養老孟司のレビュー一覧

  • 養老孟司の旅する脳

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    JALの機内誌の連載とのことで、それぞれ2-3ページずつの軽く読めるエッセイ集だが、やはり養老先生のエッセイは深く楽しい。あっという間に読んだ。ちなみに執筆したのではなく喋ったことを編集プロダクションの人が書き起こしたものであるとのこと。

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    2024年02月17日
  • 自分は死なないと思っているヒトへ

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    長い春節休みに台北のCafeで読んだ。ここは都市だから心地よいのかなと思う。中国の無錫より秩序がある。冬に暖かいのも良い。人も親切。都市と自然について色々と教えてもらえた本でした。中国の田舎を歩いてみたくなった。台湾の田舎も歩いてみたい。どう感じるだろうか?

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    2024年02月15日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    養老先生の自伝本、これまでの先生の生い立ちがコンパクトに描かれていました。まるへの思いは切なかった。養老先生いつまでもお元気で、バカの壁を超えられない我々に教えをお願いします

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    2024年02月05日
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか

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     養老孟司と藻谷浩介の対談本であるが、二人とも大勢に流される人ではないためにとてもいい対談となっている。毎年のように「景気対策」という名目で借金を重ねて大型予算を組んでいるが、予算を増やし続けているのに国内消費が減っている。また、現在の日本では半分以上の人が働いていない人である。このような社会であるにもかかわらず、経済成長を目指して、リフレ経済学者やMMT(現代貨幣理論)を主張して、湯水のように税金をばら撒けという無責任な主張が罷り通っている。
     
     そもそも、半分以上働いていない社会において、働いている人に「もっと働け」というモチベーションは湧いてこない。またむやみに経済成長すれば地球環境の崩壊を早める。経済成長すれば解決する問題はかなりあるのであろうが、だからといってできない経済成長のために巨額の財政支出を繰り返すことはもうやめよう。って思いました。

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    2024年01月30日
  • 日本の歪み

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    ふわっと読んでも面白い本。ああ確かに、日本ってそうなのかな、と素直に納得できる所が多い。東さんの本をいくつか読んだ流れで読んだが、養老先生の本をこの流れで読んでみたい。

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    2024年01月25日
  • 死の壁

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    ズバリって感じで答えを提示するのではなく、こちらに考えることを促してくるというのか…
    死についていろんな観点から論じているけど、私みたいなアホでも理解できるように、かなり優しい言葉を用いて書いてある本だと思いました。

    自殺はやっぱり駄目。

    自分が自殺した後、周囲にどんな影響を与えるのか考えてみなさいってことは、養老先生でも同じことを言うのだなと…
    安楽死についても、「殺す側の気持ちが理解できてない」と言っていた?

    内容が全部理解できたかと言うと多分できてない。

    死とは何か→証明書が出たら。

    ボケることを怖がらなくていい、困るのは自分ではないのだから。

    死体は仲間外れって言葉もなんだか新鮮に響いた気がします。

    大して生きてもないくせに、人生の意味なんか聞くんじゃない。

    どのお言葉も胸に刺さるような、それでいてやさしい本。

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    2024年01月17日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    アインシュタインとフロイト、それぞれの立場から語られた戦争をなくすための往復書簡。
    フロイトは生と死の欲動が戦争につながることを指摘。それを抑制するのは文化であるとの見解を示す。非常に面白く考えさせられる話だった。

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    2024年01月06日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    昨日たまたま読んだPresidentで、ホリエモンが「1番運がいいと思うのは養老先生」のような事を言っていたことを思い出し、手に取った。
    なるようになる、この考え方が本当に素敵だし、大事なものだと感じた。
    特に印象に残ってるのは、最後のQAコーナー。
    個性がなく、自分のことをone of themだと思っている若者に対しては、カルぺディテム、その日その日の花をつめ。自分なんていくらでも変わり、いくらでも広がる。この言葉を忘れずにいきたい。

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    2024年01月13日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    当たり前のことを当たり前のように話してくれる人が少なくなったと思う。自分が年齢を重ねて分かってきた事だけど。若い人たちに読んでもらいたい。そして自由に生きてほしい。

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    2023年12月22日
  • 自分の頭と身体で考える

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    とても難しい本だった。2回読んだけどまだわからない…
    とりあえずは…我欲を捨てられれば品が良くなれるのか?

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    2023年12月14日
  • 自分は死なないと思っているヒトへ

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    本作は既出版のリメイクですが、今に通ずる内容が多く、養老先生の数あるエッセイの中では、読みやすくお薦めです!

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    2023年11月27日
  • 日本の歪み

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    養老先生の人生観は時代から来るものだとしみじみと感じました。三者三様ですが鼎談で多岐に渡る分野をこんなにも深くわかりやすい形で言葉に出来るのは素晴らしいです。示唆に富む素晴らしい鼎談です。編集も良さそうです。注釈の配置は常に左のページにあるので読みやすいです。

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    2023年11月16日
  • 日本の歪み

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    最高の鼎談 単純に面白かった。
    専門も世代も違う3人が憲法や戦争など、様々な論点で鼎談している。

    政治的な正しさ抜きの鼎談なので、誤魔化しがなく刺激的。
    多くの人に読んで欲しい。

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    2026年01月18日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    大好きなお二人の対談本、、、というか、気ままなお喋りの本です。知識の深さはさることながら、幾つになっても好奇心の潰えることのないお二人のように学び続けたいです。

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    2023年10月29日
  • 日本の歪み

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    この三人の鼎談は、奥行きもしなやかさもあって実に面白い。
    不快なものは不快。
    関係ないものは無理をして理屈をこねることもない。
    黙っていてもいいが、態度 行動で表すには、腹を据えたり超越する必要があるな。

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    2023年10月29日
  • 「自分」の壁

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    自己を大切にすることは周りとの境界がはっきりすること メタメッセージ
    行きすぎると疲れてしまう
    自分を縛らず自然に触れること

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    2023年10月26日
  • 無思想の発見

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    日本人は無宗教・無思想・無哲学だと言われているが、無思想とはいったいどのような事態か。無とは「ゼロ」、すなわち「なにもない」状態を表しつつも、同時に数字の起点でもある。ならば、「思想がない」というのも、ひとつの「思想」のあり方である。「無思想という思想」について認識することができるようになる本。
    「自分」ということを一つのものとして捉えない感覚が面白いと思った。外界からの感覚を取り入れていくことで自分を「創る」のであって、けっして「探す」ものではないのだ。本当の自分とか、自分に合った仕事とか、そんなものはない。どんな作品になるのかはわからないが、とにかくできそうな自分を「創ってみる」しかないのだ。そのために大切なことは、感覚の世界、つまり具体的な世界を、身をもって知ることだ。

    印象に残ったところメモ。
    ・知らない環境に入れば、自分が変わらざるを得ない。だから未知の世界は「面白い」のである。「変わった」自分はいままでとは「違った」世界を見る。
    ・それならそんな自分は「もはや必要がない」。忘れちゃう程度の自分なんて、「本当の自分じゃない」に決まっているではないか。
    ・「そんなことしてたら、人格の完成はどうなる」..空竟涅槃だ。少なくともいまの自分のままであるなら、つまり「我がまま」であるなら、涅槃でも菩薩でもないことは確かではないか。

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    2023年08月03日
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

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    今から、草むらに行って虫でも捕まえた方がいいのかな〜、っと言う読後感。抽象的な議論を積み重ねてもどうにもならない、と言うのは確かにそうだと思われた。「下」から積み上げていくことが、確実である方法である、と言うのは、確実性の高いこと、かつ自分の中で何度も咀嚼したことしか言わない(言えない)養老さんらしい発言である。確かに苦労は多かったろうが、ある意味でうらやましいとも思える養老さんの生き方は、いつも本気で世界と向き合っているその姿勢がそう思わせるのだろう。
    本質を見失いがちな現代人に、おすすめの一冊である。

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    2023年07月22日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    ラジオリスナーとして追ってきて、これまでもがいてきて色々忸怩たる思いを胸に抱きつつも仕事に向き合ってきたその姿に勇気付けられてきた一ファンとして胸に残る本でした。

    当然自分とは全然レベルが違う実績を残しているお二人なので同列に語るべきではないと思いつつ、自分と重ねる箇所が多く、自分のこれからの歩みの灯台となるような考え方、想いを一つ一つ噛み締めながら読み進めました。

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    2023年07月16日
  • 超バカの壁

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    バカの壁、死の壁の続編、帯にこの「壁」を超えるのはあなた とある

    相談をするときに、具体的な答えを期待する人がある。それはおかしい。自分のことは自分で決めるので、相談とは、根本的には「考え方」についての疑問である。他人に伝えることができるのは、「考え方」だけである。
    人生とはそうした「些細な」体験の繰り返しである。歳をとれば、その「些細」が積もり積もったものになる。

    バカの壁は超えられなくても、超バカな壁は超えることはできるのだろうか。

    読んでいくうちに、著書は結構、極論が好きなのではというところが結構ありました。

    気になったことは以下です。

    ・国民皆労働が常識になったのは戦争のせいではないかと思います。今は豊かになってから、ある程度の人数が働かないで済むようになったのです。
    ・働かないのは、「自分にあった仕事を探しているから」という理由を挙げる人がいちばん多いという。これがおかしい。二十歳そこらで自分なんかわかるはずがありません。中身は空っぽなのです。
    ・会社は全体として社会の中の穴を埋めているのです。その中で本気で働けば目の前に自分が埋めるべき穴は見つかるのです。

    ・そもそも仕事は世襲でもいいのです。世襲というものは一時期、悪の権化みたいに言われていました。封建的だとか何だかという批判です。
    ・医者の世界でも三代目なんてケースは珍しくありません。要するに、地盤、看板が必要な職業は世襲にならざるを得ない面があるのです。「先代が死んだからもう病院を閉めます。さようなら」では、地域が困ります。世襲ならば、設備などのハードの面をスムースに引き継げます。その代わり子供が幼いときから職業のことをたたき込むのです。もし子供がいないか出来が悪いければ、外から才能のあるやつを引き抜いて養子にすればいい。

    ・「秀吉の草履取り」、本気でやることの大切さを教えているものです。秀吉は、草履取りを本気でやた。初めから本気でやれば、あそこまで偉くなれるという話です。だから本気で仕事をしろと教えているのです。

    ・ナンバーワンよりオンリーワン。努力すれば夢はかなうという幻想。
    ・時を中心に考えれば、本当に大切なのは、先見性ではなくて普遍性なのです。その人が普遍性をもっていらいつか時が来る。その人に合った時代が来るのです。

    ・日本人の自分は、西洋人とは違います。西洋人の I ト 日本人の私は実は違うものなのです。
    ・頭とは、いいよりも丈夫なほうがいいことが多いのです。
    ・あなたの考えが100%正しいということはないだろう。せいぜい60%か、70%だろうと言っているのです。

    ・倫理とは個人の問題なのです。
    ・税金はがんで死にそうな人でも収入があれば、取られています。だから「血税」というのです。

    ・生物学的にいうと、女のほうが強い。強いということは、より現実に適応しているということです。つまり無駄なことを好まないということです。
    ・複雑すぎる機械は壊れやすい。だから女というものは、比較的シンプルな作りになっているのです。

    ・都市化ということは、根本的に子供を育てることに反するからです。
    ・子供には個性があるから大事にしましょうというタイプの教育は、戦後すぐには始まっていました。その個性を大事にすることが子供を大事にすることだと思ってしまう。だから、親は子供に教えない。教えるということはある意味では叩き込むことです。
    ・昔に比べると子供は大事にされているというのはウソです。それは甘やかしていることと大事にしていることを混同しているだけです。

    ・私には、戦争責任はありません。本人の記憶のないことについてあれこれいうのはおかしなことです。実感がないから、当時のことなんかわからない。私に責任がないならば、若い人に戦争瀬金があるはずありません。

    ・靖国神社に参拝するのは小泉首相の勝手です。憲法で「思想及び良心の自由」「信教の自由」は保障されているのです。ただし、政教分離なのですから、日本国総理大臣と署名して参拝するのだけはやめればいい。

    ・人間は金以外の動機で動くものなのに、ほとんどの人はそうではないと思っている。金とは単なる権利だということがわかっていないからです。

    ・原則を持つ、原則ができればどんな苦情にも答えられるようになります。

    ・本気の問題。きちんと正面からぶつかる経験をしておけばよかった。

    ・雑用のすゝめ。若いときにはいろんなことをやってみることを勧める。

    目次
    まえがき
    1 若者の問題
    2 自分の問題
    3 テロの問題
    4 男女の問題
    5 子供の問題
    6 戦争責任の問題
    7 靖国の問題
    8 金の問題
    9 心の問題
    10 人間関係の問題
    11 システムの問題
    12 本気の問題
    あとがき

    ISBN:9784106101496
    出版社:新潮社
    判型:新書
    ページ数:192ページ
    定価:760円(本体)
    発売日:2006年01月20日

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    2023年07月07日