遺言。(新潮新書)

遺言。(新潮新書)

836円 (税込)

4pt

動物とヒトの違いはなにか? 私たちヒトの意識と感覚に関する思索――それは人間関係やデジタル社会での息苦しさから解放される道にもなる。「考え方ひとつで人生はしのぎやすくなりますよ」、そう著者は優しく伝える。ひと冬籠って書きあげた完全書き下ろしとなる本書は、50年後も読まれているにちがいない。知的刺激に満ちた、このうえなく明るく面白い「遺言」の誕生! 80歳の叡智がここに。

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遺言。(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    壁シリーズの第5段です。古本屋で見つけたので購入してみました。今どきの話題にふれつつ、愛猫まるをたまに登場させつつも、『バカの壁』と同じように、けっこう集中力と頭脳労働が求められる本です。「おじいちゃんの遺言かぁ、モー娘みたいにタイトルに「。」つけちゃって可愛い〜」なんてニヤニヤしながら読むと痛い目

    0
    2022年04月06日

    Posted by ブクログ

    読書開始日:2021年11月27日
    読書終了日:2021年12月4日
    要約
    ①感覚所与を意味のあるものに限定し、世界を意味で満たす。それがヒトの世界、文明世界、都市社会。
    ②都市社会の弊害は全てに意味があることを強い、意味ないものを徹底的に排除する。それにより人間本来の死生観との乖離が起きている。人

    0
    2021年12月05日

    Posted by ブクログ

    じじい特有の色々もうわかりあおうとするのは面倒だ、という態度が、うっせーじゃあ書くなよ本なんか、と思ってイライラする。そういう不徹底がだらしない。わかりあうのが面倒ならコミュニケーションやめればいい。
    要するにただ歳とって色々面倒になっただけで、でも書きたいことや言いたいことはある。
    それはそれでい

    0
    2019年02月03日

    Posted by ブクログ

    現代の世の中で起きている様々な問題に対し、一つの補助線として意識(脳化、都市化、情報化)への過度な偏重を提示。


    ・人間と動物の違い。人間は意識、動物は感覚を重視する。ここから人間は感覚から入力に対し、意味を見出すようになった。
    →意味のないものを排除する傾向が強まった(自然の排除。都市化)
    ・意

    0
    2018年04月26日

    Posted by ブクログ

    学校でムスリムの女子がビジャブを被るのを、認めると特別待遇になるから差別的だというのか、禁止するとその子達の自由を害することになり、其方が差別だというのかの問題。これを、意識と感覚の違いから、すなわち同一性と差異の問題として考えたらどうですかという提案ですね。都市(化)は意識の世界、意味のないものを

    0
    2018年02月21日

    購入済み

    話を聞きたい

    世の中が何かおかしくなっていると思うこの頃。格差社会はもはや経済面だけじゃない、現代日本の厳しい現実。自分と他人、人間の本質と自分の煩雑な生活について考えてみる。人生の大先輩の思考に触れる一冊。

    0
    2017年12月14日

    Posted by ブクログ

    目が覚めると、意識が戻る。
    でも、目が覚めたのに、身体が動かない。
    それが金縛りだ。高校時代、何度か金縛りにあった。初めてなった時は怖くてパニックになった。
    意識のスイッチは入っているが、運動系のスイッチが入っていない、そんなズレから起こるらしい。
    養老孟司さんの本を読んでいると、脳のメカニズムに興

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    特に心に残ったのは、「同じという機能を持った意識も、違うものがなければ具合が悪いと、暗黙のうちに知っているに違いない」という一節です。
    私たちはつい「みんなと同じ」であることに安心しがちですが、実は「違い」があるからこそ社会も自分自身も成り立っているのだと気づかされました。

    また、アートが「同

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    遺言。
    著:養老 孟司
    新潮新書 740

    帯には、80になったので、言い残したことを、遺言として書いておこうとある

    エッセイとして、書き綴ったものであるので、一貫性を求めるのは酷かもしれないが、
    科学の匂いがしているのは、ちょっとうれしいかもしれない

    2024年現在、86となっている、この知

    0
    2024年05月31日

    Posted by ブクログ

    還元論的に意識を分解していけばそんなものは消える、私たちは意識という名の宗教徒なのかもしれないな
    あと「私の芸術に関する結論は簡単である。芸術はゼロと一の間に存在している。」が私の芸術に対する考え方で声出た、サグラダファミリアの設計士ガウディに通じるものがある、ガウディは人のゼロからの創造を否定して

    0
    2024年01月26日

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