養老孟司のレビュー一覧

  • AIの壁 人間の知性を問いなおす

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    4人専門家と養老さんの対談集。いつもの養老さんのスタンスで深くまで切り込んでいてとても興味深い。賛否いろいろな意見について書かれているけれど、トゲトゲしい感じがしないのは養老さんのお人柄なんだろうなあ。

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    2024年11月05日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    最近山が楽しすぎるのとyamapに超お世話になってるのがあり春山さんはどんな考えを持った方なんだろうと気になっていた本です

    あと世の中がもっと“生きやすく”なればいいなと思うことがあり、でも“生きやすい”ってなんだろう?とも思っていて、個人的にそれをテーマに読み進めました

    生きやすくなるためにはこうするとよさそう

    ①自分もまた自然であり生き物であることを知る
    自然経験を通じ、自分もまた自然であり生き物であるので、存在としてここにいていいこと、に気付く

    ②自分の命の尊さに気づく
    山に行けば、転ばないように歩いたり、お腹が空いて何かを食べたいと思ったり、気付かないうちに生きることに集中して

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    2024年11月02日
  • 超バカの壁

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    はじめて大人になった気がしたのです、という終盤の一言に痺れた。かっこいい老人の、一言に救われる人もいるんじゃないかな

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    2024年10月30日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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     YAMAPの創設者、春山さんは、なかなか優秀な方だなあと思った。自然に触れ合うことの少ない現代生活において、山に登ることは、自然と向き合う良い機会となるそうだ。
     今、子育て中の親御さんに是非読んで欲しい一冊である。

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    2024年10月28日
  • 科学のカタチ

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    欧米の大学では、研究者どうしが廊下で立ち話する光景がよく見られるという。そこから研究のヒントが見つかることも少なくないだろう。しかし、日本ではこれがほとんど見られない。自分の専門領域に踏み入られるのが気に食わないのだ。
    本書はまさに、2人の科学者がお互いの分野を超えて自由闊達に語り合うといった雰囲気で、読んでいてとても面白い。とくに、養老さんが「蝶などの完全変態する昆虫は、進化の過程で別の生き物が混ざってしまった結果ではないか」という仮説を展開する。それにとても興味を持った宮崎さんが、実際に実験をするのだ。もし幼虫と成虫で違う生き物由来だとすれば、両者のゲノムが異なるのではないか。
    対談は3回

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    2024年10月18日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    人は「見た目」で共同体から外される、という点に気付かされた点がある。こちらが大多数で見た目で嫌に感じたこと、逆に自分がマイノリティで外されたことがあったこと、自分は多様性を受け入れていきたいと感じた。

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    2024年10月14日
  • ヤマケイ文庫 養老先生と虫 ~役立たずでいいじゃない~

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    養老孟司のこういうところが好きだなーと改めて思った。彼の思考も言動も共感できるし尊敬する一方で、子供みたいで微笑ましくもあるところがなんとも言えず人間として魅力的な方だと思う。
    いわゆる科学者である先生が、理屈ではないんだ、と言っていることに安心感を覚える。コスパやタイパを追い求める世の中への違和感や嫌悪感を抱えている自分のような人は多分大勢いると思うが、そういう人々に養老先生のような姿勢や思考は支持され歓迎されるだろう。

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    2024年10月06日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    アインシュタインは国際連盟からの「今の文明(1932年時点)でもっとも大切な問い」について、好きな相手を選び手紙を書く、という依頼に対して、ヒトはなぜ戦争をするのか。を主題にフロイトに手紙を出し、フロイトからの返事を書いた本書。

    アインシュタインは、「すべての国家が一致協力して、一つの機関をつくりあげ、この機関に解決を委ねる」そのためには「各国が主権の一部を完全に放棄し、自らの活動に一定の枠をはめる」という解決策を提案している。ほかの方法では、国際的な平和は望めないのでは?と添えて。
    そして、人を戦争に駆り立てる要因として、「人間には本能的な欲求が潜んでいる。憎悪に駆られ、相手を絶滅させよう

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    2024年09月23日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    アインシュタインとフロイトという、二人の天才の、人類は戦争をやめられるのか?に対する答えを読んでみたかった。
    結果、同意できるところが多く、読んでよかった。
    この問題は、解決が難しいが、現代の天才も参加して解決していってほしい。
    私のような一般庶民もよくよく考え、まずは自分の周りから揉め事を起こさないようにしなければならない。

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    2024年09月10日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    伊集院さんが想像する養老さんとは実態が異なっていて、伊集院さんが驚く場面というのが多いように思った。「世間からのズレ」がテーマなので、それはそれで面白い。それでいて波長の合う二人の対談は読んでいてとても心地よく感じた。お二人の対談はもっと読んでいたい。

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    2024年09月02日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    ゼット世代です
    まだ読み終えてはいないのですが
    自分がそろそろ子育て世代になるなと思い
    自然とかけ離れている現代でどう子育てすれば良いのか少しでも参考にしたくて買いました。
    子育てについてだけではなく、最近感じている世の中のおかしなこと(気候変動や自然を考慮せず、便利さや効率重視になり開拓してしまっている現状など)についても議論されており
    痒いところに手が届くような、自分たちが感じていた違和感を言語化してくれている感じがして読んでいて納得の嵐です。
    人生の参考書でもあります。

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    2024年08月30日
  • ヤマケイ文庫 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE,AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES

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    対談形式で、日本の森林利用や子供の遊びについて意見が交わされていた。どんなことを考えている方々なのかを理解するのにいい一冊だった。里山保全に関する話題の中で、実用性のない活動は続かないという話が興味深かった。

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    2024年08月28日
  • 日本の歪み

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    普通は敢えて考えないようにしている難しい問題。歪んでいても日常生活は支障ない(もしくは支障ないものとして打ち捨てておける)。
    自分自身で考えられない私のような人間は、このような本を読むとなるほどなぁと大いに感心し、勉強になる。
    立派な先生方のおっしゃることをある程度は理解したり共感したりすることで、自分は我が国の抱える問題について無関心ではない、どちらかというと意識高い系の人間であるかのように思ってそれだけで満足感を得ている部分もあるが。
    歪みを持ってるのは日本だけじゃないと思うし、歪みについて偉い先生方が鼎談したところで解決するものでもないだろう。しかし、ちょっと立ち止まって考えるのは意味が

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    2024年07月27日
  • こう考えると、うまくいく。~脳化社会の歩き方~

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    いいお話だった。人間が頭の中で作り出した世界を人工の脳化社会と呼んで、自然の身体とはわけて考えていた。わかりやすい。田舎の自然が残っている不便なところに住んで、コンピューターの中の世界で生きるというのが、これからの情報化社会での在り方なのではないかというところは、自分の子どもにも伝えたいと思って、妙に納得した。

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    2024年07月25日
  • 子どもが心配 人として大事な三つの力

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    養老孟司氏が子ども、社会、教育といったテーマで4名の著名人と鼎談したものを書籍化した本書。

    社会を整えるには、教育の段階で人を整える必要があるが、ITの時代に入り、効率化、画一化が進んでいる。これは進化しているようで、退化しているのかも知れない。

    子どもはもとより自由で天才だ。五感を使った体験はその能力を飛躍させる。インターネットやゲームは視覚と情報処理に偏ってしまい子どもたちの大切な時間を奪ってしまっているかもしれないと。

    子どもたちよ、虫取りに行け笑

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    2024年07月14日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    効率重視で生きづらい世の中だけれど、わたしたちはともすれば世間の枠からはみ出しがちになるのだけれど、なんとかかんとか帳尻合わせてうまく生きてゆくことがだいじ、そんなヒントが詰まった本。

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    2024年07月11日
  • 老い方、死に方

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    大事なこと、知っておきたいことがたくさん書かれている。
    特に第3章の藻谷さんとの対談は目から鱗の内容だった。

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    2024年06月03日
  • ヒトの壁(新潮新書)

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    ヒトの壁
    著:養老 孟司
    紙版
    新潮新書 933

    帯に、「他人の顔色をうかがい過ぎていないか」とあり
    また、「人がヒトであるという実感から問い直す」ともある

    まあ、素直ではなく、一言多い、皮肉屋としてのことばであろうと、読んでいきました

    80のじじいだから、放言しても影響はないのだが、そうでなければ、そうとうの物議を醸しだすことは明白であろう

    気になったのは、以下です

    「世のため人のため」:教育勅語の「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」をいつの間に覚え、いまだに忘れていない

    「良いことは、人に知られないようになりなさい」、つまり悪いことと同じだなぁ

    不要不急は、実は若い頃からのなやみだ

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    2024年05月28日
  • 死の壁

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    96歳の年寄りの介護をしている者として、何時も死について考えているけれども、先生の本を読んで考え方やっぱりこれでいいんだな、と感じた。

    なるようにしかならないし、考えたって仕方ない。

    常に死について考えている母を看ていると、可哀想になるけれどこればっかりは、優しくはできない。変に優しくしていると寄りかかって来てこちらの精神が巻き込まれてしまうから。何事も客観的に前向きに捉えることだ。

    今、生きることも、死んでいくことも、経過にしかない。

    客観的に観ながらの介護、死に対する考えを母に教えてもらって毎日である。
    それもそんなには続かないんだからな。

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    2024年05月28日
  • 時間をかけて考える 養老先生の読書論

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    科学も知性も、また、考えることや文字を読むことも含めて、「要約して、前進する」ということが、生物が培ってきた遺伝子の成長にも似て、私たちの住む世界の大切なことを教えてくれたように思えました。
    私はどちらかというと、リベラルというよりは、伝統保守の気持ちを含む者です。総じて歴史とはまさに、前述の大切なことそのものだと思えたのです。先人たちが残してきたものを、要約して、自分たちなりに理解し、少しだけ前進する。時代を壊さず、かといって停滞もせず、そのときに生きる人々の価値観や心のゆとりに寄り添って、ゆっくりと、けれど確実に少しずつ進んでいくこと———それこそ、歴史や伝統が胸を打つ面白さだと、そう信じ

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    2024年05月28日