遺言。(新潮新書)

遺言。(新潮新書)

792円 (税込)

3pt

動物とヒトの違いはなにか? 私たちヒトの意識と感覚に関する思索――それは人間関係やデジタル社会での息苦しさから解放される道にもなる。「考え方ひとつで人生はしのぎやすくなりますよ」、そう著者は優しく伝える。ひと冬籠って書きあげた完全書き下ろしとなる本書は、50年後も読まれているにちがいない。知的刺激に満ちた、このうえなく明るく面白い「遺言」の誕生! 80歳の叡智がここに。

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遺言。(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月06日

    壁シリーズの第5段です。古本屋で見つけたので購入してみました。今どきの話題にふれつつ、愛猫まるをたまに登場させつつも、『バカの壁』と同じように、けっこう集中力と頭脳労働が求められる本です。「おじいちゃんの遺言かぁ、モー娘みたいにタイトルに「。」つけちゃって可愛い〜」なんてニヤニヤしながら読むと痛い目...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月05日

    読書開始日:2021年11月27日
    読書終了日:2021年12月4日
    要約
    ①感覚所与を意味のあるものに限定し、世界を意味で満たす。それがヒトの世界、文明世界、都市社会。
    ②都市社会の弊害は全てに意味があることを強い、意味ないものを徹底的に排除する。それにより人間本来の死生観との乖離が起きている。人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月03日

    じじい特有の色々もうわかりあおうとするのは面倒だ、という態度が、うっせーじゃあ書くなよ本なんか、と思ってイライラする。そういう不徹底がだらしない。わかりあうのが面倒ならコミュニケーションやめればいい。
    要するにただ歳とって色々面倒になっただけで、でも書きたいことや言いたいことはある。
    それはそれでい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月18日

    現代の世の中で起きている様々な問題に対し、一つの補助線として意識(脳化、都市化、情報化)への過度な偏重を提示。


    ・人間と動物の違い。人間は意識、動物は感覚を重視する。ここから人間は感覚から入力に対し、意味を見出すようになった。
    →意味のないものを排除する傾向が強まった(自然の排除。都市化)
    ・意...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月21日

    学校でムスリムの女子がビジャブを被るのを、認めると特別待遇になるから差別的だというのか、禁止するとその子達の自由を害することになり、其方が差別だというのかの問題。これを、意識と感覚の違いから、すなわち同一性と差異の問題として考えたらどうですかという提案ですね。都市(化)は意識の世界、意味のないものを...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月17日

    養老先生、初めてかもしれん。NHKの人体に出てらした。
    面白かったのです。「バカの壁」も読むべかな。

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    購入済み

    話を聞きたい

    2017年12月14日

    世の中が何かおかしくなっていると思うこの頃。格差社会はもはや経済面だけじゃない、現代日本の厳しい現実。自分と他人、人間の本質と自分の煩雑な生活について考えてみる。人生の大先輩の思考に触れる一冊。

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    Posted by ブクログ 2024年01月26日

    還元論的に意識を分解していけばそんなものは消える、私たちは意識という名の宗教徒なのかもしれないな
    あと「私の芸術に関する結論は簡単である。芸術はゼロと一の間に存在している。」が私の芸術に対する考え方で声出た、サグラダファミリアの設計士ガウディに通じるものがある、ガウディは人のゼロからの創造を否定して...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月26日

    「意識」「感覚」というものについて、神経や解剖生理学の立場から書かれている。数式が出てきたり、哲学的な内容に触れたり、社会問題に物申したりと、著者の見識の深さに唸らされる。理論的な正しさだけを求めるのではなく、感覚的な部分ももっと大事にしてよいのだなと感じて、どこか安心した。

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    Posted by ブクログ 2022年01月20日

    養老孟司さんの「壁シリーズ」です。
    「意味があるとは」「イコールとは」「意識とは」などの側面から、都市化した社会について考察された本です。
    ぜひぜひ読んでみてください。

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