養老孟司のレビュー一覧
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ネタバレ「これから」をどう考えるか。3・11以降を生きる杖。
と、帯にあった通り、東日本大震災を経、これからをどう生きるかを9人が語っている。
養老孟:精神の復興需要が起きる
これを読みたくて買った一冊。いつもと違う養老センセ。スラスラとその思いのままに語り、面倒だから説明はヤメ、と突き放されるようないつもの文章よりも、ずっとずっと、静かでゆっくりとした口調で語られている。
「周りがうるさくなってくると静かにする。ブレーキをかける。そういう習性が身に付いているのです。」(本文より抜粋)という姿勢からきているのかもしれないが、意外なほどに、淡々と「これから」を語っていた。
「生きていれば、さまざま -
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[ 内容 ]
わたしたちはなぜ“耳”の重要性を忘れてしまったのか?
聴覚の持つ神秘の力を、第一人者が問う。
[ 目次 ]
第1章 なぜ人は音楽で感動するのか
第2章 感性の土壌
第3章 いい音楽とは何か
第4章 意識は暴走する
第5章 共感性と創造
第6章 人間はみな芸術家
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
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[ 内容 ]
あたりまえの常識をマジメに説く。
[ 目次 ]
第1章 人間にとって、言葉とはなにか(心というもの 言語と脳進化 ほか)
第2章 意識のはたらき(言語と同一性 コミュニケーションと強制了解性 ほか)
第3章 原理主義を超えて(ダーウィニズムと原理主義 原理主義に反対する立場も原理主義になる ほか)
第4章 手入れの思想(人工物・自然物 自然について考えるヒント ほか)
第5章 心をたがやす方法(脳をたがやす方法 常に変化し続ける脳 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メ -
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自分が好きな著者の一人である養老孟司さんの一冊。自分にとってはとても読みやすく感じた。
「日本には「無思想」という思想がある」という何とも屁理屈を述べているような主張がこの本の軸にある。まず最初の方では他の様々な著書でも彼が述べている「【私】という存在は変わる」という話から「この世に変わらないものなんてない」という主張が書かれている。他の著書にも書かれていて、いつも「なるほどなー」と思うが、「人間の情報化」の話は毎回ハッさせられる。
次パートには本書の主張である「無思想が日本にはある」ということが書いてある。ここでいう「無思想」とはどのようなものであるかというと、「私は思想なんて持っ -
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ネタバレ[ 内容 ]
言葉は意識の産物である。
現代は意識優先、つまり脳化社会で、だから情報化社会になる。
人生は『意識のみ』になってしまった」…。
著者はあまり言葉を信用していない。
言葉を読み過ぎず、解剖学者の眼で世の中を見つめ、静かに考える。
すると現代日本人が気づかない、人間社会を取り巻くシステムが立ち現れる。
本書は二〇〇二年以降の日本と世界を論じた時評集。
石油問題、自衛隊のイラク派兵、靖国参拝、振り込め詐欺、オリンピック…。
日本人がいかに行動すべきかを考える上で示唆に富む一冊。
[ 目次 ]
第1章 石油と文明
第2章 社会と世間
第3章 都市と環境
第4章 政治と政治家
第5章 世 -
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ネタバレ[ 内容 ]
石油高騰、温暖化、食料・水不足、少子化…。
これらの問題を概念ではなく具体的なモノ、データに則して考えれば、本質が見えてくる。
知見を論じ合うのは、解剖学の賢人と、ダム行政に手腕を発揮してきた元国土交通省河川局長。
「日本人は既に一度エネルギー枯渇を経験している」「温暖化対策に金をかけるな」「小さいことが好きな日本は世界の見本になり得る」、さらに「自殺する人は傲慢」という卓見まで。
戦う農業経済学者・神門善久との鼎談も掲載。
ものの見方、日本の見方を変える一冊。
[ 目次 ]
第1章 人類史は、エネルギー争奪史
第2章 温暖化対策に金をかけるな
第3章 少子化万歳!―小さいこと -
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ネタバレ[ 内容 ]
「理性」に振り回される現代世界を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく…。
養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。
ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。
さらに、幸せについて、文明についても考える。
[ 目次 ]
1(定年後の団塊;抽象的人間;「先生」が成り立たない時代;一億総インテリ化;民間主導;公平・客観・中立;書評(1)『生命理論』)
2(意識は中心か;自由と不自由;モノですよ、モノ;昆虫採集禁止;どうかしている;クーデターと総裁選;情報を感覚;書評(2)『人生があなたを待 -
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養老さんの著書を始めて読んだ。この本を選んだ理由は、「バカの壁」で有名であったこと、また、医者という傍ら科学者や虫博士などの面白い経歴を持っていたことだった。この人がどのような考え方を持つ人かが気になり、かつ、この本が500円という安価だったこともあり、購入してみた。まだ、読み途中だが、この人の考え方がなかなか新鮮で非常に面白く感じる。とくに、宗教と科学の位置づけなど。(「位置づけ」とか言うと、また、壺内さんに、そういうコトバは嫌いだといわれそうだが。)途中まで読んだ段階で、非常に勉強になるのが、養老さんは、コトバを非常に重んじており、且つ、そのコトバの意味するスコープをきちんと自分なりに定義
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「自分の頭と身体で考える」4
著者 養老孟司、甲野善紀
出版 PHP文庫
p212より引用
“変わるっていう現象はそれが良いか悪いかというのは、
その人個人の主観でしょう。”
解剖学者と武術家である二人の対談集をまとめた一冊。
1999年に同社から刊行された物の文庫版。
独自の視点を持って世の中を観察し、
分析・解説しながらの対談。
時に辛辣に時に穏やかなふりをして、
世の中の自称に対して意見しておられます。
上記の引用は、
何かを体験した事によって起こる変化に対する、
甲野氏の考えの一文。
今まで面白かった物が面白く無くなってしまうというのは、
私にも思い当たる節があります。
今面白