あらすじ
“現代社会を快適に生きる答え”は、20年以上年前に出ていた!
「脳の世紀」といわれる21世紀社会の正しい生き方とは?
20年以上に行われた養老孟司氏の講演録だが、
それは現代を予見している内容であった!
本書は、20年以上も前に行われた養老孟司氏の講演録をまとめたもの。
「意識は、なぜあるのか?」「 人間は死んだら『モノ』なのか?『ヒト』なのか?」「人間は『人工身体』と『自然身体』の二つのからだを持っている」「 人工(脳)と自然(身体)との釣り合いこそ重要である」「 人間は、意識だけでできているわけではない」「『男』と『女』という言葉ができたとき、性の連続が断ち切られた」「人間は、自分ができることの説明ができない」「 子どもを育てるとは『手入れ』をすること」「『ああすれば、こうなる』だけになった現代社会」という9講演を収録している。
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Posted by ブクログ
いいお話だった。人間が頭の中で作り出した世界を人工の脳化社会と呼んで、自然の身体とはわけて考えていた。わかりやすい。田舎の自然が残っている不便なところに住んで、コンピューターの中の世界で生きるというのが、これからの情報化社会での在り方なのではないかというところは、自分の子どもにも伝えたいと思って、妙に納得した。
Posted by ブクログ
人間は『人工身体』と『自然身体』の2つのからだを持っている。
『ああすれば、こうなる』だけになった現代社会。
上記2つの講演録を読み、我が身を考えると、なるほど!と感じる点がある。
産まれて間もない子供は自然に近い存在で、ああすれば、こうなるの法則は成り立たない。
現代の子育ては、核家族でワンオペである場合もある。本の中で、都市化された世の中では、(自然は排除される。)という話がある。子育ての煩わしさの根底にはその現実があるのではないかと感じた。勿論、全ての人が煩わしく思っているとは思わないが、人工(脳)であればあるほど、それが如実に現れているように思う。