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子どもたちの遊び場が次々に消失し、体を使って外で遊ぶ子どもの姿を見なくなった。自殺する子どもも、後を絶たない。子どもは本来「自然」に近い存在だと論じる解剖学者が、都市化が進んだ現代の子どもを心配に思い、四人の識者と真摯に語り合う。医療少年院で非行少年の認知能力の低さに愕然とし、子どもの認知能力の向上に努めてきた宮口幸治氏。インターネットで「正しい育児法」を追いかける親を心配する、慶應義塾大学病院の小児科医、高橋孝雄氏。国産初の超電導MRIを開発し、子どもの脳の大規模研究を行なってきた小泉英明氏。生徒が自分で野菜を育て、机や椅子も作る学校、自由学園の高橋和也氏。子どもと本気で向き合ってきた経験から紡ぎ出される教育論。 (目次より)●自分に注意を向けると、行動変容が起こる ●少子化で問題なのは、人口が減ることではない ●「いま」の喜びを体感できず、幸福が先送りされてしまう ●何かに「夢中」になることと「依存」は違う ●中学受験の難点とは? ●子どもは「人材」ではない
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年03月12日
とても良い本でした。
国産初の超電導MRIを開発した小泉英明先生との対談では、小泉先生が中学時代にガイガーカウンターを手作りしたというエピソードに驚きました。
有名な自由学園がどのような学校なのかもよくわかりましたし、小児科医の高橋孝雄先生との対談は涙が出ました。特に必読です。
「ケーキの切れない非...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月24日
子供の教育をテーマにした養老先生と4人の碩学の対談集。
4人は心理学や脳神経学の権威であったり、画期的な教育方針で知られる学園の学園長であったりさまざま。それぞれの視座から今の子供が置かれている環境の問題点を考察しているのだが、その見解はかなり近いところに着地している。
サブタイトルの「三つの力」...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月14日
第1章の方は著作を読んだことがありましたが、他の方はこの本で知る人たちでしたがどの方もお話が興味深く、読み応えありました。
養老さんが、知識豊富なだけでなく問題意識を抱く着眼点が素晴らしく、対談の意義がある本でしたが小難しくなく読みやかったです。
日々流されて生きているといういか、毎日に必死にしがみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月31日
養老先生と医師や学校長など4人の子どもと関わる仕事に従事されている方々との対談が纏められている。親は子どもの伴走者となり、子どもの好き・やりたいという気持ちを伸ばしてあげる存在でなくてはならない。この妊娠期間は体調が悪く、息子にはかなり我慢させていたので、産まれたらできるだけ公園行ったり望むことを...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月02日
子どもへの過剰な配慮は、かえって成長を阻害するだけ。
この言葉に強く共感しました。今は学校でケガをするとちょっとしたケガでも問い合わせがくる。遊んでいてケガをするくらい、私たちが子どもの頃、よくあったし、子どもとはそういうもの。そういう経験を通して、「ケガをしない」体の動かし方、遊び方を知る。
「自...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月11日
著者が4人の識者と子育てや教育について語り合う
いろいろな面から子育てや教育について考えることができた
対談相手や、話の中で出てきた人たちの著書も読んでみたくなった
子育てや教育は「こうやってあげれば、こうなる」という風に最初から答えがわかるものでもないし、簡単に答えが出るものでもない。
子ど...続きを読む
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