須藤古都離のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレゴリラの裁判なんてエンタメ系の作品なのかと思いきや、感動作だった。
ニシローランドゴリラのローズは、カメルーンのジャングルで生まれ、母ゴリラと類人猿研究所の職員たちに、手話を教わり、特殊なグローブで言語会話を操れるようになる。
運命に導かれたようにアメリカの動物園にやってきたローズ。そこで伴侶と出逢い幸せに暮らすはずだったが…
ある日来園者の幼い子供がゴリラの檻の中に落ちてしまう。子供の命を守るために夫ゴリラは射殺。その理不尽さに耐えきれず、ローズは裁判を起こすことを決意する。正直、いろいろ突っ込みたいところはあった展開だったけど、それでも「自分は何であるのか?人間の定義とは?命の重さとは?」 -
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Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
こんなことになるなんて!
1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。
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25編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
最初の一文 -
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Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
最初の1行は全員一緒。
1編6ページ、24種の「最後の仕事」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。
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24編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第3弾とのこと。第6弾の「それはそれはよく燃えた」をまず読んだので、次はこれということで -
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Posted by ブクログ
手話を使って意思疎通ができる(まるで「人間のように」思考する)ゴリラのローズが、動物園を訴えるという設定の小説。
裁判のパートもさることながら、言葉を身につけたことで、生まれ故郷のジャングルでも自分の感情を周囲のゴリラに理解してもらえず、アメリカに渡ったあとには「動物」として扱われ、自分のアイデンティティに悩む姿には読み応えかありますし、命とは、人権とは、人間とは、と考えさせられる作品です。
ともするとシリアスで重たい話になりそうですが、敏腕弁護士ダニエルの切れ味鋭い罵詈雑言や、歯に衣着せぬ友人リリーとの掛け合い、まさかのプロレスデビューなど笑いの要素もあって楽しく読み進めることができまし -
Posted by ブクログ
NHKの『あさイチ』で「私の読書の楽しみ方」特集で紹介されていたので、気になっていました。
まず、読み始めた時、「私」が誰なのかわからず、数ページ読んで「ゴリラ」のことなのかと気づきました。ゴリラ目線ですべて書かれているのが、斬新です。
「ゴリラが人間に対して裁判を起こす」という、なかなか現実では考えられない設定ですが、ゴリラの気持ちが丁寧に書かれているので、本当にこういうことが起きたらと想像しながら楽しく、また共感したりしながら読みました。
でも、私はちょっと怖くなってしまったのですが・・・なぜだろう。「人間」として守られたり許されたりしていることがあまりにも多いからかな。
独特な設定なので