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Posted by ブクログ 2023年08月03日
日本人は無宗教・無思想・無哲学だと言われているが、無思想とはいったいどのような事態か。無とは「ゼロ」、すなわち「なにもない」状態を表しつつも、同時に数字の起点でもある。ならば、「思想がない」というのも、ひとつの「思想」のあり方である。「無思想という思想」について認識することができるようになる本。
「...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月30日
読書開始日:2021年12月28日
読書終了日:2021年12月30日
要約
日本は世界に珍しい「無思想という思想」がある国。世間、風土、思想は補完関係にあり、従来の日本は世間、風土が大きく、思想は小さくてもうまく回っていたが、西欧思想介入による個性尊重、意識尊重傾向が強まり、軋轢が生まれている。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月17日
遠い国の物語やことばを読んでゐて、その隔たりを感じることがあつた。あるひは、遠い国であつても同じ様な精神の人間に出会つた時、もつと身近に知つてゐたのなら、話してみたいことがたくさんあつた、そんな風に感じることもあつた。それは時に限らず、時間も同じで。遠い忘れてしまふくらい昔のひとに感じる隔たりと、引...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月03日
竹村公太郎氏との対談集で、久々に養老孟司氏の言説に触れ、読もうと思ったのがこの本。以前、読んでいたが、レビューを書いていなかったので、読みなおした。
内容は、
第1章 私的な私、公的な私
第2章 だれが自分を創るのか
第3章 われわれに思想はあるのか
第4章 無思想という思想
第5章 ゼロの発見
第...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月10日
タイトルからは分からなかったが、実質的な内容としては日本人論。本書で使用される無思想という言葉は一見すると把握しづらい。恐らく世間という言葉を用いながら、我々の生活の直感に訴えるような使い方をしているからだと思う。
無思想の一つの理解として、原理原則とそこから派生する規範意識の希薄さと認識をした。も...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月05日
バカの壁、超バカの壁に続いて読んだけど、ちょっと難しかった、、
消化不良感があるのでまた読みたいな
・感覚(違う)と概念(同じ)、これらは互いに補完するもの。日本は感覚が強い社会だったから、無思想のように見えている
完全な思想はないし、思想は万能ではない。感覚世界では、全てのことは別個のものとして...続きを読む
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