須藤古都離のレビュー一覧

  • 無限の月

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    アイデンティティをなくしたくないって思うのはなんでなんだろう。
    自分が誰であるかの証明なんてできなくてもいいのかもしれない

    アイデンティティの絶対性を揺るがす作品

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    2024年06月30日
  • 無限の月

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    特殊な機器を身につけることによって、男性である自分と女性である他人との意識が自分と共有される、という現象が起こる話である。
    SF的要素もあるが、性同一性障害についても考えさせられた。
    自分が男であることの違和感、女性でいられる間が本当の自分だと感じること。
    そしてアイデンティティとは?
    この作者の作品はゴリラ裁判に続き2冊目だが、主人公や舞台が日本、日本人、ましてや人間に留まらないことによって、いかに普段、自分が国や性別、そのようなものに囚われすぎているのか、を知る。
    しかし、これだけ世界中がネットで繋がる世の中になると、顔や声は必要なく、国も必要なく、ただ、そこには意識が存在するだけ、そんな

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    2023年12月19日
  • 無限の月

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    読み終えた後に巻末の作者紹介をみて以前よんだ「ゴリラ裁判の日」の作者と気づき納得。
    最後の章は理解するまでに時間がかかったが
    全体的には面白かった。
    ゴリラもそうだったがこんな脳科学への未来に想いを馳せた

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    2023年12月08日
  • 無限の月

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    SFだ、おじさんとの話はとても好きだったんだけど最後があまりにもSFすぎてついていけなかった、全体としては好き

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    2026年07月13日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる。の一文で始まる24名の作家による短編集。
    おおむねひとさじの悪意が練り込まれていたが、いろんなテイストの話が読めて良かった。
    特に真梨幸子さんの話はやばかった。初真梨の洗礼を受けてしまった。

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    2026年07月10日
  • ゴリラ裁判の日

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    ゴリラが主人公ということで興味を惹かれました。
    かなり人間ぽい考えをしているため、違和感なく読むことができて、しかしゴリラならでは行動や考えがあり、終始楽しむことができました。

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    2026年06月29日
  • ゴリラ裁判の日

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    ゴリラが人間に対して裁判を起こすというあらすじから購入。最終的には、「人間」とは何かを考えさせられる深いお話でした。

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    2026年06月24日
  • ゴリラ裁判の日

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    ネタバレ

    メフィスト賞なのでなんとなくミステリーかな?
    と思ったら良い意味で裏切られました。
    ずっと舞台は裁判所かと思いきや、
    裁判シーンはまずは冒頭ほんの少し。
    続いて主人公(主ゴリラ公?)ローズがなぜ
    アメリカに渡り動物園で夫と出会うにいたったか
    が語られるが、このシーンは
    ゴリラの生態系がよくわかり勉強になる。
    著者によるとゴリラの種類がちがって厳密には
    闘うなどのシーンは違うようなのだけど
    知的好奇心がくすぐられる。

    そして最初の裁判にいたるまでの経緯が語られ、
    この後まさかのプロレスラーデビュー、
    そして再度裁判に勝ちに行く。

    大きな謎が隠されていたりアッと驚いたりは
    しないんだけど、中弛

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    2026年06月22日
  • ゴリラ裁判の日

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    当たり前のように人と会話をし、死を悼むこともできる感情をもつ主人公のローズ(ローランドゴリラ)がとても魅力的
    裁判に負けたところから物語は始まるが、アフリカにいた頃のゴリラの生活もアメリカに渡ってからもプロレスラーになるのもどこも面白く読めた
    2度目の裁判開始後の弁護士ダニエルの態度、ローズが人間であると皆を納得させられるのかとヒヤヒヤ…
    ローズの“私は人間である”と話している場面、良かった
    何より、リリーとの友情がとても素敵で良い!

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    2026年06月22日
  • ゴリラ裁判の日

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    裁判ものと思ってたら、どっちかというとゴリラの心情描写メインだった。
    途中でプロレス始めた時はどこ行くねーんって感じだったけど、思考実験としては面白かったかな。
    アニメやってたせいでダーウィン事変のチャーリーとダブりまくってた。

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    2026年06月15日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた

    この書き出しで始まるまったく展開の違う物語。それは炎なのか、炎上なのか、どの作品も最後には驚くようなオチが待っていて趣向が凝らされていた。
    寝る前にサクッと読んでいったけど、内容がすごく濃いわけではないからいい読み方だったかもしれない。

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    2026年05月30日
  • ゴリラ裁判の日

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    非常に考えさせられた作品。タイトルに惹かれて、ゴリラの本かな?と思っていたら違った。内容は、ゴリラではなく、人間についてだった。いろいろな社会的なテーマが入っていた。人間とは?言葉とは?命とは?正義とは?常識とは?といった内容だった。映像化して様々な人に見てもらいたいなと思った。

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    2026年05月25日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた。
    から始まる25の短編が入ったオムニバス。

    吉原幻鏡・高田崇史
    怪物どもの棲家・島田荘司
    回答・神林長平
    マザー・ジン・古泉迦十
    失われた史料、的外れな再建・市塔承
    消えない炎・我孫子武丸
    比翼・河村拓哉
    全滅館の殺人・似鳥鶏

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    2026年05月24日
  • ゴリラ裁判の日

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    ネタバレ

    設定と展開は間違いなく面白い!
    2度目の裁判の陪審員の件は、風呂敷を広げた割には、あっさり終わったなという印象ではあるが、多分、ジェシージャクソンのスピーチのオマージュのセリフに繋げる関係上、必要だったのだと思う。

    読み終わった後、改めて「命の重さは平等か?」という太古の昔からの問いについて、考えることになるので、読後感がよい。

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    2026年05月14日
  • ゴリラ裁判の日

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    人、国、グループ分けされて枠囲みされてしまっていたことに気づかず常識として捉えてしまっていた事にハッとさせられた。
    分け隔てなく友達でいられる関係でいられたら世界は平和になるのだろうか。

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    2026年05月03日
  • ゴリラ裁判の日

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    ゴリラがどう…って言う話では無い
    これは、『言葉』をどう使うかの話
    正直、読む前は中身を疑っていた
    でも
    深いお話だった

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    2026年04月29日
  • ゴリラ裁判の日

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    前半はゴリラである主人公ローズのジャングルでの生活、後半はアメリカに渡ってからという構成。

    ゴリラって今まで、血液型がB型なんだよねくらいにしか知らなかったがこの本のおかげで少しは勉強できたかもしれない。自分がゴリラとして生まれて、カメルーンのジャングルで暮らしていたらめちゃくちゃ幸せだろうなと感じた。それくらいゴリラ達が魅力的に描かれていた。なんなら生まれ変わったらゴリラになりたい。

    物語のラスト付近のローズの友達の言葉にあったが、ジャングルの自然の中ではない、動物園のゴリラが本来あるべき生活をしていないと言うのなら、人間だってそうじゃないかと。
    人間のあるべき生活とは何なのか。いまの人

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    2026年04月23日
  • ゴリラ裁判の日

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    ネタバレ

    ゴリラの生活がとてもリアルで興味深い。
    ダニエルの超展開理論も面白かったけど、やっぱり言語でコミュニケーションできるという点は大事で、ローズはヒューマンとして認識できても、オマリを同じようにはとらえられない気がする。でもじゃあ、全く学習機会のなかった人間は?と考えだすとエンドレス。
    そしてローズが実際目の前にいたら、「彼女が本気出したら一瞬でやられるな」とかきっと考えてしまうな。

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    2026年04月17日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    おなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。

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    2026年04月06日
  • ゴリラ裁判の日

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    自分や他人のエゴとどうやって折り合いをつけていけばいいのか。自分は何者なのか。言葉があれば分かり合えるのか。
    人とコミュニケーションが取れるゴリラの目線を通して見ているだけなのに、どうしてこんなに見えてくることがあるんだろう。色々なテーマが包括されているように感じる。

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    2026年04月02日