須藤古都離のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「新しい法律ができた」
の一文から始まる25個のショート・ショート。
25人の作家たちが各々の世界を作り出していく。ほっこりするものやかなり作り込まれたトリックを忍ばせているもの、思わず肝が冷えるものなど、"新しい法律"というテーマをどう使うかが如実に表される。新しい読書体験だった。
「Touch law if you can」 名倉編
途中まですごく楽しい話だと思っていた。
「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
最後の最後にタイトルを読むと本当に肝が冷える。あまり他人事とは言えないのだ。
「もう、ディストピア」大沼紀子
何故人を殺してはいけないか。その問いに、殺人が許容されて -
Posted by ブクログ
『黒猫を飼い始めた』のシリーズ。「新しい法律ができた」で始まる掌編がたくさん入ってお得。
圧倒的に面白かったのは白井智之「ぜんぶミステリのせい」
こんなにソフトな話書いてここから入る人いたらどうするつもりなんだろう。この短さで犯人当てに挑戦してミステリに向き合ってて好き。
大沼紀子「もう、ディストピア」も反転がうまくて面白かった。
五十嵐律人「革命夜話」はさすが得意分野って感じでこれがラストで締まってよかった。
退屈する話も特になく、各作者の色が出ていて軽く読むのによかった。赤川次郎の赤川次郎らしさたるや。
『異セカイ系』の名倉編が参加してて嬉しかった。また長編書いてほしい……! -
Posted by ブクログ
ネタバレ前著『ゴリラ裁判の日』を楽しく読んだので、期待しての著者2作品目。
うーん、悪くないが、なかなか我慢が必要な展開だった。
400ページに迫る長編、前後半の大きく二部構成。
前半の第一部が「撮影前」、第二部が「撮影開始」で、文量はおおよそ1:2だが、この「1」が、なかなか物語にのめりこめず苦労する。場面、登場人物が次々と変わり、それぞれの物語が羅列され、ブツ切れに意識が寸断されるのだ。
本作が、群像劇であると分かって読み進むのがよい(途中で、気づくけど)。
スランプの作家トムに、筆を執らせようと妻メグと、カリフォルニアの田舎町ジェスローの住民がグルになり、偽のゾンビ映画撮影を企て