須藤古都離のレビュー一覧

  • 無限の月

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    人格入れ替わりが起きて、その原因を突き止めて
    あるべき世界へ戻って一件落着…という作品かと思っていたら、思ってもみなかったラストに進んで

    この作品の最終章で描かれている事態が現実に起きたら
    世界は少しは平和になるかもしれないが、没個性と全体主義の台頭にも繋がりそうで、薄ら寒い気もした

    木下が「会社なんて僕もどうでもいいです」と発言したり徐春洋とメアリーの関係性など、伏線かな?と思われた部分が回収されず肩透かしを食らった感じで少し拍子抜け
    ミステリーというより自分探しの物語として読むのがいいのかもしれない

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    2025年05月02日
  • だから捨ててと言ったのに

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    最初の一文が同じなショートショート第4弾。前3作より自由度が上がるかと思いきや、どことなく似た雰囲気に仕上がっているのが意外。お気に入りは、にゃるら「ネオ写経」と谷絹茉優「猟妻」。妙に心に残ったのは、黒澤いづみ「捨てる神と拾う神」。

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    2025年04月29日
  • 無限の月

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    面白かった。
    意外な展開で驚いた。

    目次が全部月の名前になっている。

    性別も国籍も違う人の人生を意識だけでリアルに体験する。まるで読むのをやめられない面白い本を読んでいるみたいにのめり込んでいく。
    こんな説明のできない関係の人と出会ってしまったらどうするのかなと考えてしまった。

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    2024年08月21日
  • 無限の月

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    離婚間際の夫婦の話……の…はず。。
    のつもりで読んでいると、え?あれ?んんんん?
    となって、結末は予想できません!とゆーか、なんとゆーか…
    それでも、飽きる事なく読み終えました。

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    2024年07月15日
  • 無限の月

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    巻末まで気が付かなかったけど、この話フィクションだ。そのくらい自然に読みこめた。
    我に返ってしまわなければよかったのに。気がついたらちょっと。

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    2024年03月25日
  • 無限の月

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    ゴリラ裁判の日がはっとする面白さだったので読んでみた2作目。VRですらしっくりこない世代としては始めは?がいっぱいで読みにくく1人称の文体が「今誰?」となるが、冒頭や序盤に繋がるとおぉって感動。物語として楽しく読んだが、作者の思想は最終章にあり、そこはちょっと難しい…

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    2024年02月25日
  • 無限の月

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    ネタバレ

    読書備忘録793号。
    ★★★。

    ネタバレですが結論から言いますよ~。
    「人類補完計画」です。笑

    現実社会からの延長としてのファンタジー小説です。
    現実からの延長で語られるので、例によってウザいZZIは技術的裏付けが無いことに若干のイライラが。笑
    ファンタジーはファンタジーらしく大陸の形とか、変な生き物とか、変な歴とか!振り切って欲しい!

    中国の辺鄙な村。
    新しいモノ好きな徐春洋は村の人々の便利屋。家電のWiFiコントロールなどをササッと作ってしまう何でも屋。
    そんな村のWiFiネットワークが何者かにハッキングされた?ハッキングされたネットワークからは「助けてくれ!警察に連絡してくれ!」というメッセージが繰り返し流されていた・・・。
    ハイ!ここで一発目クレーム。笑
    この村を訪れたオランダ人写真家のグレゴリーさん。イイ感じの登場でしたが、この後のストーリーに一切登場しない。なんなん?登場する意味あったん?

    場所は移り日本。
    藤浪聡美とかいう女子が悪酔いしている。夫が浮気したと。夫の名前は隆。タイダルというベンチャー企業の社長。
    隆が若い女を自分の家に連れ込んでいる?
    そもそも、目の前にいる隆は自分の知っている隆じゃない。明らかに別人。どういうこと?
    当の隆は浮気を否定する。でも聡美は離婚を決意する。揺るぎない決意。
    隆は諦めるが、ただ離婚するにしても何が起きたのか説明させてくれと。

    そして3ヶ月前に起きた不思議な出来事が語られる。
    語られた物語は一言で言えば人類補完計画。笑
    隆と中国人女性張月の間で人格が同期して2人でありながら同一人物になったということが語られる。
    同期した理由は、タイダルが試作したカチューシャという脳波を利活用するデバイスを隆と張月が同時に装着したことが原因のようだ。
    すなわち、聡美が見た女性は浮気相手ではなくて、隆であり張月。隆は隆だけと張月。
    ほぼ300Pに渡って隆が同期する張月の記憶が再生される。その物語は実はちょっと面白い。
    冒頭の「助けて~!」は、隆と張月と隆の盟友木下が中国で拉致された事件で、救いを求めていたという顛末でした。
    ということで、最終的に聡美は、その事象を理解(!)して隆を許す。ちょっとあり得ないですね。笑

    でここからが人類補完計画!碇ゲンドウが目指した世界です。笑
    聡美もカチューシャはめて張月になってみたい!と。
    そして見事張月に同期!
    張月への同期は次第に増えて数億人になる。この集団はホモ・コネクサと呼ばれ、ホモ・コネクサ群の総数は最終的に50億人となる。
    地球上の50億人が数人の同一人格なので争いがなくなる。競争原理がなくなる。経済の衰退。ゲーム理論の破綻。
    ただ、残りの数十億人の人類は個人を維持しているので世界は二分化。さて、この先に未来はあるのか。

    さて。ウザいZZIです。技術的に無理がある点。
    タイダルは人間の脳みそを並列接続させて仮想的なスーパーコンピュータを構成し情報処理を行うというサービスを提供するベンチャー。脳みそを提供する人々は、昼寝している間に脳を貸すことで収入を得る。脳を接続する為のデバイスは基本的に脳に埋め込むBMI(ブレインマンマシンインターフェイス)という機器。ユーザを広めるために埋め込まなくても良いデバイスとしてカチューシャを開発したんです。
    んんん?まず、マンマシンインターフェイスという単語の用法を間違っている。
    そして、並列接続の仕組みの問題。計算機のCPUコアにしても実際の並列コンピュータにしても、並列処理して莫大な演算をする為には、超高速な内部BUSで接続されていないと実現しない。レイテンシもスループットも光ファイバー等とは桁が違う。そもそもBUSなのでパラレル通信でしょう。シリアルもあるけど。
    それを現代社会延長で語られる無線ネットワークでは実現不可能でしょう。
    あと10個ほどイライラしたいけどZZIが暴走するのでやめとく。

    しかしながら、デビュー作の「ゴリラ・・・」はめっちゃ面白そうで読んでみたいと思うZZI。

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    2024年01月09日
  • 無限の月

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    どういうこと?とオチが気になってあっというまに最後まで読んでしまった。
    スケール大きいのかそうでもないのかよく分からない感じ。
    木下が想像以上に活躍していて笑った。

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    2023年11月07日
  • 無限の月

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    最初は何がどうなるのかずっとわからないままで読み進めていて。このままで終わってしまったら最悪だなぁと危惧していたら、ピースがはまっていくかのように繋がりがみえてきた。木下さんもメアリーもすごく良い味だしていた。
    記憶の同期ってなんなんだろう。イマイチ理解できないままに終わってしまった。

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    2023年11月06日
  • 無限の月

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    ネタバレ

    カチューシャをつけることで誰かと同期する。という状況が今ひとつ理解できなかったし、頭の中に装置を埋め込んでシステムに干渉する技術には唖然としたが、結果的にそれが主人公たちを救うことになる。技術の進歩はすごい。
    物語は同期した女性と自分がどう人格になり、最後はDVの夫から救い出すという手に汗握る展開。面白かったけれど最後の無数の私でできたシステムというのが、やはり受け入れにくい気がする。

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    2023年10月02日