養老孟司のレビュー一覧

  • 真っ赤なウソ

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    養老先生の本は昔から沢山読ませていただいてますが、この本はちょっと異色な感じがしました。もう7年ぐらい前の本ですね。養老先生の他の本よりホンネぽさがあって面白いかも。

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    2010年03月12日
  • 環境を知るとはどういうことか 流域思考のすすめ

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    「流域思考」という考えは、なかなか面白いと思う。
    ぜひ環境教育等でも取り入れたいアイデアである。

    それにしても、この本から私が受けた最も強いインパクトは、
    今の私の生活が、自然からすっかり離れてしまっていて、
    ほぼ100%人工環境の中で完結してしまっていることを
    改めて痛感させられたことです。

    私と同様に、「人口世界」から殆ど出ないで生活している人は
    結構いると思うのだが、本当にそれでいいんだろうか・・・。
    将来何かしっぺ返しが来そうな気がする。

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    2009年12月09日
  • 養老孟司の旅する脳

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    養老孟司は大好き。バカの壁とか、逆さメガネは正直、考えが永遠とループしているような感覚がして、すんごくしんどくなるんですが。。。ただ優れている、という点でいつも学ばせていただいている。こちらはとても読みやすく、好きな旅関連のエッセイなので楽しめました。しかもたくさんの知識を発揮されるので、読むたび新たな発見と驚き。そうかーと納得する歴史などw とても勉強になります。というか、これを取っ掛かりにして勉強しなさいって感じですが。漢語や中国のこと、奈良の手付かずの自然、日本人はなぜ記念写真が好き?っていうのも、そんな理由!って。日本人がいつも写真を撮りまくってるのを見てフシギだったんですが(自分含め

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    2009年10月07日
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

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    肺癌と大気汚染   生態系は100年で回復しない 新しい森には虫がいない  人類の文明史のなかで植林で山の木を守ろうとしたのは日本文明のみ。  エネルギー源を日本国内で分散すべき   いまの人はいらいらしがちですぐ全か無かと考えますけれども、生態系を扱うにはほどほどという考え方が重要です。エネルギーの問題も正解はなんだという態度ではなく、ほどほどのところで収めようとすればよい。  問題を直視すればかならず解決策はある。  ただしい受け取り方はあっても、ただしいやり方はない。

    2015/6/7 購入にして再読

    山の木を植林で守ろうとしたのはおそらく日本文明のみ

    ギリシャ文明は奴隷制の上に成

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    2015年06月07日
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    養老先生のお話はしばしば極論だと言われるけれど、言わんとしていることが実に得心できる。思い通りになる世の中で思い通りにいかない虫捕りが子どもを育てる、とか、虫も殺さぬ子が人を殺すなど、虫好きの3人が、子ども達の正しい育て方と、人として生きるべき方向性について語り合った内容。

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    2009年10月04日
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

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    著者二人の対談。モノとう現実から日本を考える。竹村氏は、国土交通省の河川局長を勤めた人。石油や水、森林や河川などの下部構造から日本の文化や歴史を洞察する。いままで知らなかった独自の視点による情報が新鮮で、興味深く読んだ。江戸時代末期、日本のエネルギーとしての森林利用は限度に達し、いたるところ禿山だらけだった。その限界を打ち破ることが出来たのは、黒船来航による開国だった等々。文科系の人間が見落とすような発見に満ちている。

    たとえば、アメリカ自由経済は原油価格が上がらないことを前提として成り立っていた。それを視点にするといろいろなことが見えてくる。戦後7回あった不景気のうち6回は原油価格値上が

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    2009年10月04日
  • 涼しい脳味噌

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    一世風靡バカの壁 、養老孟司である。

    共感できるかどうかは別にしても、
    非常に読みやすく書かれており、
    養老孟司を嫌っていなければ、万人に勧められる。

    かく言う私も知人に勧められて、紐解いた口である。
    総評としては面白い項目もあれば、並みの項目もあり、
    全体のレベルは高いと思う。

    基本的に揺るがない人物なので、
    違う意見を持った時に受ける反発感は凄まじいが、
    それはそれとして、一意見として受け入れられる程度には、
    説得力があり、面白い。

    こういった人物の書くものに素直に納得できる己の若さの再確認にもなる。
    成熟した生き物は良かれ悪かれ頑固なものだから。

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    2009年10月04日
  • 無思想の発見

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     新渡戸稲造の武士道は、日本人はかくあるべきだとの格言ではなく、「日本人は宗教を持たないというが、どうしてそれで秩序が成り立つのか」ということを英語で説明しようとしたものだった。それからずっと時間がたち、そこに並んだ言葉と論理の展開で、当の我々日本人自身がああ、そうだったのかと自分自身を理解したり、「正しい自分像」を再確認しようとしたりするのは考えてみれば不思議なことだ。

     「日本には無思想という思想がある」
    著者がこのことを前提にすることによって、特に戦後の価値観の大転換や、近年の迷走ぶり、若者の「自分探し」の構図などが、だんだん腑に落ちるように理解できるようになる。

     「バカの壁」も、

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    2009年10月04日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    養老先生の本は基本的に人、一人がどう。とかの本が多いと思ってたけれども、この本はもう少し拡大して共同体での個人みたいな尺度でかかれていて面白い。

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    2009年10月04日
  • 男の見方 女の見方

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    まさにタイトル通りの内容。興味深く読んだあと、養老氏の「男も女もみんな年老いて死んでいく」という発言に心揺れた。そう思うなら、この手の本を読む意味はないかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 脳の見方

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    著者の二作目の一般向け著作で,唯脳論を出す前の作品。最近の著作と比べるとかなり丁寧な論の進め方をしている。また,この本を書いた当時は生物進化(進化論ではなく博物学的事実の方)に対して並ならぬ関心を抱いていたということも窺わせる内容。進化学徒(末席ではあるが)の自分にとって興味深い話題も,幾つかあった。

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    2009年10月04日
  • 涼しい脳味噌

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    養老氏は現代のネクシャリストかも知れない。文科、理科の別無く広範な読書が独自の視点を形成してるのは確かだ。文科と理科、情報と自然などをひょいひょいと結びつけてくれる。

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    2009年10月07日
  • 男の見方 女の見方

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    男と女って永遠のテーマなんだろうな。
    10年以上前の本ですが今読んでも面白いし、5年後読んでも面白いと思う。
    長谷川さんの書いてるコトが理解できない部分もありましたが…。
    (あたしがフェミニストじゃないからかもしれない)
    (2006.11.04)

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    2009年10月04日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    こちらも、やはり勉強になりました。
    「バカの壁」と重複する部分もあるけれど、こちらは「教育」の面から書かれてる。
    常識って何なんでしょうねぇ。
    1つの考えに凝り固まって、柔軟性の無い今の子供達や若者って可哀相。
    また、そんな風にしてるのは、今の社会や大人たちなんだけどね。学ぶとはどういう事なのか。
    何をどう学んだら良いのか。
    逆さメガネをかける事で見えてくる新しい発見。
    本当はそれが真実だったりなんかもする。

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    2009年10月04日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    バカの壁よりこっちの方がおもしろいと思う。受験期に小論文書く時にこれ参考に読んだら考え方が異常に養老ナイズドされた。

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    2009年10月04日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    私は養老孟司さんの考えることに、いつも半信半疑です。「ああ、そうなのか」と、すっと目を開かされることもあれば、「えらい傲慢なことを言うなあ」「それはちょっと言いすぎだ」ということも多々あります。

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    2009年10月04日
  • 脳の見方

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    唯脳論以前の、そして唯脳論に至る雑文集。「馬鹿の壁」と云う言葉もすでに登場している。学問の本質、脳化していく社会など面白いテーマが盛り沢山。

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    2009年10月07日
  • 虫坊主と心坊主が説く 生きる仕組み

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    養老先生は、切り口はいろいろでもおっしゃってることはどの本でも一貫してて、最初は難しかったんだけど、何冊か読むうちに養老先生好きに(とは言え簡単なものしか読めないんだけど)。私の好みで言うと、この本は普通。
    ・お寺はタイパがいい
    ・お経はお経全部が答え
    ・「これでいいのだ」
    これはいいな、お寺行きたくなった。

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    2025年12月12日
  • バカの壁

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    ネタバレ

    ときおり参考になる言葉があった。
    ときおり何を言っているんだろう、という言葉があった。
    万物流転、情報不変。
    個性は身体性。
    社会的に頭が良いというのは、結局バランスが取れていて、社会的適応が色々な場面でできること。
    子育てでは、個性を伸ばすより、人の気持ちをわかるようにすることが大切。

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    2025年12月07日
  • ものがわかるということ

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    【個性とは身体である】
    部分的に、なるほどと感じたり、目からウロコが落ちる箇所はあったが、本全体を通して「ものがわかるということ」についてわかったかと言われると、さてよく分からなかったなぁ…。そしたらあとがきの冒頭に「わかる」ということがわかっていただけたでしょうか。そんなわけないですよね。と書いてあって、その通り!と笑ってしまいました。
    目からウロコ 一例を挙げると、個性とは身体である、という一節。個性とは心ではなく身体なのだと。言われてみればそうかも?

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    2025年11月23日