養老孟司のレビュー一覧

  • 遺言。(新潮新書)

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    動物の認知系統の話を軸に今の世の中に対する哲学的な内容を織り込んだ内容。単純なことだけど言われてみたら、へー。みたいな話題が多い。

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    2018年11月03日
  • 唯脳論

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    「心も社会も脳の機能である」。この本は脳の解説書ではないと著者は言う。しかし広く深く脳に関わりのあるさまざまな話題を取り上げている。心身二元論などのまやかしは胡散霧消し、脳が心を作りだした。この社会も世界もわれわれの脳が作り出したものである。構造と機能。視聴覚系と運動系。現在の脳科学はこの本が書かれたときよりもより一層脳が世界を作り出していることを解き明かしつつあるようだ。

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    2018年10月20日
  • 遺言。(新潮新書)

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    遺言というタイトルとは直接関連がないような
    内容だと思います。
    結局何を言いたいのか?少し難解な内容であった
    ような気がします。ちゃんと理解できなくても
    著者が一生懸命、我々に訴えかけていることだけは
    わかります。
    意識を研ぎ澄ませることもいいですが、感覚を
    もっと研ぎ澄まして、感覚で判断することが
    あってもいいのではないかということかと。

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    2018年10月08日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    コンクリートのマンションの小綺麗な部屋に住まわせ、時間や規則の拘束などにガチガチに縛り付けるように、小学生の息子を育てています。どのエピソードも納得なのですが、頭が痛いです。。。
    本当にいつから日本はこんな窮屈な世間になってしまったんだろうと思いながら、そのスタイルから抜けられないー

    隈健吾さんの考え方については非常に共感できますね。私たちは大手ゼネコンより、地域や自然、未来的な思考ができる方を応援したいです。

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    2018年09月13日
  • 遺言。(新潮新書)

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    もっと楽しく生きやすい人生を歩むためのヒントが散りばめられているので、何かを求めるというのではなく気楽に読めばよいと思う。

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    2018年09月08日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 養老孟司 特別授業『坊っちゃん』

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    著者が夏目漱石の坊ちゃんを題材として、中学生に特別授業した内容が纏められている。著者と作家と小説がシンクロしているように感じ、ふさわしいテーマとして仕上がっている。大人になる、というプロセスや意味合いを、著者の視点や思いでわかりやすく説明している。著者の人となりを知っている人には予想通りの展開であり、小気味良いテンポである。坊ちゃんのお世話役であった下女の清(きよ)の取り上げ方がいい。

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    2018年09月05日
  • 寄り道して考える

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     2大先生の対談集。養老先生は昆虫本で、森先生は受験術指南以来、勝手にお世話になった。ので、両氏の名前を見るとつい読んでしまう。
     養老先生、長生きしてください。

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    2018年08月23日
  • 半分生きて、半分死んでいる

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    学生時代「唯脳論」に感銘を受けて以来、数々の著作を愛読しています。世間でバッシングを受けても応援しまっせ。作者のような切り口でモノ云う人は貴重な存在。

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    2018年06月22日
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    印象深い話が多かった。極端だけれども、虫が愛おしくなった。

    ・絶対音感を失った方が得。
    ・個性教育なんて言うこと自体が矛盾なんですよ。教育できるのは概念の方であって、個性を磨くには外へ出るしかないんだ。
    ・現代人という品種はものすごく鍛えに鍛えた、肝試しのすんだ品種。

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    2018年06月21日
  • 「他人」の壁

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    ネタバレ

    脳や心理に長けた人気者のおふたりが口を揃えて言う。

    「他人なんて分からないもの。無理に分かろうとしないで、ただ、ぶつからなければいい」

    大変参考になりました。
    養老さんが好き放題言って、名越さんが上手に回収するという感じの対談集でした。
    後半は仏教よりのお話が多かったです。
    「自分の中で芽生えた違和を無理矢理にそういうもんだ、と納得させるのではなく、違和感を持ったまま人生を過ごしていく」というのは難しいけどやっていこう、と思いました。

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    2018年06月03日
  • 唯脳論

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    書いてる内容は凄く難解なのにスラスラ読み進んでいく興味深い脳みそ。ヒトを考えることは脳みそを考えることなのか。興味深い。

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    2018年05月23日
  • 遺言。(新潮新書)

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    ネタバレ

    養老孟司の`遺言`、私は、こんな事を考えてます、感じてます。 曰く、デジタルという情報系は、ゼロと一という二進法。生物は遺伝子を4つの塩基で記述、A:アデニン、T:チミン、G:ゲアニン、C:シトニン。 脳なら、ゼロと一の二進法で、遺伝子を設計するだろう、多分。 4つの塩基からなる遺伝子という情報系は、人の意識を構築する二進法のデジタル情報系よりも、遥かに多くの余剰を含んでいる。 時間と共に、変化する事象を、変化しない二進法の情報系でどう記述するのか、果たしてそれは、可能なのか。(無理でしょう、多分) 現在の社会は、ジャンクな遺伝子を多く含む遺伝子系情報から生まれる`感覚`(ジャンクにも機能があ

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    2018年03月12日
  • 遺言。(新潮新書)

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    意識と感覚所与の違い。
    絶対音感はもともとみんな持っていんだけど、ただ音の高低でなく言葉が意味を持ってから失った。動物にイコールの概念がないので交換も起きない。日本語は冠詞のかわりにはやがの助詞があるが、中国語にはそれがない。感覚所与でなく意識で同じを繰り返して抽象化すると一神教に至る。都市には自然のように意味のないものがあることがある。エントロピーは増大するという法則が脳にも当てはまり、意識という秩序活動が起こっている分の無秩序が発生し、それを片付けるのが睡眠である。デジタルは不死。

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    2018年02月05日
  • 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE, AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES

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    ぶっとんだおじさん2人の対談なので、話半分で受け取った方がよいですが、地震で避難しているときに火の起こし方を知らなくて凍死した話や、安全にうるさい人が増えてる(から子どもに刃物を持たせないとか公園から遊具が撤去されるとかいうことが起こっている)けど、実は一番危ないのは自分自身という自覚を持った方がいいという話などにはうなずけた。

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    2018年01月29日
  • 遺言。(新潮新書)

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    ネタバレ

    意識論。なんだけれど。あまり遺言ぽくはない。1.0だそうで。説得力はあります。だけどなんか言いくるめられたような。で、5つじゃなく4つ。

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    2018年01月24日
  • 「他人」の壁

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    好きな二人の対談本。自分(30代)より上の世代の人の考えに触れるのは、自分の価値観を揺さぶるにはとても良い。

    仏教哲学が入っているせいもあって、この作品が一つの法話のようにも読めました。

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    2017年10月08日
  • 京都の壁

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    著者の目から見た京都のいろいろについて書かれています。京都国際マンガミュージアムの館長という仕事を通じて、外からの京都人を見る学者の視点という面白い見方で読むことができます。京都は長らく日本の中心だったのですから、日本の文化の良いところも悪いところも、そこから生まれたものが多くあるということ。京都に対して感じることは、実は日本人というものに当てはまるというここと。そりゃそうだと感じながら読ませていただきました。タイトルの壁がそうです。京都以外にも壁のある都市はありますよ。東京がちょっと例外ですが。
    学者の視点で、日本人の鏡として京都を見ることで、自分を知ることができる一冊なのではないかと思いま

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    2017年06月23日
  • 無思想の発見

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    感覚世界と概念世界
    仏教の話が興味深かった。
    「同じ」という認識についての話。
    また読み返したい。
    プログラムを今は少しかじっているけど、どれも区別して、分かれたものに名前をつけ、定義付けのような事をして、している。これからもっとテクノロジーの進化には、このような「纏めて」「単語」にしていき、実行されていくんじゃないかと思う。
    多様性という言葉からすると、分けて分別して決めつけていくと、養老孟司さんの仰るような「同じ虫でも、個体が違う」ような面がなくなっていきそう。
    どっちも大切な、バランスが大事だなぁと思った。

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    2017年06月17日
  • 赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!

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    自分を繕うのをやめてもっとバカになろう。「これでいいのだ!」と言えるように。これが出来そうで出来ません!!

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    2017年02月23日
  • 老人の壁

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    南伸坊さんの見方、感じ方が好きです。肩の力が抜けているっていうか。あっと言う間に読み終えてしまったという感じ。

    〈本から〉
    自分そのものを作品として考えて、自分を育てていく。世の中の役にたつだけじゃなくて、自分自身を完成させていく。修行ってそういうものでしょう。

    動物ってけっこう転位行動をするんですよ。

    どうも動物は無駄なことは考えないようにしてますね。

    「外観が変わると内側も変わる」
    「その人の顔になるとその人になる」

    心筋梗塞や狭心症の痛みは、左肩から左腕に放散します。
    「胸が痛い」なんて言っているのは、心臓が痛いんじゃないんですよ。肩や腕が危ない。

    アメリカでは、その自動車会

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    2017年01月12日