養老孟司のレビュー一覧

  • 超バカの壁

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    養老先生の考え方が書かれています。
    下記記憶に残ったものを抜粋しています。

    自分の好きな事を見つけようとするのは無理がある。社会で働くというのは、山を作るのではなく、空いている穴を埋める事だ。

    I≠私
    privacy(私情) とindividual(個人)
    という全く別の言葉が

    という漢字で表されている。

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    2022年01月12日
  • バカの壁

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    コロナ禍で見えるバカの壁

    この本をコロナ禍で読むと興味深い。片や感染者数と現場の声を最優先とし、とにかく感染者数を抑えることを第一に考える医療業界(の業界団体)。片や社会や経済へのインパクトと天秤にとって対策を取れと主張する人たちもいる。
    私はどちらかというと後者だが、どっちのオピニオンリーダー達も『何でこんなことがわからないんだ?バカだな』と言いあっているのは正にバカの壁。後者は精緻なデータや分析を出すので確かに正しい、とは思うものの、それをフックに前者を理解不足と揶揄するのは壁を強固に塗りたくるようなもの。

    #タメになる

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    2022年01月07日
  • 無思想の発見

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    読書開始日:2021年12月28日
    読書終了日:2021年12月30日
    要約
    日本は世界に珍しい「無思想という思想」がある国。世間、風土、思想は補完関係にあり、従来の日本は世間、風土が大きく、思想は小さくてもうまく回っていたが、西欧思想介入による個性尊重、意識尊重傾向が強まり、軋轢が生まれている。
    今こそ無思想という思想を自覚し、その思想を大衆と照らし合わせどう生かすかが重要である。
    その重要なポイントである大衆に対して、今一度感覚世界尊重を訴える必要がある。
    「同じ」を追い求めていく概念世界では、意味あるもの不変なものが重要視される。なにかに意味づけしたく、最悪は全ての出来事を人為にする。最

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    2021年12月30日
  • 虫とゴリラ

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    動物としての人間、日本人を考えたときに、当たり前だけど現代社会はとても不自然で、その不自然が歪みを生んでいるのは、誰しも感じるところはあると思う。そして、そんなときに自然の中にいる動物や虫たちのような生き物、或いは田舎の生活などから学ぶことがたくさんあるのだなあ、と思わされる対談。学んだからといって、すぐに変えられるわけではないのだけど、それでも不自然さに気がつくだけでも価値があるのではないか。

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    2021年12月08日
  • 遺言。(新潮新書)

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    読書開始日:2021年11月27日
    読書終了日:2021年12月4日
    要約
    ①感覚所与を意味のあるものに限定し、世界を意味で満たす。それがヒトの世界、文明世界、都市社会。
    ②都市社会の弊害は全てに意味があることを強い、意味ないものを徹底的に排除する。それにより人間本来の死生観との乖離が起きている。人生についても意味あることへの強迫観念が強いられる。
    ③意識と感覚の違い自体を意識することが重要。
    所感
    養老孟司さんの本は本当に面白い。
    都市社会を、説明によって理解することができた。
    意味の強要。
    自分も経験してきた。
    自分はSNSから距離を置いた。
    この意味の強迫がとても居心地悪かった。
    残され

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    2021年12月05日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 養老孟司 特別授業『坊っちゃん』

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    めちゃくちゃ面白かった。
    『坊ちゃん』に限らず、読者の楽しみ方を学べるテキスト。でも全然テキスト感はなくめ、養老孟司先生のエッセイを読んでいる感じ。口語調だから、自分に話しかけてくれているような感覚になる。

    夏目漱石の魅力も存分に紹介されていて、漱石の本を読破したくなった。

    漱石にしろ、養老先生にしろ、知的な人の頭の中をのぞくのは面白い。

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    2021年11月21日
  • バカの壁

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    昔読めばよかった

    流行った当時、タイトルの意味も分からず、何の興味も覚えなかったが、今読んだら面白い。
    それな!という共感しかない。
    本当に頭の良い人は頭が柔らかいなと、そう思いました。

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    2021年11月13日
  • 養老先生、病院へ行く

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    思わず随所でにやりと笑ってしまう
    養老先生、育児⁉︎の講演会で、人の子育てなんか知ったこっちゃない!と言われてから、大好きに
    「都市の中には意味のあるものしかない
    意味のない存在を許せなくなってしまう」
    この言葉が、心に響く

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    2021年10月21日
  • 養老先生、病院へ行く

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    ネタバレ

    ・読みたい『ライフスパン追いなき世界』
    ・一般に5年たって再発がなければ治癒したとみなされる
    ・死というのは、自分の問題ではありません。よく死を自分の問題と錯覚している人が多いのですが、自分は死んでしまうのだから、問題になりようがありません。
    ・市区町村のがん検診は低額で受けられます。自治体によって金額は異なりますが、500円~100円くらいの自己負担で済みます。
    ・(前立腺がんは)過剰な治療を避けるため、早期の前立腺がんに対しては「監視療法」が国際的な標準治療になっています。具体的には3~6か月ごとの直腸からの触診とPSA検査、および1~3年ごとの前立腺生検を行い、悪化していなければ経過観察

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    2021年10月02日
  • 歳を取るのも悪くない

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    不安障害を持っていても言い訳せずに生きている。
    自分で考え、自分で責任をもって、自分で決めて、動いて生きる。それしかない。生きる意味を考える前に、仕事をして自分を合わせて成長していく。

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    2021年09月30日
  • 養老先生、病院へ行く

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    もうちょっと舌鋒鋭く現代医療批判になるのかなと思っていたら、実に穏やかな現代医療批判だった。

    けっこういろいろな問題が指摘されていると思うけれど、個人的には中川先生が指摘されていた「日本人のヘルスリテラシーの低さ」という話題が一番気になった(気に入った)。

    高度化する現代医療に対して、リテラシーを有することは確かに簡単ではないが、簡単ではないからこそ必要性は高いのではないだろうか。
    またそうしてリテラシーが向上すれば高齢社会における福祉や介護の問題にも一定の成果が見られるのではないか。
    そんなことを考えた。

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    2021年09月21日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    ネタバレ

    世間からはみ出してもいいという2人の主張には救われた気がした。世の中の人たちは絶妙なバランスで生きているんだなと思う。
    多様性が重要だという話で、方言も大事というのは心に刺さった。全員が標準語になれば豊かさが消えるという例は面白かったし、AIの世界がまさにそれになろうとしているという話は少し怖くもあった。

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    2021年09月20日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    世間を囲う見えない境界線の内側になんとか留まる伊集院さんと、潔く外側に出て行って内側を冷静に見つめる養老先生の対談本。一方は理論武装し、他方は自然回帰する。ふたりのズレに対する向き合い方や考え方がおもしろい。幽霊は脳の中にならいるという話もさることながら、思いつめたら猫を見るというのは個人的に大賛成である。先のことをいろいろ考えすぎて煮詰まったとき、猫を見ていると肩の力が抜けて冷静になれる。

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    2021年09月07日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    ■動機
    自分も人も追い込むような仕事をしていた若い頃を振返り、柔軟にどう合わせて行けばよいのかグラついていた為。
    NHK「100分de名著」の伊集院光氏のアシスト振りが好きで、仕事でも参考にしたい為。

    ■要旨
    「『世間』から自分がズレるのが怖く軌道修正しながら生きてきた」伊集院光氏と、「(都市の脳化された)『世間』と(本来自然の生き物である)ヒト・自分はズレているものである」養老孟司氏の対談。(※結論や結論や具体的な解決方法の提示はない)

    ■気づき
    ・「積み上げていけば、右肩上がりになるものだとどこかで思う。積み上げたものが必ず100に到達すると信じていた。」(伊集院) 「そういう学者に出

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    2021年08月16日
  • 唯脳論

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    今考えていること、哲学や社会学を通っていたが、なにか、あっけなくまとめてもらえた感覚だ。一連の終わりみたいな位置だった。少しの間、読書がライトになりそうだ。脳ね。いや体ね。社会も世論も本音と建前ではもううまく出来上がるわけがない。性も死も伏せててなにを語れるんだと。無理に決まってる。食を語って埋葬を語らず。死も体もなし。死んだら画面から消えるゲームの世界。読後にちょっと思った。言わなかったことが言いたかったことだったり、ヒトに信念があるから自然は復讐するんだと、それを理解しない風潮はより悪化していると感じさせた。

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    2021年06月12日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    しょうがない話

    タイトル通り、ずれてしまうのはしょうがないねと、先生と伊集院さんが話してくれるお話です
    先生達にカウンセリングしてもらってるような感じ
    自分以外のずれてる人も折り合いをつけながら生きてるんだな、少なくとも二人は確実にと思わせてくれます
    明日が劇的に変わることは無いけど、しょうがないねと自分を励ませるかもしれない気持ちになりました

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    2021年04月19日
  • 絵になる子育てなんかない

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    子育てに真剣に向き合っている印象の小島さんと、全ては「自然」からの視点で捉える養老先生の子育て対談という、噛み合っているんだかズレているのだかよくわからない対談で面白かった。

    「変質する世界」に収録されていた、ぶっ飛んでいた養老節を思い出す。他のジャーナリストや学者さんが微に入り細に入りコロナ問題を議論する中で、養老先生は人間という生物の生き方そのものとは、みたいな高見からの意見で、印象に残っているのは養老先生のエッセーだけだ。

    第一パンチは「哺乳類の子育てが始まったのは6000万年前。人間はせいぜい25万年でそこに意識を持ち込んで、自然である子供をコントロールしようとしている」という話。

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    2021年03月04日
  • 虫とゴリラ

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    お二人とも大学で教育に携わっていらっしゃったフィールドワーカーなので、やっぱり、教育に関する言葉がズシズシ響く。
    以外、一部引用。

    --心地よいものばかり求めていったら、ダメになると思います。……AIが分析したら、心地のいいものばかりつくる可能性がありますよね。(山極先生)
    --今のような環境に子どもを放り込んじゃうと……ようするにもう、「受け付けない人」ができちゃう。(養老先生)
    --学校って、何かを教わる場所だと、皆さん思っていませんかね。学習というのはようするに「自習」なんですよ。……自分が学ぶ以外に、学びはないんです。(養老先生)
    --学習というのは「自習」と「対話」だと思います。(

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    2021年02月14日
  • 絵になる子育てなんかない

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    まずタイトルにどきっとする。絵になる子育てにしてることってたくさんあるぞ私、と。

    「子育ては自然である。」という養老さんの説に沿って繰り広げられる対談本。

    面白かったのはテレビでホームドラマが流れるようになって、一個のカメラが撮っている画像を全視聴者が見るという非常事態が続いているという話。目は普通共有してなくて皆違うものをみてるのにそれを忘れてしまっていると。母親が見ているものと子供が見ているものは違うのだということ。

    そしてわるい叔父さんの意義。その人の器なりの人生。社会でどうやって人の役に立つか。二地域居住制。どん底に落ちたら掘れ。

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    2020年12月25日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    ネタバレ

    1人めの養老先生の「私の人生は「不要不急」なのか?」という問いでガツンと来る。数に限りがある人工呼吸器を若い患者、高齢の患者どちらに使うかで、現実にトロッコ問題が発生しているとは。「トライアル・アンド・エラー」ではなく「トライ・アンド・エラー」という表現は相変わらず気になる。伊藤隆敏さんのページにもあるように現金給付は一律じゃなくてもよかったんじゃないかと思う。ブレイディみかこさんのページにあるように普段質問しなかった子がオンラインだと質問するようになったみたいな予想していなかった変化は今後も起こるだろう。

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    2020年09月22日