本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

ビジネス・実用
799円 (税込)

3pt

「(すべては情報という)社会でおそらくいちばん忘れられそうなこと、それはモノである。モノとカタカナで書くのは、私の場合には、ある対象があって、それが五感のすべてで捉えられる、という定義になる。……私は日本人で、人間を中心に考えるから、ヒトから見たモノ、それで社会を論じたい。以前からそう思っていた(養老孟司氏のまえがきより)」。 このような立脚点から養老氏が知見を論じ合うのは、ダム行政に手腕を発揮し、また地形やデータから日本文明の歴史を解き明かしてきた元国土交通省河川局長。石油高騰、温暖化、食料・水不足、少子化などの問題の本質に迫る。「日本人は既に一度エネルギー枯渇を経験している」「温暖化対策に金をかけるな」「小さいことが好きな日本は世界の見本になり得る」、さらに「自殺する人は傲慢」という卓見まで。戦う農業経済学者・神門善久との鼎談「日本の農業・本当の問題」も掲載。ものの見方、日本の見方を変える一冊。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    PHP新書
  • タイトル
    :
    本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー
  • タイトルID
    :
    289540
  • ページ数
    :
    248ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年11月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    12MB

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本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今から、草むらに行って虫でも捕まえた方がいいのかな〜、っと言う読後感。抽象的な議論を積み重ねてもどうにもならない、と言うのは確かにそうだと思われた。「下」から積み上げていくことが、確実である方法である、と言うのは、確実性の高いこと、かつ自分の中で何度も咀嚼したことしか言わない(言えない)養老さんらしい発言である。確かに苦労は多かったろうが、ある意味でうらやましいとも思える養老さんの生き方は、いつも本気で世界と向き合っているその姿勢がそう思わせるのだろう。
    本質を見失いがちな現代人に、おすすめの一冊である。

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    石油、温暖化、少子化、水に農業の問題。事の起こりを知ってから自分の頭でしっかり考えることをしなくては「だめ」ですなぁ!

    0
    2018年10月12日

    Posted by ブクログ

    読書録「本質を見抜く力」5

    著者 養老孟司、竹村公太郎
    出版 PHP新書

    p144より引用
    “いまの人はいらいらしがちで、すぐ全か無
    かと考えますけれども、生態系を扱うにはほ
    どほどという考え方が必要です。”

    目次から抜粋引用
    “人類史は、エネルギー争奪史
     温暖化対策に金をかけるな
     少子化万歳!ー小さいことが好きな日本人
     「水争い」をする必要がない日本の役割
     農業・漁業・林業百年の計”

     解剖学者と元官僚の二人による、世の中の
    問題について語り合った対談集。
     人類の歴史の見方から世の中を支える業務
    についてまで、それぞれの歩んできた分野の
    経験を活かして語り合われています。

     上記の引用は、自然に対する養老氏の考え
    の一部。徹底的にある一つの要素を排除して
    しまうと、その要素に押さえつけられていた
    物が台頭してきて、結局都合の悪い事態に
    なってしまう、ということがあるのでしょう
    ね。今世間を騒がせていることも、なんだか
    そんのふうな感じを受けてしまいます。

    ーーーーー

    0
    2015年03月29日

    Posted by ブクログ

    養老孟司氏と元国土交通省竹村河川局長との対談形式の本である。
    幼年期を少国民と過ごされた方らしいコメントがほんの少し目に入るが、
    意図的に読み飛ばす。情報は多く入手し吟味する。

    以下に備忘録を掲載。
    <石油>
    ・アメリカの自由経済は原油価格を一定にするに限りの自由:無限にオイルを供給することが条件
    ・1965年に油田の発見がピークであり、ゆえに石油の供給ピークは現在。
    ・アメリカは第二次世界大戦頃まではダントツで石油産出国だったが60年代から輸入国になる。
    ・肺がんを引き起こすのは煙草ではなく、車等の公害が主因。
    ・排出権は炭酸ガス規制上で成立する商売
    ・アメリカのエネルギー問題は解決が難しい。

    <森林>
    ・日本列島全体でみると、明治大正期より今の方が森林が豊か(図8.9)。
    ・江戸時代までは薪がエネルギーであり、森林資源の枯渇と人口が調整されていた。
    ・古代文明のあったところは、森林資源が使い古されたため全部荒地。
     (ギリシャはオリーブが生えているだけ、黄河は泥だらけ)

    <エネルギー全般>
    ・温暖化によってよりよい環境で生活するために日本の首都も九州から関西、東京に移ってきた。
    ・今後は都市機能が東北や北海道になる可能性もありあえる。
    ・公共の意味を再検討:僻地にも水道・ガス・道路がありコストがかかる。
     離島には港の整備も含めて、1人当たり数千万円かけているのではないか。

    <温暖化>
    ・温暖化に日本がアダプトすれば北海道が一番良いコメがとれる。
    ・温暖化に日本がアダプトすれば、ロシア・カナダが有利。
    ・100年後は関東は沖縄並の亜熱帯気候に。
    ・温暖化→雪が降らなくなる→水不足→ダムの貯水率を上げるために、今より10mかさ上げ。

    <人口>
    ・この150年は人口バブル。100年後は7千万人。
    ・文明国では人口が減ると人間が劣化:労働者が減る→使い道のある人が減る→社会が劣化
    ・優秀というより、野心的な人がこれからは必要。
    ・偉い人は働かない。ギリシャ文明の奴隷制、インド、中国など。
    ・これまで科学を支えてきたのは、ヨーロッパの難民、次に日本人、今は中国人。

    <食料>
    ・食料自給率(カロリーベース)40%程度は八百長。
     ぜいたく品はカロリーが高く外国に依存している。
     アフリカのある国ではカロリーベースではそれが100%となる。
    ・食料自給額(生産額ベースでの計算)では、70%以上ある。

    <その他>
    ・何かを成し遂げようと思ったら、敵を作らないこと。味方は少なくてもよい。
     敵がいると、その対応でエネルギーを消耗し、前向きなことができない。
    ・官僚は、所属組織へのロイヤリティではなく、
     国民への奉仕のロイヤリティを持たなくてはいけない。

    0
    2010年11月14日

    Posted by ブクログ

    メディアが喧伝し始めた所謂〝環境問題〟を見つめ直すよいきっかけになります。養老氏、竹村氏の主張の根拠となる統計データ、文献など、非常に興味深い情報を披露しています。

    0
    2010年03月22日

    Posted by ブクログ

    博識な二人の対談形式。

    世の中の色々な社会問題に対して二人の見解に触れられる一冊です。

    仮説をしっかりと立て、それに対して図や資料を使って分析し、立証しているし、
    仮説自体もおもしろく思慮深さを感じることができる一冊です。
    普段の新聞やテレビの出来事を深く掘り下げて世の中の問題に対面している二人はとてもかっこいい。

    もっともっと勉強しようと思える一冊です。

    0
    2009年10月09日

    Posted by ブクログ

    理科系の視点として「モノ」から物流、歴史、環境問題を論じようという養老氏の試みにより出版された本。
    人間の感情や、思想から行動が起こるのではなく、全ての事象は「モノ」に起因するという信念を養老氏は持っているというが、随所に前者の文系的視点での議論もあり、「モノ」だけで議論することの難しさを感じる。

    好き勝手に喋っている対談なので、逆に読みやすい。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    物事のうわべだけを見て分かったつもりになってる。今の日本にはそういう人ばかりいる。 もっと物事の本質を見抜く「ものの見方・考え方」を身に着けておかないと、この先大変ですよ。 という感じの内容です。 読んでると、自分の中の「バカの壁」に気づかされ、目が開いて行く心地がしました。

    0
    2013年03月16日

    Posted by ブクログ

    社会の変化の表層を追いかけている。いつでも足元がグラグラと不安定だ。
    養老先生は現代社会のさまざまな課題を概念ではなく具体的なモノやデータに即して考えれば本質が見えてくると言う。ダム行政に手腕を発揮してきた国土交通省河川局長との対談や農業経済学者との鼎談で見えてくる事象に、そうだったのか!!と胸に手を当ててしまった。

    あの昭和天皇は「先の日米戦争は油(石油)で始まり油で終わった」とか「雑草という草はない」など自然科学者として健全な精神を持っていたとの部分も記憶に残る。
    日本の環境や食料、エネルギーについてきちんとした視点を持つことを学んだ。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    抽象論で演繹的に考えるのではなく、モノに落として帰納的に考えることが必要。そのためには見る力、受け取る力が必要で、結果本質が見えるようになるということだと理解する。

    農業・エネルギー・環境から日本の社会を論じているが、上記の視点からまさに日本の本質を言い当てていると思う。

    「意見が異なるものに目を向けるということ」をはじめいろいろと気づかされる。

    0
    2014年10月05日

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    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    PHP新書
  • タイトル
    :
    本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー
  • タイトルID
    :
    289540
  • ページ数
    :
    248ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年11月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    12MB

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