【感想・ネタバレ】「他人」の壁のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年06月05日

題名は「他人の壁」ですが精神科医の名越先生と養老先生が日本社会から家族から夫婦からSNSから子育から動物から国際問題など幅広く対談されています。養老先生が大学生に「お迎えが来ましたよ」と言われサラッと流した場面は爆笑しました。下手なビジネス書を読むより楽しい対談でした。

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Posted by ブクログ 2022年03月29日

最近、相手が分からない、そもそも自分は何なのか、今何をしたいのか、どんな気持ちなのかもよくわからなくて悩んでいたのですが、
『人はそうやって育っていくんです。だからおもしろいんだよ。僕はよく言うんだけど、人生にはわからないことが山のようにある。そのうえで辛抱強く努力を続ける根性が必要なんです。』
...続きを読むいう言葉を読んで、はっとなりました。
色んな固定概念とか他人の価値観がすぐ見れちゃう中で、自分の人生についてもっと自由に悩みも含めて楽しめるようになりたいです。

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Posted by ブクログ 2022年01月07日

著者は、「人は話せばわかり合える」なん大嘘だよーと考察しています。
通じないのが前提として生活しましょー❕という考えには、とても納得できました。
ぜひぜひ読んでみてください。

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Posted by ブクログ 2021年03月19日

他愛ないサクっと読める対談なのだけど、人間関係につかれているときにはしみると思う。
他人同士は分かり合えるほうがまれなのだから、自分を理解してもらおうと大騒ぎすることはないし、失望することもない。逆に理解し合える人のことはまれな人として大切にし、それでも自分とは違うという前提のもとでおつきあいすべし...続きを読む
物事の価値判断の基準を他人に置かず、いくつになっても好奇心を持ち、気になることは10年くらいの長いスパンであせらずやってみると人生が豊かになりそう。
自分もそうしよう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年06月03日

脳や心理に長けた人気者のおふたりが口を揃えて言う。

「他人なんて分からないもの。無理に分かろうとしないで、ただ、ぶつからなければいい」

大変参考になりました。
養老さんが好き放題言って、名越さんが上手に回収するという感じの対談集でした。
後半は仏教よりのお話が多かったです。
「自分の中で芽生えた...続きを読む違和を無理矢理にそういうもんだ、と納得させるのではなく、違和感を持ったまま人生を過ごしていく」というのは難しいけどやっていこう、と思いました。

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Posted by ブクログ 2017年10月08日

好きな二人の対談本。自分(30代)より上の世代の人の考えに触れるのは、自分の価値観を揺さぶるにはとても良い。

仏教哲学が入っているせいもあって、この作品が一つの法話のようにも読めました。

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Posted by ブクログ 2021年12月31日

# 現代の誤解
人の脳は無意識が大部分で、意識は氷山の一角
やってみる前に、ダメだという時代
子供は自然、管理ではなく、手入れをする
世の中の仕事の8割は、全体像が見えると面白い

# 同じになる世界
民主主義は、同じという意識で成り立っている
お金はものを同じにする道具
AIは、滅びない世界を一神...続きを読む教で作ろうとしている

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Posted by ブクログ 2020年12月19日

対談本。自分のことさえ実はよくわからないのに、他人をわかろうなんておこがましいよな…と考えさせられる。日頃、言語化できないけどモヤモヤする感覚は、いらないと排除してしまわずに持ち続けたほうがよさそう…。なかったことにしなければ、いつか解決されるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2020年06月08日

 情報は死んだ(固定した)もの。そして人は、生きている。その違いを認識しておくべきなんだろうな。でも人は人に対してすら、情報を求めがち。なぜかって、その方が楽だから。

 人間なんてそうそう変わるもんじゃない、というのもひとつの真理なんだろうけどさ。でも、生きている以上、実はいっしょじゃないよ、とい...続きを読むう面も気づいていかないとね。

「納得せず疑問を持ち続けることが大切」「実際にどう当意即妙に対処するかというのは、その人の知識の量ではなくて、人としての厚みのようなものに表れます」など、響くことばがいくつもあった。

今の世界の見方というか進み方について、グローバリズムという言い方がある。それに対して、市場は間違えないみたいなノリで、グローバリズムは正しいとか、反対にグローバリズムは悪だなんて見方もあるけどさ。養老氏や名越氏がいうのは、グローバリズム一辺倒で来すぎたものだからフラストレーションがたまるんだ、ときに一般則から離れることも必要。でも、あんまりローカルばっかりだと全体が壊れてしまう、という悪くいえばどっちつかずの言葉を出す。でも大枠で正しいことって、案外どっちつかず、っていうかスパっとわりきれるものではないのかもしれない。だからこその、納得せずに疑問を持ち続けることが大事、になるのだろう。

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Posted by ブクログ 2018年01月26日

久しぶりの対談本。
こういう本は単純に1冊で2人の意見が聞けるから面白い。
あの人はいつも話が通じない。
自分がなかなか理解されない。
現代人はわかりたがろうとする。
議論して通じるはずと思い込んでいる。
前に読んだ友達幻想に似ているなと思いました。
なんでも意味で満たすところがありますよね。
最近...続きを読む家にテレビはないんですが、たまにどっか行った時についてるテレビからのニュースやワイドショーを見ていると感じるところはあります。
トランプがまたこんなことを言っている。
じゃあそもそもトランプがなんで大統領に選ばれたんだとか、選ばれたってことは今世の中の人はどういう考え方の人が多くて、何を求めようとしてるのかとか。
根源に持っておかないといけないのは疑問だと思いました。
「意味」とか「結果」ではなく「疑問」とか「違和感」を持つこと。
誰かと会話する時もその人に直接言わないにしてもそういうもんだと片付けるより疑問や違和感を持って考えれば人生という長いスケールで考えれば大きく変わってくるでしょうしね。

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Posted by ブクログ 2017年08月11日

養老孟司さん、名越康文さんの対談集『他人の壁』

「他人」をわかりたがる現代人。前提が違うのだからわからないのに、通じるはずだという思い込みがストレスになっている。というところから話が展開。

なるほどと思いながらも、お二人のような達観した境地に至るのはまだまだ程遠いかなと。

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