養老孟司のレビュー一覧

  • 超バカの壁

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    バカの壁、死の壁と続いてこれ。
    何故か前2冊よりわかりやすく感じた。
    なぜだ。なぜなんだ。
    それでも難しい。一度読むだけでわかったような気になりたくないような、また読み返したくなる本。
    毒舌でくすりとなるところもあり、とても好きだなあと思いました。

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    2025年07月26日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    〇人生は精一杯生きることが大切
    現代的な考え方「ダイパ」「コスパ」「きちんとしないといけないと思いすぎる」「余白のない/いい加減が許されない」などは、人生をつまらないものにしたり人を不安にさせたりする。
     仕事や人との関わりは煩わしいもの。でもその煩わしさが、その人の人生と重みを作ってくれる。
     仕事は穴を埋めること。自分で考え、チームの役に立つ仕事をすることが大切。
     人より多い仕事、人間関係などは「修行」と捉える。日々を全力で生き、目の前のことに対処していくことが「修行」である。修行することで、自分の力がつく。

    現代を生きる自分の凝り固まった見方や考え方をほぐしてくれるような本。少し古い

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    2025年07月16日
  • わからないので面白い 僕はこんなふうに考えてきた

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    20年ほども前に書かれた養老先生の著述を編集してまとめた本。今までに目にした内容もあるけど改めて今読んでもやはり心に響く。
    社会時評は様々な人による本が出ているが、養老先生世代の、実体験に基づく言葉は説得力や重みが違う。科学者らしい醒めた客観的な部分と先生の極めて実直で主観的なご意見、語りが、なんとも言えず魅力的で、先生の本はどれも大好きである。
    世の中ではそりゃないだろと思うようなことだらけだし、これからどうなっちゃうのかと思うこともあるが、なるようにしかならないし、社会がどうあろうと泰然としていられたらと思う。

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    2025年07月03日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    タイトル買い
    今の私は第2章で救われる気がする
    ありがとう養老先生

    メモ
    ・準備できないこと、予期しないことが次々目の前に現れて、それを対処せざるを得なくなる。人生は、その繰り返しなのです。

    ・他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対してもおおきな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる。

    ・自分とは中身のないトンネルのようなもの

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    2025年06月29日
  • 養老先生、再び病院へ行く

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    健康診断はとりあえず受けておくと長生きできる。現代医療は数値化された物しか見ていないから患者の個性や痛みに鈍感である。病院では不調があればどんどん医者に訴えるべし。ガンは抗がん剤治療や延命治療なとぜず緩和ケアだけならピンピンコロリとも言える。歯ブラシだけでなくフロスが大事。世界中で虫が9〜8割減った。大脳の発達により人間だけが死を怖がるようになった、などなど、養老先生と中川先生による病気と病院にまつわるお話。

    いつも変わらぬ安定の養老節だった。自分の病気すらネタにして鬼のように本を出しまくる養老先生も面白いし、本を出されたらやっぱり読んでしまう読者も面白い。理屈じゃない引力でもって読んでしま

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    2025年06月24日
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか

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    ネタバレ

    この本の主張は?
    「経済成長」をめぐる幻想と実態を、解剖学者・養老孟司と地域経済の専門家・藻谷浩介が対話形式で読み解く一冊。
    日本社会が盲目的に信じてきた「成長」の正体を疑い、人口減少や自然災害リスク、地方の暮らし、世界標準から見た日本の特殊性をもとに、「これからの日本に本当に必要な価値とは何か?」を問い直しています。

    印象的だったポイント
    「経済成長」が今やバズワード化し、実態を伴わずに使われていることへの違和感

    高度経済成長の記憶がある世代とそうでない世代の価値観の断絶

    アベノミクス下の株価上昇と実体経済の乖離

    日本の都市人口密度がいかに高く、地方分散が進んでいないか

    「空気」で

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    2025年06月23日
  • ヒトの壁(新潮新書)

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    バカの壁より読みやすい 
    コロナ禍、ご自身の病気、愛猫まるの死、そういった出来事を経て考えた、先生の人生論。養老先生の本は、ただ生きているより、いろんなことを考えて生きていったほうが絶対いいよな、と思わせてくれる(当たり前なんだけど)。

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    2025年12月05日
  • ものがわかるということ

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    繰り返し読みたい 
    ものすごく読みやすい。読み返したいところに付箋をつけたら、たくさんついてしまった。
    本当に好きかどうかなんて分からない。でも好きだと割りきった方がストレスはたまらない。そうやって仕事を覚えていくと、自分の好みがもっとはっきり見えてくる。
    学ぶとは自分が変わることだなと、本当にそう思う。
    若い人にも読んでもらいたい。

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    2025年12月05日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    養老先生の自伝風エッセイ 
    『なるようになる』『バカの壁』『ヒトの壁』『「じぶん」のはなし』、私の好きな養老先生の本(絵本)4選。特にこれは自伝風エッセイで先生がより身近に感じられる。50の質問というコーナーもおもしろい。養老先生と虫取りに行ってみたい。

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    2025年12月05日
  • 昆虫はもっとすごい

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    タイトルの通り、昆虫のすごさの一端を知れます。
    人間から見たらすごいと思ってしまいますが、昆虫としては命をつなぐために進化、適応してきた結果、そうなっただけなのでしょう。
    それでも対談に出てくるネジレバネやアリ、好蟻性の昆虫達の生存戦略には驚かされます。

    養老先生の「現代人は何にでも理由を求めすぎ」という言葉も胸に刺さりました。

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    2025年06月17日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    養老先生の考え方、とても好きです。時代が〜って思う事もあったし、自分の身の環境が良くないって何度も思ったけど、そんなことは意味ない。きたものをこなしていけばいいんだなあ、と元気をもらえました。

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    2025年06月12日
  • 唯脳論

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    ネタバレ

    『唯脳論』は、知識を得るための本というより、「考えるという行為そのもの」を体験する本だと思いました。
    読みながら何度も立ち止まり、「なぜ筆者はこの章を置いたのか」「何が言いたいのか」と自問する機会が何度もありました。

    養老孟司さんは、私たちが“常識”や“通説”として疑うことなく受け入れていることに気づかせようとしているように感じます。
    ヒトが話す前提はヒト自身が作り出したものであり、それは人間の都合であるのではないかと、繰り返し伝えているように思いました。

    特に印象的だったのは、“生物学的に考える”という視点です。
    人間の構造は一万年前からほとんど変わっていないことや、脳が意識を持つに至っ

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    2025年07月01日
  • バカの壁

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    知るとは自分が変わること。知って自分が変わることによって、世界の見え方が変わるというところが心に残りました。

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    2025年05月25日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    養老先生が好きだ。といっても、そんなに著書を読んでいるわけでもなく、なぜかずっと何となく好きという感じなのだけれど。三浦友和さんも同じ感じで子どもの頃からずっと好き。
    自分でもよくわからない「好き」だと思う。

    養老先生の本を読んでいるといつも、あー、この方の側にいると寂しいだろうな、と感じる。関心を持ってもらえない寂しさというか、あまりの賢さに同じ世界を見られない寂しさというか…。でも、お会いすることすらできない私にとっては勝手に好きで尊敬していればいいから問題ない。

    この本にも、ドキッとさせられることがいくつか書かれていた。

    一つ目
    今は子どもの時期について,大人になるための貯金をする

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    2025年05月23日
  • 脳は耳で感動する

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    養老孟司×久石譲 対談集!
    脳科学と音楽が織りなす驚きの世界へ、あなたを誘います!

    このキャッチ通りだ。
    中身を要約したり、どうのこうのいうのは筋違いな気がする。
    巨匠二人が知的に、しかしそれでいて原始的感覚的に語る。

    それでいいんではないか

    キーワードは

    言葉 空間 時間 リズム 共感 意識 からだ 
    不経済・非合理・非効率

    てなとこだろうか

    第一章 なぜ人は音楽で感動するのか
    第二章 感性の土壌
    第三章 いい音楽とは何か
    第四章 意識は暴走する
    第五章 共感性と創造
    第六章 人間はみな芸術家
    第七章 「もののあわれ」とAI

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    2025年05月20日
  • 老人の知恵

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    最近の田原さんの言動がネットニュースで取り上げられるのを見て、エキセントリックな印象を持っていたけれど、本書ではぜんぜんそんなことはなくて、いい対談でした。

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    2025年05月17日
  • 脳は耳で感動する

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    あれもこれもと、器用に全能であろうとせずに自分の適所をコツコツと磨いてきた人たちの言葉を焼き付けて生きたいと切に思う。

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    2025年05月10日
  • バカの壁

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    ・自分が知りたくない情報は遮断する。科学的とは理詰めではなく、反証されうる曖昧さを許容できること。

    ・個性を伸ばせは欺瞞。本来意識は共通性を徹底的に追求するもの。

    ・人間は常に流転するが情報は不変。現代は真逆の意味に捉えられている。

    ・原理主義は思考停止状態。必ず破綻する。

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    2025年05月11日
  • 養老孟司の大言論I 希望とは自分が変わること(新潮文庫)

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    季刊誌「考える人」に2022年夏号(創刊号)から34回にわたって連載。本書はそのうち最初の11回分を収める。もとの連載タイトルは「万物流転」。書名はこれでもよかったよう気もする。
    各回、ワンテーマ、20ページ。まえの回とのつながりも考え、かつその号の特集とも絡めながら、論を展開する。ほころびやだぶつきもなく、きっちりまとめるあたりは、ほんとうに職人芸。
    半分ほどが紀行。イギリス、コスタリカ、島根、紀伊半島、京都、その地の風物や人物が刺激となって、思索を引き出す。どこでも昆虫が少しだけ顔を見せる。

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    2025年05月09日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    やはり養老さんの本、好きだなあ。あまのじゃくでもあるけど、不思議とスッと入ってくる。精一杯本気で生きる。忙しいけど退屈しなくていいじゃないか。あとは、自分の心地よい状態を知るのは大事だと思った。

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    2025年04月16日