養老孟司のレビュー一覧
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養老先生の本は今まで色々読んできたが、いつ読んでも心に響く。「脳化」した世界で、自然じゃないことにも気づかず、色々な物事をきちんと処理しようとアクセクしてしまう自分には、時々養老孟司の本が必要かも。養老先生の自伝の部分も、Q &Aの部分も、とても興味深く、共鳴するところがある。
養老ファンにも、養老...続きを読むPosted by ブクログ -
養老孟司先生すごくまともな人だと尊敬します
言語化するのが難しい
なんかモヤモヤしているようなことは
自然からどんどん離れて都市化していること
なんだろうなと読んでいて思うと、いろいろつじつまがあってくるので、ほんとにそんなんだと思いました
子どもは自然で、それを自然からどんどん遠のかせる事が大...続きを読むPosted by ブクログ -
説明して分かってもらいたい藻谷浩介と、聞かれれば自分の考えを話すことはできるけど自分からはあまり能動的に発信しない養老孟司の対談本。2038年の南海トラフ巨大地震の話、循環再生で自足する話、教育の話。どれも単独で完結する話ではなくて、互いに関連している。その根っこには日本人の特性みたいなものがあって...続きを読むPosted by ブクログ
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アシナガバチに刺された養老先生の横で、アシナガバチの巣から、ハチノコを食べるラオスの人。日本人から見ると奇異に映るが、ラオスの人にとっては、それが日常なのだろう。Posted by ブクログ
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アンケート、面接、問診など、質問をしたり、受けたりする機会はたくさんあります
それは目的があって、そのためどうすれば、うまく質問できるか、そんな本はたくさんあります。この本はタイトルの通り、それ以前の「問う」とはどういうことか、を考えさせられます。Posted by ブクログ -
「わかる」ということは、「体感する」「実感する」「身につく」「腑に落ちる」という身体的な表現が言わんとしているわかり方と、「知っている」「理解できる」「読んだことある」という脳・意識的な表現で示すわかり方と二通りあって、どちらも大事なことなのだけれど、昨今は、特に都市部では、後者の方が幅を利かせてい...続きを読むPosted by ブクログ
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わかるということの答えは載っていません。
これは、ヒント本です。
答えのないものは考えれば考える程に新たな疑問が出てきます。
養老先生のまどろっこしい語りの中で、答えは一人一人違う形で存在することは、わかりました。
考えることは楽しいですね。Posted by ブクログ -
有名な解剖学者で虫好きな養老先生。よくものを考える人なんだなと思った。人が作った人工物ばかりに囲まれていないで、もっと自然と触れ合うといいというメッセージが強烈だった。読書好きが高じて、私もこの頃少しはものをよく考えられるようになったので、ちょっと嬉しい。Posted by ブクログ
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昔会社のお偉い方におすすめされて読んで以降、度々読み返しています。
アインシュタインとフロイトによる手紙のやり取りが掲載されているだけなので本編は短いです。
ですがとても考えさせられますし、人間の本能についてすごく納得できた一冊です。
この本のおかげで私は良い意味で「人間に期待をしない」ことを学びま...続きを読むPosted by ブクログ -
養老孟司の著書で、一冊の本として書かれたものの中では、いちばん最初に書かれた本。形態学が主題となっており、ふつうこうした専門分野について科学者に語らせると、門外漢には珍紛漢紛といったことになりかねないのがオチだが、そうした弊に陥らずに読者を惹きつけられる文章力は、さすがというほかない。それを可能にし...続きを読むPosted by ブクログ
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第一次世界大戦終結後、あまりの惨事から、国際連盟が発足。
その国際連盟が、「ひとはなぜ戦争をするのか?」、を議論して欲しいと、物理学者のアインシュタインに依頼し、アインシュタインが依頼された議論をする、その相手に選んだのが心理学者のフロイトでした。
1932年にした2人の手紙のやり取りが、この本...続きを読むPosted by ブクログ -
旅先の有隣堂にて本棚で見かけて手に取った本。
出会えて良かった。
裏山を駆けたり木に登ったりして育ったミレニアル世代として、日頃モヤモヤしていた気持ちが何なのか、何故そう思っていたのかを代弁してくれたかのような一冊。
故ニコルさんと養老先生の対談形式なので、とても読みやすい。Posted by ブクログ -
読み終わった時に、自然の中へ出掛けたいなという気持ちが湧いてきました。
現代がどういった時代なのか、社会なのか、深く頷きながら読みました。
・情報は変わらない。変化していくのは自分自身。
・人生は、”ああすれば、こうなる”わけにはいかない
・求められる個性
・自分は「創る」もの、「探す」も...続きを読むPosted by ブクログ -
『今思うと、臨床には本気になれなかったんでしょうね。昆虫採集で野山を歩き回っていた子どもの頃から、自然はなるようになるもので、人間ができるのは手入れだと思ってきた。患者の身体も自然だからそれと同じ。医者は病気を治すと思っているけれど、患者は治るときにはひとりでに治る』―『Ⅲ 解剖学者の奮闘』
養老...続きを読むPosted by ブクログ