養老孟司のレビュー一覧

  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
    写真はもちろんカラー。

    角田光代さん
    「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
    「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
    「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃し方ができた。」そうだ。
    角田さんは犬が好きで、「トト」は犬の要素を持っていると言っていたのを思い出した。
    他の猫よりも人懐っこいのかな。

    村山由佳さん
    猫が大好きなんですね。
    「もみじ」に対する想いは尋常ではなく、エッセイを何冊も出しているみたい。
    「もみじ」の生まれる瞬間にも立ち会ってるし、亡

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    2024年03月28日
  • 半分生きて、半分死んでいる

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    ネタバレ

     ①死とは親しい人の死、二人称の死に決まっている。人が死を感じ、死が人を真に動かすのはその場合だけ。②意識という機能の大きな役割の一つは、「ああすればこうなる」である。情報化社会は、要すればすべてが意識化される社会。都市文化とは意識の産物。③嫌いなのは好きと同じで、向きは違うが関心は強い。

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    2024年03月26日
  • 日本の歪み

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    さまざまなテーマでの対談は、とても刺激的で興味深かったです。私には難しい部分が多かったですが、勉強になりました。

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    2024年03月18日
  • ヒトの壁(新潮新書)

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    昭和12年生まれの著者が、コロナ渦、そして、入院とか、外に出る機会が少ない中、書くネタが少ない中、長い人生の間に培った智恵・知識をバックボーンに自然体で書き綴ったのがこの本のようである。
    まえがき
    1人生は不要不急か
    2新しい宗教が生まれる
    3ヒトはAIに似てきている
    4人生とはそんなもの
    5自殺するヒトとどう接するか
    6なせばなる日本
    7コロナ下の日常
    8ヒト、猫を飼う
    あとがき
    哲学者でも、経済学者でも、社会学者でもない、宗教家でもない、一風変わった解剖学者で昆虫と猫が好きな著者の感性になんとなく接するのもいいのではないでしょうか(笑)。

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    2024年03月04日
  • 死の壁

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    社会の在り方や問題点について、「死」を視点に述べられていて、面白かった。「死」はどこから「死」なのか、なぜ死んだら名前(戒名)が変わるのか、死体は「モノではなくヒト」、日本では死んだらメンバーズクラブ(共同体)から脱会させられる、など、死の概念的な思索、死と社会の関係性について、漠然とだけど、理解出来た。

    他にも現代社会は「死体」が身近では無くなった、人間が情報化(不変の存在と思われるようになった)してしまった、都市化やエリートの消滅により安楽死の問題において、医者側の負担や責任を考えなくなったり、その他の人々もエリートにそういう仕事を押し付けているという、後ろめたさが無くなった、という考え

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    2024年03月04日
  • 猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    ”人間は意識に強く依存して生きてきて、イコールの社会をつくりました。...確かに進歩です。...そうした進歩した社会が感覚を麻痺させるという欠点は誰も指摘してくれません。”
    飼い猫のことをたらたら書いている軽いエッセイと思い読んでいたが、やはり随所に鋭い養老節が効いていて良かった。猫を単にペットとして楽しんでいるだけではなく、養老先生が随時主張している”意識、言葉の世界から離れる”ために動物を飼っているということであり、深い意味もあるようである。

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    2024年02月18日
  • 生きるとはどういうことか

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    養老さんは、自分の人生を振り返ってみたとき、「ひとりでにそうなった」「いつの間にかそうなっていた」ということが多かったという。
    生きるとはどういうことか、うまい答えが見つからない。手のひらを太陽にの歌が浮かんできた。

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    2024年02月13日
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか

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    世界から見た日本、日本人の変わったところを客観視して具体的に伝えてくれる。
    しかも包み隠さず率直に。
    とても考えさせる問いでした。

    2038年に大震災が来るとなん度も紹介されていましたが、来ることがわかっているのに備えないのはおかしい。まさにその通り。
    東日本大震災を間近で経験したわたしは、あのような経験は2度としたくないと思いますが災害大国日本に住んでいる限りは対策しないといけないと感じます。

    もう一つ感じたのは日本人の同調主義です。
    皆と同じでなければダメとか、あいつは考え方が皆と違うからおかしいとか、そんなくだらない考えは排除したいと感じた。
    子どもを育てる環境から改善していきたいと

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    2024年02月10日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    若い頃は「なせばなる!」って思っていたけど、今は「なるようになる!」そう思うとほとんどのことが解決するような気がする。

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    2024年02月06日
  • 無思想の発見

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    バカの壁、超バカの壁に続いて読んだけど、ちょっと難しかった、、
    消化不良感があるのでまた読みたいな

    ・感覚(違う)と概念(同じ)、これらは互いに補完するもの。日本は感覚が強い社会だったから、無思想のように見えている
    完全な思想はないし、思想は万能ではない。感覚世界では、全てのことは別個のものとして扱われる。概念と感覚をいったりきたりしながら、自分を変えていくこと!怠けない!
    「概念」の自分が重視されがちだけど、「感覚」としての自分(=身体)も忘れないこと

    「意識と無意識を足して」、はじめてゼロになる P161
    どんなに高い玉座の上に座るにしても、座っているのは自分の尻の上だ P171
    より

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    2024年02月05日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    ネタバレ

    自分の人生を計画したい人があまりにも多すぎると。そうではなく、人生はひとりでに「なる」のだということ。
    自己とははじめからあるものではなく、生きて行くうちにひとりでにできていくものなのだ。それをやる前からそれをすれば何を得られるのか、それは自分のためには必要かなど考えてしまうのは、現代病の一種だなと思う。
    自分の知りたいことだけを知りたい、ジャンルに括りたがって、自分のなかで簡潔に完結させたがる。予定調和な人生を望む・・。私含め現代人に当てはまることが多くて、どきっとさせられた。仕事だけでなく生活でも効率化を求めるあまり、人生も効率で考えるようになってしまっているのかな・・。
    自分の人生も思考

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    2024年02月04日
  • まともバカ~そもそも始まりは頭の中

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    自然から離れようとする、そして、離れた結果という根っこからの現代への警鐘。
    でも、僕はこの現代の波から外れるのが怖いんですよ。。。

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    2024年01月27日
  • 遺言。(新潮新書)

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    還元論的に意識を分解していけばそんなものは消える、私たちは意識という名の宗教徒なのかもしれないな
    あと「私の芸術に関する結論は簡単である。芸術はゼロと一の間に存在している。」が私の芸術に対する考え方で声出た、サグラダファミリアの設計士ガウディに通じるものがある、ガウディは人のゼロからの創造を否定している、すでに存在するものを発見しそこから出発するのが人の創作。おんなじこと言ってる!おもろ!

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    2024年01月26日
  • 子どもが心配 人として大事な三つの力

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    ネタバレ

    対談のお相手が興味のある分野の方々だったので、あっという間に読み終えてしまった。
    タイトルにある“大事な三つの力”とは
    「認知機能」
    「共感する力」
    「自分の頭で考える人になる」
    のこと。
    各分野のエキスパートの皆さんからの示唆に富んだ内容だった。

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    2024年01月23日
  • 老いてはネコに従え

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    出版されたのが2023年の5月 2024年 1月1日の能登地震で被害に遭われた方々の事をを思えば「大地震を待つしか・・・」のあたりを読んでる時は複雑でした。
    後は面白く読ませていただきました

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    2024年01月21日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    アインシュタインとフロイトによる往復書簡および解説。
    今の日本は道徳の教育が足りてないのでは、と思う。。

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    2024年01月19日
  • ヤマケイ文庫 養老先生と虫 ~役立たずでいいじゃない~

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    虫好きで有名な養老さんのエッセイ。語り口から人柄が伝わってくる。そもそも虫に対峙したいのに、その時間を奪って執筆させることへの反感が微笑ましい。豊富な写真が収められていて、虫の不思議さやイメージを補ってくれる。虫好きの同好の士とのラオスでの採集の旅は現場を彷彿とさせる。藪から棒、ではないが、虫探しで藪をたたき、アシナガバチに刺された事件も、災難ではあるが、現地の人が巣の中にいる子を食べてしまうくだりには呆気に取られ、驚かされてしまう。現代は、何事にも理由を求めがちだが、理由がないものやその行為に価値観を与える考え方に、養老さんらしさがよく出ている。

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    2024年01月15日
  • まともバカ~そもそも始まりは頭の中

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    自然がなくなり、人工になり、自然なものを排除していく。不利益を被るのは自然である子供達だ。自然がないと言われて、読んでいくと確かにそうかもと思った。ああしたらこうなる世の中は不自然で窮屈だ。僕は常々窮屈だと感じていた正体の一部を見た気がして納得した

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    2024年01月14日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    アインシュタインが議論したいトピックを、フロイトを選んでやり取りをした手紙。この議論に関しては、今現在も状況は変わってないから、人における永遠のテーマなのだろう。

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    2023年12月30日
  • 「自分」の壁

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    確固たる「自分」というものはいるのか。


    そんなのはいないのではないか。


    というのが筆者の主張です。(養老氏は他の書籍でも同様のことを述べています)


    「自分」なんてない。自分は他者と社会と他の生物と地球と繋がっているし、変化しているんだ。


    大事なのは「人といかに違うか」ではなく、人と同じところを探すこと。世間と折り合いをつけて生きること。


    しかし、戦後、「私」「個性」「独創性」ということを求められてきてからおかしくなってきた。


    そのことを、世間との関わり、生物学としての面、江戸時代の日本などから説明しています。


    その他、


    政治に関わらない、世の中を変えようとしない

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    2023年12月25日