須藤古都離のレビュー一覧

  • 新しい法律ができた

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    新しい法律ができた。の書き出しから始まる、数十人の著者のショートショート集。
    AIの発展に伴う近未来的な法律から、ラーメン禁止法など、多様で面白い。

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    2025年08月01日
  • だから捨ててと言ったのに

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    ネタバレ

    前作より面白いのがなかったというか、意味が分からんのが多かった。真下みこと「お守り代わり」は前作に書いてたのの続きになってて、これは続けて読んだかいがあった。私なら絶対忘れちゃうもの。

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    2025年07月29日
  • 新しい法律ができた

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    25人の作家による、
    『新しい法律ができた』
    から始まるショートショート集。
    多崎礼さん、東川篤哉さん、霜月流さん、五十嵐律人さんの作品が良いと思った。
    くどうれいんさん、赤川次郎さんも短いなかでしっかりまとまっていて、流石プロ作家さん。
    残りのうちの半分くらいは、まあ、言いたいことは分かるんだが、消化不良のまま本になっちゃったかな、という感想です。玉石混淆ですね。

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    2025年07月06日
  • ゾンビがいた季節

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    ネタバレ

     前著『ゴリラ裁判の日』を楽しく読んだので、期待しての著者2作品目。
     うーん、悪くないが、なかなか我慢が必要な展開だった。

     400ページに迫る長編、前後半の大きく二部構成。
     前半の第一部が「撮影前」、第二部が「撮影開始」で、文量はおおよそ1:2だが、この「1」が、なかなか物語にのめりこめず苦労する。場面、登場人物が次々と変わり、それぞれの物語が羅列され、ブツ切れに意識が寸断されるのだ。
     本作が、群像劇であると分かって読み進むのがよい(途中で、気づくけど)。

     スランプの作家トムに、筆を執らせようと妻メグと、カリフォルニアの田舎町ジェスローの住民がグルになり、偽のゾンビ映画撮影を企て、“最後の日”とトムに思わせ地下室に籠らせることで、切迫した精神状態で新作を創作させようとする。これが物語の骨子というか端緒。
     そこに、映画監督の思惑、警察の勘違い、UFO愛好家の疑惑、軍隊の出動に隣り町のゴロツキたちの野望などが絡み合い、はてさて映画撮影は行われるのか、トムは新作を生み出せるのか?
     封鎖された町の中でも、ひょんなことで紛れ込んだ殺し屋、美術収集家たちが、訳ありの住民とあれやこれやのドタバタ喜劇を繰り広げる。
     これら、すべてのことが最後に収束されるように、全登場人物のキャラや生い立ち、思惑が丁寧に説明されているのが「第一部」なのだ。

     収束されるように、というか、その収束に向けて設えられた設定、キャラ造形でもあるから、第一部で開陳されている状態では、バラバラの登場人物たちがどのように結びつくのか想像がつかないので苦労することこの上ない。
     なぜ、冒頭に人物相関図くらない? せめて登場人物一覧でも付けてくれていればよいのに。改訂増刷あるいは文庫化されるなら、是非、検討を。

     結果、最後まで読めば面白い話ではあるが、その苦労が見事実ったと快哉を叫ぶほどの目新しさは、なかったかな。
     映画のお話でもあるので『カメラを止めるな!』(上田慎一郎 2017)を彷彿させるゾンビものコメディであり、映画的小ネタがところどころ散りばめられているのもクスりとさせるが、結末ありき、そこから導き出された設定や、物語展開なのだなというのが見えたあたりで、ややシラケてしまう内容だ。あらゆるピースが、いろんな映画作品や、過去の物語から拝借してきたようで底が浅い。

     ただ、創作の苦労は忍ばれる……。
     時代設定も、1960年代後半とした。映画界が変化を迎える時代、なによりアメリカがベトナム戦争による病魔に侵された時代とした点。いろいろ、エピソードが入れ込みやすい。まだ携帯電話もない時代は、情報が外部に漏れにくい、噂が噂を呼びやすいという状況も、奇想天外な物語を紡ぎやすかったろう。

     映画監督のエリックが部下に対して、
    「お前はセンスがないから映画制作なんかしないほうがいいぞ。『彼の中でまだ戦争は終わってない』って、なぁ。じゃぁ、なんだ? 帰還兵が主役の映画を作るのか? で、田舎町で戦争をおっぱじめるとか? (中略)賭けても良いが、そんな映画は誰も観たがらないね」
     と、言うセリフは、のちの世で『First Blood』(1982)の大ヒットを知る現代人は、大笑いできるという、『バック・トウ・ザ・フューチャー』的なギミックが使われているのだ。
     町のゴロツキが改造車で大挙して押し寄せるシーンも、『マッドマックス』を想像したので間違いないだろう。
     UFO研究団体の登場も、1947年のロズウェル事件を機に、1950-60年にアメリカで大流行(?)したアブダクション(宇宙的誘拐)や目撃情報が背景にあり、時代考証も間違いないところ。

     故に、こうした調べものの結果、あれもこれも詰め込んでおこうとした故の、しっちゃかめっちゃかぶりではあるのだが、それが最後に収束するよう、いや、結果ありきで詰め込んだ前振りの第一部だと思うと、ご苦労様としか言えない。

     もしかしたら、こうした小ネタを根ほり葉ほり探し出すのが面白いお話なのかもしれない。
     町のゴロツキのリーダーの台詞、
    「カリフォルニア共和国の王に、俺はなる!」
     などは、どの漫画からの借用か一目瞭然。
     昨今、漫画の世界では「考察」と言って、その情報交換がファンの間の楽しみでもあるようだが、そんな小ネタ掘り起しのメンドウは負いたくないなあ。

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    2025年07月03日
  • だから捨ててと言ったのに

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    背筋さんが気になり借りました。
    同じタイトルで、短編でサクサク読めますが、もう少し読みたい作品も..ありました。

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    2025年06月29日
  • ゾンビがいた季節

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    「カメラを止めるな!」ともまた一味違った、新鮮なゾンビストーリーで楽しめました。
    個人的には、こういう話であれば、もう少し文章量を絞って、
    ライトノベル以上のスピード感を読者が感じられるといいのにな、と思いました。
    作家パートが思ったより少なかったのが少し残念。

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    2025年06月08日
  • ゾンビがいた季節

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    ホラー小説とは程遠いストーリー。最初は少し読みづらかったのですが、読めば読むほど面白くなってきました。
    他作品「ゴリラ裁判」も唯一無二の世界観でしたが、こちらもなかなか個性的。

    読みながら細部の描写まですごく緻密に練られているのを感じました。
    何だかもうカオスとしか言いようのない展開で、この先どう落ち着くのか心配になるくらい。物語をどこか遠くから眺めているような気分で、すべてが滑稽に思えてきました。
    笑っちゃうぐらいトンデモな展開で、コメディ映画を見ているみたい。

    怒涛の展開で途中からページをめくる手が止まりませんでした!
    ちょっとした爽やかさもあり、ニヤリとなるラストはお見事。

    映画「カメラを止めるな!」を彷彿とさせる作品。
    須藤さん、今後はどんな作品を書かれるのか楽しみです。

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    2025年06月07日
  • ゾンビがいた季節

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    『アメリカ版・カメラを止めるな!』

    1960年代のアメリカ・ネバダ州の田舎町を舞台にした作品。低予算でゾンビ映画を作るストーリーはどこかで聞いたような設定。映画撮影班やギャングたちの思惑がピタゴラスイッチのように作用し合い、思いもよらない壮大な群像劇を繰り広げる作品である。

    登場人物それぞれが自分の目的を果たすために突っ走る。「いや、そうはならんだろ」とツッコミたくなる謎ムーブもあり、デビュー作の「ゴリラ裁判の日」に比べると粗さも感じるが、そこはアメリカン。日曜の夜にロードショーで古いアメリカ映画の吹替版を見たかのような懐かしさを覚える。

    前半の群像劇は個々の物語でかなり風呂敷を広げるため、エンジンのかかりが少し遅く伏線回収までが長く感じた。一方、ラストシーンはその反発のようにすべてが繋がり、走馬灯を見たようなエモさがあった。住民の一体感やキャラクターの個性など、コメディ展開の中にも胸をうつシーンがあり、感情の起伏を楽しめる作品である。

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    2025年06月06日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という同じ書き出しから始まる短編集。同じ書き出しでもバラエティに富んだお話ばかりで読み応えがあります。個人的に好きだったのは最果タヒ先生の「指輪の幽霊屋さん」。最果タヒ先生の恋のお話が好きです。舞城王太郎先生の「食パンと右肘」も好きでした。ちょっとおバカな男の子はかわいい。ほかは「お守り代わり」「シングーは流れる」「パルス、またたき、脳挫傷」「母の箪笥」「恋文」「こわくてキモくてかわいい、それ」「海に還る」が好みでした。

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    2025年05月31日
  • だから捨ててと言ったのに

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    もっといろんな種類の話が読めるかと思いきや、殺人や遺言系の話が多くて、意味が分からない話もいくつかあり、前シリーズよりも楽しめませんでした。

    「恋文」「切れたミサンガ」は読後感良くおもしろかったです。

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    2025年05月22日
  • ゾンビがいた季節

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    ネタバレ

     題に「ゾンビ」が入っていたので期待感マックスで読み始める。序盤でゾンビ物らしい展開でオーソドックスだけれどもワクワク。が、ものの数ページでがっかり。なんだそういうことかとしょんぼりしながら読み進めた。が!おもしろかった。それぞれは単純な事柄なのになぜか複雑に絡み合ってどうしてそうなるとニヤリ。ドキドキハラハラ。どこで絡み合った糸はほどけるのか焦燥感。ノームがお気に入り。

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    2025年05月13日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」から始まる短編集。一つの話がほんとに短くて、また別の話かと途中疲れてしまった。
    金子玲佑さんの物語が一番好みでした。

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    2025年05月06日
  • ゾンビがいた季節

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    前作に引き続き、途中までは面白いけど…って感じ。伏線を張るだけ張って、風呂敷も広げまくって、最後は一切たたまずに丸投げ。
    とにかくエンタメ要素全部盛りのドタバタ劇が好きな人にはいいかも。

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    2025年05月04日
  • 無限の月

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    人格入れ替わりが起きて、その原因を突き止めて
    あるべき世界へ戻って一件落着…という作品かと思っていたら、思ってもみなかったラストに進んで

    この作品の最終章で描かれている事態が現実に起きたら
    世界は少しは平和になるかもしれないが、没個性と全体主義の台頭にも繋がりそうで、薄ら寒い気もした

    木下が「会社なんて僕もどうでもいいです」と発言したり徐春洋とメアリーの関係性など、伏線かな?と思われた部分が回収されず肩透かしを食らった感じで少し拍子抜け
    ミステリーというより自分探しの物語として読むのがいいのかもしれない

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    2025年05月02日
  • だから捨ててと言ったのに

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    最初の一文が同じなショートショート第4弾。前3作より自由度が上がるかと思いきや、どことなく似た雰囲気に仕上がっているのが意外。お気に入りは、にゃるら「ネオ写経」と谷絹茉優「猟妻」。妙に心に残ったのは、黒澤いづみ「捨てる神と拾う神」。

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    2025年04月29日
  • 無限の月

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    面白かった。
    意外な展開で驚いた。

    目次が全部月の名前になっている。

    性別も国籍も違う人の人生を意識だけでリアルに体験する。まるで読むのをやめられない面白い本を読んでいるみたいにのめり込んでいく。
    こんな説明のできない関係の人と出会ってしまったらどうするのかなと考えてしまった。

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    2024年08月21日
  • 無限の月

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    離婚間際の夫婦の話……の…はず。。
    のつもりで読んでいると、え?あれ?んんんん?
    となって、結末は予想できません!とゆーか、なんとゆーか…
    それでも、飽きる事なく読み終えました。

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    2024年07月15日
  • 無限の月

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    巻末まで気が付かなかったけど、この話フィクションだ。そのくらい自然に読みこめた。
    我に返ってしまわなければよかったのに。気がついたらちょっと。

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    2024年03月25日
  • 無限の月

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    ゴリラ裁判の日がはっとする面白さだったので読んでみた2作目。VRですらしっくりこない世代としては始めは?がいっぱいで読みにくく1人称の文体が「今誰?」となるが、冒頭や序盤に繋がるとおぉって感動。物語として楽しく読んだが、作者の思想は最終章にあり、そこはちょっと難しい…

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    2024年02月25日
  • 無限の月

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    ネタバレ

    読書備忘録793号。
    ★★★。

    ネタバレですが結論から言いますよ~。
    「人類補完計画」です。笑

    現実社会からの延長としてのファンタジー小説です。
    現実からの延長で語られるので、例によってウザいZZIは技術的裏付けが無いことに若干のイライラが。笑
    ファンタジーはファンタジーらしく大陸の形とか、変な生き物とか、変な歴とか!振り切って欲しい!

    中国の辺鄙な村。
    新しいモノ好きな徐春洋は村の人々の便利屋。家電のWiFiコントロールなどをササッと作ってしまう何でも屋。
    そんな村のWiFiネットワークが何者かにハッキングされた?ハッキングされたネットワークからは「助けてくれ!警察に連絡してくれ!」というメッセージが繰り返し流されていた・・・。
    ハイ!ここで一発目クレーム。笑
    この村を訪れたオランダ人写真家のグレゴリーさん。イイ感じの登場でしたが、この後のストーリーに一切登場しない。なんなん?登場する意味あったん?

    場所は移り日本。
    藤浪聡美とかいう女子が悪酔いしている。夫が浮気したと。夫の名前は隆。タイダルというベンチャー企業の社長。
    隆が若い女を自分の家に連れ込んでいる?
    そもそも、目の前にいる隆は自分の知っている隆じゃない。明らかに別人。どういうこと?
    当の隆は浮気を否定する。でも聡美は離婚を決意する。揺るぎない決意。
    隆は諦めるが、ただ離婚するにしても何が起きたのか説明させてくれと。

    そして3ヶ月前に起きた不思議な出来事が語られる。
    語られた物語は一言で言えば人類補完計画。笑
    隆と中国人女性張月の間で人格が同期して2人でありながら同一人物になったということが語られる。
    同期した理由は、タイダルが試作したカチューシャという脳波を利活用するデバイスを隆と張月が同時に装着したことが原因のようだ。
    すなわち、聡美が見た女性は浮気相手ではなくて、隆であり張月。隆は隆だけと張月。
    ほぼ300Pに渡って隆が同期する張月の記憶が再生される。その物語は実はちょっと面白い。
    冒頭の「助けて~!」は、隆と張月と隆の盟友木下が中国で拉致された事件で、救いを求めていたという顛末でした。
    ということで、最終的に聡美は、その事象を理解(!)して隆を許す。ちょっとあり得ないですね。笑

    でここからが人類補完計画!碇ゲンドウが目指した世界です。笑
    聡美もカチューシャはめて張月になってみたい!と。
    そして見事張月に同期!
    張月への同期は次第に増えて数億人になる。この集団はホモ・コネクサと呼ばれ、ホモ・コネクサ群の総数は最終的に50億人となる。
    地球上の50億人が数人の同一人格なので争いがなくなる。競争原理がなくなる。経済の衰退。ゲーム理論の破綻。
    ただ、残りの数十億人の人類は個人を維持しているので世界は二分化。さて、この先に未来はあるのか。

    さて。ウザいZZIです。技術的に無理がある点。
    タイダルは人間の脳みそを並列接続させて仮想的なスーパーコンピュータを構成し情報処理を行うというサービスを提供するベンチャー。脳みそを提供する人々は、昼寝している間に脳を貸すことで収入を得る。脳を接続する為のデバイスは基本的に脳に埋め込むBMI(ブレインマンマシンインターフェイス)という機器。ユーザを広めるために埋め込まなくても良いデバイスとしてカチューシャを開発したんです。
    んんん?まず、マンマシンインターフェイスという単語の用法を間違っている。
    そして、並列接続の仕組みの問題。計算機のCPUコアにしても実際の並列コンピュータにしても、並列処理して莫大な演算をする為には、超高速な内部BUSで接続されていないと実現しない。レイテンシもスループットも光ファイバー等とは桁が違う。そもそもBUSなのでパラレル通信でしょう。シリアルもあるけど。
    それを現代社会延長で語られる無線ネットワークでは実現不可能でしょう。
    あと10個ほどイライラしたいけどZZIが暴走するのでやめとく。

    しかしながら、デビュー作の「ゴリラ・・・」はめっちゃ面白そうで読んでみたいと思うZZI。

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    2024年01月09日