのだ……。
ということで本作は、冗談みたいな映画づくりがやがて意外な(そしてこれこそ冗談 -
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25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。 -
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Posted by ブクログ
特殊な機器を身につけることによって、男性である自分と女性である他人との意識が自分と共有される、という現象が起こる話である。
SF的要素もあるが、性同一性障害についても考えさせられた。
自分が男であることの違和感、女性でいられる間が本当の自分だと感じること。
そしてアイデンティティとは?
この作者の作品はゴリラ裁判に続き2冊目だが、主人公や舞台が日本、日本人、ましてや人間に留まらないことによって、いかに普段、自分が国や性別、そのようなものに囚われすぎているのか、を知る。
しかし、これだけ世界中がネットで繋がる世の中になると、顔や声は必要なく、国も必要なく、ただ、そこには意識が存在するだけ、そんな -
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