養老孟司のレビュー一覧

  • 遺言。(新潮新書)

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    ネタバレ

    養老孟司の`遺言`、私は、こんな事を考えてます、感じてます。 曰く、デジタルという情報系は、ゼロと一という二進法。生物は遺伝子を4つの塩基で記述、A:アデニン、T:チミン、G:ゲアニン、C:シトニン。 脳なら、ゼロと一の二進法で、遺伝子を設計するだろう、多分。 4つの塩基からなる遺伝子という情報系は、人の意識を構築する二進法のデジタル情報系よりも、遥かに多くの余剰を含んでいる。 時間と共に、変化する事象を、変化しない二進法の情報系でどう記述するのか、果たしてそれは、可能なのか。(無理でしょう、多分) 現在の社会は、ジャンクな遺伝子を多く含む遺伝子系情報から生まれる`感覚`(ジャンクにも機能があ

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    2018年03月12日
  • 遺言。(新潮新書)

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    意識と感覚所与の違い。
    絶対音感はもともとみんな持っていんだけど、ただ音の高低でなく言葉が意味を持ってから失った。動物にイコールの概念がないので交換も起きない。日本語は冠詞のかわりにはやがの助詞があるが、中国語にはそれがない。感覚所与でなく意識で同じを繰り返して抽象化すると一神教に至る。都市には自然のように意味のないものがあることがある。エントロピーは増大するという法則が脳にも当てはまり、意識という秩序活動が起こっている分の無秩序が発生し、それを片付けるのが睡眠である。デジタルは不死。

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    2018年02月05日
  • 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE, AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES

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    ぶっとんだおじさん2人の対談なので、話半分で受け取った方がよいですが、地震で避難しているときに火の起こし方を知らなくて凍死した話や、安全にうるさい人が増えてる(から子どもに刃物を持たせないとか公園から遊具が撤去されるとかいうことが起こっている)けど、実は一番危ないのは自分自身という自覚を持った方がいいという話などにはうなずけた。

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    2018年01月29日
  • 遺言。(新潮新書)

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    ネタバレ

    意識論。なんだけれど。あまり遺言ぽくはない。1.0だそうで。説得力はあります。だけどなんか言いくるめられたような。で、5つじゃなく4つ。

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    2018年01月24日
  • 「他人」の壁

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    好きな二人の対談本。自分(30代)より上の世代の人の考えに触れるのは、自分の価値観を揺さぶるにはとても良い。

    仏教哲学が入っているせいもあって、この作品が一つの法話のようにも読めました。

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    2017年10月08日
  • 京都の壁

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    著者の目から見た京都のいろいろについて書かれています。京都国際マンガミュージアムの館長という仕事を通じて、外からの京都人を見る学者の視点という面白い見方で読むことができます。京都は長らく日本の中心だったのですから、日本の文化の良いところも悪いところも、そこから生まれたものが多くあるということ。京都に対して感じることは、実は日本人というものに当てはまるというここと。そりゃそうだと感じながら読ませていただきました。タイトルの壁がそうです。京都以外にも壁のある都市はありますよ。東京がちょっと例外ですが。
    学者の視点で、日本人の鏡として京都を見ることで、自分を知ることができる一冊なのではないかと思いま

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    2017年06月23日
  • 無思想の発見

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    感覚世界と概念世界
    仏教の話が興味深かった。
    「同じ」という認識についての話。
    また読み返したい。
    プログラムを今は少しかじっているけど、どれも区別して、分かれたものに名前をつけ、定義付けのような事をして、している。これからもっとテクノロジーの進化には、このような「纏めて」「単語」にしていき、実行されていくんじゃないかと思う。
    多様性という言葉からすると、分けて分別して決めつけていくと、養老孟司さんの仰るような「同じ虫でも、個体が違う」ような面がなくなっていきそう。
    どっちも大切な、バランスが大事だなぁと思った。

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    2017年06月17日
  • 赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!

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    自分を繕うのをやめてもっとバカになろう。「これでいいのだ!」と言えるように。これが出来そうで出来ません!!

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    2017年02月23日
  • 老人の壁

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    南伸坊さんの見方、感じ方が好きです。肩の力が抜けているっていうか。あっと言う間に読み終えてしまったという感じ。

    〈本から〉
    自分そのものを作品として考えて、自分を育てていく。世の中の役にたつだけじゃなくて、自分自身を完成させていく。修行ってそういうものでしょう。

    動物ってけっこう転位行動をするんですよ。

    どうも動物は無駄なことは考えないようにしてますね。

    「外観が変わると内側も変わる」
    「その人の顔になるとその人になる」

    心筋梗塞や狭心症の痛みは、左肩から左腕に放散します。
    「胸が痛い」なんて言っているのは、心臓が痛いんじゃないんですよ。肩や腕が危ない。

    アメリカでは、その自動車会

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    2017年01月12日
  • 身体巡礼―ドイツ・オーストリア・チェコ編―

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    ヨーロッパの死生観と身体性。
    前半で語られるハプスブルク家を代表とする貴族、並びにユダヤ人の埋葬習慣は、現代の日本で主となっている火葬になれた人間としては非常に奇怪な風習に感じる。読み進めていく中に示唆される、「死者」との距離とその結果としての身体性を表現した墓のあり方が、年齢を重ね親族の死に立ち会う回数の増える自分には非常に興味深かった。

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    2017年01月07日
  • 赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学講義録なのだ!

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    赤塚先生生誕80年記念「バカ田大学」講義録。
    泉麻人氏の「シェー論」を皮切りに赤塚ワールドにどっぷり浸ろうかと思ったのだがなにか雲行きが怪しい…みうらじゅん氏は孤高のマニアックネタ全開で畳み掛けて来るし坂田明氏に至ってはミジンコを壮大に語り出す始末!そう、この講義のお題は作品論ではなく赤塚イズムの根源にある「バカについて」だったのだ。
    で気を取り直して各氏の講義に耳を傾ければやはりみなさん一芸に秀でたバカばかりで読めば納得の充実感。
    このスピリッツを受け継いで行かねばこの国は亡びるぞ、灰色のシャム猫は言った「悪バカは良バカを駆逐する」と…これでいいのだ

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    2016年10月13日
  • 文系の壁 理系の対話で人間社会をとらえ直す

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    養老孟司氏が、4人の理系知識人と行った対談内容が書かれている。
    文系理系を対立構造と見るのではなく、「言葉」や「社会」など、文系のフィールドで研究されている概念について、理系的に考え話し合っている。

    4人との対談で共通して感じられるのは、「前提」に対する疑義の持ち方だ。思考をスタートさせた時の「前提」について、より深く見ていく必要があるということが再三再四書かれていたと思う。

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    2016年02月20日
  • 考える読書

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    読書案内かと思ったけど、実際のところは、そのときに読んだ本を紹介しながらの、エッセイ集でした。もちろん、結構な勢いで絶賛されている本とかもあって、そういう中でちょっと読んでみたいと思うようなものもちらほら。虫の話が大部分で、あと人付き合いとか、解剖の話とかもちょいちょい出てきて、って感じで淡々と進みます。そういえば京都の漫画博物館の館長ですもんね、養老先生。そりゃミステリーやらファンタジーについても造詣は深いわけです。

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    2016年02月04日
  • 世につまらない本はない

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     養老孟司、池田清彦、吉岡忍が、読書について、テーマ毎に語った内容を記した本。
     養老孟司の本の読み方は、作者の意図や想いを行間から読み取りながら読む。なぜ、この部分が書いていないのかとか、逆に無いものからその意図を読み取る。非常に難しいが。
     読み聞かせについて。子供に本を読み聞かせる効果は、読んだ内容は全く意味がないとバッサリ。ただ、お母さんが笑顔で、愛を持って読み聞かせることで、子供は愛されていることをカラダで感じる。インプット、変換、アウトプット。その流れのなかで、そのインプットの多様性がまずは大事であると。
     中盤からは、読書についての放談会。「温泉教授の日本百名湯」が寝床で読む本だ

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    2016年01月31日
  • 世につまらない本はない

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    本に対してこれだけ熱く語れるということは、やはり読書の量が半端なく多いと言うことだと思う。
    なんの本でも受け取りかたで糧になると思う

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    2016年01月12日
  • 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE, AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES

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    20151213 ほんの50年前の日本に戻る事。簡単なようで難しい。便利なとこと必要な不便を正しく判断できる感覚が必要。この先の自分にできることが何かあると考えさせられた。

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    2015年12月13日
  • 文系の壁 理系の対話で人間社会をとらえ直す

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    森博嗣さんの本で、この対談集を知って購入しました。
    普段殆ど考えずにルーチンワークをこなす身としては、非常に劣等感を刺激される内容でした。
    ただ、専門家がその道を頑張っていることがわかりました。
    理系側の風景がわかって、良かったです。

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    2015年12月11日
  • 復興の精神

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    この本の企画がいいなと思った。
    有事のあとに、我々は何をするべきか、どう考えるか、、、ということを、新潮新書編集部が発したいというに対して著名人が正面から応えた…ものとなっています。

    養老孟司氏の著書は何冊か読んできていますが、この原稿だけでも氏の集大成のような感じさえしてしまうほど、明確で深みのある言葉だと感じました。

    また、普段のモヤモヤを南直哉さんの言葉によってスッキリできました。
    この両名が個人的にはとても面白かった。

    軽い気持ちで借りたけどすごく重みのある書だった。
    本当に、悩める学生たちに読んでほしい。

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    2015年11月17日
  • ねこバカ いぬバカ

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    ベットと人間の区別なく生と死や病気と治療に対談形式で語り尽くした一冊
    誰にでも訪れる死を前向きに捉えられるようになる

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    2015年11月09日
  • 文系の壁 理系の対話で人間社会をとらえ直す

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    今の自分が日常生活のなかで問題意識として感じていることが(特に第1章)、全くその通り書かれている。特に、「前提を吟味しない」「考えないで答えを探す」等。

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    2015年09月26日