養老孟司のレビュー一覧

  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    タイトルからもっと音楽に特化したものかと思っていたけど、そんなことなくて日本社会の様々なことに触れていた。
    養老さんの白熱具合に久石さんが少し引いてる感じがおもしろかった。

    脳化の箇所で自分もほんとに「ああなれば、こうなる」って考えてばっかで、そら色々つまらんわと思った。

    田舎と自然との触れ合いの重要性は十分にわかった。それでも、僕は田舎に参勤交代はしたくないけど。

    にしても、音楽だけじゃなくて普遍的な所からとても示唆に富んでいて目から鱗やったなー

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    2012年01月10日
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

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    物事を捉えるには、一言でいえば「五感を働かせる。」「モノから考える。」そうすると、見えなかったことが見えてくる…ということなのでしょうが、解剖学の賢人養老さんと、元国土交通省河川局長の竹村さんの対談そのものが面白い。養老さんの本が久々に読みたくなった。

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    2012年01月03日
  • 読まない力

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    養老氏の考え方が好きです。
    言葉をどこまで信じるか。変わる自分と変わらぬ情報。
    養老氏のおかげで「諸行無常」を意識することができています。

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    2011年12月07日
  • 読まない力

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    2002年3月から2007年12月まで雑誌Voiceに連載された時評集。内容はやはり「唯脳論」の敷衍。変わる自分と変わらない情報、と云う概念はとても面白い。ここで問題視されている事柄で、2011年現在深刻化しているものが多い。

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    2011年11月10日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    逆さメガネについて知りたくて読書。

    エピローグの男と女は平等か印象的。常識といわれるものを常に疑ってみること。情報は不変であるが、見る方の人間の脳は変化し続けることを忘れてはいけないと思う。

    知行合一。江戸時代に日本で流行した陽明学の教えのひとつ。原理的主義的な朝鮮儒教、朱子学との違いが現在の日本と韓国、中国の違いへとつながっているように感じられて興味深い。

    もっと現代人は体を使いインプットとアウトプットをしないといけないと思う。

    合氣道の教えは非科学的なものが多い。しかし、本文で紹介されているオオムと違って神秘現象や超人的なものではない点が大きく違うと感じる。また武道を稽古したくなっ

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    2011年11月08日
  • 復興の精神

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    各界著名人が復興についての考え方を述べた共著。
    この本の存在は知ってたけど、もっと早くに、もっと震災についていろいろ考えた時期に、読んだらよかったかも。
    日本に好きになる一冊。

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    2011年11月04日
  • からだを読む

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    解剖学が専門の養老孟司氏が、口〜肛門までの消化器官を解説した本。
    病気になれば別だが、自分の体であるにも関わらず普段は全く意識しない体の内部。
    それを新書レベルでわかりやすく解説されています。
    読んでみて、初めて知った事実も多く面白かったです。
    現代医学では、こういう構造になっているということはわかっても、どうしてそうなっているかは意外とわかっていないものなんですね。
    時々つぶやきのように入る、養老節のコメントも必見です。

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    2013年08月09日
  • 超バカの壁

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    ネタバレ

    仕事は社会に空いた穴(社会の側にある)。
    自分に合ってなくて当たり前。
    引き受けたらちゃんとやる。
    やっていくうちに自分の考えが変わる。
    自分自身が育っていく。

    そう引き受けたらちゃんとやろう!

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    2023年03月07日
  • ぼちぼち結論

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    虫についての話やアメリカ文明が石油文明であり、アメリカの行動原理は石油にあるという話が書いてある。
    河合隼雄先生が文化庁の長官をやることでつぶされたので、自由に生きたいと述べている。

    言っていることはそれほど変ではないし、人生先が短いだけに踏み込んだ意見も書いている。面白い書である。

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    2011年09月11日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    もっともなんだけど、どうしても偏屈(?)なイメージのある養老さんの本。
    しかして 聞き流して読み流しては 勿体無い本でした。

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    2011年09月20日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    養老さんが教育について語った本だそうです。
    自分が読んだところ、そうは思いませんでしたけど。

    ただ、教育のヒントになることや、世の中の見方について色々考えさせられる内容でした。
    他の著書でも色々似通った内容が書かれており、同じことの繰り返しか、と思う部分があるけれど、逆に養老さんの考え方がぶれていないんだな、しっかり考えているんだな、と感じました。
    見習いたいものです。

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    2011年09月08日
  • ぼちぼち結論

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    アメリカのきほんが石油戦略であると断言しているところなど養老先生らしいなあ。言っていることは相変わらずむずかしいですが。

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    2011年07月17日
  • ほんとうの復興

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    11/07/01。
    「『ああすればこうなる』式で物事を考えて進める人というのは助からなかったタイプなのではないかなあ。」池田先生。
    これ、真実。津波や自然災害だけの話ではない。

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    2011年07月07日
  • 自分の頭と身体で考える

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    甲野氏、養老氏が武道、解剖学を中心として語られる日本人論。西洋的な考え方や新しい技術を取り入れ日本人は、頭を変えてきたつもりではあるが、厳然として身体は残っている。過去の日本人が頭と身体を一緒にして考えていたことも参考にしながら、自ら考えるようにスべきだという本。「古武術の発見」の続編。

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    2011年06月27日
  • 復興の精神

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    3.11以降の心象風景は変わりました。正に本編の直哉先生の言葉の通りなのですが、彼らと私を分けたのは何だったのでしょうか?私はどうしようもない断絶と無常を感じ言葉がありません、自分は何をすれば良いのか、これからどうすれば良いのかという問いは、全て人の問いでもあると思います。この本に寄稿した方たちの思索が我々の足元を照らす一助になることを期待します。

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    2011年06月21日
  • 復興の精神

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    ネタバレ

    「これから」をどう考えるか。3・11以降を生きる杖。
    と、帯にあった通り、東日本大震災を経、これからをどう生きるかを9人が語っている。

    養老孟:精神の復興需要が起きる

    これを読みたくて買った一冊。いつもと違う養老センセ。スラスラとその思いのままに語り、面倒だから説明はヤメ、と突き放されるようないつもの文章よりも、ずっとずっと、静かでゆっくりとした口調で語られている。
    「周りがうるさくなってくると静かにする。ブレーキをかける。そういう習性が身に付いているのです。」(本文より抜粋)という姿勢からきているのかもしれないが、意外なほどに、淡々と「これから」を語っていた。

    「生きていれば、さまざま

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    2011年06月16日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    [ 内容 ]
    わたしたちはなぜ“耳”の重要性を忘れてしまったのか?
    聴覚の持つ神秘の力を、第一人者が問う。

    [ 目次 ]
    第1章 なぜ人は音楽で感動するのか
    第2章 感性の土壌
    第3章 いい音楽とは何か
    第4章 意識は暴走する
    第5章 共感性と創造
    第6章 人間はみな芸術家

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]

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    2011年05月24日
  • スルメを見てイカがわかるか!

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    [ 内容 ]
    あたりまえの常識をマジメに説く。

    [ 目次 ]
    第1章 人間にとって、言葉とはなにか(心というもの 言語と脳進化 ほか)
    第2章 意識のはたらき(言語と同一性 コミュニケーションと強制了解性 ほか)
    第3章 原理主義を超えて(ダーウィニズムと原理主義 原理主義に反対する立場も原理主義になる ほか)
    第4章 手入れの思想(人工物・自然物 自然について考えるヒント ほか)
    第5章 心をたがやす方法(脳をたがやす方法 常に変化し続ける脳 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メ

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    2011年05月23日
  • 無思想の発見

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    文体が独特すぎて読むの大変だったけど、日本人の無意識下における思想について解き明かそうとする本というのは分かった。

    有思想と無思想、感覚世界と概念世界の往復、「同じ」と「違う」。
    独特の世界観の中へ巧妙に誘われ、それに浸っているうちに読み終わっていた、そんな不思議な体験を与えてくれる本である。

    なかなか面白かった。

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    2011年05月17日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    思ったより気になる部分多し。教育において、根本となる部分の議論が欠けているというのは、共感。一体どういう人を育てるための教育なのか。それが明確でないのに、方法論は語れない。

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    2011年05月17日