須藤古都離のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1960年代後半、ネバダ州の小さな町ジェスローで突然住民がゾンビ化した。作家であるトムは家の地下にあるシェルターに逃げ込むが・・・笑いあり涙ありの爽やかな物語。
みたいなあらすじをどこかで読みまして。意味わからん。なにそれ?と気になって読んでみました。
とても面白かったです。恩田陸さんのドミノみたいな大人数でのごちゃごちゃしたドタバタ群像劇で、こういうのお好きな人にはたまらない。
ただとにかく登場人物が多く、誰が誰だったかわからなくなりがちではある。なんとなくながら読みだとその辺で話を見失う人もでてくるのかも。「主な登場人物一覧」があるとグッと読みやすくなるんじゃないかと思いました。 -
Posted by ブクログ
短編なのでサクサク読めた。
今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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↓読んだ中で印象に残ったもの。
●良い話
砥上裕將『母の箪笥』
金子玲介『恋文』
●じわじわ来る系
潮谷験『無理解』
五十嵐律人『累犯家族』
背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』
●設定の世界観が独特
黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
舞城王太郎『食パンと右肘』
多崎礼『海に還る』
麻耶雄高『探偵ですから』
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個人的には、金子玲介さんの『恋文』が一番馬鹿っぽく軽いテイストが面白かった。
また、多崎礼さんの『海に還る』は短編の設定にしては面白い。短いから逆に良かったのかな?
潮谷験さん『無理解』と、五十嵐律人さん『累犯家族』は、表題テーマらしいイメージ。 -
Posted by ブクログ
1969年の夏、ネバダ州の田舎町ジェスローに暮らす落ち目の作家トムはこの世の終わりを目撃する。
彼の妻が、町の人々がゾンビとなり死肉を貪り徘徊していた。
トムは出版社から来たケイティとともに自宅の地下シェルターに立てこもり、人生最期にして最高の作品を執筆し始めた…
というのはトム視点。
実際はトムに執筆させるために町の住人全員でゾンビ騒動をでっちあげ、せっかくだからそのままゾンビ映画の撮影もしてしまうという荒唐無稽な話。
ポンコツ映画監督や殻を破りたいイケメン俳優、たまたま町に居合わせたマフィアの殺し屋、それぞれキャラの濃い町の住人たち、さらに隣町や軍まで巻き込んでの大騒動に発展する。
監督エリックの適当さ(ほとんどこれのせい)や色々な勘違いやすれ違いが重なり合って、まさにてんやわんやの大騒ぎになってしまう楽しい物語だった。
お前いい加減にしろよ(笑)って突っ込みたくなる場面が多々あって面白かった。
色々な人物に焦点が当てられる群像劇的な展開で、登場人物が多いから最初は人物を把握するのが大変だったかな。