養老孟司のレビュー一覧
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オーディブルで聞いた
2人に共通する昆虫の話が中心。それを通した世の中の見方が、書いてあった。
私が常識と思ってた事と真逆の事が多く勉強になった。
日本と海外の差など知識が多岐に渡り、付いていけてない所もあったので、時間を置いて読んでみたいなと思う。
印象に残ったのは、
•日本人は言語化能力が低いから本など活字に答えを求めている。という考察
•新型コロナのワクチンは全く新しい技術(mRNA)が薬に使われて、短期的な副作用は無いと証明されたが、長期的には判らない。でも長期的な副作用出ても自分は死んでるからと養老さんの意見
また、この技術を使えばデザイナーベイビー的に好きに遺伝子を書き換えられる可能性が出てくると言う点
これはユヴァル・ノア・ハラリが言ってた未来の話(確か21Lessonだったと思う)子供の能力を書き換える技術が出て来たら利用するのは是が非か倫理的にダメだと思うが、周りがしていて自分の子だけしないと言うのは厳しいというのに似ているなと思った
最近、昆虫にも興味があったので全体的に楽しめた -
Posted by ブクログ
養老孟司さんの作品で初めて読んだ本。内容の把握が難しいところもあったけど、面白いところもあった。動物からみる「感覚的」な話が良かった。
例えば、a=b、b=aというと、人間は当然aとbは全く同じという「意味付け」をする。しかし、動物は視覚的に捉えるので、両者を全く別のものに見ている。もっとわかりやすくいうと、リンゴが100個あったとすると、人間はリンゴという一つのカテゴリーに入れるが、動物からみると1個1個違うものと認識する。
猫ちゃんの「まる」がとにかく可愛いかった。癒された。
印象に残った言葉
●違いがわかるようになること、それは発見。同時に「自分が変わる」ということ。
●自分が変わると世界が違ってみえるから、退屈しない。よく若い人たちが退屈だとボヤいているのは、自分が変わっていないから。それでいつも世界が同じに見えている。
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Posted by ブクログ
碩学の大巨匠のお二人が
あっちやこっちへと
放談しながら
きちんと 的を得たところに
着地するのは 流石です
最後の方で
養老さんが
ー若い時は「自分が」というものが大きかった。でも、 年を取ってくると、だんだん「自分」が小さくなって、相対的に「周り」が大きくなってくる。
それにこたえて、
池田さんが
ー「世のため、人のため」にならない年寄りが多いけどな。年を取っても、いつまでも自分、じぶんというやつが。
と返しておられる部分がありますが
いゃあ ほんとに おしゃる通り
と 思うことが多いので…
いやはや
かなり 爽快な読後感であります -
Posted by ブクログ
『養老先生ときどきまる』から養老孟司ワールドに入った自分などは「骨つぼをたたいてる」で泣くしかありませんでした。帯にも、最後のページにもまると養老先生の仲睦まじいツーショットがあって、喪失感がおし寄せてくるようでした。病気とコロナとペットロスでだいぶ打ちのめされていらっしゃるように感じました。
たくさんの思い出話、社会のこと、戦争のこと、家族のこと、自分のこと、まるのこと。科学者の立場から世相を問いただしてきた壁シリーズとは、結局、養老先生の私小説だったのではないかと思わずにはいられない内容です。自分は一方的に先生の本を読んでるだけの赤の他人ですが、はやく虫取り旅行などして元気になってほしいなと思います。 -
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解剖学者としての著者がさまざまな機会に発表したエッセイをまとめた本です。
著者は、『唯脳論』(1998年、ちくま学芸文庫)や『バカの壁』(2003年、新潮新書)といった著作で、独創的なものの見かたを示し、多くの読者を獲得しましたが、その出発点となった思索が随所にうかがえるという点でも、興味深い本だと思います。
著者は「物の見方」について、「その叙述の内容そのもの」と、「その叙述が、ある状況で、ある人によって、どういうふうにか、なされたということ」という二つのとらえかたがあるといいます。このことが、形式と内容と言い換えられ、その後著者の独創的な思想へと展開していくことになるのですが、本書ではその考えかたが比較的解剖学に密着したところで展開されていることに特徴があります。
たとえば、マウスの洞毛から人間の表情にまでおよぶ比較解剖学的な考察をくり広げたうえで、哺乳類における形態の多様性が説明されるとともに、こうした対象のありかたを機械論的・機能論的・発生論的・進化論的に説明するという、解剖学の「物の見方」へと著者のまなざしは反転します。そのうえで、「物の見方」によって規制することのできない「物」の多様性を観察するのが解剖学のまなざしであるということが論じられ、虫を愛好する著者自身の趣味にまで説きおよびます。
著者は、みずからの議論が「哲学」の認識論と踵を接していることを認めつつ、あくまで著者自身の立場は「解剖学」であると主張し、認識論的なロジックの辺縁をたどっていくという独特の議論のスタイルを実演して見せています。こうした点で、自然科学よりもむしろ「哲学」に関心のある読者にとって、新鮮な印象をあたえる本なのではないかと思います。 -
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子どもたちの為に本当に必要なこととはなんなのか。
それを各々に追究した識者たちの対談です。
システム化に偏りがちな世の中では、子ども達が自分で気づき、考え、行動する能力を摘み取ってしまう場面が多く、私自身育児の中でそういう傾向に傾いていることが多いと反省しました。
できる範囲で自然に触れさせ、さまざまなものに触れあわせ、失敗も成功もたくさん経験して、人生に熱中して欲しいと思いました。
そして子どもたちへの環境を整えてあげることの重要性を再確認しました。
適度なストレス、あらゆることにチャレンジする機会、そして子どもが安心できる居場所として揺らがずに在ること。
親としてできることはささやかに環境を整えるくらいなので、後は子どもがどう感じて行動するか、見守りながら一緒に積み上げていきたいです。