養老孟司のレビュー一覧
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赤塚先生生誕80年記念「バカ田大学」講義録。
泉麻人氏の「シェー論」を皮切りに赤塚ワールドにどっぷり浸ろうかと思ったのだがなにか雲行きが怪しい…みうらじゅん氏は孤高のマニアックネタ全開で畳み掛けて来るし坂田明氏に至ってはミジンコを壮大に語り出す始末!そう、この講義のお題は作品論ではなく赤塚イズムの根源にある「バカについて」だったのだ。
で気を取り直して各氏の講義に耳を傾ければやはりみなさん一芸に秀でたバカばかりで読めば納得の充実感。
このスピリッツを受け継いで行かねばこの国は亡びるぞ、灰色のシャム猫は言った「悪バカは良バカを駆逐する」と…これでいいのだ -
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養老孟司、池田清彦、吉岡忍が、読書について、テーマ毎に語った内容を記した本。
養老孟司の本の読み方は、作者の意図や想いを行間から読み取りながら読む。なぜ、この部分が書いていないのかとか、逆に無いものからその意図を読み取る。非常に難しいが。
読み聞かせについて。子供に本を読み聞かせる効果は、読んだ内容は全く意味がないとバッサリ。ただ、お母さんが笑顔で、愛を持って読み聞かせることで、子供は愛されていることをカラダで感じる。インプット、変換、アウトプット。その流れのなかで、そのインプットの多様性がまずは大事であると。
中盤からは、読書についての放談会。「温泉教授の日本百名湯」が寝床で読む本だ -
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タイトル通りの内容とは思えません。
タイトルに「壁」を付けて養老先生の本を売らんとする出版社の根性が気に食わないです。
副題は「理系の対話で人間社会をとらえ直す」ですが,本書の対談相手である2名の理系研究者と1名の元理系研究者ほどの人々であれば,間違いなく自分の研究が人間社会の中においてどのような位置にあるかを考えながら活動をしています。
主題にせよ副題にせよ,本書の内容をズバリ捉えたものとは到底思えませんでした。
しかし,養老先生の示唆に富んだご意見や,対談相手のフィールドの素晴らしさなど,知性溢れる対談本として魅力的な内容の一冊だと思います。
でも,くどいですが,タイトルは大切ですよ -
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Posted by ブクログ
文科省が国立大学に対して人文社会科学や教員養成の学部・大学院の縮小や統廃合などを求める通知を出したというニュースを見ました。これは、文学部出のわたしにはかなり気になるニュースで、大学は職業訓練の場ではないよねという大前提をさておいても理系学部であればそれだけで「社会のニーズ」とやらに応えられるのか?が謎。さらに人文系に分類される社会学や心理学は文学部からみるとかなり理系(というか数学)の要素が強いように見えるし理系に分類される情報系の学部は文系っぽくない?と思ったり…じゃあ「文系」と「理系」ってどんな違いがあるのか知りたく読んでみました。
まえがきを読んで、かなりすっきり。本文は第二章が非常に -
Posted by ブクログ
ネタバレ世界一受けたい授業に出演させているのを見て、読みたくなった。
テレビでは、インターネットはすぐに答えが分かり自分で考えなくなる、自分の壁を越えられない人は、毎日掃除をしないと気がすまない人・他人を妬む人、という話をしていた。さてさて、どんな内容だろうか。
・・・今日のなるほど
好きじゃないことで上手になろうとしたら、大変な努力がいる。しかも最終的にはうまくいかない。
われは我がとがを知る。我が罪は常に我が前にあり。
自分とは、地図の中の現在位置の矢印。矢印を消していけば、自分と地図が一体化する
言葉が動かすことがでかるのは人の考えだけ。その結果、その人が具体的に動いたときに、初めて現実