養老孟司のレビュー一覧

  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    ネタバレ

    社会派、ミステリー、殺人、恋愛等々、様々なジャンルのもの書きの人達。
    年代もタイプも違うのに共通していることは"猫好き"。
    そして揃いも揃ってもみんな"もふもふ"の猫達。
    飼い猫と一緒にくつろぐ姿や猫を見つめる優しい眼差し。
    写真を見ているこちらも、つい微笑んでしまう。
    各々の巻末にある猫エッセイや短編からも猫愛が真っ直ぐ伝わってくる。

    生活を変えてくれた存在でもあり、昼寝仲間でもあり、相思相愛の同志でもある猫達は、顔を見ていれば、ただそこに居てくれればそれでいい、大切な存在。
    もの書きの傍らにいる猫達から安らぎと癒しを貰った。

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    2019年05月30日
  • 文系の壁 理系の対話で人間社会をとらえ直す

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    久々に養老先生の著作を読んだ、ここ最近よく読む森博嗣先生との対談を見つけて興味が湧いた。それをきっかけに藤井直敬、鈴木健、須田桃子という3人の新しい人を知ることが出来た。中でも鈴木健さんはスマートニュースの人なのに哲学や地域通貨のことなどの幅の広い研究対象に惹きつけられた。著作もいつか読んでみたい。こういうことをきっかけに新たな知見を得られることは対談を読む醍醐味でもある。日本人にとってノーベル賞がすごい影響があるというのはとても納得いく話だなあ。言われてみればそうだ。「理系・文系」のタテ割りと「〜の壁」と書くと売れやすいのと通底してる理屈があると思う。あと日本人は性善説を信じている。というの

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    2019年05月19日
  • 無思想の発見

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    日本人は自分自身で無宗教、無思想であると思っているが、本当のところは「無思想、無宗教」であることを思想、宗教としているという話であった。
    無を信仰しているということはすなわち仏教のことではないかという話があったので仏教について興味がわいた。

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    2019年05月10日
  • 猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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     ああっと、これって、いわゆる「猫本」じゃありません。養老節炸裂で、お好きな方は、読みはじめると一気なので、もの足りません。ぼくは、何気に久しぶりで、お出かけのバスの中で終わりました。
     テレビのインタビューらしくて、いいたい放題で、スッキリ。なにせ、なにせ、もう、葬式も済ませている死んだ人は強い。
     でも、ネコの「まる」の写真が、涙がでそうになるほどいい。うーん、やっぱり「猫本」か?

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    2019年02月08日
  • 唯脳論

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    たぶん養老さんの伝えていることの0.5%くらいしかわかってない。それでも面白いと思った。難しいけど、その着眼点にハッとさせられたりひやっとしたり。
    もうぜんぶがぜんぶ、脳に支配されてるじゃんって思った。自分で考えたって思ってることも、嬉しいという感情も、行動も、そしてこの社会も、ぜーんぶ。脳にとって都合のいいことが快感になって、脳にとって都合のいい方向に人間が進んでいく。
    唯一死ぬことだけは脳は制御できない。これが唯一の自然。どんなこともぜんぶ脳に戻されるから、なんだかもう何も信じれないというか、考え始めると学習も思考も人生もぜんぶが取るに足らないことに思えてくるんだけど、一方で、だから、自分

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    2019年02月01日
  • 超老人の壁

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    対談の続編。
    今回もまた、短いながら濃く詰まった面白い1冊。
    石黒さんのアンドロイドに関する本を読んだタイミングで、
    0と1との間にある永遠の話がでてきて唸る。
    生きているものを研究し、突き詰めていくと
    結局数値化できないものが見えてくる。
    数字は整数のみではなく、その間にある無数の
    小数点以下云々の数字によって埋められている。
    理屈で固まった頭を、養老さんの言葉はあっけらかんとひっくり返してくれる。
    このまっとうさ、気持ちよさが、
    今の閉塞した状況に穴をあける方法なのだと思う。
    各章のカットは南さんが描いた、仙厓の模写だけど、
    いま仙厓のようにまんま描けるのは南さんしかいないんじゃないか。

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    2019年01月12日
  • 唯脳論

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    シンプルにもう一回読みたい。難しかったが、脳の存在意義について、自分にはない考えを取り込むことができた。

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    2019年01月07日
  • 半分生きて、半分死んでいる

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    色々多方面のエッセー…に近い?

    冷静と淡々とテレビでは話している印象がある養老先生ですが、若い時はなかなか湯沸かし器だったようですね。
    普段腹を立てている自分がおかしいのか?と悩む場面もありましたがちょっと安心しました。

    この書のおかげで、竹村光太郎さんをしれたのが良かったです。竹村光太郎さんの書籍を読み、とても面白かったです。

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    2019年01月06日
  • 文系の壁 理系の対話で人間社会をとらえ直す

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    知識の畑が耕されている人たちの会話は眺めていても楽しい。
    そしてストレスを溜め過ぎて死ぬことがないようにしなくては!

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    2019年01月04日
  • 猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    もう過激な言葉は載せない、そののんびりとした語り口の中に密やかな抵抗がある。寝る、食う、遊ぶ、ときどき邪魔をする、そんな猫の生活に私も憧れを持つ。いいじゃない、そこにセレブもロハスも関係ないよ。幸せはこっちだよ。

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    2018年12月19日
  • 遺言。(新潮新書)

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    とりあえず感覚器に与えられた第一印象を感覚所与という。感覚所与は「違う」けれどわれわれは頭の中でそれを「同じにする」。動物はイコールがわからない。等価交換ができない。動物は絶対音感がある。人間は忘れていくのだ。現代の若者が実際にヒトに接するよりSNSを好むのは生身のヒトは雑音を含みすぎている。都市は意識の世界であり、意識は自然を排除する。人工的な世界はまさに不自然なのである。子どもは自然である。とりあえず心に残った養老さんのつぶやきを書いておく。まあ考えてみればと言うこと。むずかしいけどおもしろかった。

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    2018年11月15日
  • 遺言。(新潮新書)

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    動物の認知系統の話を軸に今の世の中に対する哲学的な内容を織り込んだ内容。単純なことだけど言われてみたら、へー。みたいな話題が多い。

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    2018年11月03日
  • 唯脳論

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    「心も社会も脳の機能である」。この本は脳の解説書ではないと著者は言う。しかし広く深く脳に関わりのあるさまざまな話題を取り上げている。心身二元論などのまやかしは胡散霧消し、脳が心を作りだした。この社会も世界もわれわれの脳が作り出したものである。構造と機能。視聴覚系と運動系。現在の脳科学はこの本が書かれたときよりもより一層脳が世界を作り出していることを解き明かしつつあるようだ。

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    2018年10月20日
  • 遺言。(新潮新書)

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    遺言というタイトルとは直接関連がないような
    内容だと思います。
    結局何を言いたいのか?少し難解な内容であった
    ような気がします。ちゃんと理解できなくても
    著者が一生懸命、我々に訴えかけていることだけは
    わかります。
    意識を研ぎ澄ませることもいいですが、感覚を
    もっと研ぎ澄まして、感覚で判断することが
    あってもいいのではないかということかと。

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    2018年10月08日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    コンクリートのマンションの小綺麗な部屋に住まわせ、時間や規則の拘束などにガチガチに縛り付けるように、小学生の息子を育てています。どのエピソードも納得なのですが、頭が痛いです。。。
    本当にいつから日本はこんな窮屈な世間になってしまったんだろうと思いながら、そのスタイルから抜けられないー

    隈健吾さんの考え方については非常に共感できますね。私たちは大手ゼネコンより、地域や自然、未来的な思考ができる方を応援したいです。

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    2018年09月13日
  • 遺言。(新潮新書)

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    もっと楽しく生きやすい人生を歩むためのヒントが散りばめられているので、何かを求めるというのではなく気楽に読めばよいと思う。

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    2018年09月08日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 養老孟司 特別授業『坊っちゃん』

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    著者が夏目漱石の坊ちゃんを題材として、中学生に特別授業した内容が纏められている。著者と作家と小説がシンクロしているように感じ、ふさわしいテーマとして仕上がっている。大人になる、というプロセスや意味合いを、著者の視点や思いでわかりやすく説明している。著者の人となりを知っている人には予想通りの展開であり、小気味良いテンポである。坊ちゃんのお世話役であった下女の清(きよ)の取り上げ方がいい。

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    2018年09月05日
  • 寄り道して考える

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     2大先生の対談集。養老先生は昆虫本で、森先生は受験術指南以来、勝手にお世話になった。ので、両氏の名前を見るとつい読んでしまう。
     養老先生、長生きしてください。

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    2018年08月23日
  • 半分生きて、半分死んでいる

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    学生時代「唯脳論」に感銘を受けて以来、数々の著作を愛読しています。世間でバッシングを受けても応援しまっせ。作者のような切り口でモノ云う人は貴重な存在。

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    2018年06月22日
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    印象深い話が多かった。極端だけれども、虫が愛おしくなった。

    ・絶対音感を失った方が得。
    ・個性教育なんて言うこと自体が矛盾なんですよ。教育できるのは概念の方であって、個性を磨くには外へ出るしかないんだ。
    ・現代人という品種はものすごく鍛えに鍛えた、肝試しのすんだ品種。

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    2018年06月21日